男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

- 001 南極

2020年1月9日(木)の朝です。
おおっ、シェラトン・ブエノス・アイレスの正面に日章旗が! やはり嬉しくなります。
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ビュッフェの朝食をお腹に詰め込み、サン・マルティン広場とレティーロ駅をうろうろ。
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1915年、イギリスによって建築されたこの綺麗なレティーロ駅は気に入った。そういえば、どことなくロンドンの古い駅舎に似ているなぁ。
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11時50分にホテルをチェックアウト。ホテル1階のレミース(前払いタクシー)事務所で車を呼んでもらい、ボカ地区の「カミニート」へ向かいます。

■カミニートでアルゼンチン・タンゴ

この猥雑とした雰囲気が何とも言えません。
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南米屈指のサッカークラブ「ボカ・ジュニアーズ」の本拠地。入場ゲートはすごい行列だった。
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カフェ・レストランでビールと軽食をいただこうか。
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タンゴをやっているぞ。ギターの調べも良い感じ。
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タンゴ、ギターの調べに情熱的なダンス!


満腹です。ランチ代1800ペソに、ダンサーのチップ500ペソの支払いです。

それにしても熱いなぁ。小休止。
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タクシー(手配するだけの男にもチップを取られた)で、首都の中心部、五月広場へ向かいます。

■五月広場と大統領府(カサ・ロサーダ)

ピンク色に塗られたロココ調の建物が、カサ・ロサーダ(大統領府)だ。内部には入れないが、まぁ良い雰囲気か。
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広場の尖塔には独立を記念する刻印が。
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■ブエノス・アイレス市議会(カビルド)
1810年5月、ここの2階からでスペインからの独立が宣言されたという。内部は博物館となっており、植民地時代~独立に至るまでのヒト・モノを含む歴史が解説されているようだ……なんでスペイン語だけなんだ?
それはともかく、2階からの眺望は合格です。
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それでは街を歩きます。このあたりは、たしかにパリっぽい雰囲気が感じられるかも。
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■カフェ・トルトーニ
10分ほど並んで15時45分に入店。コーヒーとケーキで小休止。
ここは1858年創業の有名なカフェらしいが、アルゼンチン時間なるものが流れているようで、接客もサーブも、何もかも待たされることに。
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ただ、サーブされたものは……絶品。文句なし。
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16時40分、店を出ます。

■モニュメント
何といったことはないが、ここも見ておきたかったのだ。 
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まだ少し時間がある。ホテルまで歩こう。

約30分、掏摸と「ケチャップ強盗」に注意しながら大通りを歩き、ホテルに到着すると……。
おおっ、予約しておいた国際空港までの車(レミース)が僕を待っていてくれた。
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ホテルでスーツケースを受け取り、17時30分に車に乗り込みます。
黒塗りのメルセデスは快適そのもの。エアコンもよく効き、スムーズな走りで快適そのもの。
18時10分、国際空港(EZE)に到着。チップは10USDを奮発です。

■帰国です。

さて、デルタ航空チェックイン前の「セキュリティ担当係員」に問われました。「なぜ南米へやってきたのか」と。
「南極へ行ったんだ」と答えると、係員は嬉しそう。僕もうれしいです。
で、問題は「ESTA番号を提示せよ」と。僕はたまたまWEB申し込み時のコピーを持っていたので良かったが、なければどうするんだ、これ。
時局はイランとアメリカの緊張した状況(イランが爆撃した)にあるから、仕方がないのかな?

一方で、荷物のセキュリティチェックはゆるゆるだ。大丈夫かいな。
出国審査の係員は強面おじさんだったが、パスポートを見せると破顔で「コンニチハ」ときて、18時50分にスムーズに出国できた。

アルゼンチン航空VIPラウンジで休憩……フードがしょぼすぎてお話にならないレベル。どこがVIPラウンジなんだ?

20時35分、デルタ航空アトランタ行きDL110便にボーディング。A330-300型機だ。シートは往路のものとは違って、KLM・エールフランスでおなじみの斜めシートだ。でも、物を置ける場所が少ないな。
そしてスリッパがない。持参して正解だった。
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離陸後、ブエノス・アイレスの街を見下ろします。
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23時30分に夕食。肉はまぁまぁといったところ。
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僕はふだん飛行機の中では寝ない(眠れない)タイプなのだが、よほど疲れが溜まっていたのだろう。今回のフライトではぐっすりと眠ることができた。
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6時(アトランタは4時)に朝食が出る。コーヒー2杯で強制的に体を朝モードに切り替えてっと。
4時50分、機体は降下を開始。夜陰の中に浮かび上がる地上の灯り……そう、都市は生きている。
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5時10分ランディング。見事な腕前だ。
5時30分、入国審査完了。一番に並べたのは生まれて初めてだ。10分後にはセキュリティチェックをパスできた。なるほど、早朝便はスムーズなんだな。

ビジネスクラスのラウンジ(デルタスカイクラブ)へ。シャワーで気分を一新! 今回はきちんと着替えも持ってきたぞ。
コーヒー&カップケーキでゆっくりできた。

アルゼンチン・ペソを米国ドルに両替。忘れると大変なことになる。

で、問題は発生したのであった。

9時30分にゲートへ行くと「出発が90分ディレイ」とある。ラウンジへ戻って白ワインで酩酊し、再びゲートへ出向くと今度は「エアコン故障・修理のため45分以上遅れる」と来た。
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結局、ボーディングは13時となってしまった。A350-900のビジネスクラスは満席だ。

で、タキシングを開始するも、なにかおかしいぞ。
で、問題ふたたび。「機材の不具合で、いったんゲートへ戻ります」
安全優先だからやむを得ないとはいえ、きついなぁ。初めての経験だ。

20分ほどゲートで停止し、やっと動き出したが、一切の説明なく、機体はそのまま滑走路へ。不安いっぱいだ。
4時間遅れのフライトでも文句は言わないから、安全でお願いしますぞ。


■DELTAへの意見!(帰国後、WEBアンケートに回答した。)
アトランタ空港10時34分発DL295便(成田国際空港行き)を利用させていただきました。出発前の機材トラブル(空調?)、タキシング中の「不具合」のためのゲートへの引き返しなど、出発が4時間も遅れました。わずかな時間で完璧に修理・確認を完了させ、出発につないでくださったエンジニア(僕もエンジニアです)の方々には感謝いたします。ただ苦情を申せば、「何が起きていて、どうしたか」の機内アナウンスが欲しかったです。あと、他社(ANA)では1時間遅れでも補償金が配布されましたが、今回は何もなし。「ゴメンの一言」だけは寂しかったです。


14時30分、無事に離陸。大丈夫みたいだ。
成田空港まで11,569km、13時間15分の長い長いフライトが始まった。

15時25分に昼食。この和食は実に美味だった。ごはんと玉ねぎが絶妙だ。
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16時30分、まだミネアポリス上空だ。外気温は-51℃。南極よりも寒いってことだな。機内も少し寒いぞ。

ひたすらウォークマンで音楽を聴く。
PCで旅日記(これです)を書き始める。

21時30分、あたたかいスナック(お蕎麦)が出た。ありがたい。場所はまだアラスカ上空ですか……。
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2時40分、朝食。なんだか時間の感覚がおかしくなりそうだが、このサーモンの照り焼きのおいしいこと! 次(があれば)もこれをチョイスしよう。
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いつの間にか2020年1月11日(土)になっていた。
4時3分(日本時間18時3分)、成田空港に着陸し、25分に入国できた。
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両替は351USDが37,406JPYか。結構費消したことになる。

18時59分発の京成スカイライナー(2,5020円)で19時43分に上野駅へ。
新幹線の切符(グリーン席)を購入し、東京駅へ。

ああっ、どの店もお弁当が売り切れだ。時間からして仕方がないのだが……。1件だけあった! ありがとう。

下り方面東海道・山陽新幹線の最終便、のぞみ133号に乗り込むと、どっと疲れがあふれ出た。

ビールとお弁当、そしてコーヒーとクッキーで意識を保ちます。
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23時45分、西明石駅に到着。
そして日付が1月12日へと変わったころ、無事に帰宅することができた。

想像を越えた絶景とネイチャー、素晴らしい友人とQuark Expeditions社のスタッフに恵まれて最高の旅となりました。どうもありがとうございました!


