再放送(第2回目)を見た。
現代では想像もつかない、戦前の庶民の悲惨な暮らしぶりが描写され、見るのが辛かった。
でっかい夢を抱き、人生のすべてを賭けて渡ったはずのブラジルでは、プランテーション農園主に好きなように搾取される生活が待っていた。早朝5時から18時まで働き詰め、唯一の"ボッタクリ"小売店(これも農園主が経営)でのクレジット消費が、収入を上回る現実。騙されたとわかったときには帰国の目処も立たず、絶望に打ちひしがれた生活を続けるしかない。辛い労働と膨れあがる借金。それでも「日本にいるよりもまし」だったとは……。
日本に残された女の子も「おしん」がまだ幸せに見えるくらいの悲惨な生活を強いられます。目を背けたくなるくらい。結局、預けられた家の"人格"がすべてなんだな。
現在の"飽食の"生活に不満を言ってはイケナイのですね。

戦後、地主が没落し、小作農家は土地を与えられ、生活レベルを大幅に上げた。太平洋戦争でアメリカに負けたことは国としては屈辱だけど、庶民にとっては良かったのだと、この視点からは言えそうです。

橋田壽賀子さんて80歳なんですね。それでも次々に沸き上がる素晴らしい作品の数々。スゴイ人もいるものです。