2014年12月06日 きことわ 朝吹真理子 [読書記] 25年前の避暑地の日々と、それ以降につらなる人生の重み。永遠子と貴子。再会した幼馴染の異なる時間に、大切な人々のおもかげがある。 老母の髪をとかして胸を痛める描写(p64)や、死者を記憶から解放することのくだり(p118)が良いな。 さすが芥川賞受賞作。美しい言葉の流れ入る読書を楽しめた。 きことわ著者:朝吹真理子、新潮社・2011年1月発行2014年12月6日読了 「書籍・雑誌」カテゴリの最新記事 < 前の記事次の記事 > コメント コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶 トラックバック
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