"反日"奨励に潜む中国の危険な野望、その正体が明らかにされます。首相の靖国神社参拝への非難などは方便に過ぎず、日米が協力して対処しないと取り返しの付かない事態へと発展する……。

戦争責任を取らない"日本の低いモラル"を繰り返し世界中に印象づける。欧米諸国による中国政府への非難の矛先を日本全体へと向け、日米同盟を突き崩し、米軍をアジアから遠ざける。米国の庇護を失い、二流国へ転落した日本の社会システムに入り込み、"中国化"し、本来の中華秩序を復活・発展させる。

アメリカもそれを十分に承知していながら、動きが鈍いのは何故か。経済が緊密になり、おいそれと攻撃できないのは表面的な理由にすぎない。米国の政治家・シンクタンクの天才的な頭脳による分析と予想は、あくまでも欧米的な思考がベースとなっているため、中国共産党首脳の真意を見抜くことはできない、か。なるほどなぁ。

日米は中国の覇権主義とどう戦うか
著者:日高義樹、徳間書店・2005年7月発行
2006年8月22日読了