男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

男ひとり旅の美学

■2018年2月11日(日) アブダビまで長距離バスの旅

7時起床。まだまだ眠いが体を起こし、テラスへ出て仰ぎ見ると、ブルジュ・カリファの銀色の雄姿。
ランドマーク・ビューのホテルは最高だ。

朝食はホテルのバイキングで。みんなよく食べる(ような)ので、負けてはいられない。
プールの前なので気持ち良い朝を過ごすことができた。
鳩もなつく(?)し。
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8時55分にチェックアウト。22時まで荷物を預かってもらい、ホテルのリムジンで空港へ向かうこととなった。このリムジン利用料はホテル代金に含まれているのだ。

9時5分、タクシーに乗車。9時30分にアル・グバイバ・バスステーションに到着、40Dh。
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往復のバスチケットを購入。なるほど、バス料金(50Dh)の他に、強制的に交通カード(ノルカード:10Dh)を持たせるわけだな。

アブダビ行きのバス乗り場にゆくと、すでに長い行列が……、ああ、次のバスになってしまった。
(一旦バスに乗車するも、「満席」なので強制的に降車させられたのだ。2時間立つよりはマシか。ノルカードはきちんと清算してくれた。)
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20分後の10時にバスに乗車。しかし、ずっと並んでいた男性よりも、女性とその家族が優先して乗車できるシステムらしく、復路でも結構揉めていた。

10時10分に出発。外気温は25℃なるも車内は寒く、長袖にして正解だった。
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11時13分に国境をこえてアブダビ側に入る。ドバイにしろアブダビにしろ、近代都市なのは一部で、他は昔ながらの光景が広がっているように思えた。
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ドバイ市内で渋滞につかまったせいか、結局、アブダビ中央バスステーションに到着したのは12時28分だった(約2時間20分)。
復路は余裕を見て早めに乗車することにしよう。(これが正解だったと後でわかる。)

・都心部でも、マングローブの木が多い。
・あと、都心部は完全な車社会。歩行者はほとんどいない。
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なんちゅう陽射しだ。サングラスと帽子は正解だった。

12時30分、バス停で待機しているタクシーに飛び乗る。あれ? 「ルーヴル・アブダビ」が通じないぞ? 英語を話せって? 失礼な。「ルーバー、アブダゥビ」でやっとわかってくれた……。

で、アブダビは広いエリアに観光地が点在しているようで、車(タクシー)なしではどうもこうも行かないようだ。
12時52分、やっと「ルーバー、アブダゥビ」に到着。40Dh。

■LOUVRE ABU DHABI ルーヴル・アブダビ

おお、灰色の鳥籠のようなドーム天井の独特のシルエットに、真っ白な四角い卵を抱えたような美術館。
ここは「地球」と「キリスト教、イスラム教、仏教」と「世界中の文化」をフューチャーしたようで、内部空間の意匠も展示物も最高だった! ああ、言葉にならないや。

詳細は「その4」に書きますね。
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16時33分、タクシーに乗車し、次の目的地へ向かいます。


■Sheikh Zayed Grand Mosque シェイク・ザイード・グランド・モスク

16時56分、アラブ首長国連邦最大の「シェイク・ザイード・グランド・モスク」に到着。60Dh。
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内部の見学には、履物を脱いで入るんだな
女性は体のラインを隠す服装に、頭部を覆うショールか。ムスリムの衣装(クフィーヤ?)をその場で借りて着用する女性も多かった。

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コーランを聴きながら奥へと足を運ぶ。

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ここは日本人も結構いるな。
それにしても、さすがは王国。この威容は圧倒的じゃないか。


■ドバイに戻ります。

18時10分にグランド・モスクを離れ、タクシーに乗車。
18時30分にアブダビ中央バスステーションに到着
水を買い求めると、なんと1Dh(30円)だ。
復路のバス代金はノルカードにチャージされているので直接バス乗り場へ。ここも行列。
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で、待つこと30分、腹立たしいことに僕の順番で「次のバスに」となった。女性客は次々と優先乗車しているのに……。
さらに待つこと30分、やっと、ついに、念願かなって19時33分にバスに乗車することができた。
3列シートは○だ。
19時42分、バスは発車。予定より1時間も遅れての出発だが、余裕を見込んでいたため、問題ない。
(立つのは疲れたが。)

21時30分、Al Jafiliaバス停に到着。ここはワールド・トレード・センター駅とADCB駅の中間で、ダウンタウン地区にもほど近い。待機タクシーに乗車。行き先はホテルだ。
21時45分にパレス・ダウンタウンに到着。30Dh。
少しゆっくりしたいなぁ。コンシェルジェに相談し、空港行きリムジンを22時30分から23時に変更してもらった。

小腹を満たすために1Fレストランへ。アラブ・バイキングで250Dh? やめておこう。
3Fのカフェ・バーへ。ラムケバブとハイネケン2本は相性が良い。(140Dh)
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ここからの夜景も良い感じ。
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■帰国です

23時に荷物を受け取り、リムジン(往路と色違いのAUDI A8)に乗車。ビュンビュン飛ばしてくれたおかげで、23時20分にドバイ空港ターミナル3に到着した。
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復路はビジネスクラスも良いな。エミレーツのカウンターで差額を確認。23万円……僕にはエコノミーがお似合いです、

2月12日0時5分にチェックインし、25分に出国完了。
セキュリティチェックではバッグを持ったままゲートをくぐろうとして怒られた。疲れているのかな。
うん、シャワーを浴びることにしよう。
ホテルはエレベータをB*フロアへ上がり、さらに専用エレベータを上がったところにある。
そこのフロントを探すのに時間がかかり、結局、向かって左側のエリアにシャワールームのフロントがあった。(スタッフに連れて行ってもらった。)

代金は60Dh。あまり広くないシャワー室だが、着替えを置くには十分だ。
ここはバスタオルはあってもハンドタオルはないので、持参したタオルを使用することに。
歯ブラシはあっても、カップは無いんだな。
シャワーですっきり。着衣の上、ドライヤーのある部屋へ。なるほど、トレーニングジムもあるんだな。

免税店エリアでお土産を探す……大量のPatchiチョコレートに、これはデーツ(干しナツメヤシ)か。紅茶も。440Dh。

で、ゆっくりしすぎた。ゲートC11は限りなく遠い。早歩きで2時20分ギリギリ間に合った。もう搭乗が始まっている。
この人の多さ! ああ、また満席みたいだ。

2時30分にボーディングし、3時35分に離陸した。
すぐに夜モードか。

5時30分頃に朝食とビール、9時30分頃に昼食と白ワインをいただく。
復路は意外と早く感じるな。

なるほど、メッカのカーバ神殿の方角がディスプレイモニタに表示されるのは、中東航空機ならでは。
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往路は11時間30分だったが、復路は8時間の航空旅行となった。なるほど、飛行ルートが異なるんだな。
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11時25分、降下開始。11時(16時)44分ランディング。とにかく、無事に帰ってこられたことに感謝。

