男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

経済・政治・国際

国境をたやすく越えられる時代に生き、その恩恵を享受する日々の中、毎日のように報道される国家間紛争、内戦とその影で絶命する無数の人々の声なき声……。
そもそもナショナリズムとは、国民国家とは何なのか? その発祥の地とも呼べるフランス、ドイツ、連合王国の地政学的経緯と国民概念の違いが明らかにされます。

「ドイツ語を話すドイツ人」がドイツ国民の条件であるのに対し、自由・平等・博愛(友愛)の精神を有し、フランス領生まれである者は無条件にフランス国民となるのです。この違いが、サッカー・ワールドカップのメンバー構成に現れます。(フランスチームは金髪ラテン系、北アフリカ系、メラネシア系有り、ドイツチームは全員がゲルマン民族)

フランスの特徴とも呼べる啓蒙文明主義は、18世紀に欧州の国家体制の変革をリードした一方で、それがやがて植民地主義に転じようとは、1789年当時には予想すらできなかったでしょう。まさに歴史の皮肉といえます。
連合王国(ブリテン)の場合は「外に帝国、内にも従属国家」を抱えるイングランドの場合、世界帝国を維持している間は内政も安定しますが、帝国が瓦解するに従い、アイルランドを筆頭にスコットランド、ウェールズの自治・独立の動きも激しくなります。しかし、危機的状況になる前に、EUに加盟したことにより「三重のアイデンティティ」すなわちEU、連合王国、アイルランドのおのおのに属することとなり、かえって国内政治が安定したことが明らかにされます。
より大きな連合体に属することで、ローカルが安定するとの逆説。近い将来の東アジア、特に中国の動向を考える上で、参考になりました。

国民国家とナショナリズム
著者:谷川稔、山川出版社・1999年10月発行
2005年12月20日読了

タイトルの"通貨"の範囲を超過した、膨大な情報が詰まっています。
アメリカ、EU、中国、そして日本の通貨政策と、その政治・軍事との関係が明らかにされます。
ビルダーバーグ・グル-プ、イギリスのしたたかさ、中国の老獪さ、日本のひ弱さ……

1997年のアジア通貨危機についても、ジョージ・ソロス氏が悪者扱いされていますが、その黒幕はEUであったとは……

それにしても、中国で急速に開発が進む電磁波ミサイル兵器は脅威です。
いくらイージス艦、弾道ミサイル防衛を進めたところで、これらを無力化されてはたまったもんじゃありません。本気で対処しないと危ないですし、この辺に、新たな技術開発の芽が見いだせるのかもしれません。
その前に中国=北朝鮮同盟のテポドン"中性子爆弾"ミサイルを本州・九州に打ち込まれて「お陀仏」ですか……。
どの近未来予測の書籍を読んでも、「米中の狭間に埋もれて消えてゆく日本」の姿が浮かんできます。悲しいことですが。

将来、東アジアで日本が生き残るには、中国を牽制できる軍事・政治力を保持した上で、彼の国と友好関係を築くしか、手がないように思います。
(バカの一つ覚えよろしく形だけの「日中友好」を進めると、なめられて、奪われて、消されてしまう。)

通貨バトルロワイヤル
著者:浜田和幸、集英社インターナショナル・2003年1月発行
2005年12月15日読了

日本のモノやスタイル(生活)に憧れ、日本の現代文学、アニメ、J-POPをこよなく愛するいまどきの中国の若者たち。その一方で教科書問題、靖国神社参詣による「反日」の態度を隠そうともしない彼らの心情を、在日30年の中国人学者が解き明かしてくれる。

[国家と個人]
われわれ日本人は日本、または日本政府を指して「国」と呼ぶ。中国人は「国家」と呼ぶらしい。
日本は武士道の国だ。対して彼の国には儒教の精神が根付いており、頂点に国家、その下にそれぞれの首長、地域の長、家族の長に連なり、個人が存在する。国家に代表される組織と個人の関係が根本的に異なるのだ。

[歴史認識]
日本で揉め事が起こった後、片方が誤りを認め、それを素直に謝罪すればたいていのことは片が付く。過去のことは「水に流す」とする。ところが中国にはこの概念は乏しい。過去の加害者が被害者と関係を保つには、いつまでも謝り続けることが重要らしい。
これは中国人同士のみならず、日本国と中国との関係にもあてはまるそうだ。
つまり「過去の戦争については、すでに謝罪した」と発言するだけで「日本人は信用できない」と、こうなるわけだ。
中国の小学校では、週に2回は粗末な昼食を摂らせる。かつて貧しかった時代を忘れないために。また親は、かつて自身やその親の食した貧しい食事の光景を子供に言い伝える。二度と貧しさを体験しないために。過去のことを振り返らず、なるべく美味な食事を我が子に与える日本の家庭とは、根本的に異なる。

