男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

- 900 日本国内

航空宇宙は”男のロマン”だ。岐阜かかみがはら航空宇宙博物館は前から気になっていたが、2月中旬からリニューアルに入るとのことなので、その前に行こうと思い立ち、名古屋に前泊して行ってきた。

【参考データ】
2023/2/3(金)
 新幹線のぞみ58号 新神戸20:19発~名古屋21:21着
2023/2/4(土)
 新幹線ひかり519号 名古屋18:03発~西明石19:20着

宿泊先
ヴィアイン名古屋駅前椿町


■岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
朝慌てていたので名古屋駅のコインロッカーに荷物を預けるのを忘れて名鉄岐阜行きへそのまま乗車。アホか……。

名鉄岐阜駅で乗り換えて各務原線に乗り換え、10時に各務原線市役所前で降車。「市役所前」なのにケチな駅だ。
駅前のバス停から10時15分発のふれあいバス7号線に乗車し、15分後に航空宇宙博物館へ到着した。

滑走路を模した敷地で、いきなり数機の大型航空機が出迎えてくれる。救難艇US-1Aが実に良いな。
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P-2Jの雄姿を拝んで、博物館本館に入ります。
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入場料金は800円と(最近の美術館などに比べると)リーズナブル。
まずは『航空機と航空機産業の始まり』フロアへ。
天井からライトフライヤーが吊り下げられ、その下に各務原ではじめて生産された「陸軍 乙式一型偵察機(サルムソン2A2)」の実物大復元モデルを観る。約100年前の1922年に川崎重工で生産・初飛行に成功したとある。
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エンジン、構造部材などの資料も展示されており、まさに最先端技術の塊。感慨深いな。
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『戦前・船中の航空機開発』はイギリス、フランス、ドイツからいかに技術を吸収し自分たちのものにするか、の形跡がみて取れる。
九二式重爆撃機(6機で打ち切り)が大量生産されていたらすごかったろうに。
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日本を代表する戦闘機、零戦と飛燕。
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本博物館の目玉、『戦後の航空機開発』フロアは広大。
T-1Bジェット練習機。
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F-104J要撃機
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T-2高等練習機
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T-2 CCV研究機。後ろはSTOL実験機「飛鳥」とH-Ⅱロケットのフェアリング。
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『宇宙』
まずはH-Ⅱのフェアリング。
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日本実験棟「きぼう」(の模型)。
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忘れちゃいけない「はやぶさ2」
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展望エリアから眺めると、こんな感じ。
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この3機が好みです。この博物館、控えめに言って「最高」でした♪
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約2時間なんてあっという間……昼食は併設された「宇宙博カフェ」で。
これは……ファミリー向けメニュー。でも美味しかったです。

では、ふれあいバス6号線に乗車して各務原線市役所前駅へ。犬山城へ向かいます。


■犬山城

名鉄犬山駅から城下町通まで10分ほど歩くと、そこは城下町の世界。情緒があってよい感じ。
当時の庶民はお城を遠くにみて、何を思ったんだろうなぁ。
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松栄本店でお城もなかをいただきます。
雛飾りが絢爛です。
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針綱神社を経由して天守閣を目指します。
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入場料金は550円。
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これが現存する天守閣のひとつ、犬山城天守閣か。
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予想以上にキツイ階段! 松本城のそれに引けを取りません。
人も多いし、風もきつい。これ、年配の方には無理かも。
景色はまぁ、悪くない。
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天守閣を降り、犬山ビールをいただきました。
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名古屋駅へ戻って、ご当地の「味噌カツ」を食します。美味。

地元から名古屋は意外と近い。また来よう!


自分へのお土産は航空自衛隊クリアファイル。ほら、男のロマンって感じでしょ!
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今回の旅で使用したカメラは次の通り。
・カメラSONY α1+レンズSONY SEL1224GM(F2.8通し/12~24mm超広角ズーム)
・カメラSONY α6400+レンズSONY SELP1020G(F4.0通し/換算15~30mm広角ズーム)
この組み合わせは便利だ!


