5月17日を最後に長期休館になるとのことで、思い切って出向いてきた。
(2015年5月16日)

開館30分前に到着したのに、200人の行列が……。翌日で最後だもんね。

お気に入りを何点か。
■青木繁
「わだつみのいろこの宮」(1907年)
皇子と姫の出会いの瞬間が描かれたもの。姫と従僕の衣装も美麗だし、構図も秀逸。何より、未来を直感したような姫の表情に僕は目を奪われた。この、日本の至宝と呼べる作品を鑑賞できただけでも満足だ。

■Gustave CAILLEBOTTE ギュスターブ・カイユボット
「Young Man Playng the Piano ピアノを弾く若い男」(1876年)
男=実弟の表情はともかく、丹念に描き込まれた室内装飾、黒光りするピアノに映る指先などが素晴らしい。

■Georges ROUAULT ジョルジュ・ルオー
「Crist in the Outskirts 郊外のキリスト」(1924年)
ルオーの特徴的な筆遣いが存分に発揮された本作。何の変哲もない日常の街に「あの方」が現れるのも印象的だが、建築物の特に重厚な塗りに惹かれた。

ん。関西で巡回展示してくれないかな。


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併せて、三菱一号館美術館で開催の『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』も視てきたぞ。
ここは丸の内のオアシス空間。いいな。

■Eugene Boudin ウジェーヌ・ブーダン
「Consert at the Casino of Deauville ドゥーヴィルのカジノの演奏会」(1865年)
海辺の仮設カジノに集う有閑階級の貴顕たち。雰囲気が好みだ。
夫人の衣装だが、大勢がドーム型のクリノリンスカート着用なのに、右端の一人だけがバッスル・スタイルのクリノリンスカートを着用しているように見える。この女性、ファッションの先を見越していたのかな?

■Pierr-Auguste Renoir ルノワール
「Madame Henriot アンリオ夫人」(1876年)
唇の紅。背景の青と緑に溶け込む姿が印象的。

■Pierre Bonnard ピエール・ボナール
「Paris, Rue de Parme on Bastille Day 革命記念日のパリ、バルマ街」(1890年)
フランス国旗と夫人服の赤が印象的。
記念にポストカードを買ってしまった。

芸術に触れるのは小さな非日常。空間とともに楽しむのが吉だな。


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