男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

公爵家の宮殿に生を受け、パブリックスクールと陸軍士官学校を出て将校となる。若き時分から葉巻と昼寝の習慣を持ち、西インドとインドで帝国的視野を拡げ、政治家に転身しては名演説で議会を主導し、閑職にある時は絵筆を握り、ときにレンガ積みに精を出し、優れた文筆家として晩年にはノーベル文学賞を授かることとなる。1930年代にはヒトラーへの宥和政策を続ける政府を非難し続け「戦争好き」と四方から嘲りを受けた……。
そう、彼こそは、ナチスの惨禍から英国と全ヨーロッパを救った男、チャーチルである。本書は、植民地主義時代の大英帝国の盛衰と、その一生涯を帝国と共にした彼の足跡を「帝国主義者」としての側面から追う評伝である。
・若き将校時代から自身の体験談による著作をものとしたチャーチル。著作からは、アジアの土民や「ホッテントット」を調教する「帝国的使命感」が窺える。不快だが、当時一般の白人支配層の認識でもあったのだろう。
・第一次世界大戦の戦車、飛行機と潜水艦の導入を指導したのが彼だったとは知らなかった。
・第二次世界大戦に臨むにあたっての名演説「血、労力、涙と汗」とフルトンでの「鉄のカーテン」演説は、永遠に語り継がれるであろう。

2002年にBBCが企画した「偉大なイギリス人」で見事一位を獲得しただけでなく。5ポンド紙幣にその肖像が印刷された、絶大な人気を誇る人物、チャーチル。その彼をもってしても制止できなかったのが「帝国の解体」だ。世界大戦後、民族自決は当たり前のものとなり、旧来の帝国主義的な行動は許されなくなった。チャーチルはこのことを理解していたにもかかわらず、それでも死ぬまで帝国主義者を貫こうとしたのか……。ある意味、潔い人生だったと思う。

世界史リブレット 人 97
チャーチル イギリス帝国と歩んだ男
著者:木畑洋一、山川出版社・2016年2月発行
2020年11月11日読了
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最終日ということなので、神戸から大阪・堺まで出向いてきた。
(2020年11月8日)
ベルマージュ堺弐番館の二階に位置する小規模な美術館だから、建物に価値は見いだせない。その分、展示物で勝負なのに、写真撮影が許可されないのは日本の美術館の悪しき風潮だな。
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■修業時代
ミュンヘンでの修業時代。ノルマをこなすだけでは上達は見込めない。ミュシャの「一日16時間働いてなんぼ」とのセリフが印象に残った。その成果あって印刷物の挿絵の仕事を得るが、ブレークする前の静かな印象だ。

■パリでの活躍
サラ・ベルナールのポスター「ジスモンダ」を突貫工事で仕上げたことから、派手なパリ・デビューとなる。『椿姫』『メディア』の本物など、アール・ヌーヴォー全盛期の華やかなパリ時代のミュシャ作品最もミュシャらしい作品群が展示されていた。
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■新たなる道へ
1900年パリ万博。ベル・エポック華やかなりし頃の雰囲気を少しはつかめたかな?
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■祖国に帰って
さすがにスラヴ叙事詩は小さなパネルでの解説だけだった。