最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。




ベル・エポック期にアール・ヌーヴォー・スタイルをつくりあげた代表的なアーティストの一人、アルフォンス・ミュシャ。
貴族でありながら芸術に至高の足跡を残して早逝したアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック。
二人が遺した貴石のようなポスター作品は120年を経た現在でも色あせないどころか、常に新発見の源泉となってきた。

堺へ出向くついでに中之島へ立ち寄り、『ロートレックとミュシャ パリ時代の10年』展を鑑賞してきた。
(2022年11月19日)
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原画など一部を除いて写真撮影OKなのは嬉しいな。
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「GISMONDA」、良いなぁ。ポスターはよく見るが、劇場プログラムは初めて見た。ちなみにサラ・ベルナートの深い人生にはとても感慨深いものがある(高橋洋一『ベル・エポックの肖像 サラ・ベルナールとその時代』小学館、2006年1月発行)。
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「椿姫」も好きな作品だ。
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やはり「MONACO MONTE-CARLO」が良い。色彩の豊かさと構図がとても好きだ。
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かつて天保山に存在したサントリーポスターコレクションの寄贈を受けての展示だそうだが……あった! ヴィクトリア女王の若き日から晩年までの肖像をあしらったネスレ社のポスター! 僕はこれがお気に入りなのだ。
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これは初めて見た。当時の人類世界の縮図なんだな。第2回平和会議を風刺した「ミント・パスティーユ」(ウジェーヌ・オジュ、1907年)。
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ロートレックは「ブリュアンの肖像」がお気に入りだ。これがパリの街中に所狭しと貼られたいたのだから、ファンにはたまらなかっただろうな。
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特装版公式図録を買ってしまった。A3サイズ115ページ。お値段8,000円なり。「椿姫」見開き縮小ポスターの折り込まれていて、良いんです……。
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館内のカフェレストラン「Musée KARATO」でランチを堪能。美の世界を体現しているようで、観・味とも実に良かった。
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今回使用したカメラは富士フィルムのX30(FX-X30B)。フルサイズ機に比べると描写に甘さを感じるが、なに、許容範囲。
軽さは正義です。

大阪中之島美術館『ロートレックとミュシャ パリ時代の10年』
開催は2023年1月9日まで!

■2022年3月12日(日) いざ、吉備津神社へ!
7時に朝の和定食(美味!)を摂り早めに倉敷ロイヤルアートホテルをチェックアウト。忙しい朝だ。
8時43分に倉敷駅より桃太郎線(JR吉備線)に乗って岡山駅乗り換え、9時46分に吉備津駅へ到着した。
タクシー乗り場どころかバス停すらない。周りに何の店も皆無なJR駅は、唯一、吉備津神社の玄関口のためだけに存在するのだろう。
歩くこと15分で、その吉備津神社の山門に到着した。
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長い階段を上ると本殿が見えてくる。ちょうど結婚式が執り行われていた。おめでとうございます。
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本殿は、実に特徴的な屋根を持っている。
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本殿から続く長い廻廊が、この神社の売り(?)でもある。
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梅の開花。
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池には鯉が群生。
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お賽銭を奮発して、本殿で拝んでみた。心が濯がれたかな?
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■岡山後楽園
桃太郎線(JR吉備線)は1時間に一本のローカル線。12時前に岡山駅へ戻り、バスで後楽園前で降車。
昼食は夢二カフェでハッシュド・ビーフライスを食す。美味。
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腹が満たされたので後楽園へ入場。料金410円はリーズナブルだ。

地面に緑なく、岡山城(改修工事中)の雄姿も見られないのが残念だが、それでも良い庭園だとわかる。
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梅林。良いぞ。
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ここが城主の別荘か。
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■桃太郎さん
JR岡山駅にある英雄の像。何を見通しているのかな?
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さて、戻ります。
お土産と弁当、忘れてはいけないビールを買い込み、新幹線ひかり522号で西明石へ。20時に帰宅できた。

今回の旅で使用したカメラは次の通り。
・カメラSONY α1+レンズSONY SEL1224GM(F2.8通し/12~24mm超広角ズーム)
・カメラSONY α7C+レンズSONY SEL70200GMⅡ(F2.8通し/70~200mm望遠ズーム)

岡山城の改修工事が終わったら、新緑の頃にまた行こう!