17時15分に入国。
・両替:残金1,050Dhから26,198円か。
・コインロッカーに預けた冬服を取り出す。追加料金900円。
・夕食は塩ラーメン。1,050円。
 『ラーメン大好き小泉さん』の影響で、ラーメンを食す機会が増えたのだ。

http://ramen-koizumi.com/
関西国際空港は圧倒的に中国人が多い。ウェルカムだ。

18時15分に神戸・三宮行きバスは発車。今日は空いている。
三ノ宮を経由して、20時過ぎに自宅へ戻る。

これで弾丸旅行は終了です。
最後まで拙文にお付き合いくださり、شكرا جزيلا لك!
نهاية

ドバイ (タビトモ)
ジェイティビィパブリッシング
2017-12-07



■オールド・ドバイ

歴史保存地区から北西へ向かい、ドバイ博物館の前を行く。時間の都合から入場は見合わせた。ドバイ・オールド・スークを抜け、Bur Dubaiの船着き場へ到着。出港しそうだったので慌てて乗船。
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この木造渡し船(アブラ)は、クリーク(水路)で分割されるバール・ドバイ地区とデイラ地区とを結ぶ庶民的な公共交通で、料金はわずか1Dh(30円)。
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10分弱の面白い船旅となった。
対岸のカフェでマンゴージュースを注文(13Dh)。15時10分。小休止。

テキスタイル・スークで土産物を物色。ランプ型の置物(40Dh)とカシミア・ショール(100Dh)を買った。値切り交渉は楽しいが、なかなか難しいもある。
続いてゴールド・スークを見学、と。おお、輝かしいな。
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金なんて買えないよ……。


■ドバイ・モール、ファウンテン・ショー

さて、戻ろうか。……メトロ・ステーションは遠方にある。これは不便だ。
Al Ras駅の自販機を操作するも「釣銭切れ」だと? 窓口でBurj Khalifa/Dubai mall駅までの切符を購入(2区間らしく料金は8Dh)。
15時45分、メトロに乗車。なるほど、車内での飲食(ガムもだめ)は罰金なのですね。
レッド・ラインに乗り換えて16時5分、Burj Khalifa/Dubai mall駅に到着。

ドバイ・モールまでの長い長い通路を取り抜けると、朝とは打って変わってドバイ・モール内はスゴイ人混みだ。ブルジュ・カリファを眺めつつ、ホテルに戻る。
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時刻は16時44分、気温は22℃……プールはやめておこう。

代わりといっては何だが、人工湖を望むプールサイドのバーで疲れた体を癒すことにした。ハイネケン2本を注文。「パレス・ルーム」特典のディスカウントでも75Dhか……。

さて、散歩を再開しよう。
18時よりファウンテン・ショーが始まった。もっと壮大なのを期待していたのだが、予想の範囲内だった。
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世界最大のドバイ・モールを歩く。広い、そして高い。
これまた世界最大のアクリルパネルを誇る水族園の外観を見る。一部は買い物客に公開されていて、十分に愉しむことができた。
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スターバックス・コーヒーはアラビア語でこう書くのか。
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世界最大の屋内スークに入り、アラビア・コーヒーとDateデート・プディングを注文。う~ん、53Dhもするわりには、美味とは言えないなぁ。
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19時45分にドバイ・モールを退出。人が多い!
20時のファウンテン・ショーはビートが効いて、結構良かった。
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この瞬間、歓声が上がった。
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ホテルの部屋へ戻る。夕食はルームサービスにした。
アラビアン・グリルとスープとビールだけを注文したのだが、なんだ、この量は。
結局、半分近く残すハメとなった。
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23時のラスト・ショーまで、ビール瓶を片手にファウンテン・ショーを見続けた。
ホテルの自室「パレス・ルーム、ファウンテンビュー」からは、ファウンテン・ショーの水流の半分が見えるといったところか。
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それよりもブルジュ・カリファを見上げることができるのが嬉しい。
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明日はアブダビだ。音楽を聴いて寝ます。

アラブの夢は続きます。


かつての真珠養殖の村から、いまや数々の世界一を誇る超近代都市に変貌し、さらに成長をつづけるドバイ。それに負けじと伝統と近代の両面から魅力を振りまくアブダビ。「世界一」の確認と「ルーヴル・アブダビ」鑑賞を主眼に、1泊4日の弾丸旅行がはじまる。


旅のテーマは次の三つだ。
■”世界一”を揃えた超近代都市、ドバイの姿を目に焼き付ける。
■ルーヴル・アブダビをよく観て愉しむ。
■シェイク・ザイード・グランド・モスクの威容と内部をよく見る。


【参考データ】
往路便
 2018年2月9日(金) 関西国際空港23時35分発EK317便、ドバイ行き
復路便
 2018年2月12日(月) ドバイ国際空港3時5分発EK316便、関西国際空港行き

ドバイ宿泊先:Palace Downtown(パレス・ダウンタウン:1泊)


■2018年2月9日(金) 仕事帰りの海外行は初めてです。

18時10分で退社。JR元町駅近傍の天下一品で日本最後の食事となるラーメンを食し、バス乗り場へ。
19時20分、JR三ノ宮駅から関西国際空港行きバスに乗車。夜は空いているんだな。

20時22分に空港へ到着。すぐにチェックインを行う。
海外旅行保険はいつもの3千万円コースだが、取扱会社が変わって5960円に値上げされた。
80,252円を2,350ディルハム(Dh)へ両替。

コインロッカーを探す。2Fに空きがあったのでセーターなどの冬装備を脱いで放り込む。(300円/日)

21時45分、出国完了。時間があるのでカフェでビールとソーセージを食す(1,490円)。
22時40分ギリギリにに28番ゲートへ出向くと、ああ、人でいっぱいだ。
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55分にボーディング。夜間飛行なので通路側の座席にしたのは良いが、恐怖の10列シートで狭い777-300Eのエコノミークラス座席は、たちまち満席となった。
23時46分にtake off。10時間25分の空旅が始まった。

天井には星が灯され、機内はすぐに夜間モードに。
しまった、キャリーケースからスリッパを出し損ねた。この狭い機内ではどうにもならない。トホホ……。

24時50分に夕食が出る。さらに太るじゃないか。
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しかし、眠れない。ウォークマンZX100で"少し"音楽を聴こうか。
……"少し"のはずが、延々と聴き続けて朝になってしまった。

2月10日8時10分、パキスタン上空に達した。外気温は-56℃。

8時17分に朝モードの照明に遷移。朝食だ。うどんはまぁまぁ。
9時7分にイラン上空に入る。ぐるっと回ってドバイへ向かうんだな。約7,600キロのフライトも終盤だ。
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エミレーツ航空は初めてだが、エコノミーでもアメニティグッズが配られるんだな。耳栓にソックスにアイマスク。歯ブラシと歯磨きペーストはありがたい。

10時25分(5時25分)にランディング。ドバイ国際空港の外気温は16℃か。
バスでターミナルビルへ向かう。ザグレブ、マルタ・キプロス、ロンドン
……乗り継ぎ客が多い。5時58分に到着。まぁ、立派な空港だ。
6時10分に入国完了。スタンプの文字がアラビア語なのが新鮮。