芸術に触れるのは小さな非日常。次回もまた来たい。
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護国卿クロムウェル。この、王になり切れなかった新教徒はジェントリから身を起こし、国王に与する議員を強制追放するなどして議会を掌握し、王権神授説の支配する近世欧州で禁忌とされる国王の処刑を敢行した。そして欧州中を敵に回しながらもスコットランドとアイルランドを武力で鎮圧しイングランドの支配下に置いた、いわば英国史上の「悪党」にして「英雄」である。
本書は、英国史を彩る「7人の悪党」をピックアップし、その時代の俯瞰を試みる一冊となっている。
・名誉革命の立役者、ウィリアム三世。第三章に示された彼の経歴からは、名誉革命のみならず、オランダ総督、イングランド国王、スコットランド国王、アイルランド国王として欧州各国と同盟し、ルイ14世の野望を挫いただけでなく、確固たる財政基盤を持つ軍事国家としてイギリスを大国にのし上げた功績はあまりにも大きい。その偉大な業績を持つ彼も「オランダ人」として常に国民にさげすまれ、死後急速に忘却されてゆく様は、哀しいものがある。それにして「島国根性」と「集団安全保障」に関する記述は、まるで現代日本のことではないか(p118)。
・パーマストン。あのメッテルニヒから「悪魔の子供」と言われ、ヴィィクトリア女王にも忌み嫌われた、英国黄金時代の外相、首相である。彼は「世論」と「新聞」を駆使しつつ、LiberalismとNationalismの風潮をかぎ取ったConference Diplomacyを主導し、Pax Britanica時代を築き上げた功労者である。ローマ市民演説(p188)はその最たるものと言えよう。ただし中国・日本・インドには容赦なく、Imperialismを萌芽させた人物でもあり、アジア人にとっては確かに「悪党」だったといえよう。
・『一人の人間の存在が歴史を大きく変えうる』(p282)こと。すなわち『チャーチル・ファクター』とは現役の英国首相、ボリス・ジョンソンの言葉である。まさにチャーチルがいなければ世界史は異なる様相を見せていたであろう(おそらく大日本帝国も存続し続けていた)。その彼も第二次世界大戦前は孤立し、対独融和ムードの中で悪辣な言葉を投げられる存在だったのか。また「サミット(頂上会談)」が彼による造語だったとは知らなかった(p271)。

「臣なき国王」クロムウェルの最期は病死とあっけなく、その死後は「悪党」とされ、遺体を掘り返されて議会の尖塔に吊るしさらされるなど、きわめて悲惨なものだ。だがチャーチルが国王の反対を押し切って戦艦に「クロムウェル」と命名するなど、彼が英国史に記憶される「英雄」であることは疑いない。パーマストンも皆に嫌われた一匹オオカミながら、70歳を超えて砲艦外交(すべてを見渡す目と強力な腕:p188)により、確かに英国を栄光の座へと導いた「英雄」であった。チャーチルについては言うまでもない。
チャーチルの章で著者が述べる「全人類的な平和の構築という考え方を生み出す素地」(p284)としての大英帝国には、僕も賛意を表する。
人物を基軸に時代を俯瞰すると、歴史はここまで面白くなる。グローバル・ヒストリーと絡ませればさらに興味深くなると思う。

悪党たちの大英帝国
著者:君塚直隆、新潮社・2020年8月発行
2020年11月7日読了
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悪党たちの大英帝国(新潮選書)
君塚直隆
新潮社
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6時30分起床。猿沢池を散歩。晴れてよかった。
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■2020年11月1日(日) いざ、東大寺大仏殿へ
「さるさわ池 よしだや」をチェックアウトし、タクシーで奈良公園へ向かう。初秋とはいえ、良い感じに色づいているぞ。
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南大門を経て、中門へ。
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拝観料を支払い、いよいよ東大寺大仏殿へ。
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実に40年ぶりの対面です。
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御尊顔をクローズ・アップ。
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大仏さんの背面です。
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本殿内は見所がいっぱい。
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いやぁ、楽しめたぞ。
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■二月堂
ゆるやかな階段と坂道を上ると、そこに二月堂はあった。
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内部へは入れないから、景色を楽しもう。
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ループバスに乗って春日大社へ向かいます。

■春日大社
そうか、七五三の季節か。
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巫女さんは美しい。
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回廊には燈篭がいっぱい。かの徳川綱吉公も奉納したとされる。
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御神木
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こりゃスゴイ。
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春日大社、ここも良かった。
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バスで近鉄奈良駅へ向かい、昼食は中華料理。興福寺を経由して旅館へ戻ります。
荷物を車を回収し、帰路へ。はやめの15時に出発。
阪奈道路を経由して阪神高速へ。京橋サービスエリアで小休止のあと、17時に無事帰宅できました。


今回の旅で使用したカメラ機材は次の通り。
・カメラはSONY α7RⅣ
・レンズは3本。ともに活躍してくれたけど、リュックがとても重かったです。
 SONY SEL24105G(F4/24~105mm標準ズーム)←大活躍
 SONY SEL1224GM(F2.8/12~24mm超広角ズーム)
 CARL ZEISS Batis 2.8/135(F2.8/135mm望遠単焦点)


