なになに? 2019年10月26日からエアーズロックが登山禁止になるだって? これは行かねば!
というわけで、お盆休みを利用して、駆け込みでエアーズロック(ウルル)の頂上まで登ってきました。
ついでに、世界三大美港を擁するオーストラリア最大の都市、シドニーも満喫です。

いつものひとり旅ではありますが、今回はツアー参加となりました。

【参考データ】
往路便
 2019年8月10日 関西空港20時25分発QF034便、シドニー行き
移動便
 2019年8月11日 シドニー空港10時40分発QF5660/JQ660便、エアーズロック行き
 2019年8月13日 エアーズロック空港14時15分発QF5661/JQ661便、シドニー行き
復路便
 2019年8月15日 シドニー空港9時55分発QF033便、関西空港行き
 は台風10号の影響で「一日遅延」となり、
 2019年8月16日 シドニー空港11時30分発QF033便、関西空港行き
 となった。

・エアーズロック宿泊先:VOYAGES SAILS IN THE DESERT(2泊)
・シドニー宿泊先:SHANGRI-LA HOTEL SYDNEY(2泊)、NOVOTEL BRIGHTON BEACH(1泊)

写真機は二つ持参した。
・Sony α6000(メインカメラ)
・Ricoh THETA SC(全天球カメラ)

今回の旅のテーマはただひとつ。「ウルル! 大自然の光景を愉しもう!」


■人生初のオーストラリア大陸なんです。

2019年8月10日(土)大阪・神戸は晴

14時に家を出る。暑い。なかなか来ないバスとJRを乗り継ぎ、三宮へ。関西国際空港行きのバスは空いている。車内で「地球の歩き方・オーストラリア」を読み、テンションを上げるのだ。
16時5分に空港到着……おびただしい人の群れだ。バスはあんなに空いていたのに……。C国語がかまびすしいな。

海外旅行保険(5,000万円コース)は8,730円、両替は100,371円が1,300AUDとなった。レート悪し。
集合時刻まで余裕があるので、英国屋でコーヒーとストロベリーワッフルを注文(1,080円)。甘党には至福のひと時。

化粧室で半袖シャツを機内用の長袖シャツに着替えてっと。おや、QF034便の出発時刻が20時25分から21時5分に変更されたようだ。

さて、集合時刻18時25分の少し前だが、団体カウンターへ向かう。近畿日本ツーリストからe-ticketを受け取り、その足でカンタス航空のカウンターへ。高校生の大団体が並んでいるぞ。困っていたら、ビジネスクラス用のカウンターへ通してくれた。ありがたい。通路側の席はトイレに近い最後尾のみしか空きがない? 本当かなぁと思いつつ、ツアー客用の安チケットの弱みもあって、窓側の席にせざるをえなかった。
おや、おなかの調子がよくないぞ。グルルル……。

18時55分にセキュリティパスを通過、19時1分に出国完了。で、日本人用はすべて自動ゲートに置き換えられたんだな。出国スタンプは希望者のみ捺印とある。もちろん、ポン。

19時20分か、時間が余って仕方がない。カフェでビールとパスタを注文(1,480円)。20時までビールをちびちび飲んで時間を過ごす。
20時30分に28番ゲートへ。あれ? ボーディングはまだ先? コンビニでお茶とジャンボフランクフルトを購入。こうやって肥えるわけだ。
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21時15分にやっとボーディング……機体はA330-300。だぁ~~、エコノミーシートは狂いそうな狭さだ。しかもシートは翼の真横で、景色がほとんど見えない。エンジンの横だからうるさいかも。う~ん。
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文句はさておき、シドニーまで7,789キロ、9時間10分の旅が始まる。
21時38分、テイクオフ。安全飛行でお願いします。
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22時50分に夕食が出る。典型的なエコノミー食だし、白ワインは安物。。。
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就寝前の音楽を愉しみます。ウォークマンは今日も絶好調。
……トイレに行く際に、寝ぼけててイヤホンを失くしてしまった。アホか……。
時刻は25時。眠れないまま、まんじりと過ごします。

■2019年8月11日(日)航空旅行は続く。

6時15分、機内が朝モードに変わった。ほとんど眠れなかったなぁ。外気温はマイナス50℃。そして朝食はこんなものか。
トイレは長蛇の列で、高校生多し。話をしてみると、彼らは大阪・開明高等学校の生徒さん(偏差値高し!)で、シドニー周辺で語学研修(ホームステイ)をするのだそう。その数120名。いいなぁ。楽しんできて! オーストラリア人に関西語を教えると喜ばれるぞ、きっと。
http://www.kaimei.ed.jp/
そうこうしているうちに、機体は朝もやのシドニー湾を降下開始。おおっ、オペラハウスが見えた!
7時55分にランディング。
8時20分に入国完了。ここもe-Gateで、入国スタンプはなし。効率的だけど面白くないなぁ。
スーツケースもすぐに出てきた。上着を取り出して着用。空港内といえども、こちらはやはり寒い。

「ないよりマシ」なので、免税店でSONYの安物イヤホンを購入(23AUD)。オーストラリア初の買い物がこれか。

出口で旅行会社のサインを見つけて集合。9時1分、国内線へ移動のため駐車場へ歩き出す。15分後には国内線ターミナルに到着した。さて、噂のジェットスターはどうだ?!
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搭乗手続きは旅行会社の係員がすべて行ってくれた。ありがとうございます。

