男ひとり旅の美学

[旅の恥は書き捨て]ってことで。あと、BMWと読書感想文も。

カテゴリ: - 101 イギリス


■2010年3月12日(金)ロンドン塔へ

今度は部屋の鏡台の蛍光灯が切れたのでフロントへ電話。交換しにしたのはアフリカ系の大きく屈強な黒人だ。フロントと客室係は白人、設備係、清掃係は有色人種。なんだかなぁ。
交換前の蛍光灯はGS製(made in Hungary)、新しいのはOSRAM製(made in German)とのこと。

購入したポスター類は、ホテルから自宅に郵送してもらうこととした。

さて、ロンドンを見て回ろう。
15系統のバスは後部に螺旋階段のある旧型のダブルデッカーだが、この型がロンドンらしくて良い。
後方から乗車し、車掌の持つハンディ端末にオイスターカードをかざす。2階席へ。

13時にロンドン塔へ到着。入場料は17ポンド。少し高い。でも、来て良かった! 13世紀からの塔の歴史をたっぷり堪能できた。
100_4192
100_4189
100_4188100_4214
・塔内の展示は、王家の武器庫としてのそれなんだな。
100_4235
100_4242
・13世紀から17世紀までの塔の構造の変遷は、王朝の変化と時代ごとのニーズに密接しているんだな。
100_4250
100_4253
100_4254
・ロンドン塔から眺めるタワー・ブリッジも良い。
100_4225
・タワー・ブリッジはどこから見ても絵になる。
100_4266
100_4269
100_4272


■リージェント・ストリート、ピカデリー広場

高級店が多い、アキュアスキュータム本店、バーバリー、コーチ……。
100_4287
100_4284
100_4291
ここで、この界隈で、財布の心配をせずポンを買い物をできる身分になることを自分に誓った。

夕食はホテルのレストラン「Homage」で。欧米人ばかりの客層で、アジア人は僕ひとり。見えない壁は、やはりあるんだろうなぁ。


■公共トイレ?
ストランド通りをホテルへ向かって戻る途中、奇妙な光景を見かけた。僕の前を歩く男性が、周りをきょろきょろしながら、壁のようなものに向かってジッパーを下した! なんと、繁華街の歩道の途中に「立ちション」コーナーがある。しかも4人同時に「処理」可能な構造で、互いの顔が見えない工夫までなされている。よくこんなものを置いたなぁ(本当に必要な時はありがたいけれど)。
馬の信号機と並ぶ二大発見だ。

しかし、ロンドンはどこもかしこも工事中だ。19世紀に完成されたインフラはガタがきて、どんどん交換しなければなならいからだ。極端な例では、「地下鉄駅まるごと工事中のため、通過します」なんてアナウンスもあったし。道路もどんどん穴をあけるので、交通渋滞は日常茶飯事だ。

■2010年3月13日(土) 帰国です。

5時40分起床、6時25分にホテルをチェックアウト。40分に地下鉄に乗り込み、7時30分にヒースロー空港に到着。
驚いたことに、早朝の地下鉄は満員だった。ずっと立ちんぼは免れることはできたが、困ったもんだ。

7時45分にチェックイン。今度はプレミアムエコノミーからビジネスへの変更はなし。まぁ、これが普通だが。
係員の対応は実に良い。サービス業、かくあるべし。ホテルTHE WALDORF HILTONのフロントの「レジ係」もこれを見習うべきだ。

で、VATの手続きを終えて、スカイチームのラウンジで朝食を摂ることにした。ここ、ヒースローのビュッフェは種類も量も豊富で良いぞ。でも日本語の新聞も雑誌も皆無だ。C国とK国のはあるのに。
お土産……ハロッズでウエッジウッドの紅茶カップとソーサーを1客分購入してしまった。割らないように気を付けないと。

ヒースロー国際空港からパリまでは約1時間。昼食を食べ終えてすぐに降下だ。

シャルル・ド・ゴール国際空港では、セキュリティ・チェックの列が異様に長かった。そしてボーディングの際にピー音がして、何やら嬉しい予感。わざとらしく「Any problem?」とたずねたところ、「Good news!」とのこと。やった! ビジネスクラスへのアップグレードだ! プレミアムエコノミーを予約して正解だった。早めにチェックインしたのが良かったのかな?
14時15分、AF292便は関西国際空港へ向けてtake off!
100_4299

ロンドン上空もそうだったが、CDG空港上空は無数の飛行機雲がまるでアートのようだ。見ていて心地が良い。
ランチにボルドーワインをつけて、優雅な気分。高級ワインはタンニンが美味い!
100_4300

しかし往路のAF291便に比べてAF292便のクルーは質が劣る。愛想がほとんどない。

翌3月14日(日)9時45分、関西国際空港へ到着した。日本はひどい湿気だな!


■はじめてのLONDONの印象

1.やはり先進国! 科学技術分野に限れば米欧日に後れを取るかもしれないが、トータルな社会システム-試行錯誤しながらも人類社会にとっての理想を追う姿勢は、この現代社会において他の国々に先んじているように思う。
2.長い歴史! 種々の君主が戦を重ねて形づくられてきた国。その上で他国と協調し、伝統の上に先進的な試みを重ねるのは、われわれも過去に見習ってきたところであろう。21世紀においてもなお不変であるように思う。
3.歴史の点でもう一つ。過去の帝国主義支配を、社会に内在化させた点は注目するべきだろう。「白人以外もいるだろう」レベルの認識で入国したのだが、とんでもない誤りだった。むしろビジネスの現場、生活の場でも有色人種は英国社会に完全に溶け込んでいた。この点は米国と変わらないのか。否、英国のほうが優れているような印象を受けた。ただし階級意識が残留している点には留意すべきか。肌の色の違いではなく、従事する「職」にして階級差が歴然としている印象だ。街を歩いて、金融・医療・先進工学はTOP、その他エンジニアは2nd、ワーカーは再会のイメージを強く抱かされた。
日本も負けていないはずだが、否、僕自身も見習うべき点は多々あり、今後の成長につなげていこうと思う。良い意味でのエリート社会である英国。なにか他人より秀でた確固たる点を延ばさないといけない。
(と、当時の旅日記に書いてありました。)


それにしても、もっと良いカメラを持っていくべきだった。Kodak V570では力量不足だった。


ここまで駄文にお付き合いくださり、どうもありがとうございました。

/END

エマ 10巻 (HARTA COMIX)
森 薫
KADOKAWA / エンターブレイン
2014-02-14


■2010年3月11日(木) ベーカー街へ!

