■修業時代
「アルフォンス・ミュシャ 創作の軌跡」展(堺アルフォンス・ミュシャ館)
■修業時代
33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。
■富山城
2018年12月9日(日)7時25分起床
おおっ、外は雪が降っている。
朝食(コンビニパン……)の後、早々にチェックアウトして富山城址公園を歩く。まっさらな雪の上に足跡を残す気持ちよさは格別だ。烏の多いのにはまいったが。
■「ジブリの大博覧会 ナウシカからマーニーまで」展
富山市ガラス美術館は、富山城と並んでこの地のランドマーク的存在に見える。
ここは今回の旅の目的のひとつ、「ジブリ大博覧会」会場でもある。時刻は9時、チケット販売まで30分ある。並ぶのは面倒なので、ここは係員の奨めに従い、ネットで電子チケットを購入することにした。便利だ。
ガラス美術館の3階へ。ラピュタの前史を描くイメージボードが展示されていた。
9時20分になると、会場前の入場者の列がすごいことになった。人気の高さが窺えるというもの。
9時30分に開場。内部はポルコ・ロッソをイメージしたジブリ・バー、原画を交えたポスター群、宣伝媒体、ジブリの空飛ぶ機械たち、タイガーモス号の模型、ねこバス、等々。
幻燈籠も良かった。
個人的には、森ビル社員の方による、飛行・建築に関する技術解説ボードが実に興味深い内容だった。これを小冊子にして販売するべきだろうに。
う~ん、満喫。お土産も買ってしまった。10時55分に会場を後にする。
■「堀田善衛 世界の水平線を見つめて」展
11時35分、高志の国文学館に到着。書籍『堀田善衛を読む 世界を知り抜くための羅針盤』を読んでたまたま知ったのだが、ここもジブリと関係する「堀田善衛 世界の水平線を見つめて」展が開催されているのだ。
堀田善衛の生まれから晩年までと、作品とその思想が紹介される。実に興味深い内容だった。
世界を歩いて、見て、知る。歴史の重層性を知識のみならず体感として知る。その上で考える、か。
ポストカードをもらえて少し嬉しい。
■富山グルメその2
昼食は富山駅構内の「白えび亭」にて「富山スペシャル丼」を試す。白えび、ぶり、ホタルイカの天ぷらは実に美味!
雨が小降りになって良かった。
■富山県富岩運河環水公園
ここも富山のランドマーク的存在となっている。夏は楽しめそうだ。
一度、公園内のスターバックスに入ってみたかったのだ。屋外シートは僕以外、全員が外国人だったりする。
■富山市役所・展望台
ここは無料だし、期待していたのだが……濃霧のせいで立山連峰がまったく見えない。ガックシ。
■神戸へ戻ります。
お土産に白えびせんべいを購入し、再びの「白えび亭」で、きときとセットを注文。
白えびの天ぷらはビールに実に合う。
北陸新幹線は停電発生のため、ダイヤが大乱れらしい。
それでも「つるぎ719号」は予定少し遅れの15時17分に発車、無事に金沢まで僕を届けてくれた。
グリーン車は実に快適だった。
金沢駅で弁当を購う。あまり時間がない。特急サンダーバード34号は16時3分に出発。
18時10分に京都駅に到着した。新快速で家路へ。意外と乗客が少なかった。
今回の弾丸旅行はジブリ色が濃かったが、満足のゆく旅となった。
最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
その昔、作家・堀田善衛とジブリのコラボが行われ、気になっていたのだが、このたび富山市の「高志の国文学館」で企画展が開催されることを知った。また、ジブリの大博覧会も開催される……これは富山へ行かねば!
