男ひとり旅の美学

[旅の恥は書き捨て]ってことで。あと、BMWと読書感想文も。

2016年02月

2015年4月30日(木)、快晴

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(ベルクール広場のルイ14世)

リヨンのホテルを1泊延長し、ジュネーブのホテルはキャンセルした。
飛行機も5月1日片道分を予約した。
で、この飛行機代が正規料金(!)なので、えらく高くついたのです。

朝食後、ベルクール広場の傍にある薬局に出向く。緑十字は世界共通でわかりやすい。
Efferalganを購入。5.5ユーロ。
10分歩くだけでも辛い。困ったぞ。

で、ホテルへ戻ると爆音が……。フェラーリが間をおいて2台、しかも1台は美女付き。
そういえば、朝食時のレストランではヤケに体格の良い男たちが多数いたが、プロのスポーツ選手のようだ。フロントにも○○のカンファレンスとあったから、プロサッカーチームか何かだろう。

午前は部屋でゆっくりと過ごす。

■市内周遊オープンバスに乗る

午後、ベルクール広場へ出る。最後にリヨンの街を一周しようとオープン・ツアーバスに乗ることにした。
これなら足に影響はないだろう。

15時発のバスに乗る。Lyon City card利用で5ユーロ割引の17ユーロ。
2階は屋根なしの開放席で、風が心地良い。

旧市街と半島中心部を巡るルートで、昨日出向けなかった半島の北側、南側も観ることができた。

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パリではフランス国旗+EU旗が掲げられているのをよく見たが、ここリヨンではリヨン市の旗+EU旗のパターンが多かったな。
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夕食はルームサービス。ミネラルをたっぷり摂取しないとね。
 Fresh Vegetable Soup
 Minced steak with fried egg
 Darjeeling tea
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■2015年5月1日(金)、帰国です
6時10分起床、外は雨だ。
7時50分にチェックアウトし、一路、リヨン・パール・デュー駅へ。
8時5分にリヨン・パール・デュー駅到着。タクシー代15ユーロ。

リヨン・サンテグジュベリ空港まではローヌ・エクスプレスなる専用列車を利用する。
8時15分に乗車・出発。チケット自販機で苦戦していたら「乗車後に車内で購入するんだよ」と誰かが教えてくれた。メルシー。
15.8ユーロ。空港まで結構高くつくなぁ。

車窓はパリとまるで異なる。日本の新興住宅地と言われても違和感のない光景だ。

ちょうど30分後にリヨン・サンテグジュベリ空港駅に到着した。
この駅の構造は興味深い。
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空港でフランスのアニメ雑誌を3冊購入。17.9ユーロ。
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リヨン空港にも小規模ながらエールフランスのラウンジがある。カフェ・マキアートとクッキーで小休止。

11時7分、パリCDG空港行きAF7641便take off。機内では紅茶が出たが、ビジネスクラスだとティーパックすら別物なんだな。

それは良いのだが、CDGへは12時15分に到着した。予定より15分遅れ! 大阪行きのAF292のターミナル2Eはこの2Fから遠い。自然に速足になる。ええい、2E行きシャトルバスがなかなか来ない。
小走りでボーディングタイムギリギリの12時50分に出発ゲートM28に到着すると
「出発は10分以上遅れる」ときた。あのなぁ。

おかげで、お土産のマカロンを購うことができたのだが。

エールフランスのビジネスクラスは正解。左足を延ばして休むことができた。

乗客が少ないため、今回はビジネスクラス横並び3席を占有できた。実に快適。
でも、期待していた食事は、なんだかショボイぞ。
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しかも、プレミアムエコノミークラスはタッチパネル式の10.4インチ液晶パネルなのに、ビジネスクラスはタッチパネルじゃないとな。
何ということだ。
食事も1年前より明らかに劣化してるし、「乗りたい」との気持ちが失せるな……。
エールフランスは、料金半額のプレミアムエコノミークラスで十分なのかも。
いやいや、やはりトータルサービスはビジネスクラスの方が上だな。