NTTドコモの海外ローミングを有効にすると……おや、ドバイからの着信が1件。ホテルの出迎えだな。

送迎車はAUDI A8。静かさと力強さの融合が魅力的で、僕のBMW 330eとは比較にならない高級車だ。

早朝のドバイは一面の濃霧のため、実に視界悪し。10時からブルジュ・カリファの展望台を予約している。香港のヴィクトリア・ピーク観光のように、何も見えないなんて結果にならないだろうかと少し不安になる。(杞憂に終わる。)

アラブ首長国連邦は左ハンドル車、右側通行なんだな。km表記は親しみあってわかりやすい。

6時40分にホテルへ到着。五つ星だけあって外観からして豪華だ。
出迎えのホテルマンとドライバーへのチップに50Dhも費やした。

チェックインが早いので、翌日のチェックアウト時間が心配になる。訊くと「9時チェックアウト」だという。これなら問題ない。
今回は、パレスホテルの「パレス・ルーム、ファウンテンビュー」を予約したので、空港往復送迎と24時間チェックインが可能となったのだ。

フロントは3F、主要レストランとプールは1F、僕の部屋は2Fとなる。255号室は、おお、人工湖の真ん前だ。
ポーターへのチップ20Dh×2人。(1人で十分なのに、何故2人も……。)
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霧が晴れるまで待とうか。
まだ時間が早いので、シャワーを堪能する。湯の量も温度も申し分ない。

ベランダへ出ると、ブルジュ・カリファが良く見える、歓喜!
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ホテルも部屋も実に良い。
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……ここまでは良かったのだが、ミニバーのビール(ハイネケン)の値段をよく見ると、50Dh(1,500円)!
さすがはイスラム圏、禁酒の国だ……。
結局は、滞在中にこの50Dhビールを何本も注文することとなる。
そして、何もかも物価が高いことを肌で感じるようになる。

■ブルジュ・カリファ!

さて、ホテルを出ようか。ホテル正面近くから見ても、ブルジュ・カリファの存在感は群を抜いている。
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ホテルの敷地から、開店準備中のスーク・アル・バハールを通り抜け、歩くこと15分、ドバイモールの地下一階に「AT THE TOP BURJ KHALIFA」の入場口は存在する。

9時50分に到着。意外と人は少ない。窓口でオンライン予約チケット(140Dh、印刷した)を見せると、すぐに展望台へのチケットをもらえた。
このスマートなやり取りは実に良い。

エレベ-タに乗って124階へ。そのまま屋外展望台へ。地上452メートルの展望台からは、発展の余地の十分に残されている超近代都市の姿を一望できた。
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階段を昇る。125階は人が少ない。
真下に、僕の宿泊するホテル「パレス・ダウンタウン」が見える。
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郊外の開発はこれからだな。
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11時40分にエレベータで階下へ。入場・出場時の通路にはブルジュ・カリファの建築の歴史、建築に携わった人物等の展示が行われているが、ここに日本の影は皆無だ。寂しい。

■バスタキヤ歴史保存地区

さて、メトロ・ステーションへ向かおうか。
ドバイ・モールを2階へ上がると、紀伊国屋がある。その向かい側にメトロへの通路が開かれているが、その距離800メートル以上。結構歩かされる。
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メトロのBurj Khalifa/Dubai mall駅に到着したのが12時5分。自販機でAl Fahidi駅までの切符を購入。ノル・レッド・チケットで6Dh。
ホームへ上る。安全のために軌道とホームは完全に分離され、車輌到着時のみドアが開くようになっている。この辺は北京も大連も同じだった。新興国のインフラが先進国のそれを追い抜く……日本のインフラ整備の刷新が待ち望まれる。
12時20分、Rashidiya行き列車が滑り込んでくる。車内は結構混雑しており、立ち位置を確保するのが精いっぱいだ。
車内の揺れは少ないし、アナウンスもわかりやすい。車窓からビル群を眺める。
BurJuman駅でレッド・ラインからグリーン・ラインに乗り換える。
12時40分、Al Fahidi駅に到着。で、どこから地上へ出るのか? ホームの地図は不親切なので、ガイドブックと照らし合わせながら、3番/4番出口から出るものと判断する。

D90 Al Musallah Rd.を東へ歩く、歩く。この辺りは観光地らしくなく、まだまだ発展途上といった感じだ。
10分ほど歩くとロータリーが見えてきた。これを横断すれば、Al Bastakiyaバスタキヤ歴史保存地区だ。
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ここはドバイ発祥の地とされ、アラブらしい外観を有する建築物が数多く残されている。小規模なギャラリーが実に多い。
細い路地をくねくねと往くと、あった! 目的地のひとつ、アラブ料理レストラン「バスタキヤ・ナイツ」だ。
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「写真撮影だけ」の観光客が多いらしく、店員が制止していた。当然、ランチ客は歓迎される。中庭に通されると、そこはアラビアンな調度品に満ち溢れた空間だ。
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中庭のテーブルに着席し、スープとケバブとドリンクを注文する。
ラム肉のケバブは実にジューシー。チキンのケバブはまぁまぁ。長いライスにはサフランが散りばめられ、食欲をかき立てる。
ドリンクは不思議な色だが、美味い。
う~ん、高いぞ。129Dhもした。
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チップ11Dhが効いたのか、2階に上げてもらった。歴史保存地区の美麗な景色に期待したのだが……まぁそれなりといったところか。
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13時50分にレストランを出て、歴史保存地区を散歩する。欧米人が多いな。
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土産物やの店先に「あなたの名前をアラビア語で書きます」との日本語が。ふらりと中へ入り、自分の名前をパピルスに書いてもらった(50Dh)。
こんな感じになるのか……。
レターセットも購入した(10Dh)。

旅の途中ですが、続きます。

■岡山城へ

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・雪の中の烏城(岡山城)って、風情があるかも。


2018年1月28日(日)、9時起床。10時にホテルをチェックアウトして表へ出る。「いざ岡山へ」って、なんと、雪が降っている!

