男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

2008年08月

愛車BMW320(E46・2001年度前期型)の3回目の車検だ。
交換部品が多く、総費用は20万円を超えるようだ。15万円に収まると思っていたのに……(愛車の必要経費だ。買い換えを考慮したら、安いもんだ。E46以上に魅力を感じる車もそうないし。)

で、代車はTOYOTAのVITS(ヴィッツ)。ナビ付きの"わ"ナンバーだ。
できるだけ小さな車を希望したから、わざわざレンタルしてくれたのかな?

FFだから運転感覚が違う。加速もかったるい。ブレーキも不安だ。
でも、小さい。自宅の駐車場に収めると、余裕、余裕。

コンパクトカーもいいな。
またまた1シリーズ・カブリオレが欲しくなってきた。

http://toyota.jp/vitz/

語学力、ITリテラシー、論理思考力と構想力に重点を置く教育を進めないと、ただでさえ遅れているネットワーク社会への対応が遅れ、日本が衰亡すると警鐘を鳴らす。
6年前の著書だから技術的内容の古いのは否めないが、企業、社会のIT化に際して指摘された問題は、現在も解決されておらず、大前氏の目は確かだ。
(外国人IT技術者、明治時代の戸籍、等々。)

・ぼんやりネットサーフィンをするのではなく、ネットだけで課題を完遂する(目的を持ってネットに接する)。
・向上心を死ぬまで持つ。
・必要なのはITスキルと英語力と財務力。

お盆休みに旅行したアメリカとカナダでは、英語力の不足をイヤと言うほど味わった。
またITは日本がより進歩しているはずなのに、携帯を持参しなかった自分が「ひどい後進国の人間」に思えて仕方なかった。
(アメリカ人が日常で携帯"情報ツール"を使いこなしている姿を見て、惨めな思いがした。)
まずは携帯を買い替えよう。(いまどきmovaを愛用しているなんて"ありえない……"。)

PATHFINDERⅢ
サラリーマンIT道場
著者:大前研一、小学館・2002年3月発行
2008年8月30日読了

会社の技術研修所へ講習を受けに来ている。
宿泊施設のカーテンを開くと、真正面に名古屋ドームだ!
テレビもラジオもインターネットも無し。この特異な環境で過ごす、ちょっとした非日常を楽しんでいる。

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夜、ベルギー産ヒューガルデン・ホワイトを試した。ビンの底に沈んだビール酵母をお好みに応じて混ぜるのか。うん、旨いぞ。ほど好い濁りも苦味に寄与しているようで、後味も爽快だ。

三日間の講習も明日で終わり。帰り道には味噌カツでも味わうか!

1990年代後半に盛り上がったIT(情報技術)ではない。
本書はI、インターネットとチープ革命、そしてオープンソースが引き起こす「情報」そのものに関する革命的変化を解説する。特に、物理的なインフラを含め、ネットの「あちら側」に基軸をおいた革新的な企業、グーグルの哲学とその戦略には、本書を読んで舌を巻いた。
「世界中の情報を組織化し、誰からでもアクセス可能にする」ことを実現するため、30万台ものコンピュータシステムを自製し、ネットのあちら側に全ての情報を蓄積し、広告料だけで運営する。そして、ユーザはすべての機能を無料で利用できる。社内のすべての情報が開示された環境で、複数の博士号集団による絶え間ない開発と競争が行われる世界。人間を介在させず、すべてをコンピュータが処理するシステムを目指すテクノロジー集団。
ヤフーや楽天でさえ時代遅れであるような印象を抱く。
「パソコンに情報を記録する」行為すら時代遅れになるのも、すぐ目の前か!

それにしても、この世界の加速はすさまじい。
ブログ、ソーシャルネットワーク……WEB2.0。ウィキペディア、ユーチューブの登場と発展でさえ、もはや驚かなくなってしまった。

そして、総表現社会。何かを表現したいアーティスト予備軍には、無限の可能性が開かれているわけだ。
でも、そんな予備軍も無限に増殖する。ケータ小説のように、同じようなコンテンツとその表現者が無数に存在するわけだから、抜きん出るにはよほどの才能が必要だ。やはり"研ぎ澄まされた感性"と容易にまねのできないアナログ"な"熟練技術"がクローズアップされるんだろうな。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
著者:梅田望夫、ちくま新書・2006年2月発行
2008年8月20日読了

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