■長旅を終えて

南極は遠い。果てしなく遠い。でも行けないところではない。
いまや年間3万人が押し寄せる観光地でもあるのだ。だがしかし、日本人はそのなかの「たった700人」でしかない。

僕は、日本の若い男子・女子の『南極チャンレンジ』を切に願う。



稚拙な文章に最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。


■ウシュアイア、雨の街を行け

2020年1月8日(水)の朝、すばらしい10日間の南極の航海を終えた『Ocean Adventurer号』からウシュアイア港で下船した僕は、あいにくの雨の中、クォーク・エクスペディションズ社の用意したバスで荷物一時預け所へ立ち寄ってスーツケースを預けることとなった。
ブエノス・アイレス行き航空便の出発までに、少し時間がある。旅で知り合ったHさんと、Zさん親子とともに4人で「元監獄と船舶博物館」へ立ち寄ることとした。

■元監獄と船舶博物館

ウシュアイア港から約5分で到着。この町は小さい。わかりにくい入り口から入館。朝早い(9時)ためか、入館者はわずか数名だ。入館料1500ペソはリーズナブル。

ここは元独房を利用して約30室、アルゼンチンの南極観測船をはじめとする商船・軍艦に関する展示、元囚人たちの生活など、なかなか興味深い展示が行われていた。
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フォークランド戦争での自国の正当性を主張。まぁ当然か。
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イギリス軍の原子力潜水艦に撃沈された重巡洋艦「BELGRANO将軍」号。こんな旧式艦が1982年まで現役だったんだな。
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南極に関する展示も多い。
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昭和基地、みずほ基地、あすか基地
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まぁ、良い時間つぶしになった。
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そういえばお腹が空きました。

■海鮮レストラン「El Viejo Marino」

有名店でランチも良いでしょう。
ワインと蟹スープとシーフード・パエリアで、ほどよくお腹を満たします。
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Hさんとはここでお別れです。よい旅を!

■さらば、ウシュアイア!

タクシーでウシュアイア空港へ向かいます。SKY PRIORITYを駆使してスムーズにドロップイン。楽だ。
Zさん親子ともここでお別れです。再見、またお会いしましょう!

セキュリティチェックも無事に終え、14時15分、アルゼンチン航空AR1897便にボーディング。
737-800型機は15時に力強く離陸した。4時間の航空旅行が始まる。
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16時55分、パサパサのサンドイッチらしきものとスナック菓子が供されたが、まったく美味しくない。それに笑顔も皆無。プレミアムエコノミー席でこの待遇とは……。アルゼンチン航空では、キャビンクルーは特別な職種ではなく、ただの働く人なんだな。

ブエノス・アイレスに近づくと、揺れが激しくなる。18時頃、ガクン、と滑り落ちたような感覚。いやだなぁ。
なんとか無事にlandingできたが、強烈に耳が痛い。こんなの初めてだ。トホホ。

18時50分、「ティエンデライオン社」のレミース(前払い定額タクシー:620ペソ)に乗り、空港を出る。
なんか、街も、道も、ガタガタだなぁ。

19時15分、シェラトン・ホテルに到着。チップ200ペソをはずむ。
うん、さすがはシェラトン。快適な空間だ。
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部屋は「アルゼンチン空軍広場」に面しており、窓から時計塔(英国タワー)がよく見える。
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夕食はホテル内のイタリアン・レストランでスープと肉を。『Ocean Adventurer号』のディナーに比べると、あまりおいしくない。
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それでは、南極旅行の最後に、ブエノス・アイレス観光としゃれこもう。

■2020年1月6日(月)
ひたすら揺れるドレーク海峡の航海が続く。
往路に比べたら軽いものの、前後左右上下に揺られるのは気分の良いものではない。
「内臓がふわ~り」とする感覚をまた味わうことになった。

おおっ! ネットが繋がった。文明世界への回帰はもうすぐだな。
で、この日は船内の「フォト・ジャーナル」に掲載する写真を選定したり、甲板を散歩したりと、ゆっくりと過ごした。

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■2020年1月7日(火)
7時30分起床。この日もゆっくりと過ごすこととなる。お土産も買い込んだ。
ドレーク海峡の航海も終盤に近い、というか、予定より早く航海できたため、ホーン岬沖に寄ってくれることとなった。

友よ、あれがホーン岬だ、と昔の冒険者は言ったに違いない!
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ここまでくれば、もう人類の文明圏だ。
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船内チップの請求書が届く。気持ちよく支払おう。
18時になり、最後のリキャップ&ブリーフィングが始まる。
素晴らしきエクスペディション・スタッフとクルーの皆様には、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
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Yaroslav Gonta船長の挨拶に続き、Captain’s Farwell Cocktailsがふるまわれる。節度のあるパーティーほど好ましいものはない。
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そしてSpecial Farewell Dinnerを、旅の仲間と囲む。いいな!
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ついに、船はウシュアイア沖に……。
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■2020年1月8日(水)
5時35分起床。朝食後、パスポートを受け取る。前夜のうちに下船準備は整えてある。
なんと、すでにウシュアイア→ブエノスアイレス便のボーディング・パスが用意されているぞ。

名残惜しい。本当に名残惜しいが、クルーのみなさんと、そして旅の仲間と挨拶し、ついに「われわれの船」、『Ocean Adventurer号』から離れます。

本当にありがとうございました!

