2014年9月14日、ハノイは快晴

■インドシナの中のパリ
朝食はフランス料理レストラン「Le Beaulieu ル・ボリュー」でビュッフェ。
まるでパリのレストランにいる感覚はとても快適だ。
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クロワッサンが美味い。
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ここは1901年創業の、フランスによるベトナム統治を象徴するホテルでもある。
今回の旅行ではここへの宿泊を決めていた。
非常に満足だ。

ホテル内のショップで、会社と自分への土産にマカロン45個を、家への土産に歯ブラシ立て(部屋の備品と同じもの)を買った。マカロンは預かっておいてもらう。


■ドンスアン市場
ホテルの外へ出ると、すごい湿気。眼鏡もカメラのレンズも曇る、本当に困る。

午前はLy Thai To ST.リータイトー通りを北へ。ドンスアン市場とロンビエン橋を目指して歩く、歩く。
ホアンキエム湖の北側一帯が旧市街で、ここのごちゃごちゃした通りをバイクに気を付けつつ、さらに歩く。

この旧市街だけではないが、歩道は「店の商品置き場、あるいはカフェのテーブル置き場」となる、そうでなければバイクの駐輪場となり、人の歩く余地はなく、人間様はバイクと車の行き交う車道を歩く羽目になるのだ。こうなると観光も景観もへったくれもないが、現地人にとって生きるためには仕方ないのだな。
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サーグー通りを西へ、ハンドゥオン通りを北へ行き、Cho Dong Xuanドンスアン市場に着いた。
このファサードは、なるほど、新古典主義なのか。
中で働く男女はそんなこと、気にしてもいないんだろうな。
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■東河門
旧ハノイ城の城門の一つで、18世紀の建築らしい。これほどの貴重な遺産が粗末に扱われているのはもったいない。
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■ロンビエン橋

一度は観光リストから外したが、ホテルの宿泊階に掲示してあった旧時代の写真パネルを視て、足を運ぶことに決めた。
この写真パネルの影響なのです。
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隣にはこんなパネルも。「安南」はベトナムの旧国名ですね。
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さて、ここは1902年に完成した全長1.7kmの鉄道橋だ。当初はインドシナ総督の名から「Le Pont Doumerドゥメール橋」と呼ばれ、第二次世界大戦後にCau Long Bien ロンビエン橋と改名されたそうな。
ベトナム戦争中はアメリカ空軍による北爆で何度も破壊され、そのたびに補修を繰り返したそうな。

さぁ、歩こうか。
鉄道とバイク専用の橋であり、本当は人の歩行は禁止されているそうだが。
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下に見えるは紅河だ。この河の畔に人類が住み着いたのが古(いにしえ)のハノイか。
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紅河を見下ろしつつ、橋の上でたたずむ。バイクの往来が激しく気を抜けないが、ハノイの創生時代に思いを巡らせた。
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Yen Phu ST.イェンフー通り。この30km先にノイバイ国際空港がある。
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■ル・クラブバー

11時にホテルへ戻る。信じられん話だが、全身の汗で服が雑巾のようになってしまった。下着を含め、すべて着替えることとなった。
もう飛行機内用の長袖しか残っていないのに。

11時55分にチェックアウト。また泊まりたいな。

そのまま昼食を。ホテル内の著名なバー(昼間はカフェ)「Le Club Bar ル・クラブバー」でランチすることができた。嬉しいぞ。

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パリ直系のフランス料理を堪能した。
スパークリングワインでのどを潤し、冷スープ「ガスパッテョ」をいただく。
赤ワインはフランス産。
メインはフォラグラとフィレステーキのコンビ「ロッシーニ」にした。これが最高の味だった。
カフェラテで締め。
満足度120%だ。
これで2,933,700ドン、14,000円。値段もパリと変わらない……。
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お腹いっぱいで、続く。