ロンドンは大きい。すべてを見るのはとても無理だと悟る。

8時起床。バス139系統に乗り込む。バス2階の車窓から街を観察、と。リージェント・ストリートのグレート・クオドラントは本当に美しい。
100_4057
100_4060
100_4061
100_4062

ドーセット・スクエアで降車し、しばし歩く。高級住宅街グロースタープレイスは19世紀の雰囲気をありありと残している。
100_4069

郵便ポストはこんな感じ。
100_4068

ベーカーストリート駅に到着。1912年に建造。
100_4071
100_4076
100_4078


■シャーロック・ホームズ博物館

入口で並んで待つこと10分、そして中へ。タウンハウスの内部は狭い。階段も狭い。
(3月は10分で入れましたが、夏は、それはもうひどい順番待ちの行列でした。)
100_4079
100_4103

2階はホームズのリビングと寝室。このカオス感が素晴らしい。メイドさんに写真を撮ってもらえるサービスは嬉しい。
100_4080
100_4083
100_4084
100_4087

3階はワトソンとハドソン夫人それぞれの部屋だ。
100_4089
100_4090
100_4101

4階は、ホームズ物語の中の複数のシーンを再現していた。
100_4096
100_4097
100_4098
100_4100

4階の上はヴィクトリア時代のトイレ。どう見ても水洗ではない。

記入帳と覗くと、一日に300人以上来訪するようで、日本人も結構多い。ストランドマガジンの挿絵のポスターとマグネットをお土産に購入した。

■ヴィクトリア&アルバート博物館

入場料金は無料だが、3ポンドを寄付する。内部は広い!
外観も展示品もイギリスの歴史を感じさせてくれる。
100_4107
100_4111
100_4112
100_4117
100_4116

ヴィクトリアン・テキスタイルの「緑の部屋」はカフェに使用されていた。


■陸軍博物館

ロンドン・タクシーに飛び乗り、陸軍博物館へ。客が少ない。
100_4126
100_4123

二度の世界大戦がともかく、ボーア戦争、クリミア戦争の展示に重みが置かれていたのは、さもありなん。
・伝統ある陸軍の赤い軍服は、ボーア戦争の時からカーキ色になったそうな。
・ビルマでの捕虜の扱い。日本兵の姿は醜悪に表現されている。目が細く吊り上がり、怪物のような顔だ。しかたないか。

17時30分で閉館。隣接するチェルシー病院(ロイヤル・ホスピタル)を観る。
100_4132
100_4133


■大英博物館

バス171番と74番を乗り継ぎ、大英博物館へ。グレート・コートは迫力。
100_4136

ロゼッタ・ストーン、エジプトのミイラ、王の棺、アッシリア、メソポタミアの遺跡。
良い。とても数時間で廻り切れない。
100_4138
100_4140
100_4142
100_4144
100_4146
100_4148
100_4151
100_4165

ローマ皇帝
100_4169

20時30分に閉館。歩いてホテルへ向かう。
ホテルのレストランへディナーを食べに向かうと「閉店」だと?
またまたルームサービスとなってしまった。
100_4180

歩数計は……29,487歩。
続きます。

『英國戀物語エマ』DVD BOX(初回限定生産)
冬馬由美
ポニーキャニオン
2010-06-25




■2010年3月10日(水) バッキンガム宮殿

案の定、原因不明のままで復旧させた室内照明が、今朝も点灯しない。すかさずマネージャを呼ぶ。
結局、上級グレードの部屋に替えてもらった。しかし、再パッキングの時間を取られ、朝食を終えて部屋に戻ると10時20分。この時間のロスをどうしてくれるんだ。
100_3936

窓の外を見ると、インド大使館の周りにインド人がいっぱい並んでいるのが見える。出発!
ホテル前のAldwychバス停に来たバスに飛び乗る……東行きだった。ええい、このままセントポール大聖堂に行ってしまえ!

これ幸いとばかりに、、昨日購入を迷って見送ってしまったポスターをセントポール大聖堂内のショップで購うことができた。結果オーライ。
再びバスに乗ってStrand通りを西へ。このあたりの雰囲気も眺めも実に良い。チャリング・クロス駅が左手に見えたら、すぐにトラファルガー広場だ。

Admiralty Archアドミラルティ・アーチはものものしい。
100_3945

アドミラルティ・アーチからトラファルガー広場を眺める。ロンドン・タクシーにダブル・デッカー。いかにも「ロンドン」といった雰囲気だ。
100_3948

St.Jame's公園を左手に眺めながら、The Mall ザ・マルを歩く。これは南アフリカ国旗? 誰か要人でも来ているのかな。
100_3950
100_3951

Queen Victoria Memorial ビクトリア女王記念柱の向こうに、Buckingham Palaceバッキンガム宮殿だ。黒塗りのリムジンが出て行った。
100_3955
100_3962
100_3965

バッキンガム宮殿。良いな。
100_3966
100_3967
100_3976
100_3982


■ウェリントン・アーチ~アスプリーハウス

ウェリントン・アーチへ向かう途中、第二次世界大戦の戦没者追悼碑を見かけた。さすが戦争を肯定する国だけあって、この種の碑が多い。
100_3989

ウェリントン・アーチ。思っていたよりしょぼい。
100_3995
100_3996100_4003

「THE ROYAL FELLOW SHIP」か。うらやましい。
100_4001
100_3997

公園の信号機が面白い。これは人と自転車しかないけれど、馬専用の信号機も存在するのだ(写真忘れた)。
100_4002

ロンドン1番地。ウェリントン公爵の公邸、アスプリーハウスに入場。内部は贅沢な調度品と圧倒的な絵画の量だった。
100_4007


■Churchill Museum and Cabinet War Roomsチャーチル博物館&キャビネット・ウォー・ルームズ
セントジェームズ・パークを歩いて東へ。チャーチル博物館&キャビネット・ウォー・ルームズにたどり着いた。
100_4008
100_4013
100_4015

キャビネット・ウォー・ルームズは戦時防空壕内閣閣議室であり、戦時司令部であったという。
100_4023
100_4024
100_4022
100_4021
100_4020

チャーチル博物館も充実した展示、無料のパンフレット類も豊富。
DSC01023
DSC01024

■Westminster Abbey ウエストミンスター寺院
外観の見学だけでも楽しいぞ。
100_4036
100_4029
100_4028
100_4032

ビックベンも見えるこの界隈はロンドン観光のハイライト。クロムウェル先生も。
100_4037
100_4039

国会議事堂の威容は圧倒的だ。
100_4043
100_4044

Millbankを南下し、Tate Britainテート・ブリテンを見る。
100_4046

Vauxhall Bridge Rd.を北上するとヴィクトリア駅だ。
100_4049

疲れたのでバスに乗車。ハイドパークコーナー経由でピカデリーへ。銀座を超える人と車の量。
フォートナム&メイソンでお土産の紅茶を購入。中国系店員の態度は良くないぞ。
歩いてピカデリー・スクエアへ。これがエロスの像か。地下鉄でコベント・ガーデン駅へ。ホテルへ戻る。

夕食はルーム・サービス。
100_4050

歩数計は28,104歩。良く歩いて疲れたので、続きます。




■2010年3月9日(火)

ホテルでの朝食=一人飯でのこと。近くのテーブルのいかにも「白人マダム。60歳代」な二人組が僕を見て話している。食事を終えて席を立つ際、僕の顔を見て「ワーカーズ・スタイル」とか言っていた。言い返せないけど、朝食にドレスコードはないだろうに。やはり「白人支配階級」の意識でもあるのかな? いや、やはり高級ホテルにおける僕の「ヴィクトリア時代の労働者風スタイル」が良くないのですね……。

そんなことはさておき、出発です。
テンプルを目指してFleet Streetを東へ歩く。両sideには、日本では見られないVICTORIA時代の面影を残す建築物が多い。
ガイドブックにない「○○の由緒ある~」「○○が世界で初めて行われた~」等のプレートが嵌められた建物が多い。やはり、歩く価値はある。遠くに見えるは、セント・ポール大聖堂だ。
100_3856
100_3853

■セントポール大聖堂! シティを歩く!

