お・い・ら・は、ドッラッマー!
実は、石原裕次郎作品を鑑賞するのは、これが初めてだ。レンタルDVD店に立ち寄り、日活コーナーに目がとまり、そのまま借りてきた。
イーストマンカラー総天然色! サイズは日活スコープ!
昭和32年……テレビが家庭に普及する前、まだまだ映画全盛期の香りがプンプンして、妙に味があった。

評論家の暗躍する芸能界のドロドロした面と、純粋に音楽に生きる弟の狭間に立ち、主人公、国分正一の選択した道……。まぁ、ベタなラストではあるが、最近の変に謎を残す幕切れではなく、後味良いすっきりした終わり方が良い。

北原三枝の演ずる福島美弥子もいいなぁ! 女子大卒のキャリアウーマンの先駆け、か。社会面では、典型的な芸能プロダクション一家=上流家庭の家並みと、まだまだ主流を占めていた「ぼろアパート」、それに、売れっ子芸能人(ダンサー)の住まう「高級アパート」(いまで言うワンルームマンションだな)の映像が、とても新鮮だった。

2007年9月22日