男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

映画・テレビ

風邪なので休暇。夕方に快復したので、録り溜めたTV番組をチェックする。
"ロンドン"と"漱石"でピンときて、録画しておいたNHKの番組を見た。
(放映日は2009年8月13日。)

イギリス支店に転勤した商社勤めの若い日本人女性が「引きこもり」になり、支店長(日本人)に当時の漱石の行動を調査するよう言われ、その足跡を追う話。

当時の文部省の命令により、単身でロンドンに乗り込んだ夏目金之助。
ときは1901年のヴィクトリア時代。フランスをも寄せ付けず、世界覇権をものにしていた大英帝国の全盛期だ。
「どこかアジアの片隅から来た小さな人種」は、当然、イギリス人から理解されるはずもない。背が小さく黄色い自分の姿はコンプレックスとなる。留学期間は2年だが、下宿を転々とし、英国人の先生のところへも顔も出さなくなり、やがてひきこもる。
日記もパタリと書かなくなる。妻、鏡子への手紙の中で「頭がおかしくなりそう」と訴える様は痛切だ。

この小さな下宿の部屋で、これまでの自分は、浮き草のように文学を彷徨うだけの存在であったことに漱石は気付く。英文学の狭い範囲の蔵書を一時封印し、それまでひもとくことの無かった分野の本を読み出すようになる、
そして、自己本位に立ち、著書その他の手段による文学作品の執筆(公開)を自分の生涯の事業とすることを決意する。

ロンドン留学。そこでの引きこもり期間=悩み抜くだけの時間と決意が、偉大な夏目漱石を育んだというのだから、本当、何が起こるか分からない。
「つまり、ヨーロッパのものまねをするのではなく、日本がすごいと思うのでもなく、自分自身が考えたことをかたちにするってことか」
出演女優のつぶやき。結局、これが結論ってことか。

齋藤孝氏、姜尚中氏らの留学時代の経験談も挟み込まれ、若い自分の苦悩が貴重な経験であることを示唆している、

近代の本質を日本人として最初に理解したのが漱石。(姜尚中氏の言葉)
100年後の現在でも読み継がれるのは、西洋近代と日本の関わりの原点が漱石の体験と作品に内包されているから。そう言うことか。

Blu-ray レコーダで紅白の録画予約と年始番組のチェックをしていたら、
 日中共同制作ドラマ「蒼穹の昴」への招待
なる番組を発見した!
元旦、1月1日16:15より放映されるらしい。

蒼穹の昴と言えば、"鉄道員"と並ぶ浅田次郎さんの代表作だろう。この作品を読んだ感動は忘れない。(科挙に合格した梁が、亡き母親を思ってとった行為には、正直涙した。)

時の宰相が蠍の毒により暗殺されるシーンは、命のはかなさが際だっている。あっけなく、本当にあっけなく命を落とし、それまで築き上げた全てが水泡に帰すのは胸が痛い。

かと思えば、イギリス人を震え上がらせる李鴻章の超人さも興味深い。後に権力を簒奪する袁世凱も、ここでは人間味溢れ、李を敬愛してやまない軍人としての姿が描かれる。

これらの「隠し味」がどうアレンジされるのか、いまから楽しみだ。

今年2009年は「坂の上の雲」が連続ドラマになり、「沈まぬ太陽」が映画化された。ADの作り笑いが腹立たしく実に内容の下らないバカ番組(バラエティというのか?)は観る気がしないが、こういった大作のドラマ化は大歓迎だ。

クリンゴン、スポック、USSエンタープライズの名を知ったのは、すでに廃刊となった電波新聞社の「マイコン」誌のゲームコーナーだ。中学1年だった僕は、近所の商店街の電気店(いまでも頑張っている!)に入り浸り、シャープの"マイコンピュータ"、MZ-80CやMZ-1200の前に座り、スター・トレックのゲームを無料でやっていた。振り返れば実にずうずうしい行為だったが、25年以上前の出来事だから、許してもらおうか。
(あの電気店で、何か買わないと行けないなぁ。)

