男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

アニメ・コミック

兵庫県明石市(神戸市の西隣)に、あのガンダムの安彦良和氏がやって来る。地元民として、中学生時代にガンダムの洗礼を受けた一ファンとして、聴き逃すわけにはいかない。新聞記事を読んで、すぐに予約し、2008年4月6日10時前に会場に着いた。
(長いので2回に分けます。)

さて、会場(サンピア明石)に到着すると、
「安彦良和氏と本田純一氏の対談」
との看板があがっている。対談相手は地方新聞の記者? 20年前から日本のアニメ業界の神様的存在である安彦氏とは、全然釣り合わないのでは?
この疑問に対する答えは、最初の"なんとか会会長”の棒読み挨拶で解けた。よくわからん年寄り連中、行政・教育界に長い間身を置いている"お歴々"には、30代の地方新聞記者のほうが格上に映るようだ。ただ、この神戸新聞記者も心得ているようで、一ファンとして、インタビュアーの立場を取って安彦氏を盛り立てていた。(この辺りはさすがだ。)
それはさておき、安彦良和氏の話を抜粋すると……。

[アニメ業界入り]
・高校時代から漫画を描いていたが、プロになる自信はなく、集団作業を行うアニメーターを目指した。1970年に虫プロダクションに入社。動画ではなく、最初から設定を担当した。
・虫プロは1973年頃に倒産し、300人が路頭に迷った。その後、虫プロの仲間が新設した創映新社に入社した。(サンライズの前身だ。)
・当時のアニメーションは原作付きが当たり前。新興会社には原作付きアニメの話はこない。しかたなく、オリジナル・ロボットアニメを制作することとなった。
しかし、ちょうど石油ショックの時期。アニメ番組のスポンサーは次々と撤退したが、おもちゃ業界だけが支援してくれた。これは「作品=商品広告」の構図が成り立つためでもあるが、かろうじてロボットアニメのテレビ放映枠が確保された。
・サンライズ2作目のアニメ作品「勇者ライディーン」のキャラデザインを任された。当時は「メカデザイン」の概念はなく、「すたじおぬえ」の大河原氏が片手間にメカデザインをしていた程度。ほとんど、キャラデザが兼任していた。
・ロボットアニメは「おもちゃ屋の手先」、「質の悪いアニメ」との悪評が先行していた。それがいまでは、日本のロボットアニメに触発されて、ロボット工学を志す若者が多いと聞き、実に感慨深いものがある。

[ガンダム、富野由悠季氏(富野喜幸氏)]
・富野氏とは虫プロ時代から一緒に仕事。絵コンテを描くスピードが早く、他社の仕事も請け負っていた。
・世間の評判と違い、リアル・ロボットアニメの草分けはガンダムではなく、ライディーンだと自負している。
・勇者ライディーンは富野氏が監督、安彦氏がキャラデザ。この構図はガンダムに引き継がれる。
・良く訊かれるが、安彦氏はキャラ担当。ストーリーには加わっていない。
・ガンダムは、世界観、モビルスーツのラフデザイン等を含めて、すべて富野氏が創り上げたものだ。しかし、カリスマ化されて以降の富野氏の姿を、安彦氏は評価していない。ファーストガンダムと、それ以降のガンダムとの乖離に、違和感を覚える。
・だから、ガンダム誕生20周年を機に、「本当のガンダムをオレが描く」ことを決意した。