映画『アメリカン・スナイパー』はイラク戦争時の伝説の狙撃兵が主人公。残酷シーンあり。帰国後の精神的不安定からの脱却と突然の死。でも英雄であることは間違いない。

23時45分(6時45分)、朝食が出る。う~ん。エコノミーよりはマシか。
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外気は-60℃。

8時40分に無事に帰国できた。良し。


【今回の旅の教訓】

1.無理して歩いてはいけない。メトロやバスを有効活用するべきである。
2.計画的な行動が重要だな。

駄文にお付き合いくださり、どうもありがとうございました。

< La Fin >

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2015年4月29日(水)、8時起床、晴

永井荷風の『ふらんす物語』にしつこく登場したローヌ川を見下ろせる部屋を選んだ。
素晴らしい眺望! ローヌ川の流れは早い。

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朝食はコンチネンタル・ビュッフェだ。これは美味だった。
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さて、お散歩開始。
ベルクール広場のインフォメーションセンターで地図をもらい、Lyon City cardを購入(2日券。32ユーロ)


■リヨン歴史地区、ガダニュ博物館

1998年に世界遺産に登録された一帯。なるほど、中世の趣があって実に良いが、完全に観光地化している。
ソーヌ川を越えて旧市街へ。
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ジャン教会からサン・ポール教会あたりが旧市街のハイライトか。良い雰囲気だ。

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さらに細い道を逆向きに南へ歩く。
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Musse Gadagne ガダニュ博物館へ。思ったより大きい。
内部の二つの博物館のうち、リヨン歴史博物館を観る。
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なるほど、ローマ時代のガリア植民地の首都だった街はシルクで発展し、ナポレオンを迎え……。
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■フルヴィエールの丘からリヨンの街を見下ろす

ケーブルカーでフルヴィエールの丘を登る。Lyon City cardでフリーパス。
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ノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂はすぐだ。
風景を愉しみ、聖堂内を見学しつつ、時間を待つ。
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14時20分、聖堂内ツアーの受付が開始された。Lyon City cardでフリーパスだ。
ギリギリ人数内に入れた。

で、まさか、集合場所=スタート地点で立ちんぼのまま、わからないフランス語の説明を30分も延々と聞かされるとは思いもよらなかった。
すでに足は棒になり、階段を昇るのが辛い。
なるほど、周りに外国人は少なく、説明に頷きあって、ほとんどフランス人なのか……。

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よく見れば展示の説明書きにも英語はなし。フランス第二の都市なのに、これはないよ。
その後も長い説明が繰り返される。不機嫌。
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だが、塔の頂上から見下ろす光景は、溜まった不満を一掃してくれた!

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ツアー終了は16時。長かったな。
隣接するカフェで小休止。カフェオレは3ユーロ。


■ローマ時代の遺跡
紀元前43年にできたとされるローマ劇場跡。収容人数1万人?
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リヨンがローマの植民都市だった時代の遺跡を展示するガロ・ローマ博物館を観る。
ここもLyon City cardでフリーパスだが、正直、遺跡は見飽きたな……。

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■ソーヌ川クルーズ

ケーブルカーで丘を降り、クルーズ船乗り場へ。
18時、ソーヌ川クルーズ開始。正確にはボートツアーだけど。
Ile barbeバルブ島までの1時間コース・最終便だ。

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まぁまぁかな。


■エマージェンシーです。

19時30分にホテルへ戻る。夕食はまたルームサービス。
・Pan-sautead beef fillet (France meat)
・赤ワイン

あれれ、左足が痛いぞ。出血してるし化膿したのかな?
何故か左手指も痛い。足裏の体液流出が止まらない。

5時間経由しても状態は変わらず、左足裏の痛みは増すばかり。左足全体が腫れ、頭痛と胸の動悸もするぞ。

24時15分頃、ホテルで紹介してもらった救急病院へタクシーで出向く。
ローヌ川沿い、ホテルにほど近いHopital ST.JOSEPHだ。
受付は英語OK。しかし最初にパスポートの提示が必要とは知らなかった。持参して正解。

24時40分頃、DAFALGANを服用した。解熱鎮静剤のようだ。最初に「強い抗生物質はダメ」と言ったからかな?

