国連を無視し、独善的にイラクへ「侵略」した米軍。その最精鋭の第三師団第二旅団の自走砲部隊に同行取材した貴重な体験が、日記形式で綴られます。
客観的に見た個々の米兵の姿と行動に関する記述は良しとします。第三者としての素直な感想と「最初の使命感」も評価に値します。が、「進軍」が進むにつれて米軍の行動に関する客観的な記述が薄れ、イラク軍を「敵」と明記するなど、「正義の米軍、ヨイショ」的な記述が目に付くようになります。
きれい事を書いてはいても、やっぱり"情"が入るんでしょうね。
あと、下士官と兵卒、部隊司令官と前線指揮官の記述がゴチャゴチャです。なんだかなぁ……。

従軍日誌 イラク戦争・兵士と過ごした36日
著者:今泉浩美、日本テレビ放送網・2003年7月発行
2006年8月14日読了