われらが旅の航跡!
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そして、僕の旅はまだ続きます。
→(その8)へ。


ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年7月号 [雑誌]
日経ナショナルジオグラフィック社
2017-06-30



[Caution! 注意!]
Contains images of corpses.
キツイ画像があります。


2020年1月5日(日)
南極最終日。6時40分起床、窓の外は大しけだ。朝食をしっかり食べて、今日の活動に備えよう。

■Elephant Point, south coast of Livingston Island

エレファント・ポイント。
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ペンギンの多さと言ったら!
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よちよちペンギン氷河を歩く


あるペンギンの観察

南極を往くシー・カヤックの群れ。楽しそうだなぁ。
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くじらの「歯」だそうです。
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こっちはくじらの背骨の一部。
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アザラシの大群。
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12時30分に船に戻り、ランチ。小休止の後、写真のチェックを行う。
16時にリビングストン島とグリニッジ島の間に横たわる、小さなハーフムーン島に到着した。

■Halfmoon Island

ここは「生々しい自然」が残された場所として記憶に残った。

はしたない?
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もみ手をしたって、何もあげませんよ。
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スキップしているように見えます。
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そして、自然は厳しく、残酷です。内臓を喰われた赤ちゃんアザラシのなれの果て。
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かわいそうだけど、こっちはペンギンだな。
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数少ない南極の植物。稲の仲間だそうです。
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アザラシとペンギンがうじゃうじゃと。
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ヒゲペンギンと、その赤ちゃん。
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気取っている?
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Ocean Adventurer号
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彼らはオーストラリアからヨットで南極に航海してきたそうな……タフ&リッチだな。
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湾で回遊して遊ぶくじらたちを鑑賞し、19時20分、船に戻ります。

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夕食の後、オークションが開催されたが、どれもあっという間に値段が吊り上がり、何も買えませんでした……。

名残惜しいが、南極観光は終了です。またぜひ来たいと思っているうちに、Ocean Adventurer号はドレーク海峡へ向けて北上を開始しました。
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【教訓】
下船してからのカメラのレンズ交換はまず無理。
仮にゾディアックボート上、岩の上、雪原などでレンズ交換できたとしても、内部にチリやホコリが入れば一発アウト、写真が台無しです。アホな僕は超広角から標準ズームにレンズ交換を強硬して、センサー面にほこりを附着させてしまいました(写真の一部に黒点が……)。

なお南極では、広角付き標準ズームレンズと望遠ズームレンズのカメラ2台持ちが良いと思います。
(超広角の出番はほとんどありません。)


【教訓】
地球温暖化の影響はこんなところにも。
2020年1月1日、念願の南極地方・サウスシェトランド諸島への上陸は「雨」に迎えられた。ん? 何かおかしいぞ。
南極で降るのは「雪」のはず。南極歴30年のガイドさんにとっても「雨は珍しい」らしく、極地であっても確実に気温が上昇しており、その影響だろうとのこと。南極の氷はどんどん解けているし、氷棚の分離も増えている。この地では「雪が雨に変わった」レベルであっても、赤道地帯や日本を含む温暖地帯になると、ストームや「百年に一度の」大災害をもたらす天候になるのだろう。
僕もガソリン車からPEV車に乗り換えたが、少しでも地球環境の保全に努めたいものだ。
もう遅いのかもしれないが。



■2020年1月4日(土)

6時50分起床。船内はひどく乾燥していて、のどがすごく痛い。
南極滞在も三日目になると、少し疲れが出てくる。いやいや、休憩しているヒマなんてない。最後まで楽しまないと。
朝食後、9時10分にボート乗り場に集合。われらAmundsen teamは2番手の出発となる。

上陸地点に近づくと……あれは、アルゼンチンのブラウン観測基地だそうな。けっこう規模が大きい。
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上陸後、ブラウン基地のそばでストックを受け取り、小高い山の上を目指します。
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これが、結構しんどかったりします。
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■Paradise Harbour

パラダイス・ハーバー。
ここへ来てみたかったんです。山頂からの眺めは、ああ、絶景なり。
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眺望を満喫したところで下山。
BROWN基地には入れませんが、広報センター(小屋)には「南極の一部はアルゼンチン領土だ」と空しい主張をするパンフレットが置かれていました。
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地表から眺めてもきれいです。パラダイス湾と命名されたのも頷けようもの。
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ブラウン基地を後に、クルーズの始まりです。
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アホウドリかな?
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氷の芸術
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これぞ南極って感じ。
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氷山の上のペンギンたち。かわいいなぁ。
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それでは、母船『Ocean Adventurer号』に戻ります。
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昼食後、15時の出発となります。

■Cuverville Island

ここには複数のペンギンの営巣地があり、存分に楽しませてもらいました。
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ゼンツーペンギンには親しみがわきます。
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ゼンツーペンギンの赤ちゃん。
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南極で僕の足元に迫るゼンツーペンギン

ペンギンの営巣地。エサをくわえて家族のもとへ走る父親ペンギンの姿が、けなげ。



アザラシも結構います。
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アザラシの大あくび。


今日は、これぞ南極といった素晴らしい光景を見ることのできた、満足の一日でした。

26時就寝



いよいよ「南極大陸」に上陸する日がやってきた。
太陽が輝いて見えるから、今日は晴れそうだ。期待できるぞ!

船はシェトランド諸島から南極大陸へ。流氷を眺めつつ、早朝の航海を楽しみます。
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くじらさん、もっとこっちへ寄ってよ!




氷山も良いが、大陸は迫力あり。
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母船を離れて、上陸地点「Portal Point」へ向かいます。
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■Portal Point 南極大陸はポータル・ポイントへ上陸!

2020年1月3日(金)9時30分(日本時間21時30分)、ついに南極大陸へ上陸した。

これで世界の七大陸を踏破したことになる!
とりあえず、人生のひとつの目標を達成した瞬間だ。
(恥ずかしいから"かんばせ"は隠しておこう。)
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Portal Pointはちょっとした丘陵になっており、ストックを両手に頂上を目指します。
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頂上からの眺めは良し!
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う~ん、晴れていればもっと良かったのですが。
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12時5分、われらが母船『Ocean Adventurer号』に戻って昼食。
丘陵に上ってずいぶん歩いたので、汗だくです。


■Enterprise Islandをクルーズ

午後はゾディアック・ボートによるクルーズとなり、これがまた楽しかったんです。

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人間が放棄した捕鯨船は錆びて朽ち果て忘れられ、そして南極の生物が棲みつきます。われわれがボートで近づくと警戒の声を上げる鳥たち。そっと見守るのがよろしいでしょう。
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これが南極の生態系の源である「プランクトン」。僕は食べたいとは思いませんが。
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これも南極の「色彩」なんだな。
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浅瀬。こんなにも綺麗な海は、他にないんじゃなかろうか。
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ひょうアザラシも、われわれを見ています。
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くじらの大群に遭遇! 遊んでもらいました。






約90分のクルーズ終えて母船に戻ります。
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■Antarctic Polar Plunge!

いい歳してアレですが、水温-1℃の海にダイブするポーラー・プランジに挑戦しました。
水着の上にガウンを羽織って、通路で待機です。
驚いたことに、けっこう御歳を召した欧米人(それも女性)の参加者の多かったことです。アグレッシブ。
……そうだな、何歳になってもチャレンジャーでいないと!

で、いよいよ飛び込む順番となり、デッキへ出てガウンを脱ぐと、寒いのなんのって! 震えながらゾディアック・ボートに降り、そこから冷たい海にダイブです。
えいっ!

僕は海パンと、「ペンギン饅頭号Tシャツ」を着て飛び込みました。

一瞬の挑戦は記録として写真に収められ、じゃぶじゃぶの姿で母船に戻り、ウォッカをいただきます。
すぐに熱いシャワーを浴び、夕食の時間です。

おおっ、今夜はオープンデッキで「南極バーベキュー」ですか!
うん、おいしいや!

就寝前には、旅で知り合った仲間たちに御神酒とミカンをふるまいます。

25時就寝。
今日の南極大陸上陸も良かったのですが、明日は南極屈指の美麗ビューポイント『パラダイス・ハーバー』へ上陸です!