結局、セント・ポール大聖堂に着いてしまった。
100_3857
100_3859

内部に入る前に周りを見る。何か門がある。
100_3861
どうやら、中世のCITYの城門らしい。もともとStrand通りにあったそうな。
100_3862

尖塔の頂上は展望台となっている。
狭い階段を500段も上がる。……非常に疲れたが、ロンドン市街を一望できる眺望は素晴らしい。
(まだ、EU一高いビル、ザ・シャードは建築されていませんでした。)
100_3873

ショップではネルソンのポスターを購入するか迷い、見送る(翌日、購入することとなる)。
そして大聖堂の内部へ入る。
オーディオガイドの途中で操作を誤り、途中から各ポイントごとでの説明しか聞けなくなってしまった。
ドーム内は、この世のものとは思えないゴージャスな造りとあるが、心を奪われるほどではなかった。
1階には、メインのドーム内の豪華さはないが、南面に設けられた「ミドルセックス連隊の戦死者追悼」のコーナーに興味が湧いた。「THE 2ND BATTALION DUKE OF CAMBRIDGE IS OWN (MIDDLLSEX REG)」の指揮官と6人の士官と107人の兵士が眠る、とある。すなわち、南アフリカ戦争(1899年~1902年)で殉職した将兵の名がプレートに刻まれていた。
第二次世界大戦で戦死した33,000人の海兵の名前もある。

そしてドーム中心の直下には、ネルソン提督(HORATIO・VISC・NELSON)の墓が安置されている。あの提督最期の言葉「ENGLAND EXPECTS EVERY MAN TO DO HIS DVTY(DUTY)」が棺の下部に刻まれている。
床のモザイクは19世紀の女性受刑者によって敷かれたもの。で、このネルソンの棺は18世紀の別の有力者のためのものだったのだが、その彼が国王と対立したために、未使用で保管されていたという。ネルソンの遺体を葬る必要に迫られ、急きょ、この棺が持ってこられた、とあった。
ウェリントンの棺は、大聖堂の床に穴をあけて下したらしい。他にも、中世からの王族の棺なども置かれているみたいだ。
長居してしまった。14時10分だ。

いきなり予定変更になってしまったのは、道を間違えて目的の地下鉄駅にたどり着けなかったからで、まるで僕の人生みたいだ。……テンプルは明日以降に行こう。

次はGuildhallへ。正直、ここは何をする場所かわからなかったのだが、ロンドンがまだウェストミンスターと分かれていた「City of London」の時代に、重要事を決めていた場所だという。いわば自治体のはしりの議会の役割を担っていたわけか。このホールで決議された刑罰などが表示されていた。現在でも市議会が開催されているそうな。
100_3880
100_3881

内部の展示は歴史的価値はあるのだろうが、正直ピンとこない。ギルドの組合だけあって、職種別の旗が多数、展示されていた。
ここを退出しようとしたら、周りの係員が慌ただしくトランシーバーで何か話している。取り巻きを多数率いるなんだか偉そうな人物が通る……エライ人を迎える緊張感は、どこの世界でも同じだなと思った次第。

で、ギルドホールの横の門から出て、王立証券取引所の玄関前広場へ。第二次世界大戦の戦没者を悼むメモリアル像が目立つ。その向こうのローマ柱の上にはANNE女王がどうしたこうしたと書いてある。
100_3888

次はBank of Englandへ。ここには博物館が併設されている。いざ、中へ。
100_3890

「こっちじゃない。横だ」と係員。どうやら銀行の正面玄関に入ろうとしたらしい。すみません。
側面に回り、目立たない入口へ。これじゃわからないよ。
ギルドホールもそうだったが、ここでもセキュリティチェックが行われる。
100_3891

イギリス初の、すなわち世界初の銀行制度が発足した1694年からの銀行の歴史、金貨と紙幣の価値の優劣などが紹介されている。

顧客帳なんて百科事典を4冊並べた大きさだし、(銀行の)憲章なんて、新聞紙3枚を拡げたような用紙に細かな字がびっしりと書き込まれている。マグナ・カルタみたいに1枚に書き切る必要でもあったのだろうか? それとも製本技術が未熟だった、とか?
ヴィクトリア(イギリスの擬人化)はローマ時代の西暦400年から健在だったとは知らなかった。

次は東へ。ロイド銀行。
100_3892

古い中世の教会と、最新技術の粋を集めたガーキン。この対称性がたまらない。
100_3893

ロンドン・タクシー(内部は広い)に乗り、次の目的地へ急ぐ。


■HMSベルファスト号

ここは当たりだ。少なくとも男にとって。入場料金16ポンド(パンフ込)の価値はある。重巡洋艦だ。第二次世界大戦後で活躍し、1965年に退役となったらしい。
100_3897
100_3898
100_3921

内部は軍隊の生活感まるだし。以前に観た海上自衛隊の護衛艦と同じような狭さだ。
100_3912
100_3913
100_3910

砲塔内部は初めて見た。
100_3901
100_3904

魚雷
100_3908

あれ? 艦橋(コンパス・ブリッジ)を見ている途中なのに「終了時間です」って、まだ17時45分。公務員のやることは万国共通だな。
100_3925
100_3922
100_3919
100_3915

■テームズ南岸を歩く

市役所の斬新な外観と、タワー・ブリッジの対比が良い。まぁタワー・ブリッジにしても、建設された当時は斬新的とされたに違いないのだが。
100_3928

歩いてミレニアムブリッジへ。テームズ川沿いを西へ歩くとシェイクスピア・グローブ・シアターだ。本日の公演は「マクベス」で、チケットはソールド・アウト。当然か。

歩行者専用のミレニアムブリッジを渡って、今度はフリート通りを西へ。インド大使館のそばを通るとすぐにホテルだ。
このAldwychオルドウィッチ界隈は気に入ったぞ!