で、2008年に公開された映画、スター・トレックのブルーレイ・ディスクを購入したので観賞した。
冒頭、いきなりの戦闘シーンは迫力だ。わずか12分間の船長、カークの父親の姿は凛々しい。突然の敵襲から乗組員800人を救った英雄の遺児は、しかし、けんかと女遊びの絶えないトラブルメーカーに成長した。だが、エンタープライズ号を指揮するパイク提督は息子の素質に注目し、鼻血まみれのカークに「宇宙艦隊に志願しろ」と諭す。

さて、エンタープライズ号の処女航海である。ワープアウトした先が、先行した地球戦艦6隻の残骸の漂う中であり、いきなりの敵艦の前だ。スポックの故郷、バルカン星が内側からブラックホールに飲み込まれ、船長は敵に捕らわれる……。

彼我の戦力差をものともしない若き士官候補生、カークの行動力が、論理思考のスポック船長代理を動かす。
そして、母親を目の前でなくしたスポックの、感情の爆発。論理的種族の、あまりにも人間的な行為。

ラストは、まぁいかにもアメリカ的だが、これはこれで良いだろう。
よし。これで、先に買っておいた宇宙大作戦ブルーレイ・ボックスを心おきなく観賞できるぞ!

32インチのアクオスはテレビ放映にはちょうど良いサイズだが、映画鑑賞だと物足りないなぁ。次は40インチを考えるか……。

2008年12月公開作品をDVDで観賞した。
小笠原地震がきっかけで海底のメタンハイドレードが融解し、海面温度上昇による突発性巨大台風が東京都心部を襲う。台風よりも、冒頭の津波の恐ろしさが圧巻だ。

あれだけの大津波なんだから、品川駅周辺だけに被害が集中するはずがないし、元隊員を助けるために、数十人規模のハイパーレスキュー隊員が一生懸命になる。「他の地区の一般住民の救助は?」と訊きたくなるが、まぁ、そっとしておこう。

香椎由宇が良いなぁ。でも、気象庁職員が職場ほったらかしで消防庁現場本部に詰めるのは、ありなのか?

CGの出来は良かったが、人情これみよがし、性善説に依った作品で「普通」だな。
もっとこう、脳天に"ガツン"とくる作品はないのかな。

2005年11月公開作品。恥ずかしながら、いまになって観賞した。
茶川竜之介、古行淳之介、星野六子、鈴木オート……。青森からの集団就職、東京都電(広島市電は現役ですね!)、透明の指輪、オート三輪(ダイハツ・ミゼット)、そしてゴールデン座(笑)。
懐かしくも遠くなってしまった、高度成長期初期の日本の風景。
1958年(昭和33年)、焼け野原から復興しつつある東京庶民の生活。東京タワーだけが突出して聳える背景に、鮮やかな夕焼け。

ラスト付近の淳之介との再会はベタと言うか、興ざめだったが、ラストはまぁ、よかったんじゃないだろうか。
……小雪、いいなぁ。

ふたたび神戸映画資料館へ出向いたゾ。(2009年5月5日)
シアチェン - 氷河の戦闘(Siachen : A War for ice)を観賞した。2006年のスイス作品だ。

1947年のインドとパキスタンの分離独立。その時点で国境が確定しなかった地域があった。ヒマラヤ山脈の西に位置し、一年中氷河に覆われた6000メートル級の山々。カシミールの北東に位置するシアチェンだ。
(「シア」は薔薇のこと。シアチェンの地名はここから。)

[観光と軍事が並立する地]
パキスタン側の平地から上がるとアスコン峡谷に至る。車で行けるのはここまで。車道も無くなる。ここからは徒歩かラバのみ。
軍がヘリを飛ばせるのは好天のみ。悪天でも行けるラバで灯油を山頂の基地へ運ぶのは、民間業者だ。
氷河ではラバも転ぶし、死にもする。ラバ一頭は1,000ドル。

アジア最高峰のK2を擁するこの一帯は、観光と軍事の重要拠点が併存する。
急峻な山、雪崩、谷底へ崩れ落ちる雪原。ダイナミックな映像だった。
7,000m級の山々がそびえ立つ。軍事行動は好天のみ。

