男ひとり旅の美学

33の国と地域、南極を含む七大陸を踏破! 海外旅行歴28回の「旅の恥は書き捨て」です。愛車BMW M3と読書感想文も。

オーディオ

最近はまっています、かげきしょうじょ!!
ジャケット/歌詞カードのイラストは斉木先生の描き下ろし。学園で戯れる7人の姿が実に良いです。
DISK1は劇伴集。軽快なリズムの『紅華歌劇団』からはじまり、『桜の下の邂逅』、心に刺さる『その涙は?』、コケティッシュな『安道先生と予科生』等、マーチからバラード、ホラー調まで44曲。『彩子』『暁也』など個人テーマ曲も。個人的には『未来のオトメ達』に一票です。
DISK2はボーカル曲メイン。校歌『桜吹雪舞うなかに』(バリエーション8曲!)は7人の個性が垣間見られて面白いですし、『彼の地へ』『My Sunset』(フルバージョン)『試練の時』も良いです。
『溢れる想い』はさらさと愛のハーモニーが素晴らしく、未発表曲のままなんてもったいない!

でも、しかし……、七海ひろきさんが熱唱される『愛を乞う歌』がすべてを持っていきます! 諏訪部順一さんver.もすごいです。本当にぜひ、ぜひ一聴を!

「宝塚」の斉藤恒芳さんが手がけられた楽曲はどれも素晴らしく「紅華ワールド」に存分に浸ることができます。まさに、さらさたち紅華乙女の「強く、正しく、美しい」歌と劇伴曲の集大成! しばらくはリピート再生決定です。

『情熱大陸』『Another Sky』『冷静と情熱のあいだ』等のヒット曲を、ツアーメンバーの「美しくも熱いうねり」を活かして新規レコーディングした2枚組。
なかでも『エトピリカ』のダイナミックなアレンジが素晴らしいです!
ソロデビュー25年を超えて、さらなる「情熱への進化」が予想される葉加瀬太郎さんですが、本アルバムは「集大成」などではなく、次なる飛躍への踏み台となることでしょう。
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いつものトリオに、Alain Bruelのアコーディオンが加わり、より華やかな楽曲を楽しめる。
特に『The Way You Look Tonight』なんて、パリのカフェでくつろいでいる気分に。心が躍りだしそう♪
おすすめの一枚です。
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D'ACCORD
セルジュ・デラート・トリオ・ウィズ・アラン・ブルエル
澤野工房
2013T




1曲目のバッハからYO-YO MAの世界観に飲み込まれ、ドヴォルザーク、ブラームズからピアゾラまでの名曲を堪能できる。
優しくて力強いヨーヨーマのチェロに、バンドネオンの旋律がからみつき、ギターの爪弾きが彩を添えて……。
まさに休日の午後に心地良い「プレミアムな時間」を手軽かつ存分に味わえる一枚だ。
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Classic Yo-Yo
Yo-Yo Ma
Imports
2016-08-19


LDACコーデックに対応した新製品WF-1000XM4の発表を機に、外出用の有線イヤホンから買い替えることにしました。
WALKMANのハイレゾ再生でもワイヤレス。良い時代になったものです!
あくまでも、ワイヤレスイヤホン初心者の実機購入レビューとなります。また先入観をなくすため、動画(YouTuberのレビューと称するメーカ宣伝)は見ていません(見る気もない)。

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・LDACコーデックに対応しているから、金ぴかWALKMAN NW-WM1Z、軽量アルミWALKMAN NW-ZX100のハイレゾ楽曲の、デジタルなのにまろやかな音感を存分に楽しめます。この機能・性能が欲しかった! マルチペアリングも簡単。
・思ったより軽い! これだけ機能てんこ盛りで7.3グラムはスゴイ。そして「耳への装着性向上。エルゴノミック・サーフェース・デザインで従来より接触面を増やし装着安定性を実現」とのうたい文句はダテではなく、本当に耳の内側にフィットするんです!
・マスク着脱の際に、いちいちイヤホンを外す手間から解放される。これ重要。
・汗や急な雨から守ってくれる防滴機能はありがたい。これからの夏の季節も安心というもの。
・ノイズキャンセリング機能が力を発揮するのは、飛行機の座席でなんです(ノイキャンWALKMANで体験済)。エンジンや空調の騒音が劇的に低減されます。他の方のレビューから、本イヤホンではあまり期待していませんが、屋外での風切り音、カフェでの周囲の会話音の低減には役に立ちそうですね。バッテリー消費を考えると、僕はこの機能を常用する気はありませんが。
・ヘッドホンを装着したまま、会話ができる新機能「スピーク・トゥ・チャット」は、今度試してみよう。
・ケースも小さくて良いです。小さいは正義。
・ポータブルバッテリーを持ち歩いているから、USB-Cによる急速充電(5分充電で60分再生可能)はありがたい。
・欲を言えば……ストラップ穴を用意してほしかったです。理由は「落下防止」のためにワイヤで左右をくくってみたいから。(COOLじゃないか。でも、落下故障の恐怖を考えたら現実的ですよね。)
・要改善……ノイズキャンセリング機能ONで聴いていると、接続が一瞬途切れる不愉快な現象あり。早急にアップデートしてもらう必要があります。(プロセッサの性能によるものなら致命的だな。)

