男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

2019年11月

ヴィクトリア女王、ウィリアム・モリス、シャーロック・ホームズ、ビートン夫人、コックニー、建築、アフタヌーンティー、食、シェリー酒、V&Aミュージアム。われわれ日本人になじみ深い事物も、あまり知らない事柄も、これらイギリスを知るキーワードはヴィクトリア女王治世下で出現し、瞬く間にアメリカ、そして世界に広まっていったことが、君塚直隆、東山あかね、新井潤美、小関由美をはじめとする執筆陣によって紹介される。
・ヴィクトリア女王のダイヤモンド・ジュビリーを記念したアルバムが現存するという(p62,65)。一度でいいから見てみたいな。
・ヴィクトリアン・スタイルの建築物。興味をそそられるその外観と内装の特徴は第6章に詳しい。「ヴィクトリアン・フロアスタイル」(p123)は現在の日本でも十分に通用すると思う。
・グレート・ゲーム。この言葉がキップリングのKIMから広まったとは知らなかった(p74)。
・あこがれのアフタヌーン・ティ。お茶を注ぐ瞬間のコミュニケーション(p147)。現存するヴィクトリア朝時代の邸宅を改造したホテル(p153)でいただければ、より楽しめそうだ。
・ヴィクトリア&アルバート博物館。万国博覧会のコーナー(p201)は僕も訪れ、当時の熱狂が目の前に甦りそうな体験に興奮したことを覚えている。本書によると、ここは世界で初めてレストランを併設し、これも世界初の瓦斯灯が設置された博物館であるという。モリス・ルームにヴィクトリア女王専用のトイレに、ヴィクトリア女王生誕200年を記念しての小冠(p8)……ここは何度訪れても新しい発見がありそうだ。

どの章もポイントがわかりやす記述され、良く知らなかった事柄も興味深く読み進めることができた。
巻末に、より深く理解するための関連図書も億録を付けてくれたらなお良かったんだが……贅沢か。
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SONYミラーレス一眼カメラα6400にはストロボが内蔵されているが、実際はズームレンズや広角レンズを装着すると、影ができてしまって役に立たない。(僕の腕が悪いせい?)
かといって大きな外付けストロボを装着するとAPS-Cカメラのコンパクトさが損なわれてしまう。
そこでコンパクトな本製品にたどり着いたしだい。
・布ケース、望遠用レンズ、ホットシューカバー、スタンド、クイックガイド、日本語取扱説明書が附属する。
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・α6400に装着してみると910グラム(電池込み。レンズはSEL1670Z)。予想より重く感じるが、問題ないレベル。
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・発光部の傾斜は0,20,40,90度でロックされるが、ファインダーを覗く際にもまったく邪魔にならず、絶妙な設計だ。
・操作は簡単。電源スイッチ長押し3秒で電源ON。緑のSTATUS LEDとオレンジのTTLモード(デフォルト設定)LEDが発光して準備完了。
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・発光後、STATUSが赤に変わる。これが緑に戻れば発光OKとなる。新品電池で切り替わりに約3秒かかる。
・電源スイッチはカメラ本体と連動しないので、注意が必要だな。
・発光部には望遠用レンズが取り付けられる(まだ使っていない)。
・バウンスは垂直方向のみだが、ここは割り切ろう。
軽くて操作は簡単。つまり、旅行に最適ってこと。

近距離では光量十分。なによりスタイリッシュで僕的には「合格」。良い買い物をしたと思う。

SONYミラーレス一眼カメラα6000の広角レンズとして、安価なSEL16F28とVCL-ECU2(ウルトラワイドコンバーター)の組み合わせ(35mm換算で広角18mm)を装着していたが、なにか物足りない。で、次回の海外旅行に備えて、思い切って買い換えることに。

・購入にあたっては、SONY純正のSEL1018(10-18mm F4 OSS)と迷いに迷って、悩みに悩んだ。かたや超広角15mmと手振れ補正とズームに魅力あり。かたやZeissだが単焦点で実機レビューも少ない。でも、手持ちのSEL1670Z(Vario-Tessar T* 16-70mm F4)の画は好みだし……。えいっ。期待を込めてこちらを選ぶことに。

・カメラ本体よりも豪華なパッケージに、特徴的なボディとフードとキャップ、説明書と保証書。収納袋はなし。
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・Carl Zeiss純正のPLフィルタも同時購入。14,782円は高いなぁ!
・α6000に取り付けてみると良い感じ。重さはカメラと合わせて680グラム。許容範囲内だろう。
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試し撮りしてみて、これまでのSEL16F28とVCL-ECU2との差が僕でもわかった。
(ただし、暗い室内では期待できなさそう。)
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α6400に標準ズームレンズSONY SEL1670Zを装着、望遠ズームレンズにSONY SEL70350G(70-350mm F4.5-6.3)、広角レンズはCarl Zeiss Touit 2.8/12。予備カメラはα6000ガンメタリック塗装機。しばらくはこのラインナップでカメラの世界を愉しもう。

……SIGMA単焦点レンズContemporary C016(換算45mm・F1.4)も魅力的だなぁ。(レンズ沼にはまる?)




