男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

- 501 アルゼンチン

2020年1月9日(木)の朝です。
おおっ、シェラトン・ブエノス・アイレスの正面に日章旗が! やはり嬉しくなります。
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ビュッフェの朝食をお腹に詰め込み、サン・マルティン広場とレティーロ駅をうろうろ。
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1915年、イギリスによって建築されたこの綺麗なレティーロ駅は気に入った。そういえば、どことなくロンドンの古い駅舎に似ているなぁ。
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11時50分にホテルをチェックアウト。ホテル1階のレミース(前払いタクシー)事務所で車を呼んでもらい、ボカ地区の「カミニート」へ向かいます。

■カミニートでアルゼンチン・タンゴ

この猥雑とした雰囲気が何とも言えません。
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南米屈指のサッカークラブ「ボカ・ジュニアーズ」の本拠地。入場ゲートはすごい行列だった。
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カフェ・レストランでビールと軽食をいただこうか。
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タンゴをやっているぞ。ギターの調べも良い感じ。
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タンゴ、ギターの調べに情熱的なダンス!


満腹です。ランチ代1800ペソに、ダンサーのチップ500ペソの支払いです。

それにしても熱いなぁ。小休止。
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タクシー(手配するだけの男にもチップを取られた)で、首都の中心部、五月広場へ向かいます。

■五月広場と大統領府(カサ・ロサーダ)

ピンク色に塗られたロココ調の建物が、カサ・ロサーダ(大統領府)だ。内部には入れないが、まぁ良い雰囲気か。
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広場の尖塔には独立を記念する刻印が。
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■ブエノス・アイレス市議会(カビルド)
1810年5月、ここの2階からでスペインからの独立が宣言されたという。内部は博物館となっており、植民地時代~独立に至るまでのヒト・モノを含む歴史が解説されているようだ……なんでスペイン語だけなんだ?
それはともかく、2階からの眺望は合格です。
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それでは街を歩きます。このあたりは、たしかにパリっぽい雰囲気が感じられるかも。
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■カフェ・トルトーニ
10分ほど並んで15時45分に入店。コーヒーとケーキで小休止。
ここは1858年創業の有名なカフェらしいが、アルゼンチン時間なるものが流れているようで、接客もサーブも、何もかも待たされることに。
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ただ、サーブされたものは……絶品。文句なし。
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16時40分、店を出ます。

■モニュメント
何といったことはないが、ここも見ておきたかったのだ。 
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まだ少し時間がある。ホテルまで歩こう。

約30分、掏摸と「ケチャップ強盗」に注意しながら大通りを歩き、ホテルに到着すると……。
おおっ、予約しておいた国際空港までの車(レミース)が僕を待っていてくれた。
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ホテルでスーツケースを受け取り、17時30分に車に乗り込みます。
黒塗りのメルセデスは快適そのもの。エアコンもよく効き、スムーズな走りで快適そのもの。
18時10分、国際空港(EZE)に到着。チップは10USDを奮発です。

■帰国です。

さて、デルタ航空チェックイン前の「セキュリティ担当係員」に問われました。「なぜ南米へやってきたのか」と。
「南極へ行ったんだ」と答えると、係員は嬉しそう。僕もうれしいです。
で、問題は「ESTA番号を提示せよ」と。僕はたまたまWEB申し込み時のコピーを持っていたので良かったが、なければどうするんだ、これ。
時局はイランとアメリカの緊張した状況(イランが爆撃した)にあるから、仕方がないのかな?

一方で、荷物のセキュリティチェックはゆるゆるだ。大丈夫かいな。
出国審査の係員は強面おじさんだったが、パスポートを見せると破顔で「コンニチハ」ときて、18時50分にスムーズに出国できた。

アルゼンチン航空VIPラウンジで休憩……フードがしょぼすぎてお話にならないレベル。どこがVIPラウンジなんだ?