最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

今年はコロナ・ウィルスのせいで海外旅行に行けないから、国内旅行に力を入れています。

京都へは何度も訪れたが、奈良へは小学5年の遠足で行ったきり。
鹿の鳴き声(幻想?)とGoToトラベル・キャンペーンに背中を押されて、小旅行を敢行してきました。
人出はまぁまぁ。外国人が本当に少なかったです。

【参考データ】
宿泊先:さるさわ池 よしだや(1泊)

■2020年10月31日(土)法隆寺へ

今回はマイカーでの旅行となる。8時20分に自宅を出発。第二神明道路、阪神高速神戸線と環状線、松原線を経由し西名阪有料道路へ。香芝サービスエリアで小休止のあと、法隆寺ICで一般道へ下りた。

近傍の駐車場(一日500円)に駐車し、参道を歩く。
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第一の目的地、法隆寺には10時20分に到着し、南大門と正対す。
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拝観料1,500円? しかたがないなぁ……。
でもその価値はあったと思う。

西院伽藍へ入ると、五重塔と金堂が見えてくる。
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平山郁夫画伯の筆によるもの、とある。
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仁王さんが良い感じだ。
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西院伽藍の中は、飛鳥時代を思い出させる(?)世界だ。
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五重塔の内部へは入れないんだな。残念。
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大講堂
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大宝蔵院では仏像と聖徳太子像を鑑賞できる。

夢殿。美は細部に宿る。できた当時はさぞかし美麗だったんだろうなぁ。
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昼食は参道沿いにあるレストラン「太子堂」で「梅そばと柿の葉寿司」セットを注文(1,100円の良心的プライス)。梅蕎麦は初めて食すも美味でした。
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13時に再出発、奈良の中心部へ向かいます。

■猿沢池と興福寺
まずは旅館に荷物を預け、近隣の提携駐車場に車を停めます。
本当、猿沢池の目の前にあるんだな。
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坂を上がって興福寺へ。ここは想像よりも広い。おもな見どころは東金堂、国宝館、そして再修復なった中金堂となる。
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興福寺中金堂。ここへ来たかったんだ。仏像は見事だが、内部は撮影禁止だった。
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東金堂は外れだが、国宝館は大当り。拝観料金分を存分に楽しめた。
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北円堂は期間限定の特別拝観らしい。ここも仏像ばかりだ。
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それにしても、鹿のかわいいこと! 離れた場所からの撮影には、Batis2.8/135が大活躍した。
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■ならまちを散歩。
普通の商店街ではなく、古都のイメージを活かした「ならまち」は歩いていて楽しかった。でも、狭い道路に車がバンバン入ってくるのは関心しないなぁ。
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■さるさわ池 よしだや
https://www.nara-yoshidaya.co.jp/

ここはこじんまりとして良い旅館だった。料理も〇。
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続きます。


明治39年の作品。『三四郎』とも『虞美人草』ともずいぶん趣が異なるがとても面白い。坊ちゃんの直情的だが胸のすく言動には正義感があふれ、その不器用さとも相まって人物の魅力を高めている。
・狸校長、赤シャツ、山嵐、野だいこ、うらなり君。個性の多彩な登場人物は良いのだが、マドンナをきちんと登場させてほしかった。
・「~ぞなもし」との土地言葉に対峙する江戸っ子の気概も、いたずらっ気の多い生徒たちとの格闘と、下宿へ戻ってからの骨董責め(笑)に遭う様子が滑稽だ。こうなると「親譲りの無鉄砲さ」もかなわない。「天麩羅蕎麦とだんご禁止令」も面白い。
・一章のラスト、清ばあさんとの別離の場面、それに再会してからのラストへの流れが実に良い。つまり、坊ちゃんにとってのお袋さん、か。

「人間は好き嫌いで働くものだ。論法で働くものじやない」(八章ラスト)はその通り。世知辛い濁世にあって、この精神は持ち続けたいな。

漱石全集第二巻
坊ちやん
著者:夏目金之助、岩波書店・1994年1月発行
2020年10月25日読了
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坊っちゃん (新潮文庫)
漱石, 夏目
新潮社
2003-04T