マフラーに小雪を散らしながら、商店街(アーケードはありがたい!)経由で倉敷駅へ。
10時27分に倉敷駅発の山陽線に乗る。満席なので15分の立ちんぼはやむを得ない。10時45分に岡山到着。
雪はますます勢いを増す。コンビニで傘を買う。590円なり。

トラム(路面電車)で3駅、11時過ぎに城下停留所へ到着。
このトラム、竹久夢二仕様なんだな。
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城下停留所から歩くこと10分、岡山城へ到着。
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居城跡(区画が残されている)を見て、栄華な時代を思いつつ、城門を抜けると天守閣だ。
岡山城と後楽園、それに竹久夢二郷土美術館の共通チケットを購入(1,000円)。トラムの乗車券もついてくるのか。

それにしても外国人が多い。
岡山城天守閣6階展望台では、9人中、日本人は僕だけという状態に……。
係員に訊くと、特に香港と台湾からの客が多いそうな。

ああ、しかし、城の内部はコンクリート造りの様子がむき出しで、展示物は日本語only。もう少し外国人観光客に気を使うべきだろう(どうしても姫路城と比べてしまう)。

■後楽園

名庭園もほんのり雪化粧。これはこれで良いものだ。
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きび団子と抹茶で休憩です。
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■竹久夢二郷土美術館


後楽園正門出口から歩くこと5分、13時過ぎに竹久夢二郷土美術館に到着。期待大。
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詩画に親しんだ夢二の作品が、ほど良いバランスで展示されている。

『星まつ里』が最高だ。
 "庭石に ぬれてちる灯や 星祭"って、良いセンスだ。
『ベルリンの公園』も気に入った。
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『立田姫』も良いなぁ。これは色紙を買ってしまった。
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第6展示室と銘打って、カフェとミュージアムショップが併設されている。ここでクリアファイル等の土産を買い、ついでにライチにした。
"art cafe 夢二"の内部は実に心地好い。
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ハッシュドビーフライスを注文した(1700円)。美味だ。
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14時に美術館を出る。少し南下して歩き、出石町を見るが、何もないぞ。
そのまま天満屋まで歩き、自分への土産としてWEDGWOODマグカップを購入。
トラムに乗車して岡山駅へ到着。
ポストに桃太郎か。
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廣栄堂のきび団子を買い、新幹線のホームへ。

500系のぞみに乗るのは久しぶりだ。
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こだま742号は定刻15時46分に発ち、ビールを飲んだら西明石だ。16時32分。

ああっ、傘を車内に置き忘れてしまった……これが「善意の傘」として駅に並べられるのだな。
まぁいいや。冬の倉敷・岡山で雪とアートを堪能した休日となったから。満足。


最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。


突発的に倉敷の大原美術館へ行きたくなり、一泊二日の小旅行を敢行した。
トートバッグひとつの旅が始まる。

【参考データ】
2018/1/27(土)
 新幹線ひかり461号 西明石10:50(10:30)発~岡山11:22着
 JR山陽線 岡山10:29発~倉敷10:45着

2018/1/28(日)
 JR山陽線 倉敷10:27発~倉敷10:45岡山着
 新幹線こだま742号 岡山15:46発~西明石16:32着

宿泊先:倉敷国際ホテル


■2018年1月27日(土) 倉敷美観地区

昨夜の雪の影響なのか、JR神戸線も新幹線も遅れている。
結局、20分遅れのひかり461号に乗車することとなった。こういう場合、自由席特急券はフレキシブルで便利だ。
10時50分に西明石を発ち、車窓を眺めつつ旅先のWEBをチェックしていたら、あっという間に岡山に到着した。11時22分だ。
そのままJR山陽線に乗る。三原行き4両編成は満員だ。
車窓はこれといって特徴のない、寂れた地方都市といった光景。
10時45分に倉敷へ到着。

観光地は少し離れているので、商店街を経由して向かう。うん、アーケードの下は地元愛に満ちており、良い感じだ。

倉敷美観地区には20数年前に車で訪れたことがある。記憶のイメージと違い、意外にコンパクトだと気づく。
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倉敷デニムストリートで「デニム・バーガー」を試す。うん、美味だ。調子に乗って二つも食べてしまった。
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ソファーもデニム再生品なんだな。
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星野仙一氏。合掌
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この壁面は良いな。
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倉敷アイビー・スクエア。蔦が印象的だ。
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廣栄堂本展で休憩です。
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■大原美術館


14時過ぎより西日本を代表する美術の殿堂へ入館。内部は撮影禁止なんだな。
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お気に入りを何点か。
・児島虎二郎『和服を着たベルギーの少女』
・エル・グレコ『受胎告知』(1603年)
 この一作のために特別の部屋が設けられている。構図、表情、閃光、鳩の効果。これがずっと日本にあるというのはスゴイってことか。
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・レオナール・フジタ『舞踏会の前』(1925年)
 乳白色の中に、際立つ目の力!

・ピカソ『鳥籠』(1925)
 インパクト大。天才の片鱗を少しでも理解できたらなぁ。
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・松本竣介『都会』(1940年)
 不安定の中の慌ただしい動。センスの良さを感じる。個人を飲み込んでしまう路地の深さよ。
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・上田暁子『とある熱を通り抜ける』(2012年)
 16人の少女の連続した躍動が見もの。連動する影の表現も上手い。右足の赤もポイントか。
 一人だけ表情のある少女。リアルな存在は彼女のみで、他は彼女自身の駆け抜ける幻影か。
 傑作。


しかし、児島虎二郎の作品群に出くわし、ただただ圧倒されたことを明記しておこう。大判にして精緻な絵画の数々、その数14点。絶妙な光の操り方。色彩の空間とでも言おうか、和と洋、自然と人間の存在がこのようなハーモニーを生み出すとは。。。
『朝顔』と『祭の夜』がとても気に入り、結局『朝顔』の複製絵画を購入してしまった。
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旧大原邸の内部には入れなかった。なるほど、結婚式で貸し切りか。拍手。
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16時45分に大原美術館を退出。2時間30分もいたことになる。満足。


■倉敷国際ホテル


美観地区に隣接する好位置にある。
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ロビーに、児島虎二郎の作品『紺衣の女』が展示されていた。

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夕食は倉敷ラーメン「升屋」で。
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夜の美観地区は……たいしたことないな。
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岡山クラフトビール「独歩」と「倉敷麦酒」を飲んで、続きます。


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彼女(ジュゴン)が人魚姫のモデルなんですね。


■鳥羽水族館へ


7時起床、あいにくの雨だ。
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「鳥羽国際ホテル 潮路亭」の朝食は見目よし、味よし、量もよしで、満足度高し。
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10時前にチェックアウト。また泊まりたいです。

宿のバスで鳥羽駅へ。コインロッカーに荷物を預け、タクシーで鳥羽水族館へ向かいます。

10時28分に到着。入館料は2,500円。
さぁ、「生き物たちが元気をくれる、感動の世界へ」(ちらしより)

階段を昇ると大きな水槽が現われる。中は色とりどりの魚たち、それに亀だ!
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中は広いぞ。
・11:00 セイウチ パフォーマンス笑(ショー)
・12:00 ペンギン散歩タイム
・13:00 アシカショー
の鑑賞を見据えながら、「順路のない水族館」を巡り巡った。


・11時 セイウチ パフォーマンス笑(ショー)
いやぁ、観客を巻き込んでの掛け合いがとても面白かったぞ。
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・彼女(ジュゴン)が人魚姫のモデルなんですね。名前はセレナちゃん(と言っても30歳越え。体重379キロ)。
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・アザラシも良いなぁ。
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・12時 ペンギン散歩タイム
大行進! かわいいもんだ。
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・ジャングルワールドは熱帯雨林を再現。ピラニアの群れは初めて見た。
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・電気うなぎは今夜、何の夢を見る?
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・日本近海にもサメはいるんですよね。
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・13時 アシカショー
あれ、一匹だけ?
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昼食は管内のレストラン「花さんご」にてカキフライ丼を食す。
これで伊勢海老、鮑、牡蠣を制覇したことになるぞ。
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・タカアシガニ
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・伊勢海老とウツボ、どちらが強いんでしょうね。
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・イカって、こんな泳ぎをするのか。
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・奇跡の森。カメレオン。パッとしないな。
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ここは良かったぞ!