20時35分、デルタ航空アトランタ行きDL110便にボーディング。A330-300型機だ。シートは往路のものとは違って、KLM・エールフランスでおなじみの斜めシートだ。でも、物を置ける場所が少ないな。
そしてスリッパがない。持参して正解だった。
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離陸後、ブエノス・アイレスの街を見下ろします。
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23時30分に夕食。肉はまぁまぁといったところ。
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僕はふだん飛行機の中では寝ない(眠れない)タイプなのだが、よほど疲れが溜まっていたのだろう。今回のフライトではぐっすりと眠ることができた。
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6時(アトランタは4時)に朝食が出る。コーヒー2杯で強制的に体を朝モードに切り替えてっと。
4時50分、機体は降下を開始。夜陰の中に浮かび上がる地上の灯り……そう、都市は生きている。
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5時10分ランディング。見事な腕前だ。
5時30分、入国審査完了。一番に並べたのは生まれて初めてだ。10分後にはセキュリティチェックをパスできた。なるほど、早朝便はスムーズなんだな。

ビジネスクラスのラウンジ(デルタスカイクラブ)へ。シャワーで気分を一新! 今回はきちんと着替えも持ってきたぞ。
コーヒー&カップケーキでゆっくりできた。

アルゼンチン・ペソを米国ドルに両替。忘れると大変なことになる。

で、問題は発生したのであった。

9時30分にゲートへ行くと「出発が90分ディレイ」とある。ラウンジへ戻って白ワインで酩酊し、再びゲートへ出向くと今度は「エアコン故障・修理のため45分以上遅れる」と来た。
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結局、ボーディングは13時となってしまった。A350-900のビジネスクラスは満席だ。

で、タキシングを開始するも、なにかおかしいぞ。
で、問題ふたたび。「機材の不具合で、いったんゲートへ戻ります」
安全優先だからやむを得ないとはいえ、きついなぁ。初めての経験だ。

20分ほどゲートで停止し、やっと動き出したが、一切の説明なく、機体はそのまま滑走路へ。不安いっぱいだ。
4時間遅れのフライトでも文句は言わないから、安全でお願いしますぞ。


■DELTAへの意見!(帰国後、WEBアンケートに回答した。)
アトランタ空港10時34分発DL295便(成田国際空港行き)を利用させていただきました。出発前の機材トラブル(空調?)、タキシング中の「不具合」のためのゲートへの引き返しなど、出発が4時間も遅れました。わずかな時間で完璧に修理・確認を完了させ、出発につないでくださったエンジニア(僕もエンジニアです)の方々には感謝いたします。ただ苦情を申せば、「何が起きていて、どうしたか」の機内アナウンスが欲しかったです。あと、他社(ANA)では1時間遅れでも補償金が配布されましたが、今回は何もなし。「ゴメンの一言」だけは寂しかったです。


14時30分、無事に離陸。大丈夫みたいだ。
成田空港まで11,569km、13時間15分の長い長いフライトが始まった。

15時25分に昼食。この和食は実に美味だった。ごはんと玉ねぎが絶妙だ。
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16時30分、まだミネアポリス上空だ。外気温は-51℃。南極よりも寒いってことだな。機内も少し寒いぞ。

ひたすらウォークマンで音楽を聴く。
PCで旅日記(これです)を書き始める。

21時30分、あたたかいスナック(お蕎麦)が出た。ありがたい。場所はまだアラスカ上空ですか……。
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2時40分、朝食。なんだか時間の感覚がおかしくなりそうだが、このサーモンの照り焼きのおいしいこと! 次(があれば)もこれをチョイスしよう。
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いつの間にか2020年1月11日(土)になっていた。
4時3分(日本時間18時3分)、成田空港に着陸し、25分に入国できた。
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両替は351USDが37,406JPYか。結構費消したことになる。

18時59分発の京成スカイライナー(2,5020円)で19時43分に上野駅へ。
新幹線の切符(グリーン席)を購入し、東京駅へ。

ああっ、どの店もお弁当が売り切れだ。時間からして仕方がないのだが……。1件だけあった! ありがとう。

下り方面東海道・山陽新幹線の最終便、のぞみ133号に乗り込むと、どっと疲れがあふれ出た。

ビールとお弁当、そしてコーヒーとクッキーで意識を保ちます。
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23時45分、西明石駅に到着。
そして日付が1月12日へと変わったころ、無事に帰宅することができた。

想像を越えた絶景とネイチャー、素晴らしい友人とQuark Expeditions社のスタッフに恵まれて最高の旅となりました。どうもありがとうございました!