人間のみならず、およそ生けるもの全てに過酷な運命を強いる地、アフガニスタン。19世紀末のこの荒れた山岳地帯で、なお孤独に活動するはイギリス帝国、そしてロシア帝国のスパイである。グレート・ゲームに身を投じた男たちの執念の残滓が、9年の時空を超えて、パリ、そしてロンドンで火花を発する。
パリ、ノートルダム寺院を臨むカフェで、東洋風の風采の怪しげな人物と邂逅するアイリーンとネル。近づいてくる男の口から自分の名前が発せられた瞬間はさぞかし驚いたであろうが、それは新たなる冒険の序曲にすぎなかった。
パリ近郊・ヌイイのゴドフリー邸から出でてパリを駆け巡るアイリーンとネル。そして物語はロンドン、ベーカーストリート221B番地へ!
上巻17章で、ワトスンと「憂鬱な」パーシー・フェルプス氏との会話に登場するは、アフガニスタンでの「マイワウンドの戦い」だ。物語はホームズ正典の『海軍条約文書事件』とクロスし、面白さが急激に加速する!
・モンマルトルで話しかけてきたトゥールーズ=ロートレックの絵画を買い、劇場の楽屋で両腕にヘビを巻きつけたサラ・ベルナールとその息子と会話し、彼女のパーティ会場で「アイリーンを指名」してきたロシア皇后マリア・フョードロヴナに謁見し、歌曲を披露する。数々のエピソードが物語を盛り上げてくれる。
・モンマルトルの丘を行くアイリーンの「ナイルグリーンとティーローズのストライプが入った『ウォルト』のドレス、バラの刺繍の裾、帯状のアイリッシュレース」に、ボン・マルシェ百貨店で買ったというネルの「青とクリーム色の軽いウール地のドレス、真っ赤な幅広の飾り帯」(上p180)サラ・ベルナール邸でのネルのパーティドレスは「ナイルグリーンのチャイナクレープ地に黒いウォータードシルクの飾り帯」、アイリーンの『ローズ・デュ・バリー』のドレスは「黒いベルベッドのドットを配したピンクのチュールで覆われ、両肩、バッスルには先端に金色を配した黒のリボン」(上p209)、そして『ティファニー』のダイヤモンドのネックレスとブレスレッドなどなど、女性作家らしく、ファッションの描写はこまやかだ。当時の服飾の華やかさが垣間見られるようで、これは愉しい。
・ワトスンが肩と足の両方に銃弾を受けたことになっているのは、ホームズファンへの愛嬌? 「足の傷」の解釈はおもしろいが、銃創と〇傷とでは異なるから、少し無理がある。
・「その人の……プライド」(下p118)そう、それは大切なものだ。
・アフガンの現場で手に入れた「裏切りの暗号用紙」が、9年後のロンドンで、恩人のジョン・ワトソンを危機に陥れる。知らぬは本人ばかりなり。
・下巻、「あの男」の登場には驚かされたが、なるほど、こうやってホームズ物語につながってゆくんだな。
・「そんなの誰にだってできるわ!」「もちろん。でも、実際にやろうとする人がいる?」(下p157)この探求心、大事です。
・「そのとき私は悟った。自分自身が列車なのだと。人生という線路が……それらは旅を加速させ、驚きに満ちた……おもしろいものにしてくれる」(下p234)僕もこのように意識して生きたいものだ。

ヴィクトリア朝時代のロンドンに顕現した男の気概と女の心意気を愉しめたが、ラスト・34章は中途半端。33章で終わったほうがすっきりしていたのかもしれない。31章から33章の内容が良かっただけに、この歯切れの悪さは残念だ。

カバーイラストが前2作『おやすみなさい』『おめざめですか』のマツオヒロミさんからアオジマイコさんに交代し、作品イメージが「麗しき美しさ」から「妖艶さ」に変わったような気がする。

IRENE AT LARGE (A SOUL OF STEEL)
ごきげんいかが、ワトスン博士 アイリーン・アドラーの冒険(上巻・下巻)
著者:Carole Nelson Douglas、日暮雅通(訳)、創元社・2019年6月発行