27時30分(3時30分)になってやっと治療室へ。
消毒され、何かを飲まされ、患部をカバーされ、「帰国まで触るな」と。
この状態がノーマルで、感染していない、と。本当かね。

28時20分(4時20分)に解放された。
信じがたいことに医師も看護師も英語が通じない。システムも異なるし、ほとほと疲れた。

処方箋が出た。どこかの薬局で薬を購入するのは日本と同じシステムか。

受付で呼んでくれたタクシーに乗る。「空港までと聞いて来たが」ってアホか!

ホテルへの戻りは4時45分。正面玄関横の呼び鈴でフロントを呼び、入れてもらった。

旅行の続行は不可能と判断し、帰国することに決めた。

残念なのですが、続きます。

■サラ・ベルナールの足跡を求めて

Sarah Bernhardt
気になっている女優です。

オルセー美術館の2階、アール・ヌーヴォー建築史のコーナー
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カフェ・サラ。ベルナールの店内にて
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プティ・パレにて
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彼女の音声とか記録映画とか、残っていないかな?

続きます。

2015年4月28日(火)、7時20分起床、晴
パリ最終日です。

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■モンマルトル逍遥
タクシーでピガールへ。
モンマントルの丘を目指して坂道と階段を昇る。
細い道が多く、迷いに迷う。

テアトル広場……まさか、この雑多な店でごちゃごちゃした界隈がそうなのか? そうなんだな。がっかり。
もっと芸術的な雰囲気を求めていたのになぁ。
でもまぁ、周辺の雰囲気は良い。

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サクレ・クール寺院を巡る。
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モンマルトル博物館は小規模ながら良質だと思う。
ルノワールの庭も再現されていた。
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シャ・ノワール
どこかの資本で再現してくれないかなぁ。
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ピガールへ降りるも、タクシーが全然つかまらない。
何とか乗り込み、ホテルへ戻ってチェックアウト。時間(12時)を過ぎてしまったが大目にみてくれた。


■プティ・パレ(パリ市立美術館)

前回時間切れだったプティ・パレを再訪した。
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まずは中庭のカフェで軽食を。カフェオレとケーキで12ユーロ。

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お気に入りの作品を二つ。
Paul Albert Steck『Ophelie』(1894年)
水中のオフェーリアの表情としぐさがなんとも言えない。
緑と白を基調とする色彩も良い。
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Leon-Francois Comerre『Bicyclette au Vesinet』(1903年)
前回同様、お気に入り。
きりっとした美少女はやはり良い。
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アール・ヌーヴォー時代の屋内。良いなぁ。
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■TGVに乗り遅れて大凹み

プランタン百貨店、ギャラリー・ラファイエット百貨店を見たが、中国人観光客で溢れている。
これじゃ大阪・梅田や神戸・元町のほうがマシというもの。

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ホテルで荷物をピックアップし、メトロに乗ってリヨン駅まで無事に着いたのはOKだが……

TGVに乗り遅れた!

原因は切符に書かれた発車時刻16時19分を手帳に転記する際、「59分」と書いてしまい、こればかり見ていたためだ。

チケットカウンターへ並び、直近の列車のチケットを購う。
TGV6687号、16時57分発の一等車を確保できた。
料金は133ユーロだが、嬉しいことに、乗り遅れた列車との差額61ユーロで許してもらえた。メルシー。

新幹線とシステムが異なり、初めてだらけ。次は失敗しないぞ。

16時58分に出発。でも英語アナウンスなし。エアコンは発車してからの稼働ときた。
合理的なのか、乗客無視なのか。

新幹線のような社内販売カートはない。代わりにビュッフェ&売店車両があり、紅茶とオランダ風ワッフルを購入した。5.7ユーロ。
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車窓に見えるは畑と牧場ばかり。