最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。


突発的に倉敷へ行きたくなり、岡山と併せて歩いてきた。まだ3月だから緑はごく少ないが、梅の「春のたより」と芸術的世界を愉しむことができた。

【参考データ】
2022/3/11(金)
 新幹線ひかり535号 西明石9:10発~岡山9:51着
2022/3/12(土)
 新幹線ひかり522号 岡山18:29発~西明石19:15着

宿泊先
「倉敷ロイヤルアートホテル」(3月11日一泊)


■2022年3月11日(金)倉敷美観地区をそぞろ歩く

ひかり535号はガラッガラ。岡山駅で乗り換えて10時30分頃に倉敷駅へ到着。予約しておいたホテルへ向かい、荷物を預けて倉敷美観地区へと歩く。
実に4年ぶりの訪問となる。

岡山県では「まん延防止」が解除されたとはいえ、さすがに午前は閑散としている。まずは倉敷川に沿ってゆっくりと歩いてみよう。
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有名な「中橋」もまだ人が少ない。
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倉敷考古館
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早めの昼食は「やぶ」で肉そばをいただきます。
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■大原美術館
腹を満たしたのでアート鑑賞とします。神殿風のファサードが特徴的。
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モネ、ゴーギャン、ルノワール、セガンティーニ、セザンヌ、ミレー、岸田劉生、藤島武仁、青木繁、そして藤田嗣治。良いなぁ。
個人的にはエル・グレコ『受胎告知』よりも、児島虎次郎の『和服を着たベルギーの少女』が良いと思っている。
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工芸・東洋館の良さは、僕にはピンとこないのが残念。
新児島館は準備中(2022年度中にオープン予定)なので無料開放されていた。ミュージアムショップはこっちへ移転したのか。
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本通りを歩く。こちらも昔ながらの街並みを維持している。
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喫茶『エル・グレコ』で小休止。少し高価格だと思う。
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倉敷アイビースクエア
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■倉敷紡績記念館
倉敷アイビースクエア内にひっそりと存在。倉敷紡績の工場と製品の歴史が、残された物品と豊富な資料によって紹介れている。
正直、ここは良かった。
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■倉敷ロイヤルアートホテル
以前は倉敷国際ホテルに宿泊したので、今回はこちらにした。大理石がふんだんに使用された豪華なホテルだ。
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夕食は実に美味だったが、会場はわずかに4組。厳しいなぁ。
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大理石のバスタイムを愉しみ、今夜は早めの就寝です。
続きます。






■2020年11月23日(月) 朝の嵐山は快適!

6時に起床し、周辺を散歩してみた。
大堰川で優雅に遊ぶ(?)鴨の群れ。
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嵐山といえばここ、渡月橋。昼間は人でごったがえしてろくに観光もできないが、朝の時間帯ならゆっくりと鑑賞することができる。
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小雨が上がったと思ったら、おお、渡月橋に虹だ。
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朝食を終えてホテルをチェックアウト。荷物は京都駅へ送り、後で受け取るサービスを利用した。便利!