その山脈の向こう側は、インド軍の拠点となる。
こちらも最重要物質、石油をこちらはトラックで運ぶ。ヘリも併存。
一部には石油のパイプライン。液漏れ、環境破壊。

[バルトロ氷河で暮らす]
パキスタン軍の最前線、バルトロ Baltoro氷河。ここから隊列を組み、パトロールに出る。交代要員4名とガイド担当が2名の隊列だ。雪原を歩き、歩く。高度5,700メートルで、季節は6月。足下はぬかるみ、時に下半身が雪と泥の中へ沈む。
体力の消耗は激しく、陸軍の精鋭といえども、3分で先頭を交代させる。
ニット帽とサングラスは必携だ。雪焼けでさらに顔が黒くなる。

高度6,000メートルにある哨戒基地に到達。テントではなく、シェルターだ。交代要員はこれから1ヶ月間をここで過ごす。ここを拠点に、さらにパトロールを行い、この中でコーランを読み、礼拝を行い、生活するのだ。
指揮官は語る。最大の敵は天候だ。この地での任務は、もはや技量や体力の問題ではなく、士気の問題だ。
「気合いを入れろ、野郎ども!」
「おおっ!」(と僕には聞こえた。)

雪原に突如、現れたのは、なんと鉄条網だ! こんな辺境の地でも「境界線」は重要なのか。
ロープで全員の体をくくり、脱落者に備える。
で、なぜ、彼らはこんな過酷な環境に身をさらすのか?

[対峙のはじまり]
NJ9842と呼ばれるポイントの北側はインド、パキスタンとも暗黙の了解のもと、境界の未策定地域としてきた。1970年、パキスタン側が境界の設定を通告し、西側を制圧。これに反する形でインド軍も部隊を派遣した。当時のインド軍派遣部隊指揮官は語る。
「偵察を目的に少数の部隊で乗り込んだ。パキスタン側は大規模な部隊を展開しており、ここでわれわれが引くと、シアチェン全域が制圧されてしまう。わたしは越冬を決意した」
これが現在まで続く、両軍の対峙の始まりとなった。以降、20年間、全面戦争に発展しないよう配慮しつつ、これまでに4,000人もの戦死者を出してきた。

Googleマップで確認したら、この地域に国境線は引かれていない。曖昧なままでも衝突を回避できるなら、まだマシというもの。

[意味のある対立なのか?]
両軍とも、地元の理解を得るために苦心しているようだ。パキスタンのカイラット中尉は語る。バルチ族の村に学校と病院を建設し、運営している。さらに自軍の兵士にも気を遣い、わざわざ電話回線まで確保したという。「家族との通話が精神衛生上、不可欠であり、士気の維持にも繋がる」 そう、士気が大切なのだ。インド軍指揮官も士気の重要性を語った。

そのインド軍はどうしているか。シアチェンのすぐ南側は、欧米人と日本人が訪れる観光地、ラダックだ。その中心地、レー Lehには、10万人の一般市民と10万人の軍人が暮らしている。市民一人あたり、兵士一人。こんな地域はここだけだろう。
で、ラダックの地元民は、軍需品の輸送、飲食店の経営等、軍の活動に頼っているのが現実だ。「戦争は必要悪。カネになる」とインタビューで答えたのは、若い地元民だ。

そのレーからラダックの北へ抜けると、山頂のインド軍前線基地がある。総員600名もの兵士を擁するという。夏でも全方位、雪景色。ピッケルとスパイク。こちらも全員の体をロープでつなぎ、氷上を歩く。

高山病にかかる兵士。凍傷に苦しむ兵士。前線基地の軍医は大忙しだ。

1999年に勃発したカルギル戦争Kargil War の背景がわかった。
カルギル周辺を制圧すれば、インド側の補給線は極端に制限され、シアチェンの占有が確実となる、か。

それにしても、この睨み合いを維持するために必要な年間予算は、実に1,000万ドル!(2004年の実績)
自国民を満足に食べさせることもできない国家としては、多大な損失だろうに。
政治は何をしているのか?