■2020年1月1日(水) 令和二年の元旦だ

4時30分起床。船室の窓から外を見ると、明らかに寒気のただなかに入ったような気配を感じる。+4℃圏から+2℃圏へ移動したことによるものだろう。南極の厳しい環境の第一歩か。

今日はいよいよ南極へ上陸するのだ。期待に胸が高まるぞ。

9時からBBCビデオ「Frozen Planet」を鑑賞。
10時30分から「A Hearty New Years Brunch」だ。生きているうちにおいしいものをたんと食わねば。


■友よ、あれが南極だ!(正確にはサウスシェトランド諸島だが。)
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12時、サウスシェトランド諸島が見え始めた。船内は色めき立つ。
ああ……、いよいよやってきたぞ。
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南極に近づくほかの船舶も見ることができた。向こうも同じようなことを考えているんだろうなぁ。
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12時30分より「Antarctica : Early Explorers」の講義。
すみません。船外の様子が気になって、講義がちっとも頭に入りませんでした。

船はちょうど、グリーンウィッチ島とロバート島の間を航行しているとわかる。
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14時から「南極キャンプ」の説明会。
(残念ながら天候の都合により、キャンプは中止となってしまった。)

17時30分、「Recap & Briefing」で、いよいよ南極上陸の説明が行われる。
・服装は完全防水・防寒装備で!
・IDカード(南極上陸・帰還を管理)を左腕の透明ポケットに収納
・外気温は3℃と比較的暖かい。


■南極へ上陸!

これから上陸するAitcho Islandsはゼンツーペンギンの営巣地として有名だ。ゾウアザラシもいるそうで、期待に胸が高まります。

で、最初から大失敗!
「19時30分にゾディアックボート乗船場で待機」を、「19時30分に部屋で待機」と勘違いしてしまったのだ。
皆を待たせるはめに……情けなや。

気を取り直して、出発です。
おや、雨が降っているぞ。カメラは大丈夫なのか? いちおう防水仕様とはいえ、リュックの中身は大丈夫なのか?
……いちいち気にしてなどいられない。

ゾディアック・ボート。数か国の海軍陸戦隊でも活用される強化ゴムボートで、少々の破損にもびくともしない頼もしい船なんです。
『Ocean Adventurer号』の舷側から階段をつたってボートに乗船し、すぐに着座! リュックはおろして足の間へ! われらがアムンゼンチームの10名全員と、操船するエクスペディション・スタッフの息もピッタリ(のはず)。
ボートは一路、Aitcho Islandsへ向けて高速で発進。船尾のYAMAHAエンジンがうなりを上げ、船首の水しぶきが高々と舞います。

当然のことながら、南極には港も桟橋もはしけもない。ゾディアック・ボートを海岸線ぎりぎりまでひきつけて、先発隊が引っ張っている間に下船します。おしりを支点に足を片方ずつ回転させて降りる。なるほど、合理的。

Aitcho Islandsに上陸!
雨天なのは残念だが、記念すべき南極上陸の第一歩だ!
日本から遥か18,000km、飛行機と船で片道70時間、宇宙よりも遠い場所!

濡れた土の上にペンギンがうじゃうじゃいるぞ!
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ゼンツーペンギンは数多し。
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ヒゲペンギンも少ないが棲息。
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営巣地だから、卵を温める母親ペンギン、生まれたばかりの赤ちゃんペンギンの姿も見える。
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あれは……ゾウアザラシだな。
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ペンギンの大群に遭遇して興奮するのは、まだ序の口。これからもっと素晴らしい体験が待っているのでした。
まぁ、元旦に上陸できたことは行幸。雨さえ降っていなければなぁ。

21時30分ごろ、『Ocean Adventurer号』に帰還。
このあたりに来ると、船のWi-Fiもほとんど通じなくなる。時を急ぐ現代文明から遮断された"静"の世界に突入か。それも良し!

25時就寝。


■2020年1月2日(木)

6時30分起床。窓の外は氷山がゴロゴロと、すごいことになっている。
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お正月だから、御神酒(180ml)とミカンのコラボでどうだ!
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7時30分から朝食。もりもり食べます。
なになに、掲示板によると本日の予定は
・Cierva Coveでのゾディアック・クルージング
・Mikkelsen Harbourへの上陸
とある。氷塊がゴロゴロ? 実に楽しみだ。


■Cierva Coveでのゾディアック・クルージング
9時25分、午前の部がはじまる。今回はクルージングだけだからしっかりと厚着した。
自然がいかに人智を超えた造形物を創作するのかを、このクルーズでしかと見届けることになる。

Cierva Coveはこんな感じの海。氷棚は奇妙な形に削られ、無数の氷塊が浮かんでいます。
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なにやら洞窟状のものが見えてきた。
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逆さ富士ならぬ、逆さ氷山? シャーベットが食べたくなってきました。
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長年にわたって風と波に削られてきた、これらも氷山の一種だ。
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ゾディアック・ボートと比べると大きさがよくわかる。
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安眠を妨げてすみません。
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ペンギン1羽で氷塊に乗り、何を考えているのだろうか……。
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そしてダイブした!
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彼らの泳ぎは超一流です。
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午前の部は終了、ゾディアックボートは母船に帰還します。
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『Ocean Adventurer号』は静かに移動を開始、次の目的地へ向かいます。
で、えらく雪が降ってきたぞ。


■Mikkelsen Harbourへの上陸

15時20分、ゾディアック・ボートは奇妙な場所に上陸した。
この地は元々はなんであったか? そもそも、南極の地を切り開いたのは誰であったのか?
朽ち果てた捕鯨船と、陸上で人の手によって「解体」された無数のクジラの骨が、すべてを語ります。
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くじらの背骨
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ペンギンたちは元気です。
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アザラシはいつも眠たそう。
氷山とペンギン。彼らにとってはあって当たり前のものなんでしょうね。
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ここにはアルゼンチンの基地があります。誰も承認しない領有権主張のための、みたいな? ペンギンにとっては「知るか!」でしょうね。
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何たそがれてるのかな?
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17時50分に母船に帰還。

結局、悪天候のため、今夜のキャンプは延期となってしまった。
(最終的にはキャンセルとなる。)
その代わりに、船の周囲を「遊ぶ」くじらの大群と遭遇することに!




雨に打たれて、2回目のシャワーを浴びることに。でもいいや!
25時55分就寝

明日はいよいよ「南極大陸」に上陸です。



■いよいよ、南極探検船へ乗船!

2019年12月30日(月)

ウシュアイア港に接岸する大小の船、船、船。
あそこに見ゆるはわれらが『Ocean Adventurer号』か。
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約束の15時15分にウシュアイア港の駐車場へ出向くも、人影なし。しばらくするとクォーク・エクスペディションズ社の係員があらわれて、しばし待て、と。気長に待ちますとも。

ベンチに座っていると、突然の突風と雨! これはひどいぞ!
慌ててバスに乗車した。南極もこんな天気なのかなぁ?
(クォーク・エクスペディションズ社の係員は「crazy weather」と呼んでいた。)

数台のバスに分乗し、16時20分、『Ocean Adventurer号』に乗船した。
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シャンパンで歓迎され、パスポートを預ける。16時30分には部屋に案内された。
ここが、これから10日間を過ごす僕の部屋だ。1.8倍の代金を支払って一人部屋にしたのだ。
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さっそく17時よりブリーフィングが行われ、船のおける行動規則、安全面の注意などを説明される。
すぐに遭難時の避難訓練を実施し、緊急時の自分の避難場所と救命ボートの位置を頭に叩き込む。ライフジャケットの着脱は説明のみで終わった。良いのだろうか……。

■南極へ向けて出港!