■2020年10月18日(日)門司港は快晴

すがすがしい朝の門司港の光景
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プレミアホテル門司港の朝食はビュッフェ。といっても従業員の皆さんがアクリル衝立の向こう側でよそってくれるので、大変そうだ……。
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さっそく連絡船に乗り、下関側は「しものせき水族館 海響館」へ。
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■しものせき水族館 海響館
日本最大級を誇るペンギン村は圧巻。1月の南極旅行を思い出したぞ。
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南極でも希少種のヒゲペンギンだ。
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ペンギンは水中を「飛ぶように泳ぐ」鳥だ。
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この飛び込みよう。こういった光景をみられるのも、水族館ならではか。
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イルカとアシカのショーもなかなかだった。
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■巌流島へ
唐戸より連絡船に乗り、波しぶきをかぶりながら巌流島へ向かう。乗船時間10分で到着。
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う~ん。ここは4年前と同じく、武蔵と小次郎以外、何もない。
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フラッシュを持ってくるべきだった。
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■みかど食堂
時刻は14時前。昼食は門司港駅にある「みかど食堂」をチョイスした。
せっかくなので牛カツのコースを選んだ。美味だったが、サーブに時間がかかりすぎだ。
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店内はモダンで良い感じ。
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図書館。これの本物を大連で見たことがあるぞ。
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さて、戻ろうか。

JR九州で門司港から小倉へ出て、新幹線のぞみ52号で小倉から姫路経由で西明石へ。
19時30分には帰宅できた。


今回の旅で使用したカメラ機材は次の通り。
・カメラはSONY α7RⅣ
・レンズは2本。ともに活躍してくれたけど、リュックがとても重かったです。
 SONY SEL1224GM(F2.8/12~24mm超広角ズーム)
 SONY SEL70200GM(F2.8/70~200mm望遠ズーム)


最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

るるぶ山口 萩 下関 門司港 津和野’21 (るるぶ情報版地域)
ジェイティビィパブリッシング
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門司港と下関へは2016年3月に訪問したが、門司港駅は改装中だったし、一日で回り切れなかったので消化不良気味……。「Go Toトラベル」と「どこでもドアきっぷ」をフル活用し、もう一度行くことに決めました。

【参考データ】
2020/10/17(土)
 新幹線こだま841号 西明石7:23発~姫路7:34着
 新幹線さくら545号 姫路7:45発~小倉9:36着
 JR鹿児島本線 小倉9:53発~門司港10:07着
2020/10/18(日)
 JR鹿児島本線 門司港16:06発~小倉16:19着
 新幹線のぞみ52号 小倉17:10発~姫路18:53着
 新幹線ひかり522号 姫路19:05発~西明石19:15着

宿泊先
「プレミアホテル門司港」(10月17日一泊)


■2020年10月17日(土)「どこでもドアきっぷ」で門司港へ

西明石方面はあいにくの雨だが、新幹線に乗車するまでのガマンだ。
さくら545号の指摘席は満席らしいが、グリーン車は空き空きだ。「どこでもドアきっぷ(グリーン車用)」は2日間乗り放題17,000円なのですごくお得だと思う。
10時過ぎに門司港へ到着。大正3年に完成した新駅舎は、レトロな感覚がたまらない。
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門司港駅から「プレミアホテル門司港」は目の前だ。まずは荷物を預けて身軽になろう。
(写真は反対側ですが。)
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旅先では一番高いところへ行くのが筋ってもんでしょう。
門司港レトロ展望室から関門海峡を望む。
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眼下に門司港駅とホテル。
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対岸の下関の街はこう見える。
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晴れてきてよかった。
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では、門司港レトロの散歩といこう。まずは旧門司税関
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旧大阪商船
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旧門司三井倶楽部。今日はここでランチと行こう。
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美は細部に宿るとは、まさに真言だ。
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2階には、かのアインシュタイン博士が宿泊した部屋が再現されていた。
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ここは、林芙美子関連の展示が充実しているが、撮影禁止なので自粛だ、

昼食は1階のレストランで「海鮮焼きカレー」を食す。で、以前は満席だったのに、今日は空きが目立つ……コロナの影響か。
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まぁまぁだな。