「true tears」の舞台となった高岡市も歩いてみよう。
【参考データ】
2018/12/8土
特急サンダーバード11号 大阪9:12発~金沢11:58着
IRあいの風とやま鉄道 金沢12:06発~高岡12:48着
2018/12/9日
新幹線つるぎ719号 富山15:17発~金沢15:40着
特急サンダーバード34号 金沢16:00発~京都18:09分着
宿泊先:富山第一ホテル(富山市、1泊)
■2018年12月8日(土) 倶利伽羅峠を超えて
この冬一番の寒さとなった大阪駅で、お弁当とお茶を買い込む。11番プラットホームは人でいっぱいだ。
9時12分、サンダーバード11号はスムーズに発車。2時間30分の列車旅が始まる。
グリーン車は広々として快適だ。スマホも充電できるし。
車内販売は廃止したくせに、検札だけはやるんだ。JR西日本はしっかりしているね。
冬のサンダーバードは初めてだが、シートヒーター付なんだな。暖かくて良いぞ。
大阪、京都は晴れていたのに、琵琶湖を北上したあたり(近江舞子)から雲が厚くなってきた。
で、敦賀に入ると雨だ。残念だが駅弁を開いて旅行気分を盛り上げよう。
11時58分、金沢駅へ到着。6番ホームから5番ホームへ移動して、IRいしかわ鉄道の列車に乗り込む。なんと2両編成だ。立つ人多し。これなら3両にしても良いのに。
しかし、第三セクターの運営と言えど、中身はほとんどJRじゃないか。
12時6分、IRいしかわ鉄道の電車は金沢駅を出発。倶利伽羅峠を経由して、高岡駅まで40分か。だんだん山深くなる単線を走るは楽し。
ああ、横殴りの雨が車両を叩く。ひどいぞ。
12時48分、高岡駅に到着。自動精算機なんてものはなくて、駅員がいちいち精算するんだな(820円)。
高岡観光に関するパンフレットを見る。13時1分、観光に出発。
■国宝・瑞龍寺
雨の中を南へ歩くこと15分、参道が見えてきた。なかなか良い雰囲気だ。
ここ瑞龍寺は『サクラクエスト』で登場したので気になっていたのだ。拝観料500円を支払い、境内へ。
この国宝・山門を観るだけでも価値があろうというもの。雨はみぞれに変わった。寒いはずだ。
寒い雨の中でも観光客は結構いたなぁ。まぁ満足。
13時40分頃、瑞龍寺を出て歩く。高岡駅を超えて、山町筋と金屋町を観てみよう。
■山町筋と金屋町
駅でもらった地図「駅からちょっと町歩き」によると、「土蔵造りの町並み 山町筋」「千本格子の家並み 金谷町」とある。期待は高まる。
歩けど歩けど、山町筋に着かない。けっこう距離があるぞ。
やっと到着した。
これは良いとして、山町筋。え~と、、、普通の町並みにしか見えないんですけど。。。。
観光地として売り込むのなら、昼間は車両進入禁止とするべきだろう。風情が削がれて、損した気分だ。
またまた歩いて、次は金屋町へ。
キューポラと煙突は見る価値あった。頑張っているように見えるが、この辺りも観光地として整備が不十分だと思う。
■高岡大仏
金屋町から歩いて20分、有名な高岡大仏に到着。高さ16m、1933年に造営されたとある。
■高岡古城公園
ここは「true tears」の舞台となった場所。紅葉の名残りがちらほらと。
■藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
高岡古城公園の北東に位置する。入口は少しわかりにくい。高岡市美術館に併設されているんだな。
ここは当たり。500円の価値あり。
内部は、幼少時からの漫画原稿、名言集、キャラクター紹介等。手塚治虫からもらったハガキは一生の宝だったろうなぁ。
■富山グルメ
16時40分、高岡駅から「あいの風とやま鉄道」に乗車。58分に富山駅へ到着。
ホテルは駅から結構歩く。17時30分、富山第一ホテルに到着。あぁ、安い部屋だから景色も最悪だ(公園の反対側)。
読書と小休止。
まだ足りない。街へ出歩き、散策。土曜日の夜だけあって、みな浮かれている。
「富山ブラックラーメン」はなかなか濃い味付けだった。関西人には合わないや。
満腹&ビール漬けになったところで、続きます。
2018年9月17日(月)晴
■旧開智学校校舎
8時50分チェックアウト。良い宿でした。荷物を預けて観光に出発。
市内周遊バス「タウンスニーカー」に乗車し、重要文化財・旧開智学校校舎へ9時15分に到着。
明治6年開校か。
■旧松本高等学校……。
交通手段に乏しい観光地なので、近くの営業所でタクシーを呼んでもらった。
1,500円かけて旧松本高等学校へ。
え? 臨時休館? 台風21号の影響で破損? そんなぁ……。
しかたがないので歩きます。
■松本市美術館
常設展示、洋画家・田村一男の作品などを観る。ふむふむ。
『弁天本店』が良かった。
観光客にまとわりつき「小銭」をねだるガキたち。
■中町通りを歩く。
松本民芸家具・中央民芸ショールームが良かった(写真忘れた)。
昼食は明治10年創業の蕎麦処「弁天本店」で。レトロな雰囲気バツグンの店だ。
ホテルに戻り、荷物を受け取る。タクシーを呼んでもらってJR松本駅へ。
お土産をたくさん買ってしまった。
17時過ぎに名古屋駅へ到着。のぞみ117号に乗車し、ビールを飲みつつ、新神戸経由西明石へ。
これで初秋の上高地・松本旅行は終わりです。
最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
2018年9月16日(日)曇り
■上高地散策その2
朝は5時20分に目が覚め、穂高連峰の日の出を垣間見ることができた。
6時~もったいないので歩く。すがすがしい空気。天候は回復するも厚い雲が山頂を隠している。
で、部屋に戻ると、おもいがけないデザートが待っていたのだ。
穂高連峰の稜線! 素晴らしい窓からの眺望に歓喜!
