古代から近代までの時空間が混交した古都の美を、64ページにわたって堪能できる第1特集が素晴らしい。
金閣寺、清水寺、嵐山、祇園……およそ京都の代表的なイメージを脇に置き、美術品、建築、庭園、キモノから食に至るまで、古来から現代までの多様な"art"の観点から64ページに渡って京都を語りつくすPen誌らしい特集となっている。
・狩野永徳、長谷川等伯、尾形光琳、尾形乾山、伊藤若冲、円山応挙、竹内栖鳳、上村松園。こうして並べられると、京都の美術史は特筆すべきものであることがわかる。
・「緑のある京都で実現した、現代アートによる仮想浄土空間」(p54)が興味深い。6月14日までに絶対に京都市京セラ美術館に行かねば。
・岡崎。明治の大事業により文化都市としての姿をあらわにした、大人が居心地のいい場所としてページを割いて紹介される(p58~71)。
・ダイナミックな写真を活用した「東京宝島」(伊豆諸島+小笠原諸島)のヴィジュアル記事も興味深い。感性を刺激する特別な時空間、いいなぁ。
「ますますアートの中心的存在となるにい違いない京都」(p29)とは、東京と比較すれば言い過ぎだとも思えるが、これから注目されるべきエリアであることは間違いない。
こんなご時世ではあるが、岡崎の京都市京セラ美術館と宇治の平等院鳳凰堂へ無性に行きたくなった。
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