[環境へのインパクト]
制作サイドは、これを強く訴えていた。20年間の対峙で対流したゴミ。毎日1万トンものゴミが出る(? 誇張しすぎ? 翻訳ミス?) で、キチンと平地まで持ち帰っているのか? 否! 軍はなんと、雪の下に隠すのだ! 飲み物の空缶、小銃の空薬莢はかわいいほうで、燃料のドラム缶や、撃墜されたヘリコプターまでも。
で、漏れた燃料はどこへ向かうのか? 氷河にしみこみ、汚染するだけなのか?
南アジアの母なるインダス川。その水源がシアチェン氷河であることは、何を意味するのか……?

「ヒマラヤ国際映画祭 WEST JAPAN 2009」の公式HP。
http://himalaya2009.jakou.com/index.html

「シアチェン - 氷河の戦闘」の公式HP。
http://www.siachen.ch/front_content.php

JR新長田駅南側にポスターが掲示されていた。内容がわからず素通りしていたが、実に興味深い内容であることを5月2日の神戸新聞で知った。チベット問題を中心に、ブータン、ネパール、インドなど、ヒマラヤを囲む地域の文化・政治・人権等多岐にわたる映画が上映されるそうな。中でも、ある作品が目を惹いた。

その「安らぎはいずこに?」は、カシミール地域の問題を取り上げている。Amazonで探したが、日本語版は無い。米国版DVDはリージョン1だし、英語じゃダメだ。
GWは業務都合で休日出勤なのだが、本作品の上映される夕方だけ、都合を付けて観賞に出向いた。(2009年5月3日)

[カシミール問題]
前々から欧米、特に旧宗主国である英国で大きく採り上げられるも、冷戦時代はインドの背後にソ連邦が、パキスタンには米国が付き、結局は無難な「現状維持」が続けられた。
(当時のパキスタン軍部への支援とアフガニスタン・イスラム義勇兵への肩入れが、後々に米国へ災いをもたらしたことは周知の通り。)

時代は変わり、インドは無視できない存在となった。ハイデラーバードを中心とするIT産業、インド人の数学、英語スキルの高さ、なにより膨大な人口と市場を擁する無限の可能性だ。

一方のパキスタンは弱体化した。繰り返される軍事クーデター、根付かない文民政治、現ザルダリ政権に代表される政府ぐるみの腐敗。内戦・国家崩壊の可能性すら出てきた。
ニューズウィーク日本版2009年5月6日・13日合併号では、特にパキスタン軍部の害毒があからさまに書かれている。

で、3000年の昔からそこに住む民衆の思いは無視されてきた。
カシミール Kashmir のインド占領地区では、特に1990年代前半に、反インド闘争が盛り上がりを見せた。パレスチナの地になぞらえ、カシミールのインティファーダと呼ばれることもある。
独立運動だけではない。ムスリム住民としての正統な権利を要求するだけで、留置場行きだ。

[安らぎはいずこに?]
正式作品名は「Jashn-e-azadhi : How We Celebrate Freedom」、2007年にインドで制作された。

フィルムはクプワラ Kupwara の地からはじまる。うら寂しい墓地で、老父がインド兵に殺された息子の墓標を探す。
「かなり昔のことだ」
それは1992年、反インド、独立運動が最高潮に達した時期のこと。
「息子はムジャヒディンだった」
彼は反インドのムスリム戦士。インド政府は「テロリスト」と呼ぶ。

ラル・チョーク。ここはインド・カシミール州の州都スリナガル(シュリナガル)の中心街だ。ニューヨークのタイムズ・スクエアをイメージしてもらえればわかりやすい。その豊かさは比較にもならないが。
60回目のインド独立記念日にあたる2007年8月15日、ここで祝祭行事が催された。
中央広場の時計台は巨大なインド国旗にくるまれ、居並ぶインド軍高級将校たちが演説をする。放たれる白い鳩、鳩。平和の象徴だ。ミニチュア国旗が配布されると、子供たちが群がる。
だが、大人たちは出てこない。閑散とした大通り。これこそ、カシミール住民の意思の表れだ。何故か?