[ガンダム・ジ・オリジン]
・角川書店の編集長によると、連載の目的は、米国にガンダムを売り込むことだった。(アメリカ人は長いテレビアニメ全話なんて見ない。劇場版アニメは編集されすぎて、世界観が理解されない。外国人は「まずマンガありき」だ。)
・2000年に、富野氏と会い、「1978年当時の、富野氏の本来の世界観のガンダムをマンガにする」ことを伝え、了承を得た。(これ以降、富野氏とは会っていない。)
・連載中の「ガンダム・ジ・オリジン」はモビルスーツのデザインを独断で変えた。
・連載は、最初の予定より話がどんどんふくらんだ。前史はシャア・セイラ編のみで1巻を考えていたが、ルウム戦役を加える等、結局は6巻分にも及んだ。
・ファーストガンダムのキャラは、皆すべて気に入っている、しかし、オリジンの連載を始めてから、ランバ・ラル大尉とハモン、ドズル中将が気に入っている。だから大いに活躍させた。ハモンに片思いのタチ中尉には、感情を込めて描いた。
・ファーストガンダムは本来、子供向けの作品として生まれた。このガンダム・ジ・オリジンは最初から大人がターゲット。ぜひ、味わって欲しい。

話の中で感慨深かったのは、「ジ・オリジンの連載では、タチ中尉の活躍に気を配った」と安彦氏が述べていたことだ。脇役に過ぎない情報士官だが、ハモンのためにすべてを投げ打ち、叶わぬ恋に命を捧げる……。僕の好きなキャラなので、この話を聴けただけでも満足だった。

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ARIA The Originationのテレビ放送が終わってしまった。
最終回は、COMIC BRADE 2008年4月号(買ってしまった)の内容とほぼ一致。幻想的な演出で追加されたのは、アリシアの引退セレモニー。そのセリフは極端に少なく、晃の二言、三言が画面を引き締めた。

主人公=水無灯里のプリマ昇格の感動がもっと表現されて良かったと思うが、意外と淡泊だった。まさかの"飛び級昇格"を果たしたアリスの話(最高の出来だった)と比べると、あっさりしすぎの感があるが……。
これは、ダブル(見習い)からシングル(半人前)へ、そしてプリマ(営業資格者)の地位へと至るプロセス- 努力、仲間との叱咤激励、協力的な地域住民の支援と触れ合い、そして培われる人格と技量とセンス -こそ、作品のテーマだからだ。
(と勝手に推測しておこう。)

それにしてもこの作品、舞台もストーリーも地味目で、ドンパチがあるわけでもなく、恋愛要素も極端に控えめで、昨今のアニメとしては珍しい。ここ十数年で蔓延した「受け」を狙わない、しっかりした作品だったと思う。(だから1stシリーズと2ndシリーズのDVDを全巻購入した。)

火星をテラフォーミングし、地球温暖化の影響で水没する都市を移築して観光名所にする。このアイデアにはやられた。燃料電池、惑星間旅客機、重力制御(地表を1Gに保つ)、惑星の気候制御(人類の生存条件=地球と同じ気候を保つ)等、24世紀の科学技術基盤は水面下に隠し、20世紀中葉のアナログ的な要素でできた惑星と、そこに暮らす住民と、さまざまな観光客の織りなす物語。実に面白かった。

http://www.ariacompany.net/

La Rose de Versailles
大丸神戸店で15日まで開催されているので、行ってきた。

日本社会を席巻したベルばらブームのとき、僕は小学生。さらに男だから興味なし、のはずだった。何を間違えたか、古本屋で手にしたコミックスに「飲み込まれ」、愛蔵版を買いこんだのが10年前か……。

当時の原稿(写植されている)がガラスパネルに多数納められ、それを見るだけでストーリーがわかる。否、懐かしくも蘇った。
無垢な愛くるしい少女だったマリー・アントワネットが、権力におぼれて変わりゆく姿。その母、オーストリア女帝マリア・テレジアの苦悩。ルイ16世の凡庸さ。代々、王国軍を統率するジャルジュ家の理想と現実。フェルゼンとの禁断のXX……。
「さぁ行くぞ、アンドレ!」16歳にして近衛大尉のオスカルは、凛々しさ爆発だ。後に女性の本能に目覚めるのがフランス革命の最中で、最愛のアンドレを失うのも革命の最中。その翌日には自らも絶命することになるのだが……。
王道を行く大河ロマン。本物は、やはり良い。