18時。いよいよウシュアイア港を離れます。灰色のはアルゼンチン海軍の艦船ね。
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もやいが解かれました! 『Ocean Adventurer号』の出港です。
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かもめも出港を祝福してくれている(はず)。
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ビーグル水道をぐんぐんと航行します。さらばウシュアイア!
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南極における船外活動は、ゾディアックボードと呼ばれる小舟での海上観光と、陸地への上陸の2種類となる。
いずれの活動においても、パルカと呼ばれる防寒・防水の上着と、防水ズボン、防水ブーツの着用が義務付けられている。
パルカは部屋に用意され、19時よりブーツのサイズ選定が行われた。僕は10号か。厚手のソックスを履いて、うん、ぴったり。

20時10分よりディナーだ。この船では毎夕コックが腕を振るってくれ、素晴らしい御馳走をいただけた。本当に感謝!
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ちなみに、日々のスケジュールはこのような掲示物によって確認する。変更の場合は都度、放送が行われるので、船内生活においては、常に神経を研ぎ澄ませておく必要がある。
ん、海の男って感じ。
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船内の通路はこんな様子。
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本船はブリッジにも自由に入れるのだ。
時刻は24時。まさにビーグル水道を抜け、ドレーク海峡へ突入しようとする瞬間を、しかとこの目で見たぞ!
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で、このときはまだ平和でした……。

今夜はひどく揺れるとのことで、少しわくわくしていたのですが……。


■吠えて狂って絶叫して!

真夜中に暴風圏のドレーク海峡を南下……。
「吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度」とはよく言ったもので、立っていられないどころではなく、「寝てもいられない」すばらしい揺れが10時間にわたって続きました。

26時30分に就寝を試みるも、こんなの寝られるか!


2019年12月31日(火)大晦日

昨夜はベッドからずり落ちそうになったり、体が頭のほうへ、また足のほうへスライドし、なかなかおもしろい体験をさせてもらった。
背中にも、なにか波の衝撃が当たったような感覚も新鮮だった。

ドレーク海峡の航海は続きます。この強い波を画像で表現できないのがもどかしい。
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南極までまだまだ遠いな。
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4時30分にベッドを抜け(外はもう明るい!)、船橋へ。
夜明けの太陽は素晴らしい。
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SONY1インチセンサー搭載カメラDSC-RX0M2で船首と太陽を映しながら、タイムラプス撮影を試みます。楽しみ。

ふと、気が向いて舷側へ出向くと、おおっ、空には大きな虹が!
この素晴らしい眺望を満喫できたのも、早起きのおかげかも。
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本船のラウンジでコーヒーをいただく。ここでブリーフィング、各種講義、パーティが行われるのです。
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そして船はまた大きく揺れるのであった。

トラベルミンを忘れずに服用。少し胸がムカムカします。

ところで、メインカメラのα7RⅣのSDカードの2スロット目がなにかおかしいぞ。よくエラーが出る……。「スロットが二つあって良かった」と思うことにしよう。

で、タイムラプス撮影は……電池切れ (;_;)
(モバイルバッテリーを接続しないとどうにもならないのか……。)

7時40分より朝食。本船の朝食と昼食は基本的にビュッフェ形式で、それはもうよく食べました。

9時より「ペンギン講座」。日本語吹き替えのガイドイヤホンを左耳に掛け、南極に生息するペンギンの種類と生態を学習するのだ。

12時10分、ふたたびトラベルミンを服用。

午後になると、揺れは穏やかになり、やっと楽な航海に。
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14時より重要事項のブリーフィングがはじまった。
・ゾディアック・ボートへの乗船、下船の方法
・部屋に備えられたゾディアック・ボート用のライフジャケットを必ず着用。リュックなどはその上に。
・ゾディアック・ボートでは許可のない限り立ち上がってはならない。
・南極に人工物の遺留は厳禁。特に小さな紙屑、ビニール袋などに注意。
・ブーツと防水ズボンは出発前と帰着後に必ずきれいに洗い流す。
・ペンギン・ハイウェイは旗で示されている。近づいてはならない。
・帰着後、ブーツはよく乾燥させること。
・南極上陸後、動物の前では姿勢を低くし、ゆっくりと動くこと。
・ペンギンからは5m以上離れること。
・決められた道のみ歩くこと。クレバスがあり非常に危険。
などなど。

16時10分より装備品のバイオセキュリティ・チェックが行われる。要は、持参したリュックや帽子・服装に異物が付着していないかを確認し、清掃するのである。
僕はリュック(神戸で1回使用)が対象になるので、念入りにチェックしてもらい、スムーズにパスできた。
18時30分、リキャップ・ブリーフィング。これは毎夕開催され、その日のトピックス、反省点、注意事項などが伝達される最重要な場だ。
19時15分より船長の歓迎挨拶。

大晦日だけあって、ディナーは実に美味だった。
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夕食後は新年を祝うパーティーが開催された。欧米人はよく踊るなぁ。
ドレーク海峡を南下しながら、僕の2019年は幕を閉じていった。

もう波は穏やかになった。明日はうまくいけば、南極に到達できるらしい。
26時就寝
ワクワクしながら続きます。






ありがたいことに、僕の努める会社は入社10年ごとにリフレッシュ休暇(5日間の永年勤続休暇)を与えてくれるんです。前後の土日を合わせると9連休。10年目はベルリンへ、20年目はロンドンへ行ってきた。はやいもので、気が付けばもう入社30年になるのか……。さて、どこへ行こうか?

おいそれとは行けないところ……。
前々から憧れていた南極がいいな……。年末年始の連休と合わせれば日程的にはなんとかなりそうだ。でも高いし、そもそも現実的なのだろうか……。

2018年の良質なアニメーション作品『宇宙よりも遠い場所』が、僕の背中を強く押してくれた!

では、いざ行かん! 地球最南端の秘境、氷の大陸へ!
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【旅程】
2019年
12/28土 神戸から鉄道で成田空港へ移動し、日本を出発。米国アトランタ経由で……
12/29日 朝ブエノスアイレス着。午後は飛行機で南米大陸最南端の都市、ウシュアイアへ移動。ウシュアイア泊
12/30月 ウシュアイア小観光。午後、南極探検船に乗船・出港。24時過ぎにビーグル水道を抜け出る。
     真夜中に暴風圏のドレーク海峡を南下。
     「吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度」を体験する。こんなの寝られるか!
12/31火 強い風雨のドレーク海峡を南下。午後は少し穏やかな海となる。
2020年
01/01水 ドレーク海峡を南下。夕方、無事に南極に上陸してお正月を迎えることができた。
01/02木 南極
01/03金 南極
01/04土 南極
01/05日 南極
01/06月 ドレーク海峡を北上。
     揺れる船内で「内臓がふわ~り」とするイヤな感覚を味わう。
01/07火 ドレーク海峡を北上、ホーン岬を経由して、夜にウシュアイア港へ到着。
01/08水 朝、ウシュアイアで下船。ウシュアイア小観光。夜ブエノスアイレスへ飛び、ブエノスアイレス泊
01/09木 ブエノスアイレス観光。夜ブエノスアイレスを出発
01/10金 米国アトランタ経由で……
01/11土 夜に日本帰着。成田空港から神戸へ移動し夜中に帰宅。これで15日間の長旅は終了です。
01/12日 休養。12時間の時差ボケを元に戻します。
01/13月 休養。上に同じ。