[アザディ! アザディ!]
集会で連呼されるアザディ azadi は"自由"を意味する。
いまは平穏なスリナガルも、1993年は暴動に荒れていた。当時のニュース映像が流れる。
ハズラートバル・モスクには大勢のデモ参加者。
「インドは出て行け!」アザディ! 「インドは出て行け!」アザディ!
ダル湖畔にあるこの美しい白塗りのモスクは、僕が訪問した2007年7月には閑散としており、ただ子供たちの遊ぶ声だけが印象に残ったのだが……。

インド軍治安部隊と反インド武装勢力の抗争。前者はムスリム軽視のヒンドゥー教徒。後者は、カシミール独立運動の主流だった地元勢力に代わり、アフガニスタンから流れた外国人の"ならず者たち"。両者の狭間で苦しむのが、地元の民衆だ。

カメラは北部カシミールの村、テキプラ TEKIPULA、バンディポラ Bandipola、南部カシミールの村シュピアン Supianの住民の不安を追う。

家が放火される。軍は消火には協力せず、武装勢力を追うのみ。焼け出された数十人は途方に暮れる。
普通の農民が突然逮捕され、拷問され、命を奪われて家族の元に帰ってくる。「誤りだった」とわずかなカネで賠償される。

虐げられてきた涙は枯れることはない
そして怒りは蓄積される。

武装組織の協力者だった夫を殺され、弟も殺された女性は、畑仕事を捨て、小銃を手にする。インド側から見れば「テロリスト」になったのであり、殺すのに理由は無い。

それでも、すべての住民が反インドではない。イスラム武装勢力のリーダーの演説が始まる。「10万人もの犠牲者を出した。世界は見ているはずだ。インド軍は出て行け」
集会への参加者は多いが、独立支持に署名したのは村の全人口の9%に留まる……。

[懐柔]
ある村で貧しい住民にラジオを配るのは、インド治安部隊だ。
クプワラ村 Kupwara では、軍が学校を建て、寡婦を対象に職業訓練所(旧式のミシンだが)を運営する。

スリナガルのムスカン Muskaan 基地内には、学校を兼ねた孤児院が設営されている。祭の日、親を亡くした少年少女が「○○大佐、将校のみなさん、ありがとう」と舞踊を披露する。軍の当事者にとっては微笑ましい光景であるだろう。だが、周囲の虐げられてきたムスリムは、そうは思わないのだろう。

イクワニ ikhwani 。元はアラビア語の「兄弟」の意味。転じて「武装抵抗組織から足を洗い、軍の協力者と成った者」を指す言葉に。カシミールでは「裏切り者」の意味で呼ばれ、民衆から蔑まれる。

[カシミールは誰のもの?]
カシミールの地には、一般市民15人に一人の割合でインド兵が駐留していると言う。これには納得した。2007年7月にスリナガル Srinagar、ソープル Sopure、等を旅行したが、軍人だらけだった。はしゃいで遊ぶ子供の横に、小銃を持った兵士がうようよと。異様な光景に映ったが、準戦時下の国だ、とそのときは思った。
(ソーナマルグ Sonamarg はのどかだったが。)

スリナガル Srinagar の西にグルマルグ Gulmarg と言う村がある。ここでインド人は冬にはスキー、夏にはゴルフを楽しめる。仲間と最高のひとときを送るヒンドゥー教徒の観光客がカメラに語る。
「カシミールはインド人のものだ」
これが本音だろう。

中共に不法占領されたチベットと同じ。
世界がどう言おうと、インドはカシミールを手放さない。パキスタンも支配地域を手放さ
ない。カシミ-ル人の独立なんてもってのほか。

支配は勝利を意味しないが、現状維持ができればそれで良いのだ。

こうやって衝突と流血は繰り返される。これからもウォッチを続けよう。

ヒマラヤ国際映画祭 WEST JAPAN 2009の公式HP。
http://himalaya2009.jakou.com/index.html

[余談。でも重要]
WEBをみると「Jashn-A Azadi」や「Jashn-e-Azadi」が存在する。YouTubeのフィルムからすると「Jashn-e-Azadi」が正解のようだ。

