2019年8月14日(水)
■朝焼けのシドニー湾は実に良い。
6時40分起床、快晴。
ホテルの窓からはオペラハウスとハーバーブリッジが一望できる。素晴らしい眺めだ。
朝食は7時30分~8時20分と長居してしまった。オムレツは◎、ヌードルは△ってところか。それにしても、盛り付けセンスZEROだな。
8時50分、観光に出発。
あかん、日差しが強すぎる。メガネの上にオーバーサングラスを装着して、戦闘準備完了です。
昨夜と同じ道を、ロックスに向かい、途中からサーキュラーキーへと歩みを向ける。ああ、この感じ! シドニー湾の爽快な風が頬を撫でてくれる。
サーキュラーキー。ここはフェリー、クルーズ船、鉄道駅の交差するシドニー交通の要衝で、観光の中心地でもある。
シドニー湾クルーズの発着点を確認し、東へと向かう。東アジア系、欧米系、東南アジア系など、多様な人種が行き交う歩道を300メートルも歩くと、シドニー第一の象徴、オペラハウスにたどり着く。外観鑑賞は後にして、先を急ごう。
15分ばかり湾曲する海岸通りを歩いて、ミセスマックォーリーズ・チェアに到着。期待した通り、素晴らしい眺望が僕を迎えてくれた。
ミセスマックォーリーズ・チェアは、これがそうか。
公園内はこんな感じ。
そうか、シドニー湾の東、ウルムルーベイは海軍の拠点でもあるんだな。航空母艦(強襲揚陸艦かも)と駆逐艦の迫力ある眺めはそれだけでも素晴らしい。
なんとも複雑な形状だなぁ。
サーキュラーキーの北側ではLRT開業準備の真っ最中。タクシーを捕まえて次の観光ポイントへと向かいます。
■オーストラリア海事博物館
11時に到着。よくしゃべる運転手だったなぁ。
オーストラリア海事博物館。ここはキャプテンクックの復元船からイラク戦争時の駆逐艦、退役潜水艦の内部を公開するとともに、オーストラリア大陸への移民の歴史を展示するとある。楽しみだ。
それにしても「MUSEAUM ミューシーウム」とは良いネーミングだ。
駆逐艦バンパイヤ号
潜水艦。艦首の形状がユニークだ。
では、入場料金32AUD(高いぞ)を支払って入場です。入場券の代わりに、手の甲に赤くて丸いスタンプ。「日の丸♪」って、係員のおばさまはお茶目だ。
まずは駆逐艦バンパイヤ号へ。リュックをロッカーへ入れろって、こっちは高飛車なおばさん係員だなぁ。
内部へ入ります。平日だけあって中学生がはしゃぎまわっている。キャプテンズ・シートに座って号令を出したりと、わかるぞ、うん。
いまで言うCICルーム。数多い扇風機が泣けます。
士官室にはオーストラリアの国家元首=ずいぶんと若い頃のエリザベスⅡ世女王の写真が掲げられている。
ブリッジからの眺めはこんな感じ。
お次は潜水艦です。
通路も寝室も狭い! 士官室も例外ではない。
機関室。血が騒ぎます。
キャプテンクックのエンデバー号。その復元船だそうです。
内部は、一部は天井が低くて(90cm!)苦しいぞ!
船はいいなぁ!
さて、博物館本館を観よう。
内部は、先住民を大量虐殺してアングロ=サクソンがオーストラリア大陸を占領する様子、第二次世界大戦中のヨーロッパからの移民船の様子、現代のオーストラリア海軍まで、およそ海事に関する事柄のオンパレードだ。
でも、期待したほどではなかったなぁ。
海軍のヘリコプター。
18世紀の世界地図。日本は……本州はわかるな。
いつのまか12時30分だ。外は猛烈な暑さ。博物館内のカフェでビールをひっかける。
博物館の位置するダーリングハーバーは再開発が盛んだ。
シドニー中心街、その名も「シティ」へ向かいます。時刻は12時50分。
■シドニー中心街を歩きます。
この、レトロ感満載のクイーンビクトリア・ビルディング(QVB)は気に入った。内部は高級ショッピングセンターとなっており、翌日も再訪することになる。
われらが女王(と当時の人は呼んだに違いない)、ヴィクトリア。この彫像は本人に近いと思う。(数ある肖像画は美人に描きすぎ!)
内部の時計。何かしかけがあるんだろうなぁ。
ピット・ストリートを歩きます。それにしても、ハイドパーク、ヘイマーケット、キングスクロス……シドニーにはロンドンの地名がいっぱいだ。
■シドニー・ハーバー・クルーズ
本日のメインイベントだ。サーキュラーキー6番埠頭へ到着。
ベルトラのバウチャーをちゃんと印刷して持ってきたので読んでみる。
ふむふむ。13時40分にサーキュラーキー6番埠頭へ集合せよ。パスポートを持参せよ。飲食物の持ち込みは禁止。
パ ス ポ ー ト を ホ テ ル に 置 い て き た ぞ 。
ダメもとで窓口へ突進。はい、予約ならこの通り(とバウチャーを見せる)。ミステイクでパスポートをホテルに置いてきてしまって……ジャパンの運転ライセンスなら顔写真付きであります。
ノープロブレム? パスポートはいらない?
ありがとう! 窓口のおばさん! 気のせいか、若く美しく見えてしまいます。
14時20分まで時間があるし、外は猛烈な暑さだ。埠頭のカフェでビールをひっかける(本日2杯目)。
6番埠頭2番ゲートには日本の高校生がいっぱいだ。例の語学研修の面々かな?
出発。船内でビール(本日3杯目)を調達し、上甲板へ上ります。
やはり軍艦は存在感が違う。このサイズだと航空母艦ではなく、強襲揚陸艦だな。
(いずれF-35Bを搭載するらしい。)
港をずいぶんと離れて、ここからコースターンだ。
シドニー・タワーは目立つ。
いいなぁ。
時刻は16時前だが、日の傾くのが早い。こっちは冬であることを思い出させてくれる。
サーキュラーキーを海側から見る。
1時間45分のクルーズは終了です。ありがとう、SYDNEY2000号。
■ロックス
……ダブリンやロンドンの街並みに比べたら、どうってことないや。
これをもってシドニー観光は終了、16時40分にホテルへ戻ります。もう歩けないぞ。
窓からの景色。眼下にロックス、前方にハーバーブリッジとオペラハウス。良い感じだ。
夕食はルームサービスをオーダーした。今度こそ正真正銘のオージービーフだ! 赤ワイン+ワンタン麺との組み合わせも良いだろう。
「台風10号の影響により、明日8/15の関空行きフライトは8/16出発に延期となった」
まぁ予想通りの展開だが、明日の話だ。
続きます。
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