男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

文化・芸術

岡山県は新見美術館へ出向いてきた。(2019/8/24)
お気に入りの作家の展覧会のためなら、片道2.5時間の移動時間もなんてことない。
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「全作品写真撮影O.K.」って、他の美術館も見習ってほしいなぁ。
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お気に入りを何点か。
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アイリーン・アドラーとホームズなんです。
ラフ画等も展示あり。
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全部鑑賞するのに1時間もかからない、小規模な展示会だった。美術館自体が小さいからか。
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本当に、この雅でレトロモダンな感覚がたまりませんっ!
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お土産もいっぱい買ってしまった。

芸術に触れるのは小さな非日常。空間とともに楽しむのが吉だな。

『-胡蝶之夢- マツオヒロミ展』
新見美術館、9月16日まで。

夏目漱石と同時代、単身でアメリカ、パリ、ロンドンに渡り、苦節十年の末、独特の水彩画がブレークし、"霧のマキノ"としてイギリス美術界、社交界に名を馳せた人物がいた。霧の画家、牧野義雄である。
本画集では、牧野のロンドン時代の作品を中心として紹介される。また、第二巻にはパリ、ニューヨーク時代の作品も含まれる。
・『ピカデリー・サーカスの夜景』:夏の夜だろうか、まだ薄明るい中に立ちこめた霧が電灯に照らし出され、エロス像と馬車が広場を行き交う人々を引き立てる。一番のお気に入り。
・『ハイドパーク・コーナー』:霧に灯が浮かび上がるハイドパークの夜の闇。それでも馬車と人の群れは絶えることがない。ヴィクトリア時代からエドワード時代にかけての大英帝国の活況が画面から溢れ出てきそうだ。
・『月夜のヴィクトリア・タワー』:雲に月光が反射し、薄明るい夜に国会議事堂の黒いシルエットが浮かび上がる。灯りの下に佇む(たぶん)若い女性は、ウエストミンスター・ブリッジの向こう側から来るはずの良人を待っているのだろうか。ムード溢れる一作だ。
・『ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館』:霧の満ちたサウス・ケンジントンの一角で、宵の中に歩む貴婦人達は、鑑賞したばかりの質の高い芸術をたたえ合っているのだろうか。後期印象派の影響が感じられる一作だ。
・『凱旋門』:よくある全景を描く構図ではなく、凱旋門の部分を切り取り、夜の通りの雰囲気を醸し出した作品となっている。

漱石と同時代の牧野義雄、その作品の魅力を堪能することができた。

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牧野義雄画集
牧野 義雄
雄山閣
2007-10




オールカラー絵画32点を収録。マネ、バーン=ジョーンズ、ルーベンス、ブリューゲル、ゴーギャン、ベラスケス、ターナー、ティツィアーノ、クリムトなどなど。
一枚の絵画に秘められた神話・歴史的史実・文学的要素。中野京子さんの解説を頭に入れて鑑賞すると、作品がここまで面白くなるのかと唸らされました。

・どの章も興味深く読めたが、『選択』『マクベス夫人に扮したエレン・テリー』による世紀末大女優の物語が特に印象に残った。
・『アンコレ橋のナポレオン』『死刑囚の監房』作品が認められ、底辺から身を起こして成功することは称賛されるべきだが、富と地位を得ると人間はかくも変わるのか。
・「相手の個人的事情も正義も悪も立場もいっさい考慮しない」女神フォルトゥナ(p30)、女性を次々に毒牙にかける天空の支配者ゼウス(p128)、半獣人マルシュアスの生皮を平然とそぎ落とす太陽神アポロン(p180)、「人間ごときを歯牙にも」かけない女神アテナ(p185)。神々の力=大自然と運命に翻弄される人間と動物の物語は哀しくも力強い。