Jashn-e-Azadi documentary film
http://www.youtube.com/watch?v=bSnVVlX0ZNU

公式HPがあったぞ!
Jashn-e-Azadi
http://kashmirfilm.wordpress.com/

前からブルーレイが気になっていたが、冬のボーナスが出たのを機に、思い切って購入することとした。
そうなると自室のアナログ17インチテレビでは役不足だろう。一緒に買い替えることとした。
Blu-ray HDDレコーダは前から決めていたパナソニックDMR-BW830だ。楽天で109,800円で購入。
20V型液晶TVはシャープのAQUOS LC-20D30-Gで、これも楽天で56,800円で購入した。

2008年にもかかわらず、わが家のテレビ・ビデオ関係は総アナログ環境。しかも明石海峡大橋の影響により、通常のUHF/VHFアンテナでの電波受信が困難となっており、行政の用意した共同アンテナ経由で視聴している。
地デジ対応製品は初めてだが、以前、近所の人に教えられた「地デジも共同アンテナ」の言葉を頼りに、そのまま接続した。

うん、映る。NHKが感動的にきれいだ。ところが……だ。
4chや8chはブロックノイズの嵐。どういうことだ?
アンテナレベルを確認すると、基準値60に達していない。
考えうる対応策は
その1:ブースターを付ける?
その2:まさか、ケーブルテレビに加入しなければならない?

意気消沈。2011年以降はテレビを見るな、と? 地デジ移行を強行する政府が憎らしく思えてきた。
どうしようかと悩むうちに休日は終わり。結局、20型AQUOSは親に徴用され、居間のテーブルに置かれることとなった。

理由は不明だが、時によっては民放も綺麗に映る。こうなると欲が出る。居間の26型テレビは1995年製。13年も使ったんだから買い替えても良いだろう。ボーナスも出たし。

と言うわけで、32V型液晶TV、シャープのAQUOS LC-32DS5-Bを買ってしまった。
フルハイビジョン、倍速駆動液晶だ。
ブラウン管TV引き取りとリサイクル料金を含めて122,885円はお買い得だろう!

最初はHDD録画の可能な東芝32H7000を考え、家電量販店で下見したのだが、ピンとこなかった。高級機種売り場へ足を伸ばし、LC-32DS5の映像を見て「全然違うやないか!」と衝撃を受け、購入を決意したのだ。(で、これも楽天で購入した。)

それでも、ブロックノイズの問題は残ったままだ。もしかして、並行フィーダー線を使っていることが間違いなのか?

ホームセンターをうろつくと……いいものがあった!
300オーム並行フィーダー線と75オーム同軸ケーブルを中継する整合器、マスプロ電工のMAT10F-Pだ。同軸ケーブルは使わずに、テレビ推奨の付属ケーブルを接続することとした。

効果テキメン!
これまで不調だったNHK教育、4ch毎日、6ch朝日、10ch読売がウソのように綺麗に映る。テレビ大阪も(アナログだけど)ノイズが激減した。
アンテナレベルを確認すると、基準値60に対し、どの局も80以上ある。

これで快適な年末年始を過ごせるぞ!

[余談]
MAT10F-Pのパッケージには「マスプロの規格表に絶対うそはありません。ご理解と信頼あるデータにご期待ください」なんて書いてある。一般の人は規格表なんて読まないと思うけどなぁ。

大女優、吉永小百合さんのデビュー2作目だ。

主人公、石黒ジュンの親父さんが職人気質で良い。
会社が買収され、クビを言い渡された父。組合活動員が退職金の割り増し、過去の事故の労働災害の認定に向けて動くが、赤の手先に世話されたくないと断る。
「ともかくな、男は引き際が肝心なんだ。済んだことをとやかく言われる筋合いはねえ」
決めたことは頑なに守るが、柔軟性に欠ける典型的なガンコ親父。
家族には大きな顔で接するが、職探しではプライドも何も捨て、卑屈にならざるを得ない。
本人の苦悩と、犠牲を強いられる家族が痛々しい。