ネルー像
100_4053

■トラブルです。

ホテルの部屋へ。あれ、天井灯が点かないぞ。エンジニアに来てもらったが、ブレーカをOFF/ONして復旧。「原因はわからない」って、ふ ざ け ん な。マネージャを部屋まで呼ぶ。「フルーツはいるか?」いらん。ホテルのクオリティを問うと「(僕の英語が)わからない」と。

夕食はルームサービス。サーモンサンドウイッチ、ストロベリームース、ガス水で20ポンドか。
100_3933

歩数計を見ると28,095歩。良く歩いた一日だった。
続きます。




19世紀に帝国主義を推し進め、いまなおThe CommonwelthとUnited Nationsを通じて世界に影響力を駆使するブリテン=大英帝国。その首都、ロンドンはローマ時代から戦争を通じて集積、熟成された文化の都でもある。いつか旅したいと思っていたが、ようやく現実のものとなった。

はじめてのロンドンだ。小難しいことは考えずに、まずは歩いて楽しむこととした。
ロンドン塔、バッキンガム宮殿などの定番コース、シャーロッキアンな観光名所、さすがに充実している複数の戦争博物館を訪れた。
ロンドンは何回も訪れる価値がありそうだ。

※古い旅行記ですが、せっかくですので公開することにしました。

【参考データ】
往路便
 2010年3月7日(日) 関西国際空港12時20分発AF291便、パリ行き
 2010年3月7日(日) シャルル・ド・ゴール国際空港19時00分発AF1880便、ロンドン行き
復路便
 2010年3月13日(土) ヒースロー国際空港10時15分発AF1081便、パリ行き
 2010年3月13日(土) シャルル・ド・ゴール国際空港13時40分発AF292便、関西国際空港行き

ロンドン宿泊先:THE WALDORF HILTON(ウォルドルフ:6泊)


■2010年3月7日(日)ロンドン行き

服装には迷ったが、ロングコートではなく、ブラウンの尻丈ジャケットを選択した。ハンチング帽と合せて「ヴィクトリア時代の労働者風スタイル」の完成だ。で、この姿で高級ホテルに泊まったものだから、旅行中、すごく後悔することとなる。

バスで9時50分に関西国際空港に到着。エールフランスのカウンターへ。えっ? プレミアムエコノミーは満席? ビジネスクラスに変更? ありがとうございます!
(いまじゃ考えられないくらい、良い時代でした。)

現金は480ポンドを用意した。11時5分に出国し、34番ゲートで待つ。
11時40分ボーディング。

座席は6D、エンジンの前。良席だ。
でかいエンジン。ボーイング777-300ERはかつての747ジャンボジェットに代わる各航空会社の旗艦となる。
100_3758

シャンパンも赤ワインも美味い。
ランチも美味。
100_3759
シベリア上空は-60℃。地表が雪と氷に閉ざされ、機体の窓にも氷が付着している。とても住めないぞ。
100_3761

夕食は魚を押しつけられた。あまりおいしくない。
100_3766
100_3768

フランスの大地を上空から俯瞰した第一印象、それは「農業大国」だ。広い大地に邸宅がポツン、ポツンとあり、集落には小屋と思わしき小さな家が密集している。農地の色も異なり、中世の三分農園法を思い出したぞ。
あの「荘園」や「身分制」が形を変えて存続しているんじゃなかろうか。かつての荘園主が地主・企業主に変わり、労働者はあいかわらず、という。(妄想)
まぁ、この大地が、住民のアイデンティティを形成したんだろうなぁ。

で、パリ郊外の住宅地の上空を多数の777が飛ぶのか。うるさいだろうに。

16時40分、シャルル・ド・ゴール空港に着陸、ターミナル2Eに到着。
ロンドン行きも同じターミナルだ。
このCDG空港、すでに6つもターミナルがあり、さらに増設工事中とある。

外気温は4℃。やはり日本よりも寒いな。

セキュリティではベルトまで外させられた。いやだなぁ。

エールフランスのラウンジへ。コーヒー+ピザ+フルーツに抑えておく。

あれ、19時発ロンドン行きのAF1880便が19時30分発になったぞ。
で、A321機にボーディング。シート8Aは最悪だ。ビジネスクラス~プレミアムエコノミー~エコノミーはカーテンで仕切られるが、そのカーテンが目の前。窓側だから足元は狭いし。

夕食が提供されたが、なんだ、これ? で、食べ終わらないうちに降下しはじめた……。
100_3770

GMT20時10分にヒースロー空港に到着した。
入国審査はスムーズ。なるほど、エレベータで地下に下りると地下鉄のターミナルか。
オイスターカード(3ポンド)に、運賃17ポンドを入金する。

で、看板がある。何々? 3月の6日から7日にかけて部分工事中で、時間がかかります? しかたないなぁ。
100_3772
100_3771

21時15分、地下鉄に乗車。Heathrow Terminal4駅を出発し、Osterleyで降ろされて連絡バスに乗り換え、Hammersmith駅へ。そこからCovent Garden駅に到着した。
これも、また楽し!

Covent Garden駅で地図を見ていると、係員が親切に教えてくれた。
ホテル目指して歩く。気付かなかったが、すぐ右手にRoyal Opera Houseが優雅な姿でそびえている。
この辺りは劇場街か。
Strand Theatreの右隣が、今回お世話になるThe Woldorf Hiltonだ。すごく立派で困るぞ。
607号室はこんな感じ。
100_3773
あれ、変換プラグはもちろん、歯ブラシもないぞ。困った。
(海外ホテルでは歯ブラシセットは置いていません。)
さらに有線インターネット接続は24時間で15ポンド(2,100円)ときた。
(当時は、WiFiは普及途上でした。)

なんだかここまでくるのに疲れた。スケジュールは明朝立てることとしよう。


■2010年3月8日(月)3月のロンドンは、それはそれは寒いんです

われらがThe Woldorf Hilton Hotel
100_3792

8時30分起床。ホテルの朝食は良い。食べ過ぎた。そして歴史あるホテルの内装は実にゴージャス。
天気が良い! 出発だ。
これだ、求めていたのはこんな「ヴィクトリア時代っぽい」光景だよ。
100_3779

ホテルを出て、近くのSt.Mary Le Strandへ。閉まっている。
100_3781

イギリス空軍記念教会。ダウディング司令官の像がある。
100_3784

それにしても寒い! マフラーをぐるぐる巻き付ける。
次はウォータールー橋(ワーテルロー橋!)を渡って、テームズ川の南岸、ウォータールー駅へ。
日本の駅とあまりにもかけはなれた内部に少なからず衝撃を受ける。
100_3796
100_3799

