MI作戦。ハワイ米海軍を抑える戦略拠点を奪取する作戦が、アメリカ軍に漏れているという。元潜水艦乗員の亀島兵曹は、突如、軍令部へのありえない転属を命じられ…………。
潮田、ギルバート、そして「エゴイスト」。前作で活躍(暗躍?)した人物だけでなく、電気○○○○の登場は嬉しいシチュエーションだ。

謎が謎を呼び、一気に解き明かされるタイプではない。ミステリーではなく、スパイ・サスペンスとして楽しむのが正解だろう。

「幻影」には、やられた。

p229からの謎開かしは唐突すぎて、これはいただけないな。
p242以降のタイトルの意味が明かされる段になると、武人たちの無念さが痛いほど伝わってきた。
終章は長すぎて、少し興ざめ。ここはカッチリまとめて欲しかった。

あと、表紙画の見た目麗しき帝都のモダン・ガールに期待大だったが、その正体には苦笑させられた。

いろいろ書きましたが、次回作も楽しみです。

幻影たちの哀哭
著者:直原冬明、光文社・2016年11月発行
2016年12月22日読了

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