これまでの2000年がそうであったように、これからも日本と中国はお互いを無視できない。傲慢にならず、卑屈にならず、良き隣人としてどのように振る舞うべきなのか。そのヒントを与えてもらった気がする。

ほんとうは日本に憧れる中国人 「反日感情」の深層分析
著者:王敏、PHP新書・2005年1月発行
2005年12月4日読了

三面記事扱いだったが、朝日新聞に掲載されていたのを読んだ。(2005年9月18日)
http://www.asahi.com/national/update/0917/SEB200509170009.html

約240名の隊員が、商店街の真ん中をを小銃で武装して行進したそうな。
佐世保市での出来事。なんでも、相浦駐屯地の創立記念行事だとか。それなら、駐屯地でやればいいのに。自衛隊に興味ある人なら、ちゃんと出向きますって。

石原ライト都政は防災訓練に自衛隊を投入し、それなりの成果を上げていると思う。「成果」とは、これすなわち都民の自衛隊に対する違和感の排除。すなわち、訪れるであろう大震災でのスムーズな活動を成就するための心構え。実に良いことです。
って、それだけか?
近い将来、新ガイドラインに沿った米日合同陸海空軍の大型演習が行われるはず。市街戦への対応も含まれるそれは、これまでの駐屯地内部だけで行われてきた小規模な演習とは一線を画し、一般市民を「巻き込んだ」ものになるに違いない。
備えあれば憂いなし。着々と進められる中央の情勢に、地方も負けじと動き出したのだろうか?

いろいろな信条を持つ人が住み、また訪れる真っ昼間の商店街。そのまっただ中を、迷彩服に身を包み、小銃(実弾は入っていないのでしょうね、まさか)を掲げ、軍靴の音を高らかに響かせて一糸乱れることなく行進する。自衛隊にとってはこの上なく気持ちの良いものでしょうが、商店街の人の気持ちは考えたのでしょうか?
旧帝国軍人に保護(=好き勝手に)された記憶の生々しい高齢の方。赤ちゃんを抱き抱え、普段の生活に一生懸命な若い夫婦。普段、テレビでしか迷彩服を見ない市井の人々の気持ちは、考慮の範疇外だったのでしょうか?
ハッキリ言って、恐怖感を与えたと思う。もしかして、それが目的?
違うのなら、もう少し考えて欲しいナァ。

2005年9月11日、衆議院議員選挙が終わった。小泉マジックによる参加型「観劇」と呼ぶべきか、あるいは「郵政民営化法案の国民投票」と称するべきか迷うところだが、結局は主力野党、民主党の大敗北に終わった。民主党は再建を試みることを表明しているが、結局は目論見かなわず、いずれは自民非主流派との連衡合従が行われると予想する。

郵政ではなく、年金、財政が国民の関心事であることは明らか。野党はこの点をつくも、あきらかに準備不足だった。
結局は、郵政民営化法案も財政問題に繋がるわけだから、「国民の財産をどうするのか」を論点に持っていければ良かったのだが……。

開票日翌日のNHK夜の番組で、自民幹事長、それに各党の党首の討論番組が放映された。
社会民主党は今度の選挙で全滅すると思っていたが、どっこい、生き残った!
ここのマドンナ党首は、魔法の言葉「憲法」が大好き。なにをいまさら、護憲もないでしょうよ。
1999年の段階であれば、その主張も傾聴するに値した。だが同年のガイドライン関連法の成立により、すでに憲法九条は唱えるも悲しい念仏と化した。九条堅持・護憲の社会民主党は「死に体」といえる。
「何を言ってんの?」と思われる御仁へは「憲法と戦争」(ダグラス・ラミス著。晶文社刊)の御一読をお奨めする。

それにしてもこの選挙結果です! 祭りが終われば、現実が待っているのです。これからは政権与党の「やりたい放題」が可能ですね。
郵政民営化の次は何でしょうか? 「財政再建」と銘打って、消費税率大幅アップ、社会保険料率「改正」、医療費受益者負担の増額等々、官僚に優しく生活者に厳しい政策のオンパレードですかね? おそらくは軒並み、実行に移されるのでしょう。マスコミも今度は、政府と「こんな政府を選んだ国民」に対し、批判めいたことをだらだら報道するのでしょうか。
文字通り、あとの祭りです。
民主主義に万歳!