【参考データ】
往路便:
 2019年12月28日(土) 成田国際空港17時50分発DL296便、アトランタ行き
 2019年12月28日(土) アトランタ空港21時発DL101便、ブエノスアイレス行き
アルゼンチン国内移動便:
 2019年12月29日(日) ブエノスアイレス空港18時45分発アルゼンチン航空AR1890便、ウシュアイア行き
 2020年1月8日(水) ウシュアイア空港15時20分発アルゼンチン航空AR1897便、ブエノスアイレス行き
復路便:
 2020年1月9日(木) ブエノスアイレス空港21時15分発デルタ航空DL110便、アトランタ行き
 2020年1月10日(金) アトランタ空港10時34分発デルタ航空DL295便、成田国際空港行き
  ……のはずが機材トラブルのため、アトランタ離陸が14時30分となった。。。

宿泊先:
2019年12月29日 Hotel Albatros(ウシュアイア、1泊)
2020年1月8日  Sheraton Buenos Aires(ブエノスアイレス、1泊)

船中泊:
われらが南極探検船『Ocean Adventurer号』には12月30日から1月8日までの10日間もお世話になった。彼女には強烈な愛着がわき、下船が名残惜しかった。
https://www.quarkexpeditions.com/en/our-ships/ocean-adventurer

【参加したツアー】
「男ひとり旅の美学」のポリシーに反するが、南極地域には個人で入ることはできないのだ。読売、阪急を含む数社を検討し、僕はクォーク・エクスペディションズ社(日本代理店:クルーズライフ社)のツアーを選んだ。


■楽しい旅行は入念な準備から

カメラは、レンズを含めていっぱい買ったなぁ。
・愛用のα6000は2019年8月のオーストラリア旅行で不審な動きをした。危ないぞ。→SONYミラーレス一眼カメラα6400を購入(93,781円)
・望遠レンズ。2018年5月のケニアでは標準ズームレンズしか用意しなかったため、ライオンに肉迫できずに血の涙を流したなぁ。→SONY望遠ズームレンズSEL70350G(35mm換算~525mm F4.5-6.3)を購入(97,082円)→これが実に活躍した。
・円偏光フィルタ。南極の青空や氷山を美しく撮影したいぞ。→SONY VF-67CPAM(67mm径・7,686円)とVF-55CPAM2(55mm径・10,605円)を購入
・動画用マイク。ペンギンの鳴き声やヒトの話し聲を鮮明に録りたい。→SONY ショットガンマイクロホンECM-B1Mを購入(30,723円)
・動画記録は4Kでしょう!→TOSHIBA SDXCカード Class10 UHS-I U3対応 (最大読出速度95MB/s 最大書込速度75MB/s) を購入(128GBを2枚と64GB)
・あと、広角レンズは? すでにウルトラワイドコンバータ(18mm)を持っているが、どうしよう?→ Carl Zeiss Touit(18mm、F2.8)を購入(91,157円)。純正PLフィルタも(14,782円)。→これは今回持参せず。
・α6400でタイムラプス撮影もしたい! →ミニ三脚Manfrotto PIXI レッド MTPIXI-RDを購入(1,972円)。

ところで「本当にAPS-Cカメラでいいの?」と日々、脳内で悪魔のささやき声が……。12月になって最新型のSONYフルサイズ・ミラーレス一眼カメラα7RⅣ(α7R4)を買ってしまいました! お値段40万円! 三途の川、もとい、ルビコン川を渡った心境。ズームレンズ(SEL24105G、15万円)と円偏光フィルタ(14,000円)も同時購入。
SONY超広角ズームレンズSEL1224Gも購入しましたとさ(19万8千円)!

海中の写真も撮影したいな……:α7RⅣを買った同じ日に、DSC-RX0M2を購入(83,361円)。
……カメラだけでも結構な出費となってしまった。いや、南極に妥協は不要!

結局は、超広角ズームレンズはほとんど使用しなかった。
基本的に
(1)α7RⅣ+24-105mm標準ズームレンズ(+超広角ズームレンズ)
(2)α6400+APS-C 70-350mm望遠ズームレンズ
の2台持ちで撮影。
あと、ほとんど使わずじまいでしたが
(3)360度カメラRICOH THETA SC
(4)DSC-RX0M2 
(5)予備としてα6000+APS-C 16-70mm標準ズームレンズ
の合計5台のカメラを持ち込むことに。リュックがメチャ重かった!

あと、船内の撮影用に外部ストロボを持っていくべきでした! 反省……。
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■長期の旅行にはPC持参が望ましい。

ノートPCも新しく購入した。VAIO SX14「勝色仕様」だ(33万円)。
今回の旅行で撮影した静止画、動画のデータ量は実に「250GB」に達し、すべてその日のうちにPCにバックアップした。
最終的にはSDカード(128GB、64GB)では間に合わず、PCで管理せざるを得なくなったのだ。リュックは重くなったが、持参して大正解だったと思う。
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■南極は寒いところです。そしてシャレにならない紫外線の量! しっかり対策しよう。

耳当て付き防寒帽子、ゴツいスキー用手袋(出番なし!)、カメラマン用手袋(一番活躍)、指先なし軍手(活躍)、ゴアテックスの防水性ズボン(17,000円)、防寒ソックス5足、防水タイプの小型リュック、船酔い対策のトラベルミン錠5箱……その他の装備も結構な出費だったな。

結果的には、いくら寒いとっても夏の南極半島の場合、長袖シャツの上にツアーで支給される「防水・防寒パルカ」の着用で十分で、持参したセーターと新調したフリースは一度も着用せず、文字通りただの「荷物」となった。
あと下着だが、ゾディアック・ボートでのクルーズ観光は冷えるので、長袖のヒートテックが必要、上陸・徒歩観光は体が温まるので、夏用の半袖で十分だとわかった。ただしスボンの下にはヒートテック必須。

忘れちゃならない紫外線対策。メンズ用の日焼け止めを新規に調達し、サングラス(眼鏡くん御用達のオーバーサングラス)はいつものを用意した。
紫外線が本当にきつかったです。

あと念のため、医療用の紙パンツ……笑わないでほしいなぁ。宇宙飛行士だって男女問わず全員、オムツ(Maximum Absorbency Garment)を着用するんだから! 南極大陸にトイレはありません!
(一度も「お世話」にならずにすみましたが。)


■米国でトランジットするだけでも、ESTA申請が必要です。

有効期限は申請から2年なので、あまり早く申請しても損、ということになる。だがギリギリになって申請が受理されなかったとかは悲惨なので、3月の時点で早めに申請。翌日には承認されたので一安心。
日本語でらくらく申請……のはずが、申請フォームを書き込むのに、結構時間がかかったなぁ。

【重要】
ブエノスアイレスからアトランタ行きデルタ便へのチェックインの際に、ESTA番号を訊かれた。申請承認ページの印刷物を持っていたから良いものの、なければどうするんだ……。要注意です。


■クルーズ保険! 高すぎ!

