■世界遺産ストーン・タウンを歩く!
2018年5月2日(水) 6時20分起床
夜明けの海は快適。
昨日までのサバンナの光景も雄大だったが、インド洋のパノラマも良いぞ。
隣室は空きなので、大海原を背景に、HomecomingsのSongbirdsを大音量で流す。アコースティックに透明感あふれるヴォーカルが乗る。実に気持ちが良い。
で、こう天候が悪いと明日のフェリーの運航が心配になる。要すれば飛行機でダル・エス・サラームへ飛ぶこともオプションで考えておかないと。(杞憂に終わる。)
7時に朝食。ストーン・タウンの海岸の真横でココナッツ・ミルクを飲み、ビーフを食す。良し。
この時間になると漁船が大量に出航し始める。ほとんどがモーターボートだが、なかには帆船も混じっている。
午後は荒天になりそうなので、午前中に街をうろつこう。8時30分に出発。
Zanzibar Serena Hotelザンジバル・セレナ・ホテル
■Old Arab Fort オールド・アラブ砦
1710年ごろにアラブ人によって建築された要塞跡らしいが、だめだ、土産物屋と化している。
訪問の価値なし。
■Palace Museum パレス博物館
ザンジバルの歴代の支配者=オマーンのスルタンから、エリザベス二世女王までの肖像画が見ごたえあった。
調度品も見事。入場料金3USD分の価値はある。
■奴隷市場跡
ここは個人的に当たり。
奴隷制度。アフリカ人の中の「裏切者」がシステムを完成させたんだとわかる。
悪名高いティップ・ティップとミランボ。彼らは同胞を売り払うことで自らの王国を築き上げた。
奴隷密漁船を取り締まる英国海軍の功績が、これでもか、というほど紹介されていたのは御愛嬌か。
ここは「ザンジバル銀座」といった通り。メインストリートでさえ、場末の商店街のようだ。
有名ショップ(日本人経営らしい)でタンザナイトを観てみる。お値段3,000USD~。……今度、余裕ができたら買いに来よう。
足が棒のようになってしまった。小休止。
「Stone Town Cafe」でパッションフルーツ・ジュースをオーダー。
4,000シリング+チップ1USD。店員に地図を見せて、現在位置を教えてもらおうとすると、なんと「はっきりした場所がわからない」との返事。まぁ、地元民なら地図を見ないでも「あの通りの、あのあたり」ってな感じで場所を把握するのだろうが……。
方向音痴の僕は困ったぞ。
タンザニアに入国後、データローミングは切れたまま。地球の歩き方とホテルでもらった地図を頼りに歩くしかない。
散歩がてら、フェリー乗り場へ到着。チケット売り場はフェリー乗り場の反対側、実にわかりにくい場所にある。親切に教えてくれた男性に僕は握手で返してしまった。彼のような人物にこそ、チップを渡すべきだったのだろうが。
で、チケット購入に必要なパスポートをホテルに置いてきたことに自己嫌悪を覚え、小雨の中を折り畳み傘を拡げ、ホテルへと戻ることに……。
Mizingani Rd.にはぶらついている連中の多いこと!
どいつもこいつもフレンド、タクシー、マネーとうるさいこと! すべて無視だ。
ホテルで昼食。パスタは美味だった。チップ込みで36,000タンザニア・シリング。
13時20分だ。雨は上がったようだ。すると、とたんに暑くなる。
ホテルのプールサイドで昼寝。サングラスは必須。曇り空でも日光の強さを肌に感じる。
さて、16時に出発。
フェリー乗り場へMizingani Rd.を歩くこと20分、無事に翌日の9時30分ザンジバル発、ダル・エス・サラーム行きの高速船、Kilimanjaro-6号のボーディングパスを購入できた。
「外国人だから」VIP席を奨められた。50USDをVISAカードで支払う。
なるほど、パスポートを提示することで国籍・氏名等の情報が入力されるわけか。
16時40分、ホテルへ戻る。また雨が降ってきた。
夕食はルームサービスにした。せっかくのビーフステーキなのに少し冷めているし、おいしくない。
ワインは部屋の「サービス品」を開けたのだが、美味しくない。
……今日は一日中、お腹の調子が悪かった。ピシャット錠を飲んで寝よう。
(で、この後も下痢に苦しめられることになる。)
体調が良くないですが、続きます。