かつての真珠養殖の村から、いまや数々の世界一を誇る超近代都市に変貌し、さらに成長をつづけるドバイ。それに負けじと伝統と近代の両面から魅力を振りまくアブダビ。「世界一」の確認と「ルーヴル・アブダビ」鑑賞を主眼に、1泊4日の弾丸旅行がはじまる。


旅のテーマは次の三つだ。
■”世界一”を揃えた超近代都市、ドバイの姿を目に焼き付ける。
■ルーヴル・アブダビをよく観て愉しむ。
■シェイク・ザイード・グランド・モスクの威容と内部をよく見る。


【参考データ】
往路便
 2018年2月9日(金) 関西国際空港23時35分発EK317便、ドバイ行き
復路便
 2018年2月12日(月) ドバイ国際空港3時5分発EK316便、関西国際空港行き

ドバイ宿泊先:Palace Downtown(パレス・ダウンタウン:1泊)


■2018年2月9日(金) 仕事帰りの海外行は初めてです。

18時10分で退社。JR元町駅近傍の天下一品で日本最後の食事となるラーメンを食し、バス乗り場へ。
19時20分、JR三ノ宮駅から関西国際空港行きバスに乗車。夜は空いているんだな。

20時22分に空港へ到着。すぐにチェックインを行う。
海外旅行保険はいつもの3千万円コースだが、取扱会社が変わって5960円に値上げされた。
80,252円を2,350ディルハム(Dh)へ両替。

コインロッカーを探す。2Fに空きがあったのでセーターなどの冬装備を脱いで放り込む。(300円/日)

21時45分、出国完了。時間があるのでカフェでビールとソーセージを食す(1,490円)。
22時40分ギリギリにに28番ゲートへ出向くと、ああ、人でいっぱいだ。
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55分にボーディング。夜間飛行なので通路側の座席にしたのは良いが、恐怖の10列シートで狭い777-300Eのエコノミークラス座席は、たちまち満席となった。
23時46分にtake off。10時間25分の空旅が始まった。

天井には星が灯され、機内はすぐに夜間モードに。
しまった、キャリーケースからスリッパを出し損ねた。この狭い機内ではどうにもならない。トホホ……。

24時50分に夕食が出る。さらに太るじゃないか。
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しかし、眠れない。ウォークマンZX100で"少し"音楽を聴こうか。
……"少し"のはずが、延々と聴き続けて朝になってしまった。

2月10日8時10分、パキスタン上空に達した。外気温は-56℃。

8時17分に朝モードの照明に遷移。朝食だ。うどんはまぁまぁ。
9時7分にイラン上空に入る。ぐるっと回ってドバイへ向かうんだな。約7,600キロのフライトも終盤だ。
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エミレーツ航空は初めてだが、エコノミーでもアメニティグッズが配られるんだな。耳栓にソックスにアイマスク。歯ブラシと歯磨きペーストはありがたい。

10時25分(5時25分)にランディング。ドバイ国際空港の外気温は16℃か。
バスでターミナルビルへ向かう。ザグレブ、マルタ・キプロス、ロンドン
……乗り継ぎ客が多い。5時58分に到着。まぁ、立派な空港だ。
6時10分に入国完了。スタンプの文字がアラビア語なのが新鮮。

NTTドコモの海外ローミングを有効にすると……おや、ドバイからの着信が1件。ホテルの出迎えだな。

送迎車はAUDI A8。静かさと力強さの融合が魅力的で、僕のBMW 330eとは比較にならない高級車だ。

早朝のドバイは一面の濃霧のため、実に視界悪し。10時からブルジュ・カリファの展望台を予約している。香港のヴィクトリア・ピーク観光のように、何も見えないなんて結果にならないだろうかと少し不安になる。(杞憂に終わる。)

アラブ首長国連邦は左ハンドル車、右側通行なんだな。km表記は親しみあってわかりやすい。

6時40分にホテルへ到着。五つ星だけあって外観からして豪華だ。
出迎えのホテルマンとドライバーへのチップに50Dhも費やした。

チェックインが早いので、翌日のチェックアウト時間が心配になる。訊くと「9時チェックアウト」だという。これなら問題ない。
今回は、パレスホテルの「パレス・ルーム、ファウンテンビュー」を予約したので、空港往復送迎と24時間チェックインが可能となったのだ。

フロントは3F、主要レストランとプールは1F、僕の部屋は2Fとなる。255号室は、おお、人工湖の真ん前だ。
ポーターへのチップ20Dh×2人。(1人で十分なのに、何故2人も……。)
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霧が晴れるまで待とうか。
まだ時間が早いので、シャワーを堪能する。湯の量も温度も申し分ない。

ベランダへ出ると、ブルジュ・カリファが良く見える、歓喜!
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ホテルも部屋も実に良い。
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……ここまでは良かったのだが、ミニバーのビール(ハイネケン)の値段をよく見ると、50Dh(1,500円)!
さすがはイスラム圏、禁酒の国だ……。
結局は、滞在中にこの50Dhビールを何本も注文することとなる。
そして、何もかも物価が高いことを肌で感じるようになる。

■ブルジュ・カリファ!