リヨンに近づくと、風景がパリと異なってきた。
雲が低く垂れこめ、天使か何かが降臨してきそう。なるほど、カソリック信仰の盛んになるのがわかる気がする。

18時55分にリヨン・パール・デュー駅に到着。
よく見ると大きなポスターに「乗車1時間前には駅に着くように」と書いてある。
新幹線のほうが良いな。
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タクシーでホテルへ向かう、ソーヌ川沿いは大渋滞。24ユーロもかかった。

19時30分、ホテルSofitel Lyon Bellecourソフィテル・リヨン・ベルクールにチェックイン。
この五つ星ホテルは素晴らしいところだと後で知る。
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夕食はルームサービスにした。
Roasted free-range poultry(ローヌ地方名産の地鶏)
Creme Brulee(フランス名物のスイーツ)
白ワイン
サービスでカフェオレを付けてくれた。
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満腹になったところで続きます。

■アンヴァリッドへ

コンコルド広場からプティ・パレ、グラン・パレを経由し、アレクサンドル三世橋を抜ける。このルートが一番好きだ。

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16時10分にアンヴァリッド到着。二両の戦車がお出迎え。「ガルパンはいいぞ」

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ナポレオン一世の墓を見た。
ドーム教会の中央地下に鎮座する巨大な大理石の棺は、ネルソンのそれを凌ぐだろう。

RIVOLI、PYRAMIDES、MARENCO、AUSTERLITZ、IENA、FRIEDLAND、WACRAM、MOSCOWA、と。
棺の周囲に刻まれた地名は、すなわち英雄の足跡。
12体の女神に見護られて眠ること200年。彼を超える英雄は、さて、現われるのだろうか。

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■軍事博物館

アンヴァリッド内の軍事博物館。
ルイ14世の甲冑、近世の小銃、騎馬兵の姿などから、20世紀の軍事兵站に至るまで幅広く展示されていた。
日本の戦国時代~徳川幕府時代の甲冑は……撮影禁止だと?

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「陸軍の恥」といった記録もキチンと残されている。
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帝国陸軍の軍服もあった。1912年のもの。
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1942年まで来た。さぁこれからというのに、18時になって追い出されてしまった……。
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■サンジェルマン地区を歩く

グルネル通り~サンジェルマン通り~サンジェルマン広場へ。
これが有名なCAFE DE FLOREか。次回に入店しよう。
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ボナパルト通りからカルーゼル門を経て、19時ごろにホテルへ戻る。
良く歩いた。左足の裏が痛い。


■ムーラン・ルージュ

20時10分にホテルを出てタクシーでピガールへ。
外はまだ明るく、ムーランルージュらしい雰囲気はない。
だが、内部は往年のナイトクラブの感じが出て良い感じ。
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ショーはFeerie、前すぎる席だったので全体は見渡せない、

まあ、ド派手なショーだ。
ダンスだけでなく、マッスル大会的なショーもあった。

トップレスなのは最初とまどうが、それが自然に思えてくるから不思議だ。
相席はスウェーデン人夫妻とスペイン人男性で、この男性は元ムーラン・ルージュのダンサーだったそうで、サインをもらった。

水蛇と仔馬のショーには驚いた。

終演は23時前。フレンチ・カンカンは想像よりもショボかった。

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続きます。

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2015年4月27日(月)、7時10分起床、快晴
ルーブル美術館、アンヴァリッド、ムーラン・ルージュの日だ。

■ルーブル美術館は朝一番に入場するべし

ホテルからルーブル美術館までは至近距離。8時50分到着。ミュージアムパス保持者も100名を超える行列。それでも開館後にスイスイと進めたのはパス様のおかげ。これだけでも価格以上の価値がある。
すぐに「あの部屋」へ。EVを利用し、他の観光客に先行するのだ。

