男ひとり旅の美学

[旅の恥は書き捨て]ってことで。あと、BMWと読書感想文も。

2008年06月

カンボジアPKOへの参加を機に、その任務が変貌した自衛隊。
環境の変化がストレスを生みやすくしたのか、借金といじめを苦にしての自殺は後を絶たず、年に90名もの隊員が自らの命を絶っている。本書は、その背景を探り、自己完結型=閉鎖組織の闇の一端を明らかにする。

モザンビークでの輸送調整(Movement Control)任務のレポートが興味深かった。
危険を承知でPKOへの参加を希望する隊員の心理。それは、自分を犠牲にして過酷な任務を体験してこそ、自衛官として胸を張れるとの思いがあるからであり、戦地が急速に復興する様子を見て感じる貢献への手応えが精神的な支えとなる、か。なるほど。

悩める自衛官 自殺者急増の内幕
著者:三宅勝久、花伝社・2004年9月発行
2008年6月18日読了

同時多発テロに過剰に反応し、自らの"力の論理"を振りかざしてアフガニスタン、イラクへ侵攻し、いまなお居座り続ける米国の姿を、中央アジア天然ガス・パイプラインと埋蔵量世界第4位の石油への露骨な執着と利権構造と、ネオコンと大企業の癒着、権力を独占行使する"官"の姿を借りて批判的に描きつつ、自由な一市民の勇気と運命を力強く示した作品だ。

果てしなく続くニューヨークでのテロは治安当局を刺激し、愛国者法による歯止めのない逮捕が続く。自由と民主主義の名のもとに次々と拘束され、言われなき尋問に苦しめられる反戦活動家の姿。かつてのマッカーシズムを凌駕する規模の人権蹂躙が正当化され、社会の崩壊する様子すら垣間見れる。

登場人物の心の動きまで伝わってくるような描写は一級品だし、骨太のストーリーも秀一だ。それだけに、最終段階の謎を残したままの終幕には物足りなさを感じた。

世界一豊かなアメリカでの、黒人の置かれた社会的立場と虐げられた生活と、白人警官の"ニグロ"を見る意識と、手段を問わない権力者の非道な「公務の執行」は、丁寧に描かれる。それは、在日朝鮮・韓国人の置かれた立場を重ね合わせるような、著者の強い問題提起なのだろうか。

ニューヨーク地下共和国 下
著者:梁石日、講談社・2006年9月発行
2008年6月15日読了

ニューヨーク地下共和国 上
著者:梁石日、講談社・2006年9月発行
2008年6月7日読了

3月よりエンジン警告灯が点灯し、スタートさせるたびに点灯、消灯状態を繰り返す。
一度診断したが特に問題もなかったので、そのまま乗っていたのだが……。「災難は忘れた頃にやってくる」通り、ついに異変が発生した。(2008年5月31日)

縦方向のガクブル現象とでも言おうか。上り坂で停車して突然、車体が揺れ始めたのだ。驚いたが、ブレーキペダルを懸命に踏み、ハンドルを必死で押さえていた。30秒程度の揺れで収まったが、走行中に発生しなかっただけでも良かった、としておこう。
このままエンジンの制御が効かなくなり、事故に繋がるのではないか? との不安が過ぎった反面、実は地震だったのではないか? との思いもあり、ローソンの駐車場に停めて携帯ヤフーを見た。地震情報はない。その場からディーラー工場へ電話し、愛車を持ち込んだ。

結局、エンジンルーム内の気化ガソリンを液体に戻し、タンクに戻すための部品=タンクベントバルブが故障し、バルブが開きっぱなしになっているとのこと。一時的にパイプ内の圧力が高くなったせいで、異常振動が発生したらしい。
エンジンの破壊には至らないが、途中でエンジンが止まる可能性あり? やれやれ。
説明と同時に見積りを提示され、すぐに交換・修理にかかってもらった。

その間、店内にあったBMWマガジンとカーグラフィック誌を読む。1シリーズ・カブリオレ(120i)は魅力的だ。乗ってみたいが、実用性を考えると……。(セカンドカーとしてかなァ。)
作業は15分で終了。VISAカードで16,128円。意想外の出費だな。
でも、警告灯は点灯しなくなり、エンジンも快調で万事OKだ。よし、あと2年は乗るぞ!

このページのトップヘ