■赤福~餅は、ええじゃないか♪


雨足はまだまだ強い。タクシーで鳥羽駅へ。

あれ? 朝、あんなに積まれていた赤福餅が売り切れだ。ぬかった!

15時31分、近鉄特急・伊勢志摩ライナーは出発。
デラックス席は、まぁこんなもんか。
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ビールを飲み飲みしていたら、いつの間にか鶴橋に到着。17時16分。
JR大阪環状線は混んでいる。

大阪駅の売店で、無事に赤福餅を購入できた。心置きなく、新快速で家路へ。

最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。






初詣はどこへ行こうかな? 小学校の修学旅行以来の伊勢神宮にしよう! ついでに人魚姫のモデル(ジュゴン)も観に行こう、というわけで平成30年最初の一泊二日の旅です。


【参考データ】
2018/1/7(日)
JR神戸線、大阪環状線経由
近鉄特急・伊勢志摩ライナー(普通席) 鶴橋9:13発~伊勢市10:54着

2018/1/8(月)
近鉄特急・伊勢志摩ライナー(デラックス席) 鳥羽15:31発~鶴橋17:16
JR大阪環状線、神戸線

宿泊先:鳥羽国際ホテル 潮路亭(1泊)



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伊勢神宮・内宮


■2018年1月7日(日) 伊勢市へ


5時45分起床、バスとJRを乗り継いで大阪駅へ。
あれ、新快速電車が途中で停車? 人身事故? 困るんですけど。

結局30分遅れで大阪駅へ到着。早めの電車に飛び乗って正解だった!
環状線に乗って鶴橋駅へ。ああ、JRと近鉄は目の前で連結されているんだな。乗り継ぎが楽ちんだ。
9時13分、近鉄特急・伊勢志摩ライナーはスムーズに発車。2時間弱の列車旅が始まる。
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……う~ん。車窓はいまひとつ。こりゃ読書に限るな。

定刻通り9時54分に伊勢市駅へ到着。

コインロッカーが満室なのは予想通り。駅を出て左手にある一時荷物預かり所へ向かう。一個500円なのは良いが、17時までに引き取らないといけない。いま思えば、+1000円で旅館・ホテルへの当日配達サービスを選択しておけばよかったと思う。


■伊勢神宮・外宮


11時15分、伊勢神宮・外宮へ向けて出発。外宮参道は良い感じ。店には後で寄ってみよう(と思うも、時間がなかったので寄れず、少し後悔)。
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で、なんだ、あの長蛇の行列は?
ほほう、外宮から内宮へ出向くシャトルバスの並び行列か。タクシーで行くつもりだから関係ないや。
実は2時間後にはこの苦行に参加することになるのだが。で、この苦行こそ大正解だとわかる!(後述)

外宮に到着。なるほど、正式には「豊受大新宮」というのか。
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まだ正月気分だからなのか、人の多いこと。
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第一鳥居を抜け、表参道をひたすら歩く。おっ、たまゆらが写ってる(違うか?)
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「内宮の天照大神の食事を司る神様」の神殿、「御正宮」へ到着。
内部は撮影禁止ときた。
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お賽銭だと? 大奮発して100円を放り投げた。もちろん多大なる御利益あるんだろうな?
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うん、神社は良いな。
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階段を昇りに上って「多賀宮」へ。御正殿が公的なお願いを聴いてくれる神殿なら、こちらは個人的なお願いを聴いてくれるという。
お賽銭100円。よろしくお願いします。
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参道を戻り、第二鳥居、第一鳥居で礼儀正しく一礼して、さて、内宮へ向かうことにするか。時刻は12時10分だ。
タクシー乗り場へ……来ない。おとなしくシャトルバス乗り場へ。バスチケットを購入し、おとなしく並ぶ。

バス会社が総力挙げてシャトルバスを運行してくれている。そんなに待たなくても大丈夫かな……?
結局、立ちんぼで40分も待たされ、ぼろいバスに押し込まれた形。

12時50分、内宮へ向けて出発。
で、途中の交通は「シャトルバス専用道路」に「シャトルバス専用車線」がきちんと用意され、渋滞知らずの運行が実現されていた。このあたり、素晴らしい。逆にそれ以外のタクシー、自家用車は恐ろしい渋滞に巻き込まれていた……。

結局、シャトルバスに乗って正解。感謝しないとね。


■伊勢神宮・内宮


13時15分、内宮へ到着。
宇治橋を見る。なんだ、この人混みは……。
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とりあえず昼食にしよう。「おかげ横丁」に入る。ここも人混みだ。
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適当な食堂へ。
伊勢名物「伊勢うどん」(そのまま)は醤油だれが効いて、実に美味だった。
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時刻は14時。さぁ、内宮へ!

宇治橋。こっちは右側通行なんだな。
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お神酒。
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手水場。左手、右手、口をすすぎ、左手、勺を洗う、と。
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第一鳥居
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御手洗場
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第二鳥居を抜け、神楽殿を見て……
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天照大御神の鎮座まします「皇大神宮・御正宮」へ到着。さすがに真正面からの参拝はあきらめ、右の方へ。

二拝二拍手一拝。お賽銭100円。
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うん、良い感じだ。「唯一神明造」というらしい。
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お伊勢さん、よかったな。

シャトルバスにて外宮へ戻り、16時に伊勢市駅へ到着。預け荷物を受け取り、鳥羽駅へ向かう。

16時37分伊勢市駅発、16時54分に鳥羽駅に到着。
なんと、普通電車は二両編成か。


■鳥羽国際ホテル 潮路亭


鳥羽駅1番出口の階段を下りると、各ホテルのシャトルバスが10台以上。
今夜のお宿のバスに乗車します。10分ほどで「鳥羽国際ホテル 潮路亭」に到着。

ここはロビーでお茶をいただきながらチェックインするんだ。

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伊勢の地ビール「神都麦酒」を3本も飲んでしまった。
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ここはこじんまりしたホテルで、部屋も清潔。温泉完備で食事も満点。
気に入ったぞ。

温泉はぬるくていただけない。逆に露天風呂は熱くて……とても、気持ち良い……。

夕食は「味覚」にした。伊勢海老が実に美味だった。アワビは、もう少し大きくしてくれても……。
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満腹で眠くなったところで、続きます。


僕の初の海外体験は1993年の韓国出張でした。これで海外の魅力に開眼し、はじめての海外旅行先にニューヨークを選び、一人で行ってきたのが懐かしいです。
1994年9月だから、まだテロに遭い倒壊する前の世界貿易センタービルは健在で、屋上にも上ってきました。
過去のホームページ(1999年頃)に掲載した旅行記を公開します。文章がとっても変ですが、そこは御愛嬌です。