おお! モナ・リザの部屋には10人もいない。モナ・リザ嬢とのツーショット写真が撮れたぞ!(自粛)
その3分後には超満員御礼の人だかり。ギリギリだったな。

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ナポレオンの戴冠式
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ジャンヌ・ダルク
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アルプス越え
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グランド・オダリスク
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あれ、このドラクロワはルーブル・ランスじゃなかったのかな? ラッキーだ。
『7月28日、民衆を導く「自由」』
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CARAVAGGIO カラバッジョの現物は初めて鑑賞した。衣服の質感、ジプシー女の表情、無垢な騙され男の表情など、良いな。
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『Les Noces de Cana カナの婚宴』ではここの部分が気にいった。
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ギリシャ彫刻ならこの2点だな。
『ボルゲーゼの剣闘士』
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『瀕死の奴隷』
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ミロのヴィーナスの美しさよ。
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リシュリュー翼2階へ。

『宰相ロランの聖母』
今回はこの絵画の鑑賞が目的のひとつでもあるが、意外に小さかった。
権勢を極めた男の、最終的かつ個人的な望みが垣間見えてくる傑作だと思う。
遠方に見える小人物こそ、現生の人間界の姿。そのうちのひとりが作者ヤン・エイクその人らしい。
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『レースを編む女』と『女いかさま師』の対極さも面白い。
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ルーブルといえば宗教画も忘れちゃいけない。
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名画を堪能できた。ニケちゃんも見たし。
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ナポレオン三世の居室
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ピラミッドを出たのが15時。……6時間もいたのか。外は快晴だ。
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チュイルリー公園を東へ歩く。
何をそんなに嘆くのかね……。
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写真ばかりですみません。
続きます。

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2015年4月26日、パリは快晴
この日はオルセー美術館、オペラ・ガルニエ、ポンピドゥー・センターを巡った。

ホテルの朝食はコンチネンタル式。いちおう合格点。
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■オルセー美術館

開館は10時。25分前にミュージアムパス保持者セキュリティチェックの列に並んだが、前に200人はいそう。

今回は1階から鑑賞する。
お気に入りの作品を何点か。

Jules Lefebrre『La Verite』(1870年)
光源は新しい文明の到来を予感させる。構図が良い。
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Edouard Maunet『Olympia』(1863年)
構図、ポーズ、表情、どれも良い。
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Gustave Caillebotte『Vue de toits (Effet de neige)』(1878年)
雪の質感、しんとした街の雰囲気が出ている。
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Edgar Degas『La Classe de danse』(1876年)
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Gustave Caillebotte『Raboteurs de parquet』(1875年)
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Pierre-Auguste Renoir『Le Pont des Arts, Paris』(1868年)
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Edgar Degas『L'Orchestre de l'Opera』(1870年)
オペラ座の影の主役、オーケストラ団員を描いたドガの作品。
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なんだか楽しそう
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旧駅舎の構造物を活かしたこの雰囲気、好きです。
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大時計の向こうに見るルーブルも格別。
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12時45分にオルセーを退館。やはり来て良かった。


■オペラ座、舞台初鑑賞!

オルセー美術館から北上してオペラ・ガルニエへ。
チケット申し込み券を持っているのに、間違ってボックスオフィスに入って並んでしまった。
係員に問い合わせて、正面玄関より入場し、無事にチケットと交換できた。
プログラムも購入。12ユーロ。
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オペラ・ガルニエの外観もそうだが、内部はよりゴージャス。
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物販価格もゴージャスだった。水3ユーロ。シャンパン12ユーロ。

演目はマノン・レスコーを原作としたバレエ『マノン』だ。
実はオペラ座入場が初めてなら、バレエ鑑賞も初めてなのだ。

座席は前から3列目、オーケストラ席と呼ばれる場所だ。真正面寄りのボックス席も選択できたのだが、あえて舞台に近いこの席にした。
オーケストラも良く見える。
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座席は伝統的なスタイルで、マホガニーの座椅子に張られた赤いベルベットの感触を愉しめた。足台も木製。床の赤カーペットは平凡だった。

