■2017年3月19日(日) マカオへ
・聖ポール天主堂跡
7時45分にタクシーでチャイナ・フェリーターミナル 中港客運埠頭へ。チップ込み40HKD。
ここ九龍・尖沙咀からマカオへと向かうフェリーの唯一の乗り場には、乗船券売り場、出入国審査場、セキュリティゲートが備えられ、そう広くないエリアだが、香港の"国境"といえよう。
フェリーの二等チケットは往復で400HKD。8時30分のマカオ行きだ。このとき、戻りの時間を適当に22時としてしまったために、チケット変更代金をとられるハメとなった。
スムーズに出国し、8時10分にパースへ到着、発着場の椅子に座っておとなしく待つ。
個人、団体の日本人も結構いるなぁ。
8時30分に乗船。座席は26Rで、右の窓側だ。二等席だけど悪くないぞ。
香港は今日も曇り。周りの中国人がすごくうるさい。
海は結構荒れている。霧で対岸は見えないな。
風邪は完治せず、まだ頭がズキズキする。
1時間強の船旅は終わり、9時45分にマカオ入境。おや、雨じゃないか。
やむをえず、2階のコンビニ(というより雑貨店)で長傘を購入。50HKD。
マカオでの最初の買い物が傘とはなぁ。
マカオ側のフェリー乗り場はこんな感じ。
さて、市街への交通をどうしようか。タクシーでも良いが、せっかくなのでマカオらしく、カジノホテルのシャトルバスに乗ることにした。その数、20台近くに上るが、市街にほど近いホテルグランド・リスボア・マカオのバスに乗車した。
雨足が強くなってきたぞ。観光そこそこにカジノとレストランに出向くか。
■人生初カジノ
で、地下のカジノ専用降車場へ。ここは有無を言わせずバスの乗客をカジノへ入場させる構造となっている。まぁ、そうなるわな……。
傘を預けて、人生初カジノといこう。
ルーレットは閉鎖中。スロットは興味なし。で他者のプレイを見物し、バカラが面白そうだったので、空きテーブルに着座。
無知とは恐ろしいもので、最低賭け金を知らずに着座してしまったのだ。
とりあえず200HKDをディーラーにわたすと、最低賭け金は500HKD(7,000円)とな?
結局、最初と次は勝って1,500HKDに増やし、負けて、負けて、また勝ってを繰り返し、最終的に2,000HKD(30,000円)の状態でゲームを終えることにした。
せこいけど、一回の取引額を500HKDに抑えたのが勝因だろうな。ただのビギナーズ・ラックかもしれないが。
バカラ、はまりそうで怖いぞ。
「フィニッシュ・ザ・ゲーム」の発音がなかなか通じないので、焦った。
カジノホテルの外観。ひたすら豪華さを求めるとこうなるんだな。
では、観光と昼食だ。
少しセドナ広場を覗いて、近傍のレストラン「Solmer」へ。
マカオビールは、少し甘口かな?
メインは迷いに迷って、日本語メニューに掲載されていた「ポルトガル・チキン、カレー風味」と「大えびのチリソース」にした。ポルトガル白ワインとの相性は……よくわかんないや。
マンゴープリンも美味。地球の歩き方に掲載されていたためか、客の1/3が日本人だった。
610HKDなり。
■セナド広場
ヨーロッパの雰囲気が色濃く残る場所だ。
で、一歩足を踏み込むと、こんな雑然とした街並みが現われる。これぞアジア的混沌か。
よくわからないゴチャゴチャした道を歩き、急な坂を登り切ると、砦が現われる。
■モンテ砦
17世紀初頭に「イエスズ会」信者によって築かれた22門の大砲を持つ砦だそうで、いかに宗教勢力が武力的だったかがわかる。
■マカオ博物館
入場料15HKD。
船、薬、絹。なるほど、東西の文化の交流はやはり興味深い。仏像とマリア像が併存するのも、このマカオならではか。
当時の交易アジア地図。日本は地の果てか。
ポルトガル人住居も面白い。
14時に見学終わり。博物館のカフェでエッグタルトを試す。48HKDなり。
■聖ポール天主堂跡
ここは絵になる。
外壁に描かれた龍と漢字と横文字と……混沌。
ここから見下ろすと、こんな感じ。
アクシデント!
カメラのレンズカバーをポロリと落としてしまい、それがころころと、世界遺産の建物の溝の中へ……。申し訳ありません……。
適当に、足の向くままに散歩する。
さて、もどろうか。15時53分に外港客運埠頭行き10系統バスに乗る。マカオコインがないので、10HKD紙幣で支払う。お釣りなしは仕方がない、
16時10分にフェリーターミナルに到着。
復路チケットを22時発から17時30分発に変更したら、料金30HKDを取られた。
で、早く出国しすぎたため、1時間近くを出国ロビーでたむろする羽目に陥った。失敗。
なんと、だだっぴろいロビーに椅子はなく、立つか、床に座るしかない。
嫌なので、平面エスカレータの端に座って待つこと50分、やっとチェックインできた。
17時30分に乗船、35分に出航。雨は小降りになったみたいだ。
船内でコーヒーを注文。25HKD。
皮財布の側面が破れて小銭がぽろぽろと落ちる。20年以上使用したから、そろそろ買い替えろってことかな。
18時38分、九龍・尖沙咀に到着。50分に入国(入境)。
尖沙咀站から地下鉄で油麻地站へ。
信和中心へ到着。この「ミニ秋葉原」ビルは、ごちゃごちゃして、香港らしさが溢れている。
日本のものが多くて感心したが、お目当ての香港雑誌・雑貨がなくてがっかりした。
女人街をうろうろ、日曜夜だけって賑やかだ。パフォーマンスも多し。
地下鉄で尖沙咀站へ戻る。夕食は軽いものを、ということで点心にした。
えび餃子と牛肉玉、焼きそばで79HKD。ここはアルコールなしか。
マカオは面白かった。香港の雑然とした側面も見られたし、良し。
続きます。
コメント