当時のマーガレット誌の表紙を飾るカラー原稿も見応えがあった。
神戸ファッション美術館(六甲アイランドにある、あの斬新な建築物ね)からは、18世紀フランス上流社会で流行したロココ調ファッションの「250年前の現物」が展示されていた。いま見ると、ある意味、斬新だな。

しかし、原作者の池田理代子氏はスゴイ。この作品を世に送ったのは若干24歳で、さらに47歳で音楽大学に入学し、無事に卒業したとは。侮れないなぁ。

今日、昼間は神戸国際会館で、ウィンナー・ワルツ・オーケストラの宮殿祝賀コンサート(NEW YEAR 2008)。夕方はベルばらの世界。う~ん、18世紀フランス王国とハプスブルグ帝国の世界に浸った一日だった。

80年代の名作コミック、めぞん一刻がパチスロとして登場します。
(10月5日に検定を通過し、11月下旬に登場するらしい。
 これを機にパチスロに手を出したりして。)
http://pachinkoslottenntyo.blog41.fc2.com/blog-entry-202.html
http://pachinkoyanoyome.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/diskup_dec0.html

10/21現在、公式HPには掲載されていないようです。
http://www.olympia.co.jp/

以前から、コミック・アニメーションのキャラクターがパチンコ業界に進出しています。15年くらい前は、どこかで見たアニメキャラに似せた人物が店先の"旗さしもの"でニコニコしていましたが、近年は正規に提携しています。さすがに著作権問題を意識したのでしょうね。
でも、新聞折り込み広告で、北斗の拳やエヴァンゲリオンのパチスロ機種を見ると、正直、売れなくなった女優がアダルト業界に転身した、みたいな感想を持ってしまいます。もちろん、偏見ではありますが。
キャラクター・ビジネスとしては王道なのでしょうが……。
パチスロ業界って、そこらへんの製造業界よりも儲かっているんですね。

4月10日からNHKで新しいアニメが始まった。
宮中料理人を目指す"少女チャングムの夢"物語だそうな。
http://www3.nhk.or.jp/anime/yume/

韓国で視聴率50%を記録したお化け番組「宮廷女官チャングムの誓い」の姉妹番組で、韓国MBCの製作だそうですが……。う~ん。あの顔は完全に子供向け番組。抵抗感あるなぁ。
それにしても若殿様とその護衛(従卒?)は凛々しいですな。女性視聴者狙いが"見え見え"ですが、お約束なんでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%BB%B7%E5%A5%B3%E5%AE%98%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A0%E3%81%AE%E8%AA%93%E3%81%84

名探偵ポワロとマープルはそこそこ面白かったけれど、その後はヘタレ番組ばかりでした。(不思議の海のナディア、みたいなヒット作はもう生まれないのかな?)
ヨーロッパでもなく中国でもなく李氏朝鮮を取り上げた本作。その大胆な試みが功を奏し、注目されるかな? "反日"韓国メディアはどう報道するかな?

らんま1/2(笑)。テレビ大阪の朝の再放送に触発され、ヤフーオークションで買っちゃいました。
海賊版DVDではなく、共産党独裁・拡張主義にしてインチキ資本主義国家の認定した正規販売品です。日本正規販売品との価格差は……13万円!
心配していた画質は問題ないレベル。まずは気に入った。
その気になれば、簡体中国文字と日本音声とを比べながら視聴できる楽しみもあるのです。

しかし……。しかしですぞ!

物語の鍵となる重要シーンが、すべてカットされているなんて、酷い!
(お風呂と温泉ですが)
かの国には「表現の自由」の無いことを忘れていました……。どうしてくれよう!
こうして、日中友好・国際親善にヒビが入るのですね。

人民共和国の諸君、宇宙飛行(50年前にソビエトが成し遂げた)に浮かれている場合ではないですぞ! まずは自らの人権をなんとかしなさいって!

ところで、高橋留美子さんの最新作は犬夜叉ですね。お隣の韓国では、神道(日暮神社、巫女……桔梗、かごめ)が障害となり、放映禁止らしいのですが、本当なんですかね?
なんだかなぁ……。

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