機内で食するランチは、お寿司を選択した。そういえば係員いわく、エアーズロックにはろくな店が無いという。水が必要なので、これも6本購入した。店員さんは「なんで?」って顔をしていたなぁ。
オージー・オスシ、楽しみです。

で、49番ゲートに到着。日本人が9割だぞ。「エアーズロックを登るのは6割が日本人、3割がオーストラリア人」と何かに書いてあったが、本当だな。いや、実感としては日本人8割だろう。

10時15分ボーディング。狭い! こまったもんだ、3時間のしんぼうか。
そして外は6℃ときた、寒い! こちらもしんぼうか。

11時に離陸したは良いが、揺れる、揺れる。上昇中も揺れは激しく、これまで体験したことのない揺れだ。(上層に滞空してからは安定した。)

さて、お待ちかねの昼食です。サーモンの「オージー・オスシ」と、これもオーストラリア限定と思われるビール「KIRIN MEGUMI」(2本も飲んだ)の組み合わせは幸せじゃないですか。
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オージー・オスシ、MEGUMIとも実に美味でした。

機内ではひたすら音楽を聴く。機内放送……あれ? 国内便なのに日本語だ。

しかしノーザン・テリトリー州の荒れた光景と言ったら! 緑すくない沙漠の中に、ポツンと巨大な岩山。エアーズロックが存在感を示していた。
地表に近づく……本当に何もない。すごい地形だな。
14時にランディング。ジェットスター機、そう悪くはなかったな。

おお、空港も土が赤い! 土と灌木のほかに何もない光景は、日本のそれとあまりにも違いすぎて、来てよかったと本当に思わせてくれる。
「早く行け!」って、空港係員もロマンがないなぁ。
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トイレでひげを剃り、爽快です。
小さな空港ロビーで現地観光会社(AAT)から個人個人のパンフレットを渡される。ここの観光は、AAT社が仕切っている感じだ。
お盆なのか、日本人があふれかえっている。完全にキャパオーバーだと思う。

14時57分にバスに乗車、15時6分に出発。
荒涼とした光景を愉しみつつ、時計を30分戻してっと。
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14時51分にホテルへ到着。とりあえずスーツケースを預けます。

15時10分、ワルパ渓谷へ向けて出発。係員の説明に耳を傾けよう。
・この国立公園は大阪府とほぼ同じ広さ。こんな公園がオーストラリアには200か所もあるという。
・先住民族アボリジニは、写真撮影不可
・カタ・ジュタ、ウルルとも、先住民の言葉、ピッチャンジャラ語によるもの。欧米はそれぞれマウント・オルガ、エアーズロックと呼んできた。
・カタ・ジュタ(マウント・オルガ)奇岩群は36の岩山からなる。カタ・ジュタとは「たくさんの頭」を意味する。
そうこうするうちに車窓からカタ・ジュタ奇岩群がみえてきた。
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■Kata Tjuta カタ・ジュタ奇岩群(The Olgas)

15時55分、ワルパ渓谷の散策を開始。散策道が整備され、歩行は非常に楽だ。
う~ん、壮大! 巨大なマウント・オルガは圧巻の一言だ。
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・あれ、カメラのシャッターがおかしくなったぞ。どうしたSONY。電池を着脱しても復旧しない。……設定リセットでなんとか元に戻った。危ないなぁ。
・散策路で韓国人家族と写真の撮り合いをした。カムサ・ハムニダ、ありがとうと笑顔で別れる。ガバメントの関係はどうだがしらんが、ピープルの関係はこうでなくっちゃね。

赤い土にも灌木と岩の光景にも慣れたころ、16時50分にワルパ渓谷の散策は終了。展望ポイントへ向かいます。
それにしても、冬なのに暑いなぁ。

展望ポイントでは、カタ・ジュタ奇岩群の全景を見ることができた。美しいなぁ。
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次は、ウルルのサンセット鑑賞だ。

■Ayers Rockエアーズロック(Uluru ウルル)

会社が用意してくれたシャンパンを片手に、夕刻の彩を変遷させてゆくウルルを鑑賞。
スナックをほおばりながら、写真を撮り合った母娘さんに教わった「逆さウルル」を試す。良し。
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ああ、一瞬間だけ姿を見せてくれた、夕陽に赤く染まるウルルは、なんて美しいんだ。
(すぐに黒い岩山になってしまった。)
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実に良かったぞ。

■南十字星、遥かなり

サンセット・ビューイングエリアから移動し、夕食&星空観賞会場(サンセット・スカイ)へ。
Googleスカイマップを利用し、南十字星の位置を確認。あれ? よく見えないぞ。月と火星と木星はよく見えるけど。
テーブルに案内されてBBQがはじまった。牛肉、カンガルーなど数種類の肉は美味だった。
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夕食後はすべての照明が消され、星空観賞会に。おおっ、星々が良く見えるぞ。感動的だ!

本日の観光はこれで終了。
21時30分にホテルへチェックイン。
VOYAGES SAILS IN THE DESERT 

十分な広さは快適さにつながる。いいぞ。
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疲れましたが、旅は始まったばかり。