男ひとり旅の美学

[旅の恥は書き捨て]ってことで。あと、BMWと読書感想文も。

2006年01月

不器用でも真っ直ぐな駅長、佐藤乙松。この男には「定年後の人生」なんて無い。そんなことは考えない。

鉄道員として生きて、生きて、死んでゆく。

仕事一筋の男をここまで真摯に演じてくれるとは……。やはり高倉健は本物です!

クライマックス近く、原作がフラッシュバックされるせいか、思わず涙が"じわっ"と。

「雪子か?」の場面は実に良いですね。良いのですが……所詮、広末涼子はアイドルなんだ、と再確認しました。(すでに過去の人でもあります。)

それにしても、浅田次郎です。「蒼穹の昴」、映画化しないかな?(5年くらいかかりそう。)

平成18年度~20年度 NHK経営計画なるものが公表された。
http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/keikaku/index.htm

WEBではひっそりとpdf形式だが、TVは違った。
1月24日19時のニュース。他の重大ニュースをさしおいて、この関連だけで延々と3分以上も報道する異様さ!
「H2A型ロケット8号機打ち上げ成功」なんて20秒で終わりのくせに!

やれ、経営計画をまとめた、関係省庁に提示された、放送のスクランブル化には反対の立場だ。予算はこれだけ、受信料未払い者には法的手続きを取る、等々。

これのどこがニュースなんだ? NHKの予算は日本国民の予算だとでも言いたいのか? 自分たちの組織を守るための戯れ言なんて誰も聞きたくないし、自己弁護に終始する映像なんて見たくないぞ!

さらには1月25日、ゴールデン枠の21時から22時の時間を贅沢に使って放映されたのが
「NHKはこう変わります~3か年経営計画」
だ。
このヘッポコ番組も、受信料を湯水のように使って作られてるんだから。
何考えてるんだか。

いちおうフォローしておきましょう。
クローズアップ現代、毎日欠かさずに観ていますよ。高い受信料を払……(略)。

この映画、近年の「無理矢理こじつけたような右煽動おぼっちゃまマンガ」路線に便乗したような、イヤらしい意図が感じられます。
また、「目の肥えた映画人」ではなく、1stガンダム世代か、その下の20歳代がターゲットなんでしょうね。

まぁ、その辺りをまったく考えないで観ると、やはり戦争物! 男には実に面白いですね。
(女性にはいまひとつかもしれませんね。恋愛要素も「おまけ」みたいなものだし。)
キャスティングも絶妙です。艦長を演じる役所広司もハマリ役ですが、柳葉敏郎演じる副長が良いですね! 「ついて行きます!」と言いたくなります。

それでも、つっこまずにいられないなァ。
1.原爆
どうして投下された午後に、海軍予備役士官(艦長ね)だけでなく、回天搭乗要員の一般兵まで「原子爆弾」の名を知っているのか?
米軍内でも極秘開発された兵器であり、当時の日本では一部を除いて「新型爆弾が投下された。破壊規模は不明」レベルの認識だったはず。
(実態と把握するため、わざわざ東京から幹部が視察に飛んだ、と記憶しています。)

2.女
ナチスの取得した「被験体」にもかかわらず、どうしてあのヘアスタイルなのか? 髪も立派な資源なんで、本当は丸坊主のはずだ!

どうしてあのボディなのか? ろくに食事も与えられなかっただろうから、もっとガリガリにやせこけていたはず。

ナチス・ドイツの囚人であるなら、あんな綺麗で健康な美女でいられるハズがないことは、ホロコーストの文献や映画で十分に認識されるはずなのですが。
(それじゃ、エンターテイメントに不足か。仕方がないですね……)

3.艦砲
旋回式主砲塔を有する最新鋭の潜水艦。それは良いのですが、あの主砲の「蓋」は、どうやって開閉されるのでしょうか?
劇中では二本同時に開放されていましたが、砲身の外部にそれらしき機械・電気装置は見あたりません。不思議だ。

4.魚雷
ローレライがあるとはいえ、どうして百発百中なのか? それもスクリューにピンポイント! ……命中率は五〇%に満たなかったはず。

もっと突っ込みたいのですが、やめておこう。

なお、原作者(福井晴敏「終戦のローレライ」)によれば、この作品はガンダムを意識して創られたそうです。大人の始めた戦いに引きずり込まれる子供たち。物語を通じて、一人の少年が大きく成長する姿を描く、等々。なるほどなぁ。
(引用:こっそりと買ったガンダムエース(角川書店刊))

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