この国で「戦争」とは、第一次世界大戦を指すのだとわかる。
100_3798
100_3800

ロンドンアイ。誰かと来たいな。
100_3808

ウエストミンスター橋。ここからの光景は実に気に入った。
(実はこれ以降、ロンドンを訪れるたびにここで写真を撮っています。)
100_3809

ロンドンの象徴、ビッグ・ベン
(当時はまだエリザベス・タワーと呼ばれていませんでした。)
100_3812

さて、トラファルガー広場に向かって歩こう。
ダウニングストリート10番地
100_3815

ホース・ガーズ
100_3816

第二次世界大戦に関するモニュメントか。
100_3813

こんな銅像がたくさんある。
100_3817

良い感じ
100_3818
100_3821

ついに来た! トラファルガー広場だ。
100_3822
100_3824
100_3830

ネルソン提督は何を睥睨するのかな?
100_3826

チャリング・クロス・ホテル。美しい。
100_3832

チャリング・クロス駅構内。
100_3833

スタンフォード書店。今回はここでKashmir map、世界地図、各種地図を購入した。
100_3834

王立オペラ劇場。いつか鑑賞するぞ。
100_3835
100_3836
100_3837

コベントガーデンへ。ここで古い雑誌を購入することができた。
100_3840

いつかは入りたい、シンプソンズ・イン・ザ・ストランド。
100_3843

一旦、ホテルへ荷物を置き、再び散策へ。時刻は17時か。
100_3844

さて、ミュージカルのチケットだ。tktsへ行こうか迷ったが、直接劇場へ出向いた。
Queen's TheatreでLes Miserablesのチケットを42.5ポンドで購入。
で、夕食は劇場街の近くにある中華料理店に入店。……どこも同じ感じなんだな。

19時30分、ミュージカルは開演。1994年にニューヨークで観たのとは、また違った雰囲気だ。
・コゼットの母親が病死する、最後の最後に手をつなぐシーンが印象的。
・ジャンの最後の場面では、家族のだれにも看取られず、一人で死んでいった父のことを思い出し、思わず涙が出た。
座席は前から5列目の端のほうだったが、役者の息遣いまで伝わってくるよう。大きな感動を味わえた。

観劇の余韻を胸に携え、次回に続きます。

レ・ミゼラブル ブルーレイ[AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2018-03-27




Dscn0988

タワー・ブリッジ


2017年5月3日(水)曇り

8時起床。午後は雨みたいだ。
朝食はサンドイッチ+クロワッサン+ジュース+ホットコーヒー。
9時45分出発。外気温は9℃。パーカーにして正解だ。

のどがムズムズするので、溝に少量のXXを吐いたところ、周りの白人からエラい剣幕で睨まれ、何か早口で言われた。
以降、気を付けます。

15系統のバスに乗り、ストランドを北東へ向かう。ここはバス街道だな。
10時34分、キャノンストリートで下車。(実はひとつ乗り過ごした。)

マンション・ハウス、ローヤル・エクスチェンジ、イングランド銀行の位置する「三角地」に立つ。なるほど、昔から交通の要所といわれるだけある。
Dscn0867


マンション・ハウス(ロンドン市長公邸)
Dscn0869


ローヤル・エクスチェンジ(王立取引所)の前庭にはウェリントンの騎馬像が。
Dscn0873

Dscn0875

Dscn0877

次は、あそこへ向かうのだ。

なんということか。
キャノン・ストーリート駅前の向かい側、かつての「ロンドン・ストーン」を保管・展示していたスペースが、大工事によって取り払われてしまった。
でも、将来の展示に向けての希望は、まだあるな。


■閑話休題その3

他の大都市と違って、旅行者にとても優しいロンドンの特徴は、このような地図があちこちに設けられていることだ。それもよくある「お役所仕事」ではなく、現在地You are Hereを中心に記載された、その地に一枚しか存在しない地図が、200m間隔くらいで据えられているのは、本当に助かる。
Dscn0880

Dscn0879


■Monument 大火記念塔

大火記念塔はどこだろう? 地図によるとこの辺のはずなんだが……。
ビルの間から突然、姿を現したのには驚いた。
Dscn0882

Dscn0883

Dscn0884



大火記念塔を離れ、ロンドン橋を渡る。タワー・ブリッジと巡洋艦が良く見える。

Dscn0897


■The Shard シャード

ロンドン・ブリッジ駅を超えて、西ヨーロッパで一番高いビル、シャードの展望台受付を探す……あった。まずは地下へ潜るんだな。
Dscn0903

受付で「The View from The Shard」の当日券を購入。30.95GBPは高いか、リーズナブルか……ヘリコプター遊覧(200GBP)に比べたら、安い!
「いますぐ登ることが可能」とのことで、長い行列を予想していただけに嬉しい。
で、別の案内係員に道を尋ねたところ、Do you speak English? と一蹴されて凹む。発音下手なアジア人とはいえ、いちおうお客様なんですけど。

それはともかく、専用エレベータでまずは33階へ。乗り換えて68階へ到着。
すぐに階段で、72階へ!

あいにくの天気とはいえ、テームズ川が、タワーブリッジが良く見える。
Dscn0905


手前から、ロンドン橋、サザーク橋、ミレニアム・ブリッジ、ブラック・フライアーズ橋。小さくウォータールー(ワーテルロー)橋、ハンガーフォード橋。
遠くにロンドン・アイも見える。
Dscn0909

セント・ポール寺院
Dscn0913


エリザベス・タワー(ビッグ・ベン)
Dscn0945


シティの高層ビル群
Dscn0938


展望台の一角はオープン・スペースとなっている。
Dscn0948


この展望台でのどに流し込むビール(5GBP)は美味だった。
ところで、展望室へ行く前に写真撮影されたが、記念写真として販売するようだ。お値段25GBP。買う輩がいるのか?

The View from The Shard! 30ポンドの価値ありと断言する。日本語ガイドもあり。13時5分まで長居した。
Dscn0999


■Tower Bridge タワー・ブリッジ

昼食はロンドン・ブリッジ駅近くのカフェで、モカとクロワッサン(4GBP)。

Hay's Galleriaを超える。
Dscn0961


テームズ川南岸を東へ歩き、タワー・ブリッジの精巧さに感嘆する。
Dscn0968

Dscn0973

Dscn0974

ウエストミンスター橋に続き、ここでも韓国人新婚カップルがウェディングドレス姿で撮影会をしていた。邪魔はしないから、さっさとやってくれ。
(これまでもスイス、アムステルダム、キンデルダイク、パリで見かけた。風習なのかな?)

で、気が付けば、タワー・ブリッジが開いているぞ!
Dscn0982


慌てて下へ降りて撮影を試みたが、すぐに閉まったみたい。残念!
しかたがないので、開口部を撮影しておこう。ここが開くんだな。
Dscn0984


それにしても、タワーブリッジの美しさときたら……2014年12月に内部を見学したが、まさに至高の芸術と呼べる。
Dscn0988_2



■Tower of London ロンドン塔

この血なまぐさい中世の城壁と最新建築のガーキンが共存するところがロンドンの魅力でもある。
Dscn0990

Dscn0989

Dscn0995


さて、もう時間がないな。
帝国戦争博物館へ行きかけたが中止。大英博物館を最後の訪問先とした。


■British Museum 大英博物館

地下鉄Northern線を乗り継いでトーテナム・コートロードへ付いたは良いが、迷ってしまった。
ジョージアン様式は良いな。
Dscn1000



15時45分、大英博物館へ到着。あれ、前回と違って荷物チェックが厳しくなっているぞ。
Dscn1001

Dscn1004


ロゼッタ・ストーン
Dscn1007


古代エジプトで猫は神聖な動物とされていたんだな。
Dscn1030

やはりエジプトのコーナーは見ごたえあり。
Dscn1037

Dscn1039

Dscn1043

Dscn1046

Dscn1063

Dscn1062

ウルのスタンダード。思ってたよりも小さかった。
Dscn1068

Dscn1079

アウグストス帝
Dscn1088


よくわからない文字だな
Dscn1112


人類の至高の宝の数々を、しかと拝んできた。17時35分、外は大雨だ。
Dscn1013

Dscn1014

Dscn1020

Dscn1022


■パブ「シャーロック・ホームズ」

地下鉄でチャリング・クロス駅へ。
17時58分、パブ「シャーロック・ホームズ」へ入店。かつてシリーズに登場したノーザンバーランド・ホテルの跡地で営業する「ホームズ」パブとあっては観光客のごった返すイメージなのだが、平日は予想に反して地元のビジネスマンの姿が多いことがわかった。
Dscn1117