■天龍寺
嵐山を代表する寺院へ寄ってみた。ここは臨済宗天龍寺派の大本山で、庭園が見事だった。
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作者には申し訳ないが、ナウシカ「火の七日間」を思い出してしまったぞ。
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■竹林
これまた有名な竹林へ。外国人が結構いた。
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■嵐電嵐山駅
11時、小腹が空いたのでぜんざいを食すことに。恐ろしいことに、この20分後、嵐電嵐山駅周辺の店舗では、昼食を求める人々のものすごい行列ができあがるのであった。
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嵐電嵐山駅へ。キモノ・フォレストを観て、屋上から嵐山を一望す。
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■福田美術館
約1年前にできた新しい名所。展示物はそう多くはないが、写真撮影OK(東山魁夷の作品3点を除く)。
竹久夢二『初夏』、上村松園の『静御前』、速水御舟『頬白』が気に入った。
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そしてここの「売り」はカフェから望む渡月橋の景色だ。ランチもリーズナブルで美味だったし。
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ここへはまた来たいな。

■二条城へ
嵐電嵐山駅から地下鉄を経由して二条城へ。嵐電「ペコちゃん車両」はなかなかのものだった。
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ここは穴場的というか、意外と空いていた。唐門はいつみても豪華絢爛。
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二の丸庭園~清流園も好みだったりする。
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ここに来たら必ず飲む「抹茶ビール」。おいしいかと問われたら……。
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■京都、やはりエエところ。
京都駅で無事に荷物を受け取り、新幹線を待つこと約30分。駅構内はどこも観光客でごった返している。コロナ下でこんな光景を観るのは初めてだ。
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さて、戻ろうか。
新幹線ひかり519号で西明石へ。20時に帰宅できた。

今回の旅で使用したカメラ機材は次の通り。
・カメラはSONY α7RⅣ
・レンズは3本。リュックがとても重かったです。
 SONY SEL24105G(F4/24~105mm標準ズーム)
 SONY SEL70200GM(F2.8/70~200mm望遠ズーム)
 SIGMA 85mm F1.4 DGDN ART(F1.4/85mm単焦点)

京都は近いし、また行こう!

最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

紅葉の嵐山を見たくて、「Go Toトラベル」を活用して行ってきた。結論的に「紅葉真っ盛りの嵐山」には1週間ほど早かったようだが、早朝の人の少ない渡月橋や宝厳院の紅葉ライトアップ等を存分に楽しめた。

【参考データ】
2020/11/22(日)
 新幹線ひかり500号 西明石8:24発~京都9:02着
2020/11/23(月)
 新幹線ひかり519号 京都18:43発~西明石19:20着

宿泊先
「京都・嵐山 ご清遊の宿 らんざん」(11月22日一泊)


■2020年11月22日(日)まずは平安神宮へ

交通は迷ったが、「コロナ」「安全」をキーワードに新幹線を利用することにした。らくちん! 
でも、ひかり500号はけっこう混んでいたりする。9時過ぎに京都駅へ到着、コインロッカーへ荷物を預けるが、ここ(八条口)が京都駅のいわゆる表玄関(京都タワー側)の反対側と思っていなかったものだから、あとでコインロッカーの場所を探すのに苦労するハメとなった。

さっそく地下鉄烏丸線~烏丸御池で乗り換え~東西線で東山駅に到着。6年ぶりの平安神宮へ向かうが、駅からはけっこう離れている……。

おお、大鳥居の朱色がとても鮮やかだ。
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左手には京都市電の名残が。
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右手に巨大な美術館を見ながら、参道を進むと、応天門にたどり着く。
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応天門をくぐると、太極殿だ。(本殿はその向こう側)向かって左の白虎楼、右の蒼龍楼とのバランスが実に良い。
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白虎楼
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軽く参拝し、庭園(神苑と呼ぶそうな)を巡ることにした。
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臥龍橋
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春は桜が美しかろう。また来ようと思う。
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■京都市京セラ美術館

昭和8年に開館し、令和2年春に新生した京都市京セラ美術館。pen 2020/4/1号を見て、一度来てみたかったのだ。
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帝冠様式は好みだ。
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最新鋭の美術館だけあって、館内の案内はすべてデジタルサイネージ。年季の入った建築物との対称がとても良い感じだ。
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美術鑑賞の前に腹ごしらえを。館内のカフェ「ENFUSE」を利用したが、ビーフカツサンド(1,300円)は、本当に"カツを挟んだだけ"でサラダもないし、ウェイターは先にコーヒー(600円)だけ持ってくるし(サンドが来る頃にはすっかり冷めた)、サービス、メニューとも最低ランク。よくこんな店をテナントにしたなぁ。もう二度と来ないぞ。