■長旅を終えて

南極は遠い。果てしなく遠い。でも行けないところではない。
いまや年間3万人が押し寄せる観光地でもあるのだ。だがしかし、日本人はそのなかの「たった700人」でしかない。

僕は、日本の若い男子・女子の『南極チャンレンジ』を切に願う。



稚拙な文章に最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。


■ウシュアイア、雨の街を行け

2020年1月8日(水)の朝、すばらしい10日間の南極の航海を終えた『Ocean Adventurer号』からウシュアイア港で下船した僕は、あいにくの雨の中、クォーク・エクスペディションズ社の用意したバスで荷物一時預け所へ立ち寄ってスーツケースを預けることとなった。
ブエノス・アイレス行き航空便の出発までに、少し時間がある。旅で知り合ったHさんと、Zさん親子とともに4人で「元監獄と船舶博物館」へ立ち寄ることとした。

■元監獄と船舶博物館

ウシュアイア港から約5分で到着。この町は小さい。わかりにくい入り口から入館。朝早い(9時)ためか、入館者はわずか数名だ。入館料1500ペソはリーズナブル。

ここは元独房を利用して約30室、アルゼンチンの南極観測船をはじめとする商船・軍艦に関する展示、元囚人たちの生活など、なかなか興味深い展示が行われていた。
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フォークランド戦争での自国の正当性を主張。まぁ当然か。
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イギリス軍の原子力潜水艦に撃沈された重巡洋艦「BELGRANO将軍」号。こんな旧式艦が1982年まで現役だったんだな。
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南極に関する展示も多い。
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昭和基地、みずほ基地、あすか基地
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まぁ、良い時間つぶしになった。
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そういえばお腹が空きました。

■海鮮レストラン「El Viejo Marino」

有名店でランチも良いでしょう。
ワインと蟹スープとシーフード・パエリアで、ほどよくお腹を満たします。
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Hさんとはここでお別れです。よい旅を!

■さらば、ウシュアイア!

タクシーでウシュアイア空港へ向かいます。SKY PRIORITYを駆使してスムーズにドロップイン。楽だ。
Zさん親子ともここでお別れです。再見、またお会いしましょう!

セキュリティチェックも無事に終え、14時15分、アルゼンチン航空AR1897便にボーディング。
737-800型機は15時に力強く離陸した。4時間の航空旅行が始まる。
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16時55分、パサパサのサンドイッチらしきものとスナック菓子が供されたが、まったく美味しくない。それに笑顔も皆無。プレミアムエコノミー席でこの待遇とは……。アルゼンチン航空では、キャビンクルーは特別な職種ではなく、ただの働く人なんだな。

ブエノス・アイレスに近づくと、揺れが激しくなる。18時頃、ガクン、と滑り落ちたような感覚。いやだなぁ。
なんとか無事にlandingできたが、強烈に耳が痛い。こんなの初めてだ。トホホ。

18時50分、「ティエンデライオン社」のレミース(前払い定額タクシー:620ペソ)に乗り、空港を出る。
なんか、街も、道も、ガタガタだなぁ。

19時15分、シェラトン・ホテルに到着。チップ200ペソをはずむ。
うん、さすがはシェラトン。快適な空間だ。
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部屋は「アルゼンチン空軍広場」に面しており、窓から時計塔(英国タワー)がよく見える。
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夕食はホテル内のイタリアン・レストランでスープと肉を。『Ocean Adventurer号』のディナーに比べると、あまりおいしくない。
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それでは、南極旅行の最後に、ブエノス・アイレス観光としゃれこもう。

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