ビールと、サンデーローストと呼ばれる「Dr.Watson's Traditional」を注文。12.95GBP。
Dscn1118

味のほうは……。
でも高給レストランと違って気軽に入ることができる点で、パブはひとり旅観光客にとって重宝だ。


■Les Miserables

ホテルで小休止。この点、チャリング・クロス~トラファルガー広場に近いホテルは地理的に有利だ。
おや、もう時間がないぞ。チャリング・クロス駅前からタクシーに乗り込み、Queens Theatreへ向かう。
19時15分、劇場に到着。
ニューヨーク、ロンドンと通算4度目の『Les Miserables』鑑賞となる。
Dscn1119


土間席は前から4番目のD4。迫力ある席だった。
幕間の白ワインは6GBP。開演前と幕間の写真撮影もOK。
Dscn1123

Dscn1127

なんと終演は22時30分だ。幕間含めて3時間か。

22時50分にホテルへ戻る。いつものコンビニでサンドイッチ他を購入(3.2GBP)。

■帰国です。

2017年5月4日(木)曇り

5時30分起床、6時40分チェックアウト。
スーツケースをごろごろ転がしてチャリング・クロス駅へ。6時51分、地下鉄Heathrow Terminal4行きに乗る。ベーカールー線、ピカデリー線と乗り換える。
・ピカデリー線はEarl's courtを超えると、地上に出るんだな。
・手荷物を置く網棚がない。不便と思っていたら、背中側にスペースがあり、そこに置くのだと知った。でもほとんどの人が足元に置いている。そりゃそうだ。
・駅に到着し、ドアが開いてから「ここは○○駅。次の駅は△△です」とのアナウンス。不親切だな。

7時50分、ヒースロー空港ターミナル4駅に到着。
8時13分カウンターでチェックイン。「どうしてセルフチェックインしないの?」と嫌味を言われた。
8時32分、セキュリティをパス。スペイン、モロッコなどと異なり、ここはしっかりしている、

家族、会社の同僚へのお土産を漁る。
まだ時間があるので行き交う人を観察。
・イスラム女性。全身、いや、顔半分から下を黒い布で覆い、敬虔なムスリムなのだろうが、ナイキを履き、スマートフォンをせわしなく操作し、ハロッズのショッピング・バッグを掲げる姿は、なるほど、グローバル・スタンダードだな。

9時20分になって、やっとアムステルダム行きの搭乗口が提示された。55分にボーディング。
席の隣は、ドバイへホリディに行く若いイギリス人男性だ。毎年、日本の鈴鹿でガイドをして働いているという。

10時35分に離陸、ケーキとコーヒーが出る。
11時25分(オランダ時間12時25分)にランディング。
12時35分、アムステルダムに到着。

帰りはゆったりと過ごしたいので、ビジネスクラスにアップグレードすることにした。
KLMのカウンターで訊くと、40,000マイル+342ユーロをオファーされ、受諾。

14時5分、関西国際空港行きKL867便にボーディング。
あれ? 新鋭機787-9じゃなくて、旧型777-200ERなのか。まぁいいや。
シャンパンでのどを潤す。ビジネスクラスだからスリッパが提供される。

隣の中年女性は、なんと来日20回越えのオランダ人。九州を友人と2週間かけて廻るのだそうで。
彼女は日本語を話すので、会話が楽だった。

15時10分に離陸。7分で雲の上に上昇するが、横揺れがきつい。安全フライトで頼みます。
Dscn1129


チーズと白ワインが出た。
機体はバルト海上空。往復で航路が異なるのだな。
ラトビアに入る辺り、海岸線がくっきり。
Dscn1130

16時40分に夕食。コーン・スープが美味い。「スープは食べるもの」であることを認識させてくれる一品だ。
メインはアイリッシュビーフシチューを選んだ。赤ワインも○。
Dscn1132

Dscn1133

ケーキもうまく、前回(2016年8月)と違って、今回のディナーは合格点だ。

機内販売で紳士物を購入した。170Euro。

夜モードに入った長いフライト。機内ではウォークマンを聞いて過ごす。

24時45分、朝食の時間だ。いつものロールエッグが美味い。もう日本海上空だ。
Dscn1135


8時25分、降下開始。
8時40分、無事にランディング成功。

9時5分に入国できた。
両替は155Euro(ユーロ)を18,445円と、105GBP(ポンド)を14,178円へ。
ほっとして小休止。ドーナツ+コーヒー(519円)
10時に三ノ宮行きバスに駆け込み乗車し、すぐに出発。11時5分でJR三ノ宮駅前到着、JRで戻る。
タクシーで12時過ぎに自宅へ無事戻る。
こっちは初夏の陽気に包まれて、ロンドンとは違った活気に満ち溢れている。

次は7月の旅行の準備だ!

最後まで拙文にお付き合いくださり、Thank you very much!