南極旅行の必須事項として「クルーズ保険への加入」(クルーズ旅行取り消し費用担保契約)が条件づけられている。旅行日数、船代、飛行機代などによって変わるが、僕の場合「75,100円」……。
これ、ちょっと「上海へ行って2泊」してこれる金額なんですけど。南極だからやむを得ないのかな。


■僕は英語を話せません。というか、話のレベルが高すぎて「全く」ついていけなかった。

比較的早い時期(3月)にツアーを予約したので、英語力を鍛えようと努力した。しかしこの年齢になると、いくら勉強してもなかなか頭に入らない。苦しくて、悲しくて、困った……。
おおっ! 2019年6月にクルーズライフ社のWEBページを確認すると、申し込んだ12月29日のツアーが「日本人通訳乗船」に変更された! やった!!
「船内にて英語で行われる南極講座や毎日のブリーフィングをイヤホンガイドを通して日本語の同時通訳でご案内します。より極地旅行の理解を深めることができ、英語のリスニングが不安なお客様でもお楽しみいただけます。」
助かるぞ! そして期待、大!

結論。
日本語ガイドの保阪瑠璃子さん(南極30年の大ベテラン!)には本当にお世話になった。もし彼女がいなければ、今回の旅行は「大失敗」に終わったであろうことは明白だ。なにしろツアーの英語は「日常英会話」レベルなんてものではなかったから。正直に白状すると、ブリーフィングで「何を言っているのか」すら理解できなかったのだ。
南極旅行者の98%は、英語を"完璧"に操れる(ネイティブスピーカーの日本人を含む)ことを目の当たりにした。残り2%の"英語できない一般日本国民や中国人民"を米国の旅行会社は相手にしてはくれない……。世界は残酷だが、これが現実だ。
だから読売旅行や阪急の「日本人だけの南極旅行」が人気なんだな。1~2月に2週間以上の旅程だから、普通の現役サラリーマンには参加はかなり厳しいが。


これで準備が整った。

今回の旅のテーマは次の通り。

『地球最南端の秘境、南極。
 氷の大陸をこの目で見て、その息吹を自身の肌で感じるのだ。
 一世一代の旅にするぞ!』
(と、いつもの旅ノートに書いた。)

さぁ、出発です!


■はじめての南米、はじめてのアルゼンチン行

2019年12月28日(土)
5時30分起床。父の仏壇に挨拶して母に見送られ、7時に自宅を出る。今回は新幹線と京成鉄道を乗り継いで「成田空港デビュー」となる。
カメラを5台も携えて旅に出るのは生まれて初めてのことだ。
新神戸駅から東京まで「のぞみ号」で3時間。富士山も写真に収めることができた(雲が邪魔)。
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グリーン車の座席は最後尾を選択し、スーツケースを背中側に置いた。スーツケースを抱えた外国人旅行客も増えたことだし、これから新幹線の車両にも広めの荷物置き場は必要だろう。

東京から上野駅へ移動し、そのまま京成上野駅へ地上を歩く。有料の荷物一時預かり所にスーツケースを預け、久しぶりに上野公園を散策することにした。
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不忍池って、こんなもの? イメージ的にはもっと広大できれいな光景を想像してたのだが。
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日本での食事はしばらくできないことから、奮発して「韻松亭」で和食をいただくことに。うん、美味。
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時間です。荷物を回収し、京成上野駅からスカイライナー49号に乗り込みます。13時40分に出発。ガラガラだな~と思う間もなく、次の日暮里駅から大勢が乗車してきた。
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14時26分、成田空港に到着。40分にデルタ航空のカウンターでチェックインし、スースケースを預けて身軽になります。

両替は空港直営店で。日本ではアルゼンチン・ペソは扱っていないらしく、米ドルを多めに確保(12万円分)。
そして鼻歌交じりで空港内を小散歩。このときはのんきでした。
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さて、早めにセキュリティゲートを通過しましょう。

……あれ、リュックがFAIL?

お神酒180mlが液体規制(50ml未満)に引っ掛かった。僕はアホか!
係員の言われるには「あきらめて没収されるか、航空会社のカウンターに戻って預けるか」しかないそうで、南極でお正月気分を味わいたい僕は後者を選択。デルタ航空のカウンターに相談すると、わざわざワインボトル用の大きな専用袋と段ボール箱が用意され、過剰なまでの梱包をしていただき、無事に預け荷物とすることができた。……お手数をおかけしました。
以後、注意します。

15時50分、無事に出国まで完了。改造社書店(あの改造社!)で文庫本を買い(結局帰国するまで読まず)、デルタ航空のラウンジへ。ビールと軽食で16時40分まで小休止。

17時10分、DL296便にボーディング。どうも搭乗手続きがエールフランスのようにスマートではないな。
機体はエアバス社A330-900、ビジネスクラスはスライドドアによる半個室仕様で、ある程度のプライバシーを保てる構造だ。
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18時7分、飛行距離11,910キロメートル、アトランタへ向けてテイクオフ!
で、12時間30分もかかるのか……。(実は復路のほうが長かったりする。)

食事は肉料理をオーダー。ん、合格。
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ベッドはフルフラット仕様なのでらくちんだ。
24時前。あれ? シートの動きが止まってしまい、操作できなくなったぞ。
システムダウン? 結局、座席のシステムをリブートし(OSは何だろう?)、シートの機構も何か設定変更することで復旧した。こんなの初めてだ。

それにしても気流の影響で機体がよく揺れる。で、シャンパンと白ワインと赤ワインで酩酊し、揺れで気分が悪くなる(飛行機酔い)というアホさに自己嫌悪。
これからはフライト前にトラベルミンを服用しよう。

5時(現地15時)に朝食が出る。どこの航空会社も同じようなもので、これはあまりおいしくなかった。
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16時6分、アトランタ空港にランディング。並行して着陸体制に入る飛行機を窓から撮影するのは初めてだ。
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で、米国入国審査の長~~い行列にはうんざりだ。17時15分にやっとパスできた。
セキュリティも厳しかった。
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4,510米ドルを20,000アルゼンチン・ペソに両替。価値のない通貨であることは明白だ。

17時55分よりデルタのラウンジで過ごす。ありがたいことにシャワールームは清潔で広く、無料で利用でき、復路の際も利用させてもらった。ドライヤーはなかったが、歯ブラシセットを渡され、口腔内もすっきり。チップ2USDを渡した。

バナナとコーヒーで搭乗時間を待つ。
20時10分、ブエノスアイレス行きDL101便にボーディング。「席を代わって。夫婦なの」「(別の夫婦からも同じセリフ)」ハイ、ハイとたらいまわしにされた気分で、窓側の席に落ち着いた。機体は古い767-300で、ビジネスシートもひどい代物。スリッパもない! ひどいぞ!
それでもビジネスクラスは満席。早めに予約しておいて本当に良かった。

雷雨のアトランタ空港を、21時50分にテイクオフ。
長距離航空路線のダブルヘッダーは久しぶりだ、頭痛がするのでアルコールは控え、ガス・ウォーターで我慢だ。

22時40分に夕食がサーブされる。なんか、東京-アトランタ路線よりも内容がしょぼいのですが。
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アイスクリームだけは日本路線同様、美味だった。

■12月29日(日)

朝食のフレンチ・キシュなるものは、はっきり言って食えたものではなかった。
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キャビンクルーの一人が「奥さんが姫路出身の日本人」だという。まさか、南米路線で神戸、明石の地名が通じるとは思わなかった。少しうれしいぞ。

アルゼンチンの国際空港EZEの近郊は畑が多い。あとはプール付きの立派な邸宅が数多く見える。債務デフォルト常習国のくせに贅沢な!
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9時12分、そのデフォルト常習国の国際空港へ機体は静かにランディング。
10時過ぎに入国完了。だぁ~国際空港のくせにトイレが汚い! なんなんだ!