[旅の恥は書き捨て]

壱.New Yorkの巻


何かに”BIG CHALLENGE!”したくなるような、極めてエネルギッシュな街です。まだ一度も訪れていないならば、ぜひ飛んでください。できれば、航空券のみ手配して、後はその日の気分でブラつく(IT'S DAYDREAM TRIP!)のが良いでしょう。
以下、自分の感想など参考までに。

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■The Metropolitan Museum of Art メトロポリタン美術館
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芸術にはトンと疎くても、まずはここへ足を運ぶ、と。New Yorkの定番。

巨大なCentral Parkのすぐそばにあるため、ジョギング中のオネーサンなんかが階段に座っていたりする。(思いがけず嬉しかったりする)
神戸市立博物館とは比べものにならない展示量。ゆったりとしたスペース
古今東西の武具も豊富。我国の戦国時代の甲冑は、欧米の子供に大人気。西洋の甲冑は特に豊富。じっくり鑑賞できた。
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美術品と言えば油絵。それこそ全作品の鑑賞は不可能ですが、見応えありました。やはり西洋ものでは、キリストの生誕を題材とした宗教画が圧倒的。
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「ソクラテスの死」
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インドの神「Krishna」

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ところ変われば品変わる。なるほどと思った。タイ、中国、インドネシア。東洋諸国のBuddha像は、基本的に同じ。だけど体格と装飾はみな違っていた。やはり”民族柄”が表れるのか? ビルマの王冠付きのbuddhaなんて初めて見た。

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アフリカ、中南米の神々なんて、初めてお目にかかったゾ。

太平洋諸国の文化は、我々のとはイササカ異なるようで。神像でも人像でも、異様にアレが強調されていた。参考までに、南太平洋の船(CROCODILE)などを。

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「NO FLASH」の貼紙を無視してバシバシフラッシュをたくのは、ご存じ我らが同胞。Don't FLASH! 案内の職員がとがめても、「エイゴ、ワカンナ~イ」ってか? 日本語で大きな声でキャーキャー笑うのもヤメテくれ。
う~ん。こうやって日本人の評価は悪くなるばかり、と。
あと、大和撫子3~4人のグループで、全員ジーンズにポロシャツ、バックパックの姿はヤメテくれ。横一列で歩くな~。
(注:2018年の時点だと、中国人観光客の姿ですね。)


ちょうど昼食時。MUSEUAM正面玄関前の階段から車道までの一帯を人間が群れていて、屋台が20mおき位に並んでいた。ホットドッグもハンバーガもあったが、せっかくだから別のものを食べようと。みると、オジサンや子供たちが美味そうに食べている。あれはなんぞや?
プレッツェルなるものを初めて口にしたが、一口で「もう、たくさんです」な味だった(泣)。


■Statue of Liberty 自由の女神

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やはり、NEW YORKと言えばここでしょう。USAの「顔」ですから。

女神像の鎮座する”Liberty Is.”へはフェリーで渡ります。約12分。景色が極めてグー!

女神像の中を上へ。”どうせなら冠までイケイケ”コースと、”時間が惜しいが、とりあえずは中へ”コースとがあります。前者は冠まで歩き、後者は像の台座(つまり女神の足下)の展示館巡りとなります。どうせなら、時間を裂いてもSUMMITへ!

長~いらせん階段が待ってます。最初は順調、やがて渋滞に巻き込まれます。
一方通行です ^^; 。しかも途中で急に細くなる! さらに頭が上の階段でこすれる! 体の大きなアメリカ人が、なぜこんな小さな階段にしたのか、いまもってわかりません。
それでもはりぼての中を歩くのは、なかなか楽しかったりします。
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5分の間に5m進む、長~い苦痛が報われる時がきます。やっと冠(展望台)です。

おい! 何でこんなに狭いんだ? 展望台は畳1枚分の広さです。とにかく、下界を見下ろしませう。年代物の窓枠がグーです。

下り階段は順調です。台座には女神像の歴史、アメリカ移民の歴史を展示したAmerican Museum of Immigration アメリカ移民博物館があります。せっかくです。ぜひ一巡を。

Liberty Is.からEllis Is.へはフェリーで約15分。ここにはEllis Island Immigration Museumがあり、この島が移民の受け入れ口だった頃の資料が建物ごと展示されています。
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中には各州の人口の推移、世界各地からの移民の歴史、あなたの祖先は?コーナーなどがあり、外には移民者の氏名の刻まれたプレートが光っています。我々日本人にはなじみが薄いものの、熱心に解説を読み、祖先探し(computerが置いてある)を家族でワイワイやっているアメリカ人を見る。嗚呼、歴史とは? 民族とは? なんて考えたりします。


■Manhattan walk


World Trade Center Building(Manhattanで最も高層の建造物)の売り物、屋上の展望台にはぜひ上りましょう。またしても行列を待つものの、専用エレベータで一気に最上階へ。さらにエスカレータで屋上へ。
ここから眼下を見下ろせば、この島を一望できます。意外に島の小さいことに気づいたり、アッパータウンの高層建築物の群れと、チャイナタウン、ソーホーあたりの違いなどがわかります。
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World Trade Center Buildingの2階には、TKTSがあります。ミュージカルの当日券がここで安く購入できます(約半額。cashのみ)。ただ、良い座席は期待できません。

小学校ではいろんな人種の子供たちが仲良く遊んでいました。

よく、NEW YORKの地下鉄は汚く、危ないと言われてきたが、実際に乗ってみるとそうでもなかったりする。各地下ホームには監視員らしき人物がいて、一定のエリアを見張っている。つまり、そこにいれば一応は安心と。これではオモシロクないので監視エリア外のホームの端まで行った。危険なし、と。おまけにホームも清潔。車両も、階段も ”beautiful”。
もしかして、悪い面が誇張されてきたのでは?

そう思いきや、甘かった。上記はあくまでアッパータウンでの話。China townの地下ホームは別世界。空き缶ゴロゴロ、ゴミうじゃうじゃ。しかも落書き天国ときた。この世に清掃人はいないってか? おまけに照明はうす暗く、不安になったりする。まあ、無事だったが。

地下鉄と言えば、こんなことも。南へ下る車両の中へ、大きな声を出す男が乗り込んできた。手にビラを持ち、胸のゼッケン(?)には”STOP the AIDS”。乗客一人一人に箱をさし回しながら寄付を募り歩く黒人。コインを入れる老婦人、無視する白人エリート風ビジネスマン。こんな光景、日本ではお目にかかれませんよね?