個人的な話で恐縮ですが、2014年4月にコートールド美術館でマネ『フォリー=ベルジェールのバー』を鑑賞し、数日後にパリのFOLIES BERGEREを訪問しました。その時は漠然としていましたが、華やかなミュージックホールの裏側、うつろな目でこちらをみる彼女の思い、時代の残酷さと可能性など、本書の「若さと綺麗な顔だけを武器に」によって作品世界が拡がった気がします。

中野京子と読み解く運命の絵 もう逃れられない
著者:中野京子、文藝春秋・2019年1月発行
2019年2月5日読了
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「貴重な肉筆画や木版画をはじめとして、装幀本や千代紙など、画家としてはもちろん、デザイナーとしての夢二の力量が伝わる作品の数々をご紹介」ということなので、休日を利用して観に行ってきた。
(2019/1/26)

お気に入りを何点か。昨今の流れに従い、一部は写真撮影が許可されていた。良い流れだと思う。

『エイプリル・フール』(大正15年)
花束を持参した紳士をいまにもたぶらかしそうな美女。夢二作品で一番好きだ。
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『夢二画集「旅の巻」カバー』(明治43年)
明治期にこんなポップな絵を描いていたなんて。
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『花のたよりの文つかひ』(大正2年)
いわゆる美人画だけでなく、児童画でも才能を発揮した夢二。お気に入りの一品だ。
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『コドモノクニ』表紙画など(大正12年)
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『スプリング』(大正13年)
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『少女一二ヶ月双六』(昭和3年)
当時の世相が表れていておもしろい。
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夢二の写真作品も多数展示。愛用のカメラも(ベスト・ポケット・コダック。同型品)。
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婦人グラフ、一冊ほしいなぁ。
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芸術に触れるのは小さな非日常。空間とともに楽しむのが吉だな。

『大正浪漫 グラフィックデザイナーの原点 竹久夢二展』展
明石市立文化博物館、2月3日まで。
http://www.akashibunpaku.com/
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原田マハさんの『たゆたえども沈まず』を読んで、ゴッホが気になっていた。
『郵便配達人ジョゼフ・ルーラン』が神戸にやってくるというではないか。これは観に行かないと!
(2018/1/6)

お気に入りを何点か。

■Washington Allston ワシントン・オールストン
『Moonlight 月光』(1819年)
月明かりに照射される幻想的な光景。影の向きに着目。この絵だけで一つの世界として構成されているような感覚を抱かせてくれる。

■Eugene Louis Boudin ルジェーヌ・ルイ・ブーダン
『Venice, Santa Maria della Salute from San Giorgio ヴェネツィア、サン・ジョルジョ島から見たサンタ・マイア・デッラ・サルーテ聖堂』
大気の表現が見事。コントラストに頼らず、あくまでも自然によりそったような。

■Vincent van Gogh フィンセント・ファン・ゴッホ
『Postman Joseph Roulin 郵便配達人ジョゼフ・ルーラン』
本展で最も印象的な作品。あごひげ、手の甲の年季の入った感触、そして制服の”誇り”といったものに着目したい。
冒険と文化的な刺激を求めて19世紀後半のヨーロッパを訪問したボストン人たちに、印象派とポスト印象派の作品はとりわけインパクトを与えたという。

■Attributed to Torii School 鳥居派
『Theater Signboard Depicting Scenes from the Play "Nishikigi Sakae Komachi" 絵看板 錦木栄小町』
活き活きと描かれた役者たち。いわゆる商業美術だが、数多く展示されていた日本美術、中国美術の中で特に興味を惹かれた作品が、実はこれだったりする。

芸術に触れるのは小さな非日常。空間とともに楽しむのが吉だな。

『ボストン美術館の至宝』展
神戸市立博物館は2月4日まで。
名古屋会場では2018年7月1日まで開催
http://boston2017-18.jp/

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連載40周年記念ということで足を運んできた(2017/12/16)。

広くない会場の95%を占めるは、やはり女性だ。当時のカラ-版を含む原稿が多数、ガラスパネルに納められ、それを見るだけで熱いストーリーがわかる。
王道を行く大河ロマン。本物は、やはり良い。

僕は男だから興味なし、のはずだった。何を間違えたか、レンタルビデオ店で手にしたアニメ版『ガラスの仮面』に心を奪われたのが2000年代という……。

で、「紅天女」って、まだ決着がついてなかったんだな! 昭和、平成、そして次の時代へ持ち越されることになるとは。
原作者の池内すずえ氏のパワーはスゴイな。見習わないと!


