クリンゴン、スポック、USSエンタープライズの名を知ったのは、すでに廃刊となった電波新聞社の「マイコン」誌のゲームコーナーだ。中学1年だった僕は、近所の商店街の電気店(いまでも頑張っている!)に入り浸り、シャープの"マイコンピュータ"、MZ-80CやMZ-1200の前に座り、スター・トレックのゲームを無料でやっていた。振り返れば実にずうずうしい行為だったが、25年以上前の出来事だから、許してもらおうか。
(あの電気店で、何か買わないと行けないなぁ。)

で、2008年に公開された映画、スター・トレックのブルーレイ・ディスクを購入したので観賞した。
冒頭、いきなりの戦闘シーンは迫力だ。わずか12分間の船長、カークの父親の姿は凛々しい。突然の敵襲から乗組員800人を救った英雄の遺児は、しかし、けんかと女遊びの絶えないトラブルメーカーに成長した。だが、エンタープライズ号を指揮するパイク提督は息子の素質に注目し、鼻血まみれのカークに「宇宙艦隊に志願しろ」と諭す。

さて、エンタープライズ号の処女航海である。ワープアウトした先が、先行した地球戦艦6隻の残骸の漂う中であり、いきなりの敵艦の前だ。スポックの故郷、バルカン星が内側からブラックホールに飲み込まれ、船長は敵に捕らわれる……。

彼我の戦力差をものともしない若き士官候補生、カークの行動力が、論理思考のスポック船長代理を動かす。
そして、母親を目の前でなくしたスポックの、感情の爆発。論理的種族の、あまりにも人間的な行為。

ラストは、まぁいかにもアメリカ的だが、これはこれで良いだろう。
よし。これで、先に買っておいた宇宙大作戦ブルーレイ・ボックスを心おきなく観賞できるぞ!

32インチのアクオスはテレビ放映にはちょうど良いサイズだが、映画鑑賞だと物足りないなぁ。次は40インチを考えるか……。