< The END >

Dscn0842

ナショナル・ギャラリーの「いいね!」


■London Transport Museum ロンドン交通博物館

初めての入館となる。え? 入場料17GBP(2,500円)って高すぎるだろう。
Dscn0595


でも、それだけの価値は十分にあった。

地下鉄道(蒸気、電気)の発達。
Dscn0609

Dscn0614
そりゃぁ、地下鉄で蒸気機関車って、煙が大変だっただろうに。

で、電気機関車の登場です。
Dscn0630

Dscn0637

Dscn0640

Dscn0642


オムニバス(転じて、バスになる)は馬車、トラム、自動車。交通需要に合せて2階建て馬車が登場し、それが現代に引き継がれているんだな。
Dscn0597

Dscn0599

Dscn0601


ダブルデッカー(2階建てバス)は1919年のものと1936年のものが興味深かった。
Dscn0661

Dscn0667

Dscn0673_2

シフト・レバーは右側にあるんだな。
Dscn0674

Dscn0694

Dscn0742

ここから新しいタイプ。
Dscn0685


タクシーは、かたちは違えど、その機能はまったく現代のものに同じ(客席は5名、助手席が荷物置き場)だとわかる。
Dscn0662

Dscn0665

カフェでガス水(1.7GBP)を飲み、土産物を買う(Tシャツなど25GBP)。
ここは実に良かった。15時10分まで長居した。

ストランドを東へ歩く。トワイニングに入り、お土産(紅茶)を買う(17GBP)。
Dscn0749


■Temple Church テンプル教会

『ダ・ヴィンチ・コード』を読んで気になっていたんだ。
Dscn0751

Dscn0759

Dscn0760

Dscn0768_2

Dscn0772


■ヴィクトリア・エンバンクメントを歩く

このタイプの古いバスが好きだ。
Dscn0773

Dscn0862

クレオパトラ・ニードルが見えて来た。
Dscn0779

Dscn0784

Dscn0781


■ナショナル・ギャラリー

トラファルガー広場の一隅に、その時々によって置かれるものが変わる台座が一基、存在する。
前回(2014年12月)は真っ青なオブジェだったが、今回はでっかい「いいね!」か。これも時代の趨勢かね……。
Dscn0842_2


ここは上品な絵画が多くてお気に入りだ。
Dscn0805

Dscn0806

Dscn0837


Canalettoの『Venice』(1740年)
Dscn0821

Dscn0823

Dscn0822


ゴッホ『ひまわり』『蟹』
Dscn0820

Dscn0835

ピサロの息子なんです。
Dscn0813

内装もお気に入りです。
Dscn0833

Dscn0831

Dscn0834


今回もルノワール『雨傘』が展示されていない……。
係員に尋ねると、今年の5月には戻ってくるらしい。期待、大。


■The Phantom of the Opera

Her Majesty's Theatreで『オペラ座の怪人』を鑑賞。
これがロンドンで3度目の鑑賞となるが、やはり迫力あり。セリフはさっぱりだったが。
座席は土間席、前から5番目のF9。結構良い席だった。観客は半分がアジア系のようだ。
幕間に白ワインを求めるが、7.5GBPもした。
以前は開演前や幕間の写真撮影は黙認されていたが、今回は「No Photo! No Photo!」と規制が厳しかった。
Dscn0849

Dscn0592

22時10分に公演終了、明日の朝食を買い(7GBP)、22時25分にホテルへ戻る。グランド・ホテルはウエストエンド中心からも近く、とても便利だ。

明日は観光最終日。続きます。

Dscn0502

エリザベス・タワー(ビッグ・ベン)と国会議事堂


2017年5月2日(火) 晴のち曇り

8時15分起床。街中のホテルはやはり周りがうるさく、なかなか寝付けなかった。
朝食はチキンサンドとBLTサンドとジュースとホットコーヒー。これで十分だ。

9時25分出発。おや、ジブラルタルと違って寒いぞ。いったんホテルの部屋へ戻り、ジャケットを羽織って再出発。

■Trafalgar Square トラファルガー広場

僕は、ここがロンドンの中心だと勝手に思っている。ネルソン提督のトラファルガー海戦勝利記念柱と、チャールズⅠ世の像が印象的。その奥にナショナルギャラリー。ダブルデッカー(二階建てバス)はひっきりなしにやって来る。
Dscn0588

Dscn0591

この高みから、英雄ネルソン提督は何を想う?
Dscn0478


■White Hall ホワイト・ホール

官庁街。このみすぼらしい建物がダウニング街10番地の首相官邸。
Dscn0485


日本国のように省庁の大仰な看板はなく、片隅に「○○省」と彫り込まれているだけ。
Dscn0482

Dscn0483

Dscn0484


■House of Parliament エリザベス・タワー(ビッグ・ベン)と国会議事堂

ああ、ロンドンで最も好きな光景だ。ビッグ・ベンが朝の陽光に照らされて綺麗だ。
Dscn0491

Dscn0498

ロンドンタクシーのかたちが好きです。ロンドン・アイとロンドン水族館を背景に。
Dscn0501


国会議事堂の内部を見学できる日は限られている。この日はダメだった。
Dscn0510

ウェストミンスター橋と茶色に濁ったテームズ川。
Dscn0515


■Tate Britain テート・ブリテン

ここは2010年3月に訪問して以来となる。
Dscn0520

Dscn0521

この絵画を観に来たんです。
夏目漱石の『三四郎』に出てくるJohn Everett Millaisの『Ophellia オフィーリア』(1852年)。
Dscn0535

Dscn0549


個人的にはこの絵に心惹かれた。
John Everett Millais『Mariana』(1851年)。
Dscn0551

Dscn0554

エクスチェンジ前の花売りか。
Dscn0527


他にもお気に入りを何枚か。というか有名どころだな。
Dscn0530

Dscn0532

Dscn0538


タクシーでホース・ガーズへ向かう。8GBP。

■Horse Guards ホース・ガーズ 近衛騎兵隊の交替式

近衛騎兵隊は、赤い軍服のライフ・ガーズと青い軍服のブルー&ロイヤルの2種類から編成され、毎朝11時に任務交替式が行われる。せっかくなので観ることにした。

11時と11時30分に交替式。バッキンガム宮殿の衛兵交替式のように、もっと派手かと思っていた。こんなもんか。
Dscn0555

Dscn0561

Dscn0566

Dscn0568


今夜の劇場の下見を兼ねてウエスト・エンドをうろうろ。
12時にCaffe' Concertoで昼食。
ラムシャンクとビールとケーキとカフェ・ラテ。実に美味だったが38.2GBPも請求された。
Dscn0593

Dscn0594


コベントガーデンでは、特に買いたい物はなかった。2010年には古雑誌の掘り出し物を買えたのになぁ。
Dscn0746


まだお散歩の途中ですが、続きます。

Dscn2453


2014年12月29日(月)

■マダム・タッソーの館

地下鉄でベーカー街へ。楽ちん。
9時40分、マダム・タッソーの館は長蛇の列。ここは大人しく並ぶ。
チケットを入手できたのが11時で、しかも45分後の入場だと?

Dsc_1144

ものは考えようで、その待ち時間を利用してリージェントパークを散歩することにした。
兵庫県立明石公園とはまた異なる趣き。
春から夏にかけては、草花がきれいなんだろうが、冬の公園もまた良し。

Dsc_1152

Dsc_1154


氷の上を滑り歩く鳥たち。かわいいものだ。

Dsc_1159


Park Crescentの高級アパート群。どんなクラスの人が住んでいるのかな。
Dsc_1148


で、マダム・タッソーの蝋人形の館だが、ここは素直に楽しめた。
残念ながら日本人(葉加瀬太郎さんとか)には会えなかったが、著名人と写真に納まることができた。
Dscn2531


Dsc_1178

Dsc_1185



12時に館を出る。
シャーロック・ホームズ博物館も長蛇の列。ここは以前(2010年4月)に視たからいいや。

地下鉄でいったんホテルへ戻る。ジュビリー線はまた故障で、他線を経由。
ホテルのラウンジで小休止(多い)。ビール2本とクッキー3枚が昼食となった。

13時50分に再出発。バス9番でナイツブリッジへ。
ハロッズで土産探しも楽しいが、どれも高い!