China townでは、ベトナム独特の三角帽を頭に乗せた人が多かった。もしかして、元難民? 一人、その帽子を被った異常に背の低い男を見た。戦争時、薬でやられた後遺症かも。それなら、自分をこんな目に遭わせた”敵”の国民となって暮らすのは、無情としか言いようがない。

UN本部ビルの前では、3人のグループがUN反対のデモをやっていた。警官はウヨウヨいたが、別に排除するそぶりも無かった。
米軍のハイチ侵攻の翌日、broadwayでは、米国を非難するビラを配る「個人」を何組も見かけた。<br>
自発的に、まず一人で行動を起こす。ここにAmerican Democracyの力強さを感じた。まず主張し、非難ではなく議論をもって話を詰める。ナァナァではなく、互いに議論しつくした上で、妥協しあう。
なるほど。我々の見習うべき点であり、うらやましく思う。

それにしても、世界各地のあらゆるものが入り混ざり、次々と新しいstyle(文化)が生まれるようです。歩くだけで体が活性化させられます。 本当!


■United Nations
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United Nations本部ビルはManhattan島の東の端、East Riv.に面した位置にあります。
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ちょうど、あの独特なクライスラービルを東へ500mばかり歩けばぶつかります。
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胸を張って進んだ正面GATEでは、武装警官が歓迎してくれました。「あっちだ、あっち!」 はいナ、北側の観光客用GATEから入ります。

個人で見学できる範囲は限られているので、ガイド付きツアーを利用すべき。20分おきに出発しますが、順番を待つこと約10分。15人のpartyで出発。英語ガイドでした。なお、日本語ガイド付きツアーもあると、リーフレットに書いてました。。。

ツアーでは総会議場、安全保障理事会議場、経済社会理事会議場などを見て回り、UNの存在意義などについて職員より説明を受けます。質疑、写真撮影もOK。但し、総会/理事会開催中は、その議場には入れてもらえません。

なお、外交官食堂は平日の昼食に限って一般客も利用可能です(11:30~14:00)。

ここでしか買えず、ここでしか出せない切手が地下のUN中央郵便局(及び土産物売場)で販売されています。これまた専用のハガキに貼り、ぜひ故郷に送りましょう。

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■MUSICAL! AMERICAN DREAM!

マチネ(昼の部)もやってますが、やはり夜でしょう、Musicalは。開幕までの間、欧米人はおおむね着飾ってアルコール片手に歓談してます(離れて見ていても、ゴージャス)。

服装に注意。カジュアルジャケットで非常に浮きました ^_^。(ま、このときは、まわりが年輩の人が多かったもんで) できれば、スーツ又はしっかりとしたジャケットを着用したいですね。

観劇券は、ツアー予約すれば通常2万円(ディナー付)。TKTSでは当日券が3千円~5千円。金がないならTKTS。タイムズスクエアのTKTSは夕刻異常に混むので、都合がつけば前述のWorld Trade Center Building 2階へ。


■MISS SAIGON [THE BROADWAY THEATRE]

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我国でも演っていましたが、いかんせん日本人ではねぇ。その点、こちらは白系、黒系米国人に加え、ベトナム系アメリカ人が出演。限りなく現実に近い劇になっています。
英語なんですが、ポイント的に比較的わかりやすいセリフのせいで、役者の感情がビンビン伝えられます。演出も素晴らしく、感情移入すればしめたもの。必ず泣けます。ハンカチ必携。


[あらすじ・勝手に注釈バージョン]
サイゴンの歓楽街。進駐してきた米国兵は、今日も娼婦と一日を終えます。娼婦仲間で"Miss Saigon"に選ばれたベトナム人少女 Kimは、米国青年Chrisと深い仲に。しかし、Chrisには婚約者=本国で待つEllenがいたのです。
(キム=ベトナム女性。本編の主人公)
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植民地支配を脱した、理想の新ベトナム建国に燃える青年Thuy。幼なじみのKimに言い寄ります。しかし彼女は言うのです。「あなたとは一緒になれないのよ。なぜなら」登場したのはChrisの息子。青年の去りゆく姿が、印象的でした。やがてKimの家で対決する二人の青年 - 国家を巡って、またKimを巡ってお互い譲れません。そしてベトナム人は、Kimの前から姿を消します。

後日、ベトナム軍将校としてThuyは現れます。自信に満ちた表情。軍服には多くの勲章。Kimに再度言い寄ります。長い問答の末、愛憎から子供を殺そうとする青年を、彼女は撃ちます。命を落とすシーンの青年将校の表情-これは実際に劇場で確かめて下さい。
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敗北必至の米国軍。有名なヘリコプターのシーン。超大国がアジアの小国、いや、ゲリラに敗れた-救いを求めて基地に詰め寄る群衆。彼らを見捨てて、米国は去ります。この国に大きな傷跡を残して。
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もう一つの大きな傷跡 - 米国に渡ったKim。彼女は、Chrisに婚約者(アメリカ人)がいることを初めて知ります。

彼女は悩みます。そして息子を前に、彼女はこう歌うのです。

AS LONG AS YOU CAN HAVE YOUR CHANCE
I SWEAR I'LL GIVE MY LIFE FOR YOU
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最後の瞬間がきました。Chrisと彼の妻に手を引かれ、Kimの元を離れる「わが息子」。そして彼女の選んだ道は……。
巷(ちまた)で論議の沸騰したKimの生きかた……。
ぜひ、劇場で確かめて下さい。彼女たちの人生を。そして、あなたの人生を。


(PS1)
Chrisの元上官の黒人兵(下士官?)は人権活動家に転じます。彼は訴えます。いま、ベトナムで難民となった子供たちを救えるのは、われわれ米国をおいて他にない、と。この時機、米国はいまだ黒人差別の渦中にあったにもかかわらず、勇敢に、です。
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(PS2)
共産色バリバリのベトナム。巨大なホー・チ・ミンの黄金像。指導者崇拝のデカ・ダンス。まるで北朝鮮を彷彿させる、異様な世界観。でも、55年前の日本を外から見たら、きっと同じように映ったに違いない。
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■LES MISERABLES 嗚呼、無情 [IMPERIAL THEATRE]

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ビクトル・ユゴーの大作。1830年の重々しい労役シーンから始まります。
貴族、民衆、それぞれの目標。それぞれの恋。それぞれの人生。コミカルなシーンも交え、大きなスケールで話が進みます。

圧巻は二つ。一つは戦闘シーンです。蜂起した民衆と貴族軍との間で戦われますが、やがて力つきた民衆は全滅します。子供の死にゆくさまが悲しいシーンです。
もう一つ。ジャン・バルジャンに命を救われた貴族。自分たちの社会と彼ら(民衆)の社会。彼は悩みます。解決策として彼が選んだ行動は、非常に哲学的なものでした。

「あっ」と思った演出。垂れ幕に映し出されたキャプションが印象的でした。「第1章  AD1830」等

すみません。セリフがよくわからず、詳しく書けないのです ^^;。(語学力の無さが悔やまれる)


■CRAZY FOR YOU [SHUBERT THEATRE]

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前2作とはうって変わり、肩の力を抜いて楽しめる上品なコメディです。都会で成功を夢見るも田舎に帰ってきた青年と、農業に明け暮れるPOWERFULな娘さん。田舎の陽気な”アメリカン・ライフ”。青年は、ある企画を村のみんなに提案します。そして成功-こんな物語です。
重ねてすみません。セリフが…… ^^;。でも、爆笑シーンは楽しめました。