さて、気を取り直して……。人も少なく、ゆっくりと鑑賞できた。
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個人的には「京都の美術 250年の夢」(\1600)よりも「コレクションルーム 秋期」(\730)のほうに興味がわいた。なかでも丹羽阿樹子『奏楽』には、その色彩と"素材感"、見えない表情に圧倒された。

この美術館の建築物と庭園も見どころとなっている。
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時刻は14時20分、そろそろ移動しようか。

■嵐山へ

地下鉄でJR京都駅へ戻り、荷物を回収。でも、コインロッカーのン場所がわからずに、10分近くうろうろと……。八条口側(新幹線側)のコインロッカーであることを認識し、やっと回収できました。トホホ。

JR山陰線に乗って嵯峨嵐山駅へ。
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約1キロの道のりをホテルへ向かうのだが、観光客のただなかをキャリーケースをごろごろと転がすのは優雅ではない。
そして、なんか……すごく人が多い……。
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16時40分にホテルへ到着。JR嵯峨嵐山駅駅から遠いのはわかっていたが、結構疲れたぞ。
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■宝厳院 夜間ライトアップ

ホテル「京都・嵐山 ご清遊の宿 らんざん」は嵐山の奥まった場所にあり、最初は不便に感じたが、実は観光名所(天龍寺、宝厳院、竹林)に近かったりする。
https://www.kyoto-ranzan.jp/

特に宝厳院は目の前で、優先鑑賞チケットを事前に購入していたので、長蛇の列に並ばないですんなり入場することができた。
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青竹が幽玄的。
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燃えるような紅。
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五百羅漢も。
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ホテルへ戻って夕食タイム。肉が美味だった。
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これで大浴場が天然温泉だったらいうことはないのだが、ここは我慢。

続きます。

6時30分起床。猿沢池を散歩。晴れてよかった。
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■2020年11月1日(日) いざ、東大寺大仏殿へ
「さるさわ池 よしだや」をチェックアウトし、タクシーで奈良公園へ向かう。初秋とはいえ、良い感じに色づいているぞ。
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南大門を経て、中門へ。
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拝観料を支払い、いよいよ東大寺大仏殿へ。
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実に40年ぶりの対面です。
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御尊顔をクローズ・アップ。
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大仏さんの背面です。
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本殿内は見所がいっぱい。
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いやぁ、楽しめたぞ。
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■二月堂
ゆるやかな階段と坂道を上ると、そこに二月堂はあった。
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内部へは入れないから、景色を楽しもう。
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ループバスに乗って春日大社へ向かいます。

■春日大社
そうか、七五三の季節か。
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巫女さんは美しい。
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回廊には燈篭がいっぱい。かの徳川綱吉公も奉納したとされる。
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御神木
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こりゃスゴイ。
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春日大社、ここも良かった。
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バスで近鉄奈良駅へ向かい、昼食は中華料理。興福寺を経由して旅館へ戻ります。
荷物を車を回収し、帰路へ。はやめの15時に出発。
阪奈道路を経由して阪神高速へ。京橋サービスエリアで小休止のあと、17時に無事帰宅できました。


今回の旅で使用したカメラ機材は次の通り。
・カメラはSONY α7RⅣ
・レンズは3本。ともに活躍してくれたけど、リュックがとても重かったです。
 SONY SEL24105G(F4/24~105mm標準ズーム)←大活躍
 SONY SEL1224GM(F2.8/12~24mm超広角ズーム)
 CARL ZEISS Batis 2.8/135(F2.8/135mm望遠単焦点)


