1920年代のパリに活躍した画家たちの作品展だ。これは行かねば。
曇り空の下、六甲アイランドは小磯記念美術館に出向いてきた。(2012年4月17日)
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■マリー・ローランサン「シュザンヌ・モロー(青い服)」(1940年)
1925年からローランサンの家政婦を勤めた女性がモデル。その表情には、あくまでも日常が宿る。マリーは亡くなる2年前に彼女を養女としたそうだ。信義が信頼を生み、家族愛にまで昇華した好例と思いたい。

■モーリス・ド・ヴラマンク「雪景色」(1937年)
Paysage en Neige
冬の凍える空気感が画面からあふれ出る迫力ある作品。暗い雪中の枯れ木の群れが厳しさを顕している。

■児島虎次郎「和服を着たベルギーの少女」(1909年)
青く大きい目を前方に据えた、長いブラウン色の髪を束ねた落ち着きある若い女性。
壁面には赤い幾何学的な花が描かれ、これも赤色のタイルと相まって、白い和服を引き立てる見事な調和。その和服の白いタッチも力強く、モデルの美しさとともに印象に残る作品だ。
本展中、一番のお気に入りとなった。

その他、Diaghilew ディアギレフ率いるバレエ・リュス(露西亜舞踊団)の、マリー・ローランサンが衣裳デザインを手がけた1924年の舞台「Les Biches 牝鹿」の資料や、1928年夏にParisで初演され、古家新が週間朝日に観劇レポートを寄稿したALICIA MARKOVA アリシア・マルコワ主演作「Le Chatte 牝猫」のプログラムなど、興味深いものが展示されていた。

Marie Laurencin and her Era
Artists attracted to Paris
マリー・ローランサンとその時代展 巴里に魅せられた画家たち
2012年7月8日まで開催

神戸市立小磯記念美術館
http://www.city.kobe.lg.jp/koisomuseum/