ベル・エポック期にアール・ヌーヴォー・スタイルをつくりあげた代表的なアーティストの一人、アルフォンス・ミュシャ。本展示会は彼がデザインしたポスター、装飾パネル、はがき、切手、紙幣、ビスケット缶などの商品パッケージ、香水瓶ラベル、デザインを学ぶ学生の教本として出版された「装飾資料集」「装飾人物集」など500点の作品によって構成されるとある。
期待を込めて六甲アイランドの中心部、神戸ベイシェラトン・ホテルの隣に位置する神戸ファッション美術館を訪問した(2021.11.24)。
・やはり「MONACO MONTE-CARLO」が良い。色彩の豊かさと構図がとても好きだ。
・今回はOGATAコレクションから多数出品されていて、商品パッケージ、ポスターなど初めて目にする作品が何点か見られた。これだけでも足を運んだ甲斐があったと思う。図録を買うべきだったか……。
・なお、500点の展示のうちには「装飾資料集」「装飾人物集」の膨大な内容が含まれるので、感覚的には全部で100点程度の展示だと思う。
「GISMONDA」、良いなぁ。
個人的には、神戸を代表するブランド各社の協賛を得て同時開催された「神戸・まちのファッションの現在形」が良かったように思う。ナポレオン一世や乾隆帝が神戸を訪問したら……とのシチュエーションも楽しいし、神戸松蔭女子学院大学、神戸芸術工科大学、神戸ファッション専門学校、神戸文化服装学院の展示も見ごたえがあった。
せめてこっちは写真撮影の許可を出してほしかったなぁ。
今回使用したカメラ機材は次の通り。
・カメラはSONY α7RⅣ
・レンズはSONY SEL50F12GM(F1.2/50mm単焦点)
芸術に触れるのは小さな非日常。また来よう。
神戸ファッション美術館
特別展「アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ展」
ドレスコレクション展「神戸・まちのファッションの現在形」