14時30分、前回(2014年7月)と今朝、オルセー美術館で鑑賞したドガの絵画『L'Orchestre de l'Opera』そのままに、幕は上がった。

舞台は全三幕。
マノン、兄のレスコー、富裕老貴族、学者肌の若い紳士を中心に華やかな舞台が繰り広げられる。

最終幕のセットが斬新だった。
アリゾナの沼地を表現したものだが、結び目ばかりのロープが数十本垂らされた中、マノンは息絶える。
背景は亡き兄と情婦の幻影など、楽しい思い出の走馬灯か。

終焉は17時15分。カーテンコール。
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外は大雨、人だかり。

鑑賞後のティータイムということで、いつものCAFE de la PEIXへ。
オペラ・ガルニエを鑑賞しながらエスプレッソとミルフィーユを愉しむ(25ユーロ)。
前もそうだったが、ミルフィーユはすぐに崩れてしまう。
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■現代美術? すみません、わかりません。

オペラ大通りを300メートルほど南下し、西へ曲がって歩く。
ギャルリー・ヴィヴィエンヌは閉鎖されていた。残念。
さらに歩くとヴィクトワール広場だ。これはルイ14世かな?
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そのままエティエンヌ・マルセル通りを行く。
セバストポリ大通りを南下すると、ポンピドゥー・センターが見えてきた。
ここの4階と5階に目指す国立近代美術館がある。19時に入館。
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で、第一目的の20世紀前半の美術を展示する5階は「5月末日まで閉鎖」?
ガックシ。藤田嗣治を見たかったのに……。

気を取り直して4階のコンテンポラリーアートを鑑賞しよう。

うむ~。理解するには、相応の美術の知識が必要とされるな。
僕には無理だ。

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■パリの夜景の美しさよ
20時10分、カフェ・サラ・ベルナールで夕食とした。
1664ビールと本日のプレートで21ユーロ。牛肉が硬いぞ!

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この店はパリ市立劇場、すなわち元のサラ・ベルナール劇場の1階にあり、彼女のポートレートやポスターが多数陳列されている。以前に入店して気に入ったのだが、今回の接客はいまふたつ。ドリンクだけならベター、レストランとしては二流といったところか。
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夜の散歩もまた愉し。パリの夜景の美しさは筆舌に尽くしがたい、本当に。
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市庁舎
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ノートルダム大聖堂
中国人の団体観光客がうるさい。こんな夜に観光せんでもよかろうに。
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ポン・ヌフ
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ポン・デザール
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ルーブル宮のピラミッドの裏側
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コメディ・フランセーズを観て、22時30分にホテルへ戻る。
左足に靴擦れができてしまった。
……これが後にとんでもない災いをもたらすとは、このときは思いも寄らなかったのだが!
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続きます。

花の都パリはGWの時期がもっとも美しいらしい。今回は南の古都リヨンへも足を延ばした。
だが最終目的地、ジュネーブへの旅は後述の理由により断念するとなった。
まぁ、フランスの救急病院も体験できたし、良しとしようか。

【参考データ】
往路便
 2015年4月25日 関西空港11時25分発AF291便、パリ行き
復路便
 2015年5月3日 ジュネーブ・コアントラン空港10時30分発AF1643便、パリ行き
 2015年5月3日 CDG空港発13時45分発AF292便、関西空港行き
の予定を急きょ変更して、
 2015年5月1日 リヨン・サンテグジュベリ空港10時50分発AF7641便、パリ行き
 2015年5月1日 CDG空港13時45分発AF292便、関西空港行き

パリ宿泊先:Hotel Brighton(3泊)
リヨン宿泊先:Sofitel Lyon Bellecour(3泊)

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(夜のルーヴル美術館も良いものです。)


■2015年4月25日(土)、フランスへ向けてtake off!