ちょっと中曽根さん! 中曽根弘文さんってば! 民意にしたがって信念を曲げ、今度は郵政法案に賛成するのですか? すなわち「民意で保身」ですか? 恥ずかしくないですか? 国会の先生方は「たとえ民意がそうであれ、間違っていると判断したから、信念を持って民衆を導く」選良だと信じていた私がとんでもなくバカだったのですか?
そもそも、あなたが最初から賛成しておけば、今回の面倒な解散・総選挙はなかったハズで、よけいな経費もかからなかったのですよ! 自民党もここまで議席を増やすことはなかったのでしょうね。
なるほど、小泉首相閣下の戦略でしたか。わざと参院で否決させて衆院を解散させる、と。邪魔な派閥領袖の権力を削ぎ、野党の数を減らし、自らの権勢をこれまでに無いほどに高める。そのために、わざと反対に回った……そうですね? 大成功でしたね!
法案を可決した衆院をなぜ解散したのか不思議でしたが、そういう事情があったのですね。
そして先生は、重要閣僚ポストをゲットする、と。英明たる大臣閣下の御成りです!
なるほど、失礼ながら、御尊顔は若いときの父君の方が精悍そうでしたが、知略では一歩も引けを取らない。そういうことですね?
権謀術数というより、魑魅魍魎の世界。
民主主義に万歳!

さてさて、外に目を向けます。最重要にして唯一の軍事同盟国、アメリカさんは歓迎してくれているようですね。「ますます自分たちの思い通りになる」と。可及的速やかに解決せねばならないのは、米軍再編にともなう基地問題と、太平洋軍司令部(?)の日本国内設置ですね。まるで自国領土のような扱いですが、占領軍なのだから「当然のこと」なのでしょう。
さて、お次は何でしょうか? おそらく、ガイドラインで想定された「米日合同軍のグローバルな規模での作戦行動」をスムーズに実現するための、「日本の改造!」ですね。
具体的には、米軍にとって邪魔でしかない「九条の完全な抹殺」と、自衛隊の「軍」への昇格といったところでしょうか。
いまの自民党政権なら、憲法改変も現実味を帯びてきますね!
民主主義に万歳!

○○○○○

憲法の改変には反対です。刻々と変化する国際情勢に対峙するにも、これまで通り「九条の解釈改憲」で臨機応変に臨めば良いのです。現実主義は大切ですが、何も理想をかなぐり捨てることはありません。

あまり注目されない憲法前文ですが、要するに「恒久の平和を念願」し、「平和を維持」し、「国際社会において名誉ある地位を占めたい」われわれ日本国民は、「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認」し、「全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを」誓っているのです。

たしかに九条では「戦争を放棄」していますが、憲法のエッセンスとも言える前文の目的を達成する手段として、堂々と自衛隊を活用すればよいと考えます。
ただし、自衛隊は国際平和の実現への「ひとつの手段」です。他の手段として、日本国・日本企業の持てる技術を利用できれば……。
いまこそ、日本国民の一挙手一投足が注目されています。
(言うは易し、か。……無い知恵を絞らなければ!)

この4年間、アメリカさんにベッタリ寄り添い、イラク問題(自衛隊派遣の実績作り)と穴だらけの郵政民営化に没頭している間に、民主主義の成熟した欧州では新しい社会・経済システムへの移行が進められてきました。すなわち、

The 'Anglo-Social Model'、アングロ・ソーシャルモデル。

Newsweek誌(日本版2005年9月7日号)によると、1997年以降、イギリス・ブレア政権の進めてきた政策で、アメリカ型の純粋資本主義経済に北欧型の社会保障制度を融合させたものであり、貧困対策=雇用対策、税金制度、育児サービス等の充実を図り、失業率の低下と経済成長とを実現しているそうです。

日本と同じく国会選挙の行われるドイツではもちろん、数カ国で批准が否決され、EU構築推進に危機感を抱いている欧州各国で注目を浴びています。
大マスコミでは報道されず、主要政党も話題にしません。注目されるのは9月後半以降になるのでしょうか。
それにしても、ブレア氏です。"ブッシュの犬"と嘲笑されながらも、着々と独自の政策を邁進させるあたり、さすがは民主主義先進国の宰相ですね。パフォーマンスの目立つどこかのライオンさんとは、えらい違いです。

現実的には(この先20年くらい?)、事実上の帝国であり、世界覇権を握る合衆国と歩調を合わせる以外、日本の選択肢は無いのであり、これからもそうするのでしょうが、整合性の乱れない範囲で、近未来の日本と世界の姿を見据えた、新しい社会制度を追求していきたいものですね。
(世界中から賞賛される"わび・さび"の効いたヤツをね。)

何も、指紋認証やシステムの更新を要求しているわけではありません。

三権分立のおかげで、曲がりなりにも成立している民主ニッポン。議員選挙については文句ありませんが、裁判官の信任制度について、情報の開示を求めているのです。

以下、2003年11月9日のなぐり書きから。

選挙に行ってきた。衆議院議員候補の投票についてはわかりやすいから文句は言わない。だけど何なんだ? あの最高裁判所裁判官の国民審査と言うのは。投票用紙を受け取ると、間髪入れずに20歳代の係員に訊いてやった。