ウシュアイアへは、ここから40キロ以上離れた国内空港(AEP)からのフライトとなる。
国内空港へはシャトルバスのような便利な交通機関は用意されておらず、タクシー(ぼったくりの危険性)、バス、ハイヤー(レミースと呼ばれる)のいずれかを選択するしかない。
時間はたっぷりある。
僕はクルーズライフ社おすすめの「ティエンデライオン社」のバスに乗ることにした。
料金は10USDだから妥当だろう。ここで若い日本人旅行者Kさんに会う。ブエノスアイレスで一泊されるとのこと。
10時35分出発。市内中心部を中継して11時35分に国内線空港AEPに到着。汚い空港だ。

で、アルゼンチン航空のカウンターでチェックインし、スーツケースを預けようとしたら思わぬ言葉が。
「この航空券は、預け荷物を扱えない」
そんなバカな!
後で調べると、確かにその通りで、エクスペディアでアルゼンチン航空のエコノミーをそのまま購入すると「預け荷物なし」のチケットを選択するトラップのあることが分かった。
仕方がないので、30USDを余分に払い、スーツケースを預けることに。。。

さらに、出発時刻が16時10分→17時に遅れるとのこと。ひどい会社だ。

気を取り直して、まずはホット・コーヒー。
クォーク・エクスペディションズ社ウシュアイア・オフィスの担当係員に「飛行機AR1890便が遅延」する旨をメールしておいた。
空き時間で南極の予習をする。クルーズライフ社から送られてきた資料に「おさらい」の意味で目を通す。ぬかりなし(のはず)。
次は空港2階のスターバックスでフロートとケーキ。
英語で自分の名前を告げたが、なぜ「NENSH」になるんだ?
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しまった、満腹で気分が悪くなってきた……。(何をやっている???)
睡眠不足だな。吐き気と眠気の二重苦に苛まれながらも、なんとか気を保つ。


【教訓】
食べ過ぎてはいけない。


で、苦しい胃腸と寝ぼけ頭で考えてみた。ウシュアイアからブエノスアイレスへの復路便のことである。
もともと購入時は、16時50分にウシュアイア発、20時10分ブエノスアイレス着であった。
これが17時35分発→18時35分発→21時35分発と3度も変更となったのだ(怒)。

1月9日の深夜1時にブエノスアイレス到着で良いのだろうか。睡眠は? 治安は? 交通は?
良いわけがない!
で、先に買ったエコノミーの復路チケットは潔く放棄し、新たにプレミアムエコノミーのチケットをネットで購入した。
20時までにはホテルに入れるだろうから安心だ。

15時30分にセキュリティ・チェックをパスし、ゲートへ向かう。待ち時間の長いのは苦痛だ。
16時50分に搭乗開始。737-800型機はほぼ満席だ。
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17時5分に離陸。窓の下密集した大都会の姿が現れた。しばらくすると一面に畑が拡がる農業大国の姿となり……。
氷河! パタゴニアの圧倒的な一面の氷河を目の当たりにした。これが航空旅行の醍醐味か。
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フエゴ島の雪が残る山々も見ごたえがあった。
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20時18分にランディング、ついに「地球の果て」ウシュアイアに到着した。小さい空港だ。

ルンボ・スール社の係員(クォーク・エクスペディションズ社の代理店)と合流し、用意されたミニバスに乗る。日本人二人を含む数名と一緒になる。
21時だというのに空はまだ明るい。これが23時頃まで続くという。
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ルンボ・スール社の係員より明日12月30日のフエゴ国立公園のツアーの案内があり、申し込むことにした(40USD)。

空港から15分程度でバスはHotel Albatrosに到着した。
うん、良いホテルだ。
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■Ushuaiaウシュアイアの街をうろうろ

fin del mundo この言葉が街のあちこちでみられる。そう、ここウシュアイアは人類が定住する最南端の街なのだ。
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こじんまりとしたウシュアイアの街をうろうろ。これでも22時なんです。
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22時30分、小腹か空いたので海岸通りのレストランへ。肉がおいしそう!
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地元産ビール「BEAGLE」、スープとサラダ、炭火で焼いたパタゴニア肉料理Asadoアサードをいただく。うん、至高。
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そういえば、長い間寝ていないな。26時に就寝。


2019年12月30日(月)
5時45分起床。なるほど、朝のレモネードはさっぱりすっきりして良いな。
7時10分朝食。4つ星ホテルにしては種類が少ない。
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それにしても暑いな。薄手のシャツに着替えよう。
スーツケースを指定されたバゲージ置き場に移動し、チェックアウト。
バゲージ預け場にあった参加者リストをちらと覗き見る。今回の南極ツアー参加者は124名か。

少し時間があるので小散歩。
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昨日申し込んでおいた「ティエラ・デル・フエゴ国立公園」ツアーは8時45分に出発。30人以上の参加者の中、なんと日本人は僕一人だ。

車窓からウシュアイアの街並みを観察。どの家もクリスマスの飾り付けがきれいだ。
(日本と異なり、欧米社会では年末までクリスマスの飾り付けを残しておくことを、数年前のロンドン旅行で知ったのだ。)

8時55分、公園の入り口に到達。道路は未舗装の坂道だ。
それにしても、山々の冠雪が実にきれい。
メルカリチェックなんてしている場合じゃない!


■ティエラ・デル・フエゴ国立公園
ここは、氷河に削られたアンデス山脈のダイナミックな景観を楽しめる場所として人気だ。
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ここからアラスカまで道が続いているそうな。
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氷河の残る山と湖の姿が実に美しい。
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風が強い。砂埃もすごい。そしてここは4Gのつながらない世界だ。うん、悪くない。
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アシガミ湖。先住民族の発見された場所らしい。
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■世界の果て号
世界最南の地を走る観光列車。もとは囚人輸送用列車だったそうで、「元監獄と船舶博物館」に当時の写真が掲載されていた。
いまでは立派なアルゼンチンの外貨収入源だ。
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ここでカナダ出身の日本語ネイティブな女性、V.Kさんと出会う。日本滞在18年、旦那様が日本人とのことで、彼女には南極旅行中とても懇意にしていただきました。

「世界の果て」駅はこんな感じ。
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14時10分、ウシュアイアの港に戻り、「ティエラ・デル・フエゴ国立公園ツアー」は終了。
インフォメーションセンターで、パスポートにウシュアイアのスタンプを押してもらう。
ミーハー? 仕方がない。

昼間のウシュアイアは、サングラスがないと耐えられないほどの日差しだ。スーツケースに入れて預けてしまったのは誤算だ。
集合時刻は15時15分、それまで散歩してカフェで時間をつぶします。物価の安さには助けられます。
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さて、次はいよいよ南極探検船へ乗船します。

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