北朝鮮と並んで東アジアの平和を脅かす一大要因、共産党専制独裁国家である中華人民共和国。しかしIMFへの加盟を果たし、2008年にはオリンピックが開催される。上海万国博覧会の先には、力強い発展による揺るぎない経済大国・軍事大国の地位を中国にもたらす。結局は民主主義の片鱗も受け付けないまま、中国は国際社会に受け入れられたのか?
しかし、これがアメリカの長期戦略であること、すなわち中国の解体を目的としたものであり、確実にその方向に向かうであろうことが明快に記されます。(詳しくは本書で。)

それにしても日本"国"がすでに死に体であり、政府部門の積極的な民営化が必要であること、個人は世界をフィールドに生きるべき、等、大前研一先生の主張に通じるところがあります。井の中の蛙たちを"外"から俯瞰したら、やはりこのように見えるのでしょうね。

本書の収穫は他にもありますが、自らのアイデンティティを守りながらグローバルな自分を育む、すなわち自分自身を持つことを意識して上を目指したいと思います。
(人に言えない目標ってありますよね。)

今がどん底 這い上がるしかないじゃないか
著者:落合信彦、青春出版社、2003年4月発行
2006年4月10日読了