男ひとり旅の美学

[旅の恥は書き捨て]ってことで。あと、BMWと読書感想文も。

2007年10月

紀元前五世紀のアテナイに住む若き知識人、パイドロス。当時の売れっ子文筆家、リュシアスの自宅で新作を直に聴いて興奮収まらぬ彼は、帰路、日課の散歩を愉しむソクラテスと出会い、早速披露する。「人は自分を恋する者ではなく、恋さない者をこそ恋するべし」との主題で書かれた文章だが、これを聴いたソクラテスは……。

プラトン初期の対話編。恋(エロース)に対する人間の見方と"神の目"を通じての見方を導入部に、、魂の状態がどう影響するのか、真実と真実らしきこと、表面的な技術と"本質を理解した"技術の違い、単なる文人と哲人の差異等が語られる。
恋と弁論術の根幹は実は同じ=哲学的なものであり、表面的かつ人間的な見方と、神と向き合った自分の目を通じた真の見方との違いが、論理的に述べられる。
魂の大宇宙への旅路と、人間の肉体との関わり等の辺りには、キリスト教以前、古代ギリシャのオルペウス教の影響が垣間見られるそうだ。(宗教そのものの記録は少なく、プラトンら古代人著作の中に現れる中から類推するしかないそうだ。)

ΦΑΙΔΡΟΣ(Phaidros)
パイドロス
著者:プラトン、藤沢令夫(訳)、岩波書店・1967年1月発行
2007年10月14日読了

<飛行船>世界最大「ツェッペリンNT」で遊覧クルーズ事業
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000074-mai-bus_all

ジャンボジェット機、ボーイング747より大きい飛行船で遊覧飛行が始まるそうです。
世界に3隻しかない大型飛行船! でも乗客定員8名?(ナチスのヒンデンブルグ号は100名だったはず。比較するのは酷か。)

関西ローカルTV局の雄、サンテレビで毎週土曜日に放映される「タマラとめぐる世界のケーキ」と言う番組で、アメリカ合衆国は北東部、ペンシルバニア上空を優雅に飛ぶ気球で、地元特産のケーキを食するのを見た。(たしか、2007年10月13日放映分。)
ジェット旅客機ではなく、のんびりと気球や飛行船にに乗るのもいいなぁ、と思っていたタイミングで、このニュースです。

それにしても、JTB西日本(大阪市)主催なのに、何故東京都心で開始なのか。まぁ、いずれは関西圏でも運行されるだろうから、待つこととしましょう。

で、気になるお値段は……12万6千円より。う~ん。
(3万円くらいにしてほしいなぁ。)

世界的に有名なこの作品、実は鑑賞するのは初めてだ。
三船俊郎、渋いなぁ。

ラストシーンは人間世界の不条理そのもの。
野武士全員の死亡が確認された後、百姓たちは、まるで何事もなかったかのように田植えに精を出す。景気の良い田植え歌に、太鼓と笛の音。誰にも見送られることなく、村を去る侍たち。
最終決戦の前夜、「どうなってもいい」と若武者(浪人だけど)に身を任せた村娘、"しの"。偶然にすれ違う二人。無言で問いかける若武者にも、彼女は目をそらし、過ぎ去る。ただ一度の振り返りで未練を断ち切り、あの一夜は夢幻だったかのごとく、田植え仕事に打ち込む……。
「今度もまた、負け戦だったな」
丘の上に急造された墓地の前で、三船俊郎は言う。
「勝ったのは、あの百姓たちだ。儂たちではない」

黒澤明監督、1954年、東宝作品。
TVサイズじゃなくて、ビスタサイズで見たかった。

売れ行き好調な、FRハッチバックの1シリーズ。先日、クーペが発表されたが、ついにオープンの登場だ!

http://www.nikkeibp.co.jp/news/car07q4/547035/

http://www.bmw.com/com/en/newvehicles/1series/convertible/2007/experience/phase_1/experience.html

数年前、BMWマガジン誌上でコンセンプトカー、CS1の優雅な写真を見たときの衝撃がよみがえった。(2002年のモーターショー、ジュネーブショーで実車が披露された。)
たしか、現行7シリーズが発売されて間もない頃だったと記憶している。
1シリーズベース、シャンパンゴールドのスモール・ボディ、4シーター・オープン。ヘッドライト周りは現行3シリーズE90よりも優雅であり、そのシートは、斬新なコンセプトを採用したユニークかつスマートな形状だった。
ひと目で「欲しい!」と思った。
そのコンセプトを継承しつつ、量産を考慮して、今度の1シリーズ・カブリオレの姿になったのかな?

3シリーズ・カブリオレ(335i)の後ろ姿が興ざめだったが、今度の1シリーズ・カブリオレには期待できそうだ。
2ドア・4シーター・オープン、電動ソフトトップ、紫外線を反射する特殊レザーシート。そして何より、E30を彷彿させる手頃なボディサイズ!

もしかして現行325iよりも安ければ、購入していいかも。

愛車の320Mスポーツ(E46・M54・2,200cc)は、6年目の点検を終えたばかりで、すこぶる快調だ。当分手放す気は無いのだが……。う~ん!

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