最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

今年はコロナ・ウィルスのせいで海外旅行に行けないから、国内旅行に力を入れています。

京都へは何度も訪れたが、奈良へは小学5年の遠足で行ったきり。
鹿の鳴き声(幻想?)とGoToトラベル・キャンペーンに背中を押されて、小旅行を敢行してきました。
人出はまぁまぁ。外国人が本当に少なかったです。

【参考データ】
宿泊先:さるさわ池 よしだや(1泊)

■2020年10月31日(土)法隆寺へ

今回はマイカーでの旅行となる。8時20分に自宅を出発。第二神明道路、阪神高速神戸線と環状線、松原線を経由し西名阪有料道路へ。香芝サービスエリアで小休止のあと、法隆寺ICで一般道へ下りた。

近傍の駐車場(一日500円)に駐車し、参道を歩く。
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第一の目的地、法隆寺には10時20分に到着し、南大門と正対す。
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拝観料1,500円? しかたがないなぁ……。
でもその価値はあったと思う。

西院伽藍へ入ると、五重塔と金堂が見えてくる。
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平山郁夫画伯の筆によるもの、とある。
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仁王さんが良い感じだ。
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西院伽藍の中は、飛鳥時代を思い出させる(?)世界だ。
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五重塔の内部へは入れないんだな。残念。
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大講堂
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大宝蔵院では仏像と聖徳太子像を鑑賞できる。

夢殿。美は細部に宿る。できた当時はさぞかし美麗だったんだろうなぁ。
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昼食は参道沿いにあるレストラン「太子堂」で「梅そばと柿の葉寿司」セットを注文(1,100円の良心的プライス)。梅蕎麦は初めて食すも美味でした。
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13時に再出発、奈良の中心部へ向かいます。

■猿沢池と興福寺
まずは旅館に荷物を預け、近隣の提携駐車場に車を停めます。
本当、猿沢池の目の前にあるんだな。
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坂を上がって興福寺へ。ここは想像よりも広い。おもな見どころは東金堂、国宝館、そして再修復なった中金堂となる。
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興福寺中金堂。ここへ来たかったんだ。仏像は見事だが、内部は撮影禁止だった。
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東金堂は外れだが、国宝館は大当り。拝観料金分を存分に楽しめた。
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北円堂は期間限定の特別拝観らしい。ここも仏像ばかりだ。
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それにしても、鹿のかわいいこと! 離れた場所からの撮影には、Batis2.8/135が大活躍した。
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■ならまちを散歩。
普通の商店街ではなく、古都のイメージを活かした「ならまち」は歩いていて楽しかった。でも、狭い道路に車がバンバン入ってくるのは関心しないなぁ。
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■さるさわ池 よしだや
https://www.nara-yoshidaya.co.jp/

ここはこじんまりとして良い旅館だった。料理も〇。
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続きます。


■2020年10月18日(日)門司港は快晴

すがすがしい朝の門司港の光景
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プレミアホテル門司港の朝食はビュッフェ。といっても従業員の皆さんがアクリル衝立の向こう側でよそってくれるので、大変そうだ……。
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さっそく連絡船に乗り、下関側は「しものせき水族館 海響館」へ。
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■しものせき水族館 海響館
日本最大級を誇るペンギン村は圧巻。1月の南極旅行を思い出したぞ。
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南極でも希少種のヒゲペンギンだ。
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ペンギンは水中を「飛ぶように泳ぐ」鳥だ。
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この飛び込みよう。こういった光景をみられるのも、水族館ならではか。
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イルカとアシカのショーもなかなかだった。
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■巌流島へ
唐戸より連絡船に乗り、波しぶきをかぶりながら巌流島へ向かう。乗船時間10分で到着。
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う~ん。ここは4年前と同じく、武蔵と小次郎以外、何もない。
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フラッシュを持ってくるべきだった。
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■みかど食堂
時刻は14時前。昼食は門司港駅にある「みかど食堂」をチョイスした。
せっかくなので牛カツのコースを選んだ。美味だったが、サーブに時間がかかりすぎだ。
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店内はモダンで良い感じ。
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図書館。これの本物を大連で見たことがあるぞ。
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さて、戻ろうか。