さて、ホテルを出ようか。ホテル正面近くから見ても、ブルジュ・カリファの存在感は群を抜いている。
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ホテルの敷地から、開店準備中のスーク・アル・バハールを通り抜け、歩くこと15分、ドバイモールの地下一階に「AT THE TOP BURJ KHALIFA」の入場口は存在する。

9時50分に到着。意外と人は少ない。窓口でオンライン予約チケット(140Dh、印刷した)を見せると、すぐに展望台へのチケットをもらえた。
このスマートなやり取りは実に良い。

エレベ-タに乗って124階へ。そのまま屋外展望台へ。地上452メートルの展望台からは、発展の余地の十分に残されている超近代都市の姿を一望できた。
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階段を昇る。125階は人が少ない。
真下に、僕の宿泊するホテル「パレス・ダウンタウン」が見える。
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郊外の開発はこれからだな。
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11時40分にエレベータで階下へ。入場・出場時の通路にはブルジュ・カリファの建築の歴史、建築に携わった人物等の展示が行われているが、ここに日本の影は皆無だ。寂しい。

■バスタキヤ歴史保存地区

さて、メトロ・ステーションへ向かおうか。
ドバイ・モールを2階へ上がると、紀伊国屋がある。その向かい側にメトロへの通路が開かれているが、その距離800メートル以上。結構歩かされる。
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メトロのBurj Khalifa/Dubai mall駅に到着したのが12時5分。自販機でAl Fahidi駅までの切符を購入。ノル・レッド・チケットで6Dh。
ホームへ上る。安全のために軌道とホームは完全に分離され、車輌到着時のみドアが開くようになっている。この辺は北京も大連も同じだった。新興国のインフラが先進国のそれを追い抜く……日本のインフラ整備の刷新が待ち望まれる。
12時20分、Rashidiya行き列車が滑り込んでくる。車内は結構混雑しており、立ち位置を確保するのが精いっぱいだ。
車内の揺れは少ないし、アナウンスもわかりやすい。車窓からビル群を眺める。
BurJuman駅でレッド・ラインからグリーン・ラインに乗り換える。
12時40分、Al Fahidi駅に到着。で、どこから地上へ出るのか? ホームの地図は不親切なので、ガイドブックと照らし合わせながら、3番/4番出口から出るものと判断する。

D90 Al Musallah Rd.を東へ歩く、歩く。この辺りは観光地らしくなく、まだまだ発展途上といった感じだ。
10分ほど歩くとロータリーが見えてきた。これを横断すれば、Al Bastakiyaバスタキヤ歴史保存地区だ。
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ここはドバイ発祥の地とされ、アラブらしい外観を有する建築物が数多く残されている。小規模なギャラリーが実に多い。
細い路地をくねくねと往くと、あった! 目的地のひとつ、アラブ料理レストラン「バスタキヤ・ナイツ」だ。
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「写真撮影だけ」の観光客が多いらしく、店員が制止していた。当然、ランチ客は歓迎される。中庭に通されると、そこはアラビアンな調度品に満ち溢れた空間だ。
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中庭のテーブルに着席し、スープとケバブとドリンクを注文する。
ラム肉のケバブは実にジューシー。チキンのケバブはまぁまぁ。長いライスにはサフランが散りばめられ、食欲をかき立てる。
ドリンクは不思議な色だが、美味い。
う~ん、高いぞ。129Dhもした。
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チップ11Dhが効いたのか、2階に上げてもらった。歴史保存地区の美麗な景色に期待したのだが……まぁそれなりといったところか。
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13時50分にレストランを出て、歴史保存地区を散歩する。欧米人が多いな。
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土産物やの店先に「あなたの名前をアラビア語で書きます」との日本語が。ふらりと中へ入り、自分の名前をパピルスに書いてもらった(50Dh)。
こんな感じになるのか……。
レターセットも購入した(10Dh)。

旅の途中ですが、続きます。