9時40分にチェックアウトしてバスターミナルへ向かいます。上高地ホテル白樺荘、良いところでした。
河童橋からの眺めも見納めです。雨だった昨日と違い、河童橋は人で大渋滞。
■松本へ
10時40分に上高地バスターミナル4番乗り場を出発。昨日のうちに整理券を入手していたので、スムーズに乗車できた。
11時45分、新島々駅へ到着。
待ち時間の間、頭に布(?)をかぶせた東南アジア系の女性と会話。マレーシア出身で、登山用リュックにピッケルなどの本格装備を持参した女性3人組。日本へ来てくれてありがとう。僕もマレーシアへ行ったことがあるんですよ。もう20年も昔ですが。
12時7分、新島々駅を出発し、12時36分に松本駅へ到着した。
昼食は駅ナカの有名蕎麦屋をチョイス。15分も待ったが、海老2匹入りの美味しい天ぷら付きざるそばを堪能することができた。1,900円なり。
で、晴れたのは良いが、暑い。外気温27℃か。
市内を周遊するバス「タウンスニーカー」に乗ったは良いものの、渋滞に巻き込まれ、なかなか進まない。ここはタクシーをチョイスするべきだった。
丸の内で降車し、少し歩いて14時50分に「松本ホテル花月」にチェックインした。
ここは松本民芸家具を贅沢ふんだんに使用したインテリアが
特徴で、雰囲気バツグンの良ホテルだった。部屋をグレードアップしたらよかったかなぁ。
ホテルで松本城のチケットを購入。団体割引料金でお得。
■国宝・松本城!
「松本ホテル花月」から歩くこと10分。中世・戦国時代から現存し、築城400年を誇る国宝・松本城へ到着。本日の観光のハイライトだ。
ワールド・ビール・フェスティバルなる催しが開催されているせいか、すごい人の出だ。
で、天守閣へ向かうと……待ち時間40分? 時刻はすでに15時30分。見学は17時終了。どうしようか……。
とりあえず並ぶと、心配をよそにどんどん列は進む。スタッフによる松本城クイズも楽しく、待ち時間は長く感じられなかった。
16時には天守閣へ入場できた。
靴を脱ぎ、ビニール袋に入れて持ち歩く。
5階、6階への階段は狭くて急で……これはお年寄りにはキツイだろうな。
5層6階、天守閣最上階から城下を眺める。
階段が急でも人が多すぎても、この天守閣は値打ちがあった!
このアングルからの情景が気に入った。
時刻は16時50分。本日の観光はこれで終わり。ホテルへ戻ります。
■I;cazaで夕食
「松本ホテル花月」のステンドグラスを超えた1階にそのレストランは存在する。
創作フレンチは芸術、その極みを目指す逸品がここにある。
秋の散歩道、大地からの贈り物、煙に巻いて巻かれて、ナベとハンマー、御吉兆! 海の「底」から、大地と海のアンサンブル、ひまつぶし、食後はユートピア! 最後は葉っぱで。
……これ、すべてメニュー名なんです。
サーブのタイミングも良く、スタッフはフレンドリー。何より美味でした。
信州ワインも上品な味わい。満足。
ここは大浴場も広く、ゆっくりできた。
ほろ酔い気分で続きます。