芸術に触れるのは小さな非日常。空間とともに楽しむのが吉だな。

『ガラスの仮面』展
美術館「えき」KYOTO
2017年12月25日まで開催
http://www.asahi.com/event/garakameten/

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「たどり着いたのは、故郷への思い」
ミュシャ晩年の壮大な『スラヴ叙事詩』20点全そろいのチェコ国外展示は世界初とのことで、神戸から東京まで出向いてきた。
(2017年3月11日)
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銀座に前泊して9時40分に国立新美術館に到着。チケット売り場は大行列(200人~)。前売り券を買っておいて正解だった。
コインロッカーにコートを預け、2階の特別展示室へ。すでに300人近い行列が……。
10時を待たずに開場してくれた。

・スラヴ叙事詩は、三つの部屋に展示される。最奥の部屋では、なんと写真撮影が可能だ。日本の美術館では珍しい試みだ。
・音声ガイド(520円)は必須。檀れいさんの優しくもハッキリした声はとても聴きやすかった。

■いきなりの巨大絵画に圧倒される!
これは第一作目の『原故郷のスラヴ民族』だ。背景に攻め寄せるは異民族、焼かれた村。手前の草叢に隠れておびえるは素朴な村人、すなわちスラヴのアダムとイブだ。その光る目の印象は強烈だ。おびえなのか、何かへの決意なのか、はたまた祈りなのか……。
天空には無数星々。空中に浮かぶ巨大なスラヴの神は、「平和」と「戦士」を従え、何を願うのか。

『スラヴ式典礼の導入』
スラヴ語での布教を認める布告を読み上げるローマ教皇の使節を迎えるモラヴィア国王。人間世界の典礼を天空から見守るは、天空に浮かぶ先代の国王とロシアとブルガリアの皇帝たち。
まるで舞台を彷彿させる構図。手前の逆光で活写された青年の力強さ!彼の右手に握る輪は「団結こそ力である」を意味するそうだ。

『フス派の王、ボジェブラディとクンシュタートのイジー』
場所は華麗なプラハ王宮。中央の豪奢な赤い法服・ローマ教皇の使節が30年前の協定を破棄し、スラヴに服従を迫る。議会によって民主的に選出されたボヘミア王イジーが椅子を蹴り倒し、ローマに公然と対峙する構図。
民主政v.s.神政の決定的な瞬間をとらえた、個人的にベストの一枚。

『イヴァンチツェの兄妹団学校』はミュシャの夢見た理想郷。手前左の盲目の老人に聖書を読み上げる青年こそ、若き日のミュシャ。画家の想いが存分に現れた一枚だ。
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『スラヴィ民族の讃歌』
クライマックス。
米国旗の目立つのは、チェコ独立を支援してくれたアメリカ人への御愛嬌か。
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展示室はこんな感じ。
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■パリ時代の傑作は永遠だ。
三つの大部屋を過ぎると一転、アール・ヌーヴォー全盛期の華やかなパリ時代のミュシャ作品が現われる。

四つの花『カーネーション』『ユリ』『バラ』『アイリス』、四芸術『詩』『ダンス』『絵画』『音楽』に続き、サラ・ベルナールのポスター5点。『ハムレット』こそ傑作だと思う。ウミロフ・ミラーも面白い。このコーナーは堺市のものだ。

■世紀末の司祭
1900年パリ万博。ベル・エポックの最盛期の祭典で、ミュシャは故郷ボヘミアをイメージしつつ、オーストリア=ハンガリー帝国政府の要請による作品を提供する。ここでは、ボスニア・ヘルツェゴヴィア館とオーストリア館の装飾の一端が垣間見られる。