「この人たちの経歴のわかるものはないのか」

男性係員は慌てたようすで、奥に居た責任者らしき人物を大声で呼んだ。何事か、と投票会場の係員も一斉に目を向ける。黒縁メガネをかけた45歳くらいのおじさんがゆっくりと歩いてきた。

「新聞の折り込み広告に出ています。先週になりますが」

「新聞を購読していない人はどうするのか? ここ(投票用紙)に列挙された名前だけで判断して投票しろと言うのか?」

「それはご本人様の判断によるしかありませんねぇ」との御高説だ。

そばにいた若い係員が補足するに「棄権するのもひとつの選択肢です」だと。「いや、別にクレームをつけているわけではなく、知らないから訊いただけですわ」と言い残して投票所へ向かった。

なになに。不信任の場合は×をつけろ、信任の場合は無記入のままにせよ、とな。逆じゃないの? 信任する場合に○を記入するのが本筋でしょうが。これじゃあ、半数以上の人が白票を投じるとして、間違いなく信任されるわな。
そもそも何割の白票で信任されるのか、それすら知らないし、知らされていない。これって行政の怠慢ではないの? それとも、知らないのは「自己責任」なのか?
こんなの、税金の無駄遣い! 時間の無駄。
このへん、詳しい方がいらしたら、どうかご教授お願いします。

それにしても、投票用紙に記載された文字の小さいこと、小さいこと。高齢化社会を迎えているのに、この辺は一向に改善されません。パーフェクトなお役所仕事ですな!

信じられないことに、イスラエル国内で壁の建設が進められている。
国内のパレスチナ人居住区である西ヨルダン川地域を隔離するために。
「すでに隔離の完了したガザ地区ではテロが減った。だから効果的」なのだそうだ。
テロ対策?
計画的な国家テロを平然と行う集団が、テロ対策ですか?

高さ8メートルにおよぶコンクリート壁(の映像)を見て、ベルリンの壁(直接見た。一九九九年の壁は、ただの残骸だったけれど)を思い出した。
市民社会を分断したベルリンの壁は、もちろん非人道的だ。だがこの場合は、東ドイツ政府対西ドイツ政府、すなわち東のソビエト連邦対西のアメリカ合衆国の構図があったわけで、分断された市民には、それぞれの政府と陣営の後ろ盾があった。

こっちの壁はより深刻だ。イスラエル対パレスチナ。かたやアメリカ合衆国(の軍産複合体)を後ろ盾にやりたい放題。かたや後ろ盾は無し。国際社会は無関心ではないにせよ、アメリカの動向を気にして知らぬふりを決め込む。イスラム同盟といえども、米国の経済的・軍事的制裁は怖い。

パレスチナ住民の社会生活が破壊されることを何ら考慮せず、ユダヤ系イスラエル人の都合だけで一方的に壁は建設される。
先祖伝来の土地を追われ、一方的に決められた居住区へ強制的に収容される。国内移動には通行証(パスポート)が必要ときた。
これをアパルトヘイトと言わずして、なんと呼ぶのか?

パレスチナ人の土地は没収され、次々にユダヤ人入植地がつくられる。そこの入植者はこう言い放つ。「ここは神が与え給うたわれわれの土地だ。ここをテロリストの攻撃から守る必要がある」

テロ対策を名目にパトロールを行うは、ハイテク兵器を駆使するイスラエル国防軍。第三世代の重戦車や戦闘ヘリコプターで、イスラム教徒居住地区を縦横無尽に駆け巡る。
パレスチナ系イスラエル人に残された手段は、自爆攻撃のみ。
パレスチナ警察ですら、反イスラエルの牙城となる。

むかし、チベット問題を取り上げた神戸のビデオ上映会に参加した。そこで、こんなことを言った女性がいた。
「国連にまかせれば大丈夫よ」
嘲笑をこらえるのが大変だった。侵略者中共はP5、安保理常任理事国ですよ!
たとえパレスチナ問題が国連安保理で取り上げられても、米国の拒否権によって潰え、日の目を見ることはない。
ならば国連"総会"が非難声明を発表しても、聞き流せば済む。強制力の伴わない声なんて、力ではないから。
非正義を告発できない国際社会って、いったい何なんだろう?

彼らユダヤ人は、かつて世界中から差別の対象とされ、20世紀中葉にはナチスドイツによる大量殺人を経験した。
彼らにとって、原住民から奪い取ったパレスチナの地は「約束の地」なのであろう。
彼らにとって「非ユダヤ人は非国民」なのであろう。

非国民のパレスチナ人に、人権はないのだろうか。
アンネ・フランクの日記は答えてはくれない。

かつての被害者は加害者に変貌した。
かつて涙した名著、エリ・ヴィーゼルの「夜」は、永遠に明けない夜なのか?

「シンドラーのリスト」が、歴史の彼方にかすんで消えてゆく……。

(2003年11月25日のなぐり書きを元にしました。)

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