明治期の渡欧者の「志」と「行動力」はずばぬけている。官費留学生、新聞特派員、私費での漫遊者など立場は様々だが、神経衰弱に陥ったとされる漱石とて例外ではない。明治から昭和初期にかけて倫敦に渡った数多の日本人。本書は、彼らが見て、感じて、理解したその表象と意味を探求する。
・和田博文さんによるプロローグは実に興味深い。1928年になっても日本のイメージは「ミカド、マダム・バタフライ、人力車、ゲイシャ、富士山」だったとは驚愕だ(p56)。さすがにサムライはないが、国際連盟常任理事国なのに……。

「Ⅰ大英帝国と近代日本」では博物学、交通、ジャーナリズム、婦人参政権運動などをテーマに、日本人とロンドンの関わりが論じられる。
「Ⅱ日本人のロンドン体験」が本書の中心。実に30名ものロンドン体験が紹介される。はやくは公使の森有礼、地涌民権運動をリードした馬場辰猪、矢野龍渓、夏目漱石。彼らは「自己愛に裏打ちされた西洋への並々ならぬ憧れ」と「無謀なほどの実行力」(p197)に満ち満ちていた。
・ホームズ翻訳で知られる水田南陽の見たロンドンの工場。そこでは老若男女がこき使われる「日清戦時従軍の戦争よりも恐ろしき」光景を目の当たりにする。自国民までも酷使する大英帝国の圧倒的な力を感じた(p237)。労働党の勃興はまだ先のことである。
・排日激しいサンフランシスコから渡英した牧野義雄。彼は、異文化を理解しようとせず、自国の文化のままに振る舞う態度こそが、排日論者を生み出す一因であることを理解していた。ロンドンに長期滞在し、現地文化に溶け込み、20世紀ロンドンの「霧の画家」として名を成した彼は、祖国日本の独り善がりに陥る様相をどう見たであろうか(p246)。

日英同盟が締結された1902年からは、人の往来もすこぶる活発になる。本書に取り上げられただけでも14人。島村抱月、姉崎嘲風、戸川秋骨、東京朝日新聞社の杉村楚人冠、大阪朝日新聞社の長谷川如是閑、桜井鷗村、富本憲吉、神戸又新日報社の田中龍眉、長谷川天渓、ロンドンで成功した役者・坪内士行、帝国劇場の花形女優・森律子、水上瀧太郎、郡虎彦。文学者、劇作家、新聞記者と肩書は様々だが、日本人がロンドンの地で存分に活躍する様子が誌面から伝わってくる。
・神戸又新日報社の田中龍眉。地方新聞社の彼は現地ジャーナリストの応援を得られるわけでもなく、ろくな地図もなく、つたない英語と「度胸」でロンドンを渡り歩いた、稀有な人物だと思う。フットワーク軽く「身体を移動させながら異文化に出会っていく」(p339)は、僕の理想とするところだ。
・1910年に開催された日英博覧会は、二つの帝国の姿を衆目に晒す、という点で特筆される。エキゾチズムあふれる日本、かたや洗練された大英帝国。主催者の意図は明らかだ。ただ日本側も展示館に「アイヌ」「満鉄」「朝鮮」を配置することで、自らの帝国のカタチを示したといえよう。あと、英国人が石灯籠を「戦争で死んだ軍人の墓」と思い込む逸話は面白い(p351)。
・旅行者ではなく、市民になり切ってロンドン生活を楽しむ岡本かの子。しかし彼女の眼には、インドやアイルランドの「支配」を当然のこととするイギリス人の態度が鼻につくようで(p481)、印象に残った。島村抱月も、渡欧航海中に香港で見た、仕事を求める中国人労働者をステッキや棒で殴りつける船客たちをみて悲しんでいる(p275)。

第一次世界大戦が終結すると、英国の意図に反して東アジアで膨張を続ける日本への不信感は高まってゆく。日英同盟は解消され、糸の切れた日本軍部は満州に目を向ける。かたや英国では労働運動、婦人運動、政治運動が活発となる。矢内原忠雄、西脇順三郎、河合栄治郎、岡本一平、本間久雄、福原麟太郎、岡本かの子らは、何をどう見て感じたであろうか。
・各国の労働者階級にみなぎる帝国主義的思想(p440)。マルクス主義を研究する河合栄治郎がロンドンで肌に感じた人種的偏見、帝国主義的思想は、時代が急激に戦争に傾き始めた兆候であったろうか。
・漱石を崇拝し、岡倉天心を賛美し、上田敏を好きとする福原麟太郎の言葉が印象に残った。「思うに真正の文明批評家は、文明の予言者でなくてはならないし、また一方一芸に透徹せるアーチストでなくてはならぬ」(p472)