JR九州で門司港から小倉へ出て、新幹線のぞみ52号で小倉から姫路経由で西明石へ。
19時30分には帰宅できた。


今回の旅で使用したカメラ機材は次の通り。
・カメラはSONY α7RⅣ
・レンズは2本。ともに活躍してくれたけど、リュックがとても重かったです。
 SONY SEL1224GM(F2.8/12~24mm超広角ズーム)
 SONY SEL70200GM(F2.8/70~200mm望遠ズーム)


最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

るるぶ山口 萩 下関 門司港 津和野’21 (るるぶ情報版地域)
ジェイティビィパブリッシング
2020-01-15


門司港と下関へは2016年3月に訪問したが、門司港駅は改装中だったし、一日で回り切れなかったので消化不良気味……。「Go Toトラベル」と「どこでもドアきっぷ」をフル活用し、もう一度行くことに決めました。

【参考データ】
2020/10/17(土)
 新幹線こだま841号 西明石7:23発~姫路7:34着
 新幹線さくら545号 姫路7:45発~小倉9:36着
 JR鹿児島本線 小倉9:53発~門司港10:07着
2020/10/18(日)
 JR鹿児島本線 門司港16:06発~小倉16:19着
 新幹線のぞみ52号 小倉17:10発~姫路18:53着
 新幹線ひかり522号 姫路19:05発~西明石19:15着

宿泊先
「プレミアホテル門司港」(10月17日一泊)


■2020年10月17日(土)「どこでもドアきっぷ」で門司港へ

西明石方面はあいにくの雨だが、新幹線に乗車するまでのガマンだ。
さくら545号の指摘席は満席らしいが、グリーン車は空き空きだ。「どこでもドアきっぷ(グリーン車用)」は2日間乗り放題17,000円なのですごくお得だと思う。
10時過ぎに門司港へ到着。大正3年に完成した新駅舎は、レトロな感覚がたまらない。
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門司港駅から「プレミアホテル門司港」は目の前だ。まずは荷物を預けて身軽になろう。
(写真は反対側ですが。)
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旅先では一番高いところへ行くのが筋ってもんでしょう。
門司港レトロ展望室から関門海峡を望む。
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眼下に門司港駅とホテル。
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対岸の下関の街はこう見える。
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晴れてきてよかった。
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では、門司港レトロの散歩といこう。まずは旧門司税関
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旧大阪商船
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旧門司三井倶楽部。今日はここでランチと行こう。
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美は細部に宿るとは、まさに真言だ。
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2階には、かのアインシュタイン博士が宿泊した部屋が再現されていた。
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ここは、林芙美子関連の展示が充実しているが、撮影禁止なので自粛だ、

昼食は1階のレストランで「海鮮焼きカレー」を食す。で、以前は満席だったのに、今日は空きが目立つ……コロナの影響か。
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まぁまぁだな。

■下関
門司港~下関(唐戸)館は連絡船で5分の距離だ。片道400円は高いが、バス感覚なんだな。
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船着場からタクシーで移動。
タッキーがモデルの源義経と平知盛の像がある「みもすそ川公園」はお気に入りの場所だ。
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長州藩時代のカノン砲。現物は貴重だな。
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バスに乗り、赤間神宮へ。
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日清講和記念館
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■旧下関英国領事館
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まずは2階のティールームへ。ピーターラビッドはここの公式キャラクターなんだな。
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総領事の執務室はハロウィン仕様になっていた。
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ここはお気に入りなのです。
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それでは、連絡船に乗って門司港側へ戻ります。

■プレミアホテル門司港
前回は関門海峡側の部屋に宿泊したので、今回は門司港レトロ側にしてみた。
ジュニアスイートルームはこんな感じ。
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夕食前に夜の門司港をチェック。良い感じだ。
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ホテルの夕食はイタリアン。まぁ合格だな、
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