■下関
門司港~下関(唐戸)館は連絡船で5分の距離だ。片道400円は高いが、バス感覚なんだな。
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船着場からタクシーで移動。
タッキーがモデルの源義経と平知盛の像がある「みもすそ川公園」はお気に入りの場所だ。
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長州藩時代のカノン砲。現物は貴重だな。
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バスに乗り、赤間神宮へ。
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日清講和記念館
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■旧下関英国領事館
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まずは2階のティールームへ。ピーターラビッドはここの公式キャラクターなんだな。
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総領事の執務室はハロウィン仕様になっていた。
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ここはお気に入りなのです。
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それでは、連絡船に乗って門司港側へ戻ります。

■プレミアホテル門司港
前回は関門海峡側の部屋に宿泊したので、今回は門司港レトロ側にしてみた。
ジュニアスイートルームはこんな感じ。
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夕食前に夜の門司港をチェック。良い感じだ。
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ホテルの夕食はイタリアン。まぁ合格だな、
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乙女の本棚シリーズの最新作は、待望のマツオヒロミさん! 一ページ目から受ける鮮烈な印象といったら……文豪の妖艶な文章が目の前に浮き上がるように迫る凄みがある。描き下ろしイラストは実に29点。これだけでも価値ある画集としても本書を楽しめる。
・浅草十二階の下の猥雑さ、パノラマ写真、深川の八幡。大正の東京で懶惰な生活を繰り返す若い男が求めるのは「現実をかけ離れた野蛮な夢幻的な空気」(p10)だ。その探求の行き着く先が女装であった。「秘密」を持ち歩く深夜の浅草の街。男は犯罪に付随して居る美しいロマンチックの匂い(p29)に次第に陶酔する。
・「……Arrested at last.……」 かつて上海行きの船中で弄んで捨て去った女に再会し、再びのランデヴーへ。すごく妖艶な女の表情は、マツオヒロミさんならでは(p46)。
・「夢の中の女」「秘密の女」Love Adventureの面白さ(p68)。子供時代に経験したような謎の世界に夢中になると、男には次なる欲が出る。
・「秘密」を暴くこと。それは夢の終わりを告げることである。

圧倒的な筆力に魅惑的な画力のコラボレーションは、実に99年の時を経て作品に新しい色彩をまとわせた。久しぶりに読書の興奮を味わえた一冊となった。

乙女の本棚
秘密
著者:谷崎潤一郎、マツオヒロミ、立東舎・2020年9月発行
2020年10月23日読了
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秘密 (立東舎 乙女の本棚)
マツオ ヒロミ
立東舎
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南極で知り合ったtravel photographerのJustin Niu (@trekrover)さんの記事に触発されて、SEL1224GM(F2.8通し)を購入した。

旅行の際にはSEL1224G(F4通し)を携行していたのだが(つけっぱなしではない)、照明の極度に少ない城内や博物館などでの撮影では「暗さ」を感じることがあり、ついF2.8の誘惑に負けてしまった。SONYストアでお値段345,200円なり……。これまでに購入した最高金額のレンズとなる。
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さて、SEL70200GMに続き、自分にとって2本目のG Masterだ。α7RⅣに装着し、門司港と下関でヒトの視界を凌駕する12mm、ズーム全域開放F値2.8の世界を試してみた。

まずはみもすそ川公園の「壇ノ浦の海戦」。源義経と平知盛の像と関門橋の光景を12mmでとらえてみた。
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夜の門司港駅では、ライトアップされた「黒の美しさ」の世界を切り取ってみた。「XDリニアモーター」4基の効果は絶大で、一瞬でオートフォーカスが決まる様は実に快適だ。
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αレンズ史上最大径の前玉、「超高度非球面eXtreme Asphericalレンズ」には「ナノARコーティングII」が施されているとあり、なるほど、耐逆光性は頼もしい限り。
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点光源でも御覧の通り。
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建物の外観と屋内の撮影は超広角12mmレンズの十八番でしょう。
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フィルターこそ実装できないが、レンズ一体型フードとレンズ前面のフッ素コーティングで安心感が持てる設計だ。だけど高いレンズだから、傷を付けないよう細心の注意が必要だ。撮影の合間にはレンズキャップを被せるよう習慣づけないと。ところで、このレンズキャップはまだ別売りされていないようだから、失くしたら悲劇だな。

想像ほど重くはなく、感覚的にはSEL24105G装着時と似た感じ。小型なので取り回しも楽だ。
すべてにおいて最高得点の予感。しばらくは付けっぱなしにして、いろいろと撮影してみよう。



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