26歳OL、独身。彼氏いない歴=年齢なのは中学2年以来の片想いのせい。言い寄る身近な男には本気になれず、それでもずるずるつきあって、道は狭められてゆく。

友人の名を騙って主催した同窓会で片想いの彼氏と再会でき、その後も逢うことが出来た。
行動は運命を変えるのだ。

だが行動は残酷な真実を見せもする。12年の恋が冷める、真実の瞬間。長年想っていたのは彼の幻影だったのだ。

言い寄る身近な男との再接近。そして親友の裏切り。破綻寸前の自分を救ったのは……。

ある意味勝手な、しかし純粋な女性の揺れ動く心情、事件を経て熟成される自分の意識。最後まで一気に読ませてくれた。
それにしても「偽装妊娠」とは思い切った展開だ。次回作も楽しみだぞ。

勝手にふるえてろ
著者:綿矢りさ、文藝春秋・2010年8月発行
2010年11月9日読了