男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

パソコン・インターネット

深みのあるブルーと冴え渡るゴールド。これほどまでに美しいPCがかつてこの世に存在しただろうか。
VAIO株式会社5周年記念モデル、VAIO SX14"勝色特別仕様"である。
Facebookの広告に誘導されて「発見」してしまい、2日間悩んだ末に購入に踏み切った(7月30日のお話)。ソニーストアで329,508円なり。
カスタマイズ仕様なのに、届くまでわずか4日。箱を開けるのがもったいない気がするなぁ。
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勝色カーボン天板。この、見る角度によって表情を変える深みのある藍色!
そして、"勝色"にいっそうの華を添える"黄金色"のVAIOロゴプレートと背面のライン! この美しさといったら、もう……ね。
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パームレストも"勝色"だ。「自然藍を含んだ染料を用いてアルマイト染色」とある。素晴らしいぞ。
メモリは8GBに抑えたが、CPUは最新の第8世代CORE i7。
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SSDは1TBを実装した。←ここ重要
それにしてもだ。14インチLCDに十分なインタフェースポートを装備して約1kgの軽量さとは!
だが音楽だけはヘッドホンかイヤホンに頼らざるをえない。これはVAIOの宿命……。
VAIOはSONY時代から数えてこれで5台目だが、満足度120%! 旅行先にも持ち歩こう。
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[かつて携帯の無い時代があった]
大人にとっての「携帯できる電話機」も、子供にとっては「ケータイできるITツール」、ですか。なるほどなぁ。この認識差が世代間の隔絶につながるわけですね。
思い返すこと13年前、仕事で初めて触れた「携帯できる特殊な」無線電話機は、本体が百科事典1冊分の大きさのショルダータイプで、送受話器が昭和の映画に出てくる「黒電話」そのもののカタチでした。初めて通話した感想は「高速道路の高架橋の上から電話できる。スゴイ!」の一言でした。もちろん、ノイズ混じりのアナログ方式で、連続通話時間は1時間に満たなかったと思います。
それがいまや、300万画素・光学ズーム式のデジカメを内蔵し、フルカラーLCDで動画もOK、着ウタ・WEBブラウジング、GPS内蔵、指紋認証機能まで実現するとは、想像すらできませんでした……。
僕の世代(30台後半)にとっては、携帯の普及は「便利な世の中になったナァ」なのですが、いまの中高生にとっては物心ついたときから存在したものであり、このあたりにジェネレーションギャップを感じます。

[メディア・リテラシー]
公立の小中学校にIT環境を整備する2000年の「eJAPAN構想」のもと、ハードウェアは国の威信をかけて急速に整備された。しかしモラル、リテラシーをはじめとするソフトウェアに関しては、国としての方針がハッキリと示されることなく、結局は民間の後追いとなってしまった。
しかもハードウェアにしても、アメリカのように個々の教室に整備するのではなく、コンピュータ教室にまとめて設置されることが多いそうだ(私立は違う)。昭和の枯れススキ頭脳を持つ年寄リーマン教諭にしてみれば、ネットやPCは「われわれには関係のない、特別な何か」でしかなく、オーディオや自転車と同じく「あって当然のもの」である子供の感覚とかけ離れていることが問題と言えます。

ネット王子とケータイ姫 事故を防ぐための知恵
著者:香山リカ、森健、中公新書ラクレ・2004年11月発行
2005年9月11日読了

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