早めにチェックイン。ゴールデンウイーク前半だけあって関西空港セキュリティチェックは長い列だ。
両替は520ユーロ(レート132円)と230フラン(レート129円)。十分だろう。
スカイマイルのゴールドメダリオン特典を利用して関空ラウンジへ。タキシングする航空機を眺めつつ白ワインと寿司をつまむ。

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エールフランスは久しぶりのプレミアムエコノミーシートだ。
以前は用意されていたはずのスリッパが、ない。持参して正解だった。
座席は大型エンジンの真横。いい感じではあるが、眠るのは無理だな。
オットマン付きのシートは良いなぁ。シート幅、前後ピッチとも満足できる広さの設計だ。

上空から日本アルプスを眺める。富山から日本海へ抜ける直前の眺望には満足した。

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13時15分に昼食が出た。仔牛のソース掛けは美味。シャンパンも赤ワインも美味。
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東シベリア上空。河が凍っているのが良く見えた。

あれ? 昔は利用できたプレミアムエコノミークラス用のミニ・バーがなくなっている。
こうやって航空会社のサービスレベルはどんどん低下してゆくんだな。

長い長い時間を音楽で過ごす。
Miles Davisの『L essential』はピンとこないな。
Django Reinhardtの『Swing de Paris』はむせび泣くギター、特にMinor Swingが良い。

バッテリーを新調したXperiaもWalkmanアプリも快調だ。
moraからダウンロードしたてのTRUE 『Dream Solister』(響け! ユーフォニアム)は最近のお気に入りだ。

映画『バンクーバーの朝日』を鑑賞。後半にかけての盛り上がりが良かったが、1941年12月7日にすべてが暗転するのは辛い。
外はペテルブルグ上空。20時48分、先は長い。

ストックホルム上空、外気温-54℃か。少し頭痛がしてきた。

21時40分に夕食。これはエコノミークラスと共通。いつもの固くて美味しくないパスタだ。

機内はひどく乾燥するので、マスクはかかせない。
現地時間16時50分にシャルル・ド・ゴール空港へ到着。長かった。

17時10分に入国。インフォメーションセンターでParis Museum Passを購入。二日券で42ユーロ。
これが、今回の観光で効力を発揮したのです。パリ観光の必需品。

17時30分、ロワッシーバスでオペラ・ガルニエへ向けて出発。バス代は11ユーロ。9か月前は10.5ユーロだったのに。
車内はニダ、ニダとうるさかったな。
18時25分、オペラ・ガルニエに到着。観光客はまだ少ないのかな。

で、まさかの「高貴なバンドーム広場」をスーツケースをごろごろ転がして歩くぶざまな姿で南下し、ホテルBrightonに到着。


■絶景! ルーブル、オルセー、エッフェル、グラン・パレ!

今回はリヴォリ通り、チュイルリー公園に面するHotel Brighton オテル・ブライトンに宿泊する。
およそパリらしくない名前のホテルだが、pen誌2007年2月15日号の「一冊まるごと、ルーブル美術館。」特集号に掲載され、気になっていたのだ。
で、記事にあった「ルーブルの風景を独占できる、眺めのいい部屋」を期待してチェックインしたのだが……。
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想像を超えた絶景に歓喜!

ルーブル美術館、オルセー美術館、チュイルリー公園
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エッフェル塔、オベリスクとグラン・パレ
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この眺望を独占できて満足だ!

■ルーブル宮殿は、それ自体が至高の芸術作品

景色に眺め入って遅くなってしまった。さぁ、歩こう。
チュイルリー公園に入って西へ。
ルーブルの外観はどの方角から眺めても良い。ディテールも申し分ない。
伝統的な様式に大中小のピラミッドが加わった構図が見事。

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ライオン門を出て左岸へ渡る。サンジェルマン・デ・プレを目指したはずがあらぬ方向へ。しかも突然の雷雨ときた。

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著名なカフェ、LES DEUX MAGOTSで夕食とした。
1664ビールとグリルド・ビーフターターで36ユーロ。高くついた気がする。

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ボナパルト通り~ルーブル宮殿経由でホテルの412号室へ戻る。

で、バスル-ム。四星ホテルなんだから、バスタブの仕切り板くらい装備してほしいものだ。
これを除けばまずまず快適なホテルだったと思う。

続きます。

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