意想外の収穫は、プラハ市民会館のイメージスケッチと下絵だ。歴史上の偉人を描いた絵画は構図・描写・背景ともどもミュシャらしさに溢れ、どれも一見の価値がある。個人的には『闘う魂-ヤン・ジェシカ』『警護-ホットの人々』が気に入った。

他に
■独立のための闘い
■習作と出版物
のコーナーがあり、チェコ独立後の作品、ミュシャデザインによるチェコ切手・紙幣の現物が展示されていた。


こうして画家の一生を通じての作品を目にする機会はあまりないだけに、大きな感動を得られた展示であった。2時間なんてあっという間。
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■ポール・ボキュール・ミュゼ
リヨン郊外の本店は敷居が高すぎて断念したが、国立新美術館3階のはブラッスリーということで、入ってみた。
10人待ち。一人客もいたので安心した。
ランチとチェコワイン(グラスワイン)は美味。見た目も良し。
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今度は誰かと、また来よう。

芸術に触れるのは小さな非日常。空間とともに楽しむのが吉だな。

ミュシャ展
2017年6月5日まで開催
国立新美術館
http://www.mucha2017.jp/

1920年代の服飾が気になり、六甲アイランドへ出向いてきた。
(2017年2月18日)

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神戸開港1868年1月1日から1990年代までのモードの変遷が一望できる展示。洋菓子、木工、清酒、コーヒー、アパレルなどの地場産業の紹介も。
個人的には、1920~1930のものとされるライトブラウン・シルクの「ワンピースドレス」が気に入った。
ビデオ展示では、まさか昭和5年の神戸港大観艦式(潜水艦を含む艦艇160隻、航空機70機)の映像を見ることができるとは思わなかった。

神戸ファッション美術館
http://www.fashionmuseum.or.jp/
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併せて、小磯記念美術館で開催中の特別展『パリに生きる パリを描く』も観てきた。

お気に入りを何点か。

■梅原龍三郎「Paris Landscape 巴里風景」(1965年)
大胆な筆のタッチに街の活気が漲るよう。

■大橋了介「In Paris パリにて」(1929年)
灰色の空から、おそらく冬の午前中の裏路地を描いたと思われる。路地右手を行くは花売り車だろうか。
街の色彩の豊かさが心地良い。

■里見勝蔵「Cafe In Nesles-la-Vallee ネル・ラ・ヴァレのキャフェ」(1924年)
手前左の赤いカフェのみならず、低い空の存在感が特筆される。

■荻須高徳「"Aveille", Montmattre モンマルトル”アベーユ”」(1973年)
もう一度、あの高台に行きたくなる。

神戸市立小磯記念美術館
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/koisogallery/

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芸術に触れるのは小さな非日常。空間とともに楽しむのが吉だな。

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2016年3月27日(日)
この日は山口へ移動し、美術館で「ラファエル前派展」を鑑賞するのだ。
移動時間がとてつもなく長いのは仕方がない。モリエール「人間ぎらい」を読んでしまおう。

門司港ホテルの部屋から関門海峡を望む。関門橋とはね橋。なんか、ロマンがないな。
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朝食はビュッフェ。ふくのあぶり身は絶品だった。

門司港ホテル。内外装・アメニティとも最高でした。朝食は待ち時間を改善しないとね。
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旧大阪商船(大阪商船三井船舶・門司支店、1917年)の1階、門司デザインハウスで、お気に入りの土産(フラワーベース)を買うことができた。荷物になったが。
http://www.mojikodh.com/

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国際友好記念図書館は大連の東清鉄道汽船会社事務所を再現したそうで、外観、蔵書とも気に入った。
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■山口への長い長い鉄道旅行