成績優秀、しかし経済難から高校進学をあきらめざるを得ないジュン。
友達の家で勉強すると嘘をつき、パチンコ屋のバイトにいそしむ。修学旅行もあきらめかける。すべては、高校入学金を貯めるために。
友人宅へ「勉強を教えに」訪問するジュンは、格差を目の当たりにする。自家用車、豪奢な洋風の家、ステレオ・セット、応接セット付きの勉強部屋、ケーキ・セット……。「勉強ができなくても高校へ行ける生徒には負けたくない」との思いは強くなる。

その友人の父の親切により、ジュンの父は大手工場に再就職できたが、それも束の間。
修学旅行に出発する朝、「FA化された工場なんぞで職人が働けるか」と2週間で工場を辞めた父。力なく自宅を出たジュンは、修学旅行の汽車には乗らず……。

万引きに誘われる小学生の弟。ヤクザものと関わりを持つジュン。
「すくすくと明るくのびよう青少年」の市役所の標語がパロディに見える。

少女の苦悩と成長、独り立ちへの決意がテーマだと思うが、朝鮮人蔑視の問題も隠れたテーマだと思う。
「だけどよ、北鮮と南鮮ってなんで分かれてるんだ? 同じ朝鮮人同士なのによ」
「世界の対立だって。東と西のドイツみたいに」
「じゃあ戦争になるかも、北鮮にいたらヤバイじゃん」
「日本もヤバイだろ?」
「そうだよなぁ、川口だって、水爆でイチコロだしな」
「それなら北鮮にいたほうがいいだろ? どうせ貧乏だし」
「そうだ、いまより貧乏になりようがねぇからな、ワハハ~」
「ワハハ~」
小学生同士の会話がこれだ。

貧しさ、東西冷戦、朝鮮問題。政治的なテーマを内包しつつ、吉永小百合さんの"可憐さ"がすべてを超越し、青春映画の名作が誕生したというわけか。

実は、AERA誌(2008年3月24日号)に掲載されていた東京大学大学院教授・姜尚中さんのコラム「久々に見返した名画、若者への温かい眼差しと、吉永さんの思いに気づく」を読み、この作品を知った。「苦しいとき、若者に差し伸べられた周囲の手。現代日本に失われた、そんな暖かみ」の趣旨が記載されていたが、確かに、そんな暖かみはいまでは少ないと思う。

昭和37年封切、浦山桐郎監督、今村昌平脚本、日活スコープ・モノクロ作品。
もしかして、古い映画ってスゴク面白いかも。

大混乱!春の陣!ストップ血税ムダ遣い 国民の怒り!!3時間SP
(テレビ朝日のHPから引用します。)
今夜は年度末恒例のタックル3時間スペシャルで、初登場のやんちゃな姫、姫井由美子議員を始め総勢17名の豪華ゲストが出演。第1部で福田総理と困った仲間達の秘蔵ハプニング映像をお蔵出しする他、たけしが下町の工場や商店街を突撃取材、格差社会に鋭く斬り込みます!
他方、「止まらない学力低下」「食の安全と消費者庁」「官僚天下り」「防衛省問題」など、福田内閣の頭痛のタネに関して激論が展開。学力による階層社会がすぐそこに!?消費者庁の実現で新たな利権が!?日銀総裁は一体誰になればみんな納得!?
そしてお待ちかね「痛快永田町時代劇」では、平沢、大村、原口の各議員に加え姫井議員も迫真の演技で、永田町時代劇史上最高の出来映えとの呼び声も。絶対見逃せません!!
http://www.tv-asahi.co.jp/tvtackle/

いつもより1時間早く帰宅して、夕食がてらTVタックルを見ていたら……
やってくれました! 「永田町時代劇」
国会答弁やインタビューでの失言やオモシロ発言を、そのまま時代劇に取り入れ、かつ、各政治家のポジションをわかりやすく示す辺りが、真骨頂ですね。
でも、麻生太郎氏の特徴は……少しひどいなぁ。

しかし、道路に限らず、特定財源はひどいなぁ。これじゃ公務員は遊んで暮らせるわけだ。

いまの時代、生放送を見逃しても、すぐにYouTubeにUPされる。便利な世の中になったもんだ!
(21:21現在、まだuploadされていない。ニコニコ動画にもなかった。)

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