満州事変から迷妄を加速しはじめた日本。天津租界封鎖事件(p492)は英国人の感情を決定的なものに変えた。伴野徳子、野上弥生子ら、この時期に訪れた日本人は厳しい視線=あからさまな反日感情に晒される。
・英国人との集まりで満州事変に話が及んだら「まず日本の政策を忌憚なく批判し、次いで日本の立場を説明する」ことを、河合栄治郎は処世術とした(p488)。
・ピカデリーには「日本人お断り」の看板を出す店まで現れた。それでも「国家と個人とは別であるという概念」で行動する英国人の存在を、伴野徳子は確認している(p502)。国家と個人、民主主義の概念は、彼の地の市民をここまで熟成させていた。一方の日本では、デモクラシーという考え方はすでにタブーであり、親英派の官僚は自由主義者として排斥されつつあった(p507)。この閉塞感には絶望させられるな。

「Ⅲロンドン事典」は、ロンドン塔、セント・ポール寺院、サヴォイ座、日本料理店・常盤、ヴィクトリア駅など、104か所のスポットが解説される。

本書には、ロンドンの日本人・日本人社会地図(p170~185)、ロンドン・パリ・ベルリン在留日本人数(p13)、日本人会、日本人経営旅館・日本料理店(p28,35)、ロンドン在留日本人職業別人口リスト(p50)、倫敦諸船渠概観(p75)など資料・図版も実に豊富。開国から昭和初期までの日本人とロンドンの関係を垣間見られたようで、ロンドンと日本人の関わりを識るに有意義な一冊といえる。

言語都市ロンドン1861-1945
著者:和田博文、真銅正宏、西村将洋、宮内淳子、和田桂子、藤原書店・2009年6月発行
2019年11月4日読了
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言語都市・ロンドン―1861-1945
和田 博文
藤原書店
2009-06-25

次回の旅先では風景のカメラ撮影に加え、そこに生息する動物たちの4K動画を撮ることに決めている。適当なマイクを探してしたところ、SONYから新製品が発売されたことを知り、その先鋭的なガジェットに魅了され、高額だが買ってしまった(Amazonで30,723円なり)。
全長わずか99mmながら、8個のマイク入力をDSP処理することで、一般的なガンマイクモードをはじめ、指向性を自由に調整できるという。さらにノイズキャンセリング機能も付いているというツワモノだ。ケーブルレスもポイント高し。
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つまり、旅行に最適ってこと。

さて、α6400に実装すると、こんな感じ。とても軽くて(200グラム)小さいので、ファインダーを覗く際にもまったく邪魔にならない。このコンパクトさは絶妙な設計だ。
・屋外・ネイチャー撮影モード。SEL70350G(70-350mm F4.5-6.3)と。
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・屋内撮影時はこうかな。SEL1670Z(Vario-Tessar T* 16-70mm F4)と。
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動画撮影時以外は邪魔になりかねないが、付属のケース(よくできている!)に収納しておけば問題ない。
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さぁ、次の旅行が楽しみになってきたぞ。

☆旅行先でα7RⅣとデジタル接続して撮影してきました。
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ケニア、タンザニア旅行では、ガンメタリック塗装のα6000+SEL1670Z(Vario-Tessar T* 16-70mm F4)を携えていき「ほとんど役立たず」(ライオンに届かない悔しさ! カメラ初心者の大失敗!)だったので、次のエアーズロック、シドニー旅行ではSEL18200(18-200mm F3.5-6.3)を買って持って行った。これはまずまずといったところ。
それでも望遠が足りない。
次の旅行のために、発売されたばかりのSEL70350G(70-350mm F4.5-6.3)を買うこととした。
ついでに、本体もシルバー色のα6400を買い足し、こちらをメイン・カメラに充てることにした。
・α6400は93,781円(ソニーストア・キャッシュバック適用)、望遠レンズは97,082円(Amazon)。まずまずといったところ。
・α6600も考えたが、①ストロボなし、②電池は複数個持っている、③高すぎる、の理由で見送った。
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さて、レビューです。
SEL70350G(70-350mm F4.5-6.3)はテレ端35mm換算で525mmm、手振れ補正付きだそうで、十分だと思う。
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α6000+SEL1670Z(16-70mm)とα6400+SEL70350G(70-350mm)。後者は重そうに見えるが、レンズ込みでもわずか1,100グラムだ。APS-Cの機動力を発揮できそう。(α6000+SEL1670Zは700グラム)
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α6400。背面のレイアウトがα6000と少し違うが、問題なかろう。
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とりあえず試し撮り。18mm(別レンズ)、70mm、350mmで比較。
明石海峡大橋
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明石市立天文科学館
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