10時30分にJR門司港駅を出発し、門司~下関~新山口~山口へ至る。
移動時間148分、疲れました。
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■山口県立美術館「ラファエル前派展 英国の夢」
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2点、心に響いた作品あり。
(1) John Everett MILLAIS 「A Dream of the Past : Sir Isumbras at the Ford」
(いにしえの夢:浅瀬を渡るイサンブラス卿)
金の鎧を纏う優しい目つきの騎士が黒馬の上で二人の子供を抱え、浅瀬を渡る。騎士に夢中でしがみつく幼子と、少女のまなざしが実に良い。

(2) Charles Edward PERUGINI 「Dolce far Niente」
(甘美なる無為)
見ていて心地よい美しさ。心が落ち着くな。
これがそのまま、パンフレットの表紙と裏表紙になっていた。
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遠路はるばる来て良かったぞ。

美術鑑賞の後はケーキと決まっているので。
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美術館を出る。県庁、市役所のすぐ近くなのにタクシーが全然通らないぞ。……日曜日か。

明治維新150周年とかで、ローカルで異様に盛り上がっているな。
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■国宝 瑠璃光寺五重塔

パークロード、国道9号線、細い田舎道を歩くこと15分、瑠璃光寺五重塔へ到着。
1442年に建立。「西の京、山口」のシンボルだそうな。
桜がきれいだ。
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15時40分に観光終了。
山口駅到着は16時7分。瑠璃光寺五重塔で一緒になった御婦人(おばちゃん)と隣り合わせた。

新山口駅で山口地ビールを試す。美味。
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17時14分に新山口駅よりさくら562号に乗車。
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旅の〆はふく寿司です。
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門司港駅が改装し終えたら、もう一度行きたいです。

駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

5月17日を最後に長期休館になるとのことで、思い切って出向いてきた。
(2015年5月16日)

開館30分前に到着したのに、200人の行列が……。翌日で最後だもんね。

お気に入りを何点か。
■青木繁
「わだつみのいろこの宮」(1907年)
皇子と姫の出会いの瞬間が描かれたもの。姫と従僕の衣装も美麗だし、構図も秀逸。何より、未来を直感したような姫の表情に僕は目を奪われた。この、日本の至宝と呼べる作品を鑑賞できただけでも満足だ。

■Gustave CAILLEBOTTE ギュスターブ・カイユボット
「Young Man Playng the Piano ピアノを弾く若い男」(1876年)
男=実弟の表情はともかく、丹念に描き込まれた室内装飾、黒光りするピアノに映る指先などが素晴らしい。

■Georges ROUAULT ジョルジュ・ルオー
「Crist in the Outskirts 郊外のキリスト」(1924年)
ルオーの特徴的な筆遣いが存分に発揮された本作。何の変哲もない日常の街に「あの方」が現れるのも印象的だが、建築物の特に重厚な塗りに惹かれた。

ん。関西で巡回展示してくれないかな。


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併せて、三菱一号館美術館で開催の『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』も視てきたぞ。
ここは丸の内のオアシス空間。いいな。

■Eugene Boudin ウジェーヌ・ブーダン
「Consert at the Casino of Deauville ドゥーヴィルのカジノの演奏会」(1865年)
海辺の仮設カジノに集う有閑階級の貴顕たち。雰囲気が好みだ。
夫人の衣装だが、大勢がドーム型のクリノリンスカート着用なのに、右端の一人だけがバッスル・スタイルのクリノリンスカートを着用しているように見える。この女性、ファッションの先を見越していたのかな?

■Pierr-Auguste Renoir ルノワール
「Madame Henriot アンリオ夫人」(1876年)
唇の紅。背景の青と緑に溶け込む姿が印象的。

■Pierre Bonnard ピエール・ボナール
「Paris, Rue de Parme on Bastille Day 革命記念日のパリ、バルマ街」(1890年)
フランス国旗と夫人服の赤が印象的。
記念にポストカードを買ってしまった。

芸術に触れるのは小さな非日常。空間とともに楽しむのが吉だな。


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