(見た本数は少ないけど)個人的には、Miss Saigonがベストでした。もう一度見たいですねぇ。


(PS3)
夜の街とロシア人女性
「時間がない」 あわててタクシーに乗り込んだら、極上の美人が閉じかけのドアをこじ開けた。「ブロードウェイ?」「そうだけど」ニッコリされたから、こちらも笑顔を返すしかない。「乗り合いタクシーでも、まぁ、いいか」
金髪・青い目・白い肌。良いですね~。
「どこからきたの?」「日本から。きみは?」「ロシアよ」流暢な相手の英語に、カタコトでぎこちなく会話を続けた。……が。
「そこで止めて」あれ?「ありがとう」バタン
「男は利用されっぱなし。ここはああいうのが多いよ。
 New York is New York, ha ha ha ha!」
同じような光景を何度も見てきたんだろうなぁ、タクシーの運転手氏。

夜、ホテルからブロードウェイ劇場へ向かうまでの出来事。ちなみに、ここのタクシーは高額紙幣を渡すと「いま、ちょうどツリがない」とか何とか言ってボラレます。予め1ドル札を多数用意のこと!
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長文ご拝読、ありがとうございました!



昔の拙い文章は赤面ものですね。どうもありがとうございました。



『ガラスの仮面』展を観るついでに、世界遺産二条城、京都御苑、鴨川付近を散歩してきた(2017.12.16)。


■二条城
外国人の人気が高いようで、感覚的に拝観者の40%が外国人。国籍も中・韓・台、イギリス、ベトナム、イスラエル等々20か国を超えていた。


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東大手門
入退場はここから。代金600円なり。
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唐門
なんと雅やかな!

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国宝・二の丸御殿


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二の丸庭園
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天守閣跡から見下ろすと、こんな感じ。
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本丸御殿は閉鎖中。開館が待ち遠しい。
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抹茶ビールと白玉ぜんざい。京都らしさを求めるとこんな組み合わせに……。
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京阪電車に乗って出町柳駅へ。


■鴨川、出町枡形商店街

とあるアニメ作品の舞台のモデルとなった場所だ。意外と小さいんだな。

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そのまま歩いて御苑へ向かう。


■京都御苑と京都御所

冬の京都御苑は人影わびしく、木枯らしが似合う感じ。カラスが多かった。
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御所は皇宮警察がガッチリとガード。ああ、15分までに御所の入場は閉め切られていた。残念……。
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京都駅ビルはクリスマス一色。
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冬の京都もなかなか良いものだ。また出向こう。





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・特別名勝、兼六園


■2017年10月9日(月) 金沢へ戻ります。

6時起床、晴れ
加賀屋 雪月花・特別階「浜離宮」の朝食はシンプルだが、どれも美味。満足度高し。

18階のスカイラウンジ「雪月花倶楽部」でコーヒーを馳走になります。

お土産の追加を購い、チェックアウト。加賀屋、また泊まりたいです。
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8時15分発の宿のバスでJR和倉温泉駅へ。8時41分に特急能登かがり火4号はスムーズに出発。
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(隣に並ぶは「のと里山里海」号らしい。)


9時44分、無事に金沢へ到着。コインロッカー(今度は駅構内のものを確保できた)に荷物を預け、昨日と同じ金沢駅東口7番バス乗り場より「城下まち金沢周遊バス」、今度は右回り(RL)に乗車。「金沢・加賀・能登ぐるりんパス」でフリ-パスです。

10時15分、乗車時間10分程度で「ひがし・主計町茶屋街」に到着です。


■金沢 ひがし茶屋街

バス停から東へ向かい、それっぽい角を曲がると、あの有名な光景が現われる。
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公家の京都に対して武家の金沢だから、何か特徴があるかと思ったが、デジャブー。京都に何度も通っていると、いまひとつ新鮮味に欠けるというのが素直な感想。
そんな失礼な思いを抱きつつ、懐華樓(カイカロウ)へ入る。ここも「金沢・加賀・能登ぐるりんパス」でフリ-だ。
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パンフレットによると築195年、金沢で最も大きな茶屋建築だそうで、室内はとても雅だ。
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金箔の茶室!
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ここは良かったぞ!

11時4分、「城下まち金沢周遊バス」(RL)に乗車し、6分後に「兼六園下・金沢城」前で下車。
右手に金沢城が見える。


■特別名勝・兼六園

土産物屋の連なる紺屋坂を上り、桂坂口より入場。「金沢・加賀・能登ぐるりんパス」でフリ-だ。
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・ことじ灯籠
兼六園に来たからにはこれを見ないと。
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唐崎松、雁行橋を見る。
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眺望はまぁまぁ。
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それより、松が見事。
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霞ヶ池を廻り、内橋亭を経る。
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夕顔亭、瓢池。
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蓮池門口より兼六園有料エリアを抜ける。

もう12時だ。昼食は……一番手前の食堂「城山邸」で良いかも。
ここの「治部煮そば」は当たり! まろやかなとろみとジューシーな鶏肉のハーモニーが絶品です。
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■金沢城

兼六園を出て、隣接する金沢城、石川門口へ。
ああ、どこかに数種類の石垣と書かれていたが、本当だな。
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で、このお城、昔から天守閣はなく、二の丸の館が居城だったのか。知らなかった。
石川門の内部へ入ってみる。
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天空は晴れ。三の丸広場を横切り、橋爪橋を渡ると、みごとな橋爪門だ。
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五十間長屋へ入る。
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橋爪橋を見下ろす。
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よくぞ、こんな城を作ったものです……。
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■金沢21世紀美術館

さて、ここからは歩いてお堀通りを10分ばかり南下し、金沢21世紀美術館にやってきました。

エントランスには、何々? 「レセプション関係者は右、一般者は左へ」
素直に左へ並びます。それにしても黒いスーツの男の多いこと。そして、入場制限……。

なんと、デンマーク皇太子ご夫妻がご来場中とのこと。
ロビーには「デンマーク王国皇太子同妃両殿下 歓迎レセプション」と書かれ、報道カメラマンがごったがえしている。

入場チケットを購入(\1,000円)し、待つこと約15分、ついに「デンマーク王国皇太子同妃両殿下」が現われた。
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それはそれで良いのだが、お二人の入場の関係上、あの「スイミング・プール」には入場できないとのこと。ガックシ。

で、第一展示室から順に見ていく。現代美術はわからないのだが……。

おおっ、いまから「スイミング・プール」の地下に入場できるとのこと!
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不思議な空間だなぁ。

デンマーク皇太子の演説をしばし聞き入る。
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14時55分、「城下まち金沢周遊バス」(RL)に乗車し、15時10分に金沢駅へ到着。
お弁当と地ビール、お土産を購入。

16時29分、特急サンダーバード36号は出発。さようなら、金沢。
外は暗い。残念ながら琵琶湖は見えないや。
お弁当「北陸浪漫」は実に美味。百万石ビールは、微妙な味……。
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19時16分、新大阪駅に到着。新快速で家路へ。

最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。



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