■科学博物館

14時45分、Science Museum科学博物館へ。
ここは発電、交通、航空宇宙、コンピュータなどあらゆる産業遺産を集めた博物館で、実に面白かった。

Dsc_1193

Dsc_1197

Dscn2573

Dscn2579

蒸気タービンって、1891年に実用化されていたのか。
Dscn2552

Apple Home Computer 革命的PC
Dscn2595

Dscn2596


Cray-1A 懐かしのスーパーコンピュータ
Dsc_1212


世界標準時の時計システム
Dsc_1213

A piece of the moon
Dsc_1195



■夜の路地は人でいっぱい

タクシーでCovent gardenコヴェントガーデンへ。ここは大盛況。
The East India companyで紅茶を購入した。(24GBP)
Dsc_1214


歩いてLIBERTY リバティ百貨店へ。ここで良いお土産を買うことができた。
Dscn2598


リージェントストリートはものすごい人、人、人。
タクシーも全くつかまらず、歩いていったんホテルに戻る。

■THE PHANTOM OF THE OPERA

HER MAJESTY'S THEATREへ。
オペラ座の怪人を鑑賞するのも二度目。前回(2014年4月)と演出が異なっていた。
地下の隠れ家に「人形」がいない。なるほど、このほうがすっきりするな。

Dscn2599

劇場ではついに日本人に会わなかった。中国人の活気の良いこと。
3人組の若者と会話したが、彼らは上海近郊の街からやってきたそうな。
彼らの活力ある姿を見ていると、彼らの国と我国の将来の対比も垣間みえてくる。
楽しい劇場で、少し悲しくなった。

22時30分に戻る。
夕食は6オンスハンバーガーだ。ファストフード店のものと全く異なり、実に美味。
Dscn2600


■帰国です。

2014年12月30日(火)

6時50分にホテルをチェックアウトし、直下のチャリング・クロス駅から地下鉄ピカデリーラインに乗る。
8時10分にヒースロー空港ターミナル4に到着。

オランダ時間11時15分にスキポール空港着。ここは広い。
ラウンジでシャンパン、赤ワイン、チーズ、ハム、クッキーを摂取。

復路・関西空港行きのKL867便777-200のエコノミーコンフォート席は空いている。
今回も最前列にしたが、往路777-300と違って足元が広くて快適。

10時間45分の航空旅行が始まった。

日本時間の午前4時。西シベリアはもちろん雲の上。厳しい寒さの窓外に、恐ろしいほどの星々が輝く。特にオリオン座が際立つ。こんな空を間近に見られるのも夜の航空旅行の醍醐味だな。

ふと、エンジンと主翼に目をやると、上方に影がついている。遠方、東の太陽が下側を照らしているのか。初めて見た。
Dscn2606

平成26年の大晦日の10時に無事に帰国できた。良し。

駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

END

Dscn2501

2014年12月28日

日曜日だから、休みの店が多い。
オールドボンドストリート、ニューボンドストリートには名だたる高級店が連なり、実に雅やかな雰囲気を醸し出す。
カフェの前に駐車する自動車もレベルが違う。
そうだ、ここは富裕層の街なんだな。

Dsc_1108

Dsc_1110


メイフェアを歩き、ダブルデッカー・バスに乗ってナイトブリッジへ。
ハロッズは12時開店? 遅いなぁ。

■V&A ヴィクトリア&アルバート博物館
ヴィクトリア女王とその旦那君の名を冠したVictria and Albert Museumは、膨大なマテリアルの展示もさることながら、1851年ロンドン万国博覧会の名残が視られるのでお気に入りだ。

Dscn2461

Dscn2493

Dsc_1116

Dsc_1120

18世紀から20世紀にかけてのファッション史に関する展示。
全体で言えば1750年~1900年の英国に関するエリアが一番良かったな。

Dscn2462

Dscn2463

Dscn2465


20世紀になるとファッションも変わる。

Dscn2467

Dscn2468


Dante Gabriel Rossetti 『The Day Dream』(1883年)

Dscn2475

Dscn2476


1851年の万国博覧会は、ちくしょう、もう一度開催してほしいくらいだ。

Dscn2477

Dscn2494

Dscn2481


SAVOY THEATREで公演された”THE MIKADO” 観てみたいなぁ。

Dscn2488

Dsc_1121


13時にハロッズへ。大丸や高島屋より巨大な高級店じゃなかろうか。
内装を観るだけでも愉しい。

Dscn2460


■ウェストミンスター界隈
いったんホテルへ戻り、宿泊客専用のラウンジで休憩。昼間からハイネケンを飲む気分は格別だ。
15時再出発。

エリザベスタワー=ビッグ・ベンは良いな。

Dscn2501_2

Dscn2502


で、Westminster駅は閉鎖中? 仕方ないからWaterloo駅までのエリアを久しぶりに歩いた。良い散歩になったぞ。

Dsc_1132

Dsc_1133


■Museum of London Docklands ドックランド博物館

地下鉄Jubilee lineジュビリーラインでCanary Wharf駅へ。

Dsc_1134

かつては世界の造船界で卓越した地位を占めたDocklandsに、博物館ができている。

Dsc_1137

Dscn2503

Docklandsの黎明期から興隆期、蒸気船と帆船の混交する時代、全盛期から衰退する姿、水上警察、戦時協力、各種積荷に関するエピソードなどなど、予想以上に船と港湾に関する展示が充実していた。

Dscn2526

Dsc_1141


コンラッドの展示もあり。

Dscn2513


昔の自動車輸出(船積み)は、なんと1台ずつ吊り下げていたんだな。

Dscn2514


3階には展示エリアの三分の一を割いて、船員が上陸した際に通ったという盛り場が再現されている。

Dscn2525

16時から18時までの2時間、たっぷりと観たぞ。
Dscn2520


■かつての巨大港町は、金融センターに変化してしまった

かつて世界最大級の港湾だったLondon Docklandsロンドン港。現在は超絶な金融センターとなり、港の面影はモニュメントと化したクレーンとMuseum of London Docklands ドッグランド博物館に残るのみ。

神戸港の将来もこんな感じなんだろうか。
(船舶の寄港もめっきり減ってしまい、神戸港は「医療センター」に変化しつつあるのです。)

Dsc_1136

Dscn2528


帰りは地下鉄ではなく、West India Quay駅よりDLRに乗ってみた。高架上を行く軌道列車だ。

Dscn2504


途中で地下鉄に乗り換えるはずが、
Not in Service
ってひどい話だ、まったく。故障が多いのかな。
しかたがない。Monument駅を出て歩き、ダブルデッカーに乗ってホテルに戻った。

セントポール大聖堂もクリスマス装飾。

Dscn2529

夕食はルームサービスだ。量が多いな。
Dscn2530


満腹になったところで続きます。

このページのトップヘ