地元の陸上自衛隊・第三師団の本拠地でイベントが開催されることを知り、行ってきた。
(第3師団創立46周年および千僧駐屯地創立56周年記念行事。平成19年5月13日開催)
兵庫県は伊丹市、JR伊丹駅からシャトルバス(阪急伊丹駅経由)に乗り、15分足らずで駐屯地へ。
夏のような暑さなので、まずは缶コーヒーでのどを潤わせることに。隣に立っていた、冬季制服にネクタイ姿の若い隊員さん(案内腕章付き)に話を聞くと、他の駐屯地から応援に駆り出されたとのこと。右胸の黒いネームプレートには「特科、情報中隊」と書かれている。なるほど、姫路からですか。どうもお疲れさまです。
この駐屯地は国道171号線を挟み、二カ所の敷地に分かれているようだ。歩道橋を渡って装備品展示場へ。
午後からゆっくりと入ったので、部隊観閲式と訓練展示は見られなかったが、主要装備を間近で見ることができた。

[装備品展示]
まずは装甲車。イラク派遣でおなじみのヤツだ。
74式戦車には人の山が……。大人気です。
「90式は入れないのか?」と質問する年配の男性に、若い隊員さんは「重いので……」と。妥当な回答かな。50トンを超える90式ではなく、より軽量化されるハズの新型戦車の導入が待たれるところだ。
化学防護車の噴霧ノズルを実際に持たせてもらった。なるほど、完全装備でこれを操作するのは大変だ。
気象観測車(?)なんてのもあった。「初めて見た」と言うと、迷彩服の30後半の隊員さんから「今年導入されたばかりの装備で、あまり知られていない」との回答。なるほど。

車両展示は数が多く、十分に楽しめた。何より印象に残ったのは、展示を囲むように、装甲車とトラックが走るデモンストレーションだ。砂塵を蹴り上げて走る姿は迫力がある。
迫力と言えば戦車だ。排気音=爆音がこれほどスゴイとは、初めて知った。
写真は後日。

[パネル展示]
期待していたのだが……。
一昨年に訪れた青野ヶ原駐屯地では、イラク派遣時の活動や国際支援活動に関する具体的でわかりやすい説明があったから、同様のレベルの展示を期待していた。
今回は、2006年度の主要行事と実弾射撃のビデオ再生のみで、他にこれといったものはなかった。地元住民の理解を深めるまたとないチャンスなのに、これではなぁ。

たとえば、師団長や連隊長の顔写真と、方針や訓示を掲げてはどうだろうか。最高幹部の姿勢がそのまま部隊の姿でもあるし、精強かつ誠実な自衛隊の姿をを印象付けられると思う。
また、「現場の隊員の実力」を知らしめる良いチャンスなのだから、防衛省から支給されるメーカ製造の装備品=自らの道具に対し、どのような工夫を施し、改善を提案・実施してきたのか等の説明展示があれば良いと思う。

勝手なことを書いたが、来年も行くぞ!
なんせ、女性自衛官は美人ばかり!