ハイエンドヘッドホンMDR-Z1R等と音の質を比べてはいけないし、粗を探せばいくらでも出るのでしょうが、SONYのドラマチックかつ挑戦的な技術には感謝しかありません。僕は本イヤホンで音楽を存分に楽しみます。
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ジャケットを含めて全文英語表記ですが、日本語版には、久石譲さんの69歳の誕生日に捧げられた前島秀圀さんの詳細な解説書が付きますので、これだけでも価値があろうというもの。単なる映画音楽の技法ではなく、世界観を根底に最初からイメージを組み立てる方法論は、なるほどです。
・『il porco rosso - Madness』がオーケストラとのメリハリが効いて、何といっても素晴らしい仕上がり。オリジナルの「My Lost City」収録バージョンと聞き比べるのも面白い。
・最後を締める曲『Merry-Go-Round』は「FREEDOM : PIANO STORIES 4」に収録された『人生のメリーゴーランド』の変奏曲。原曲よりも艶やかさが目立ち、とても心地良いです。

久石譲さんの魂が込められたCD2枚組。これだけ雅で精緻な楽曲を楽しめてたったの3000円? ありがとうございます!
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Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi
久石 譲
Universal Music
2020-02-21





最初は別のトランジスタ式プリメインアンプの購入を考えていたのだが、突然「真空管の音」を試したくなり、清水の舞台から飛び降りる気持ちで真空管パワーアンプを購入した。お値段380,000円なり。
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で、ヘッドホンアンプ(ハイレゾDAC)SONY TA-ZH1ESをプリアンプとして活用することにした。
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このパワーアンプ、ライン入力が2系統用意されていて便利だ。
・VARIABLE入力:CDプレーヤーのアナログ出力を接続。ボリュームはパワーアンプのつまみで調整。
・DIRECT入力:プリアンプ(ヘッドホンアンプ)のアナログ出力を接続。ボリュームはプリアンプのつまみで調整。これは主に金ぴかハイレゾWALKMAN NW-WM1Zの音を聴くためだ。
VARIABLE/DIRECTの切り替えスイッチは背面にある。これは少々面倒だな。

スピーカー出力は1系統だけど、インピーダンス別に3端子用意されている。僕のONKYO D-TK10は4オームの端子に接続して、と。
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横幅は420mmもあるが、奥行きが230mmとコンパクトなので、僕のカオス部屋にも置けると判断したのだ。ダークブラウンの外装も良い感じ。
これで、CDプレーヤー(D-N150)とパワーアンプ(MQ-88uC)がラックスマンで揃ったことになる。
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それじゃ、電源を入れましょう。
4本の真空管KT88(スロバキア、JJ社製)の仄かなオレンジの灯りが、雰囲気を盛り上げてくれる。
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暖気運転は1分以上必要らしい。5分ほど待って、VARIABLE入力のCDプレーヤーの音を聴いてみよう。
・リズと青い鳥「girls,dance,staircase」より牛尾憲輔『reflexion,allegretto,you』……「希美」と「みぞれ」の繊細、あまりにも繊細な感情が目の前に溢れ出てくるようだ。
・「etupirka~Best Acoustic~」より葉加瀬太郎『シシリアン・セレナーデ』……ヴァイオリンの豊潤な音色!
・「D'ACCORD」よりSERGE DELAITE TRIO with ALAIN BRUEL『I CAN'T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE』……アコーディオンの音色が気持ち良い。
全体的なハートフルな音と言おうか、聴いていて「にんまり」させられる。これが真空管アンプなんだな!

いったん電源を切り、入力をDIRECTに切り替える。お次は、ヘッドホンアンプTA-ZH1ESの音を入れてみる。スピーカー音量も気持ち上げてみた。
・AKB48『365日の紙飛行機』……おおっ、山本彩が目の前で歌ってくれているような臨場感! CDレシーバCR-N755(笑)とはこんなにも差があるのか。
・「Best Of Bowie」よりDavid Bowie『Modern Love』……ベースラインくっきりでリズム良し。パワフルなボーカルが、よりパワフルに迫る。
・「Dear Jupiter」より平原綾香『Jupiter』……どこまでも伸びる歌声が、僕の感性を高みへ連れて行ってくれるようだ。

うん、SONYハイレゾDAC+Luxman真空管パワーアンプって、いけるやん!
買ってよかった。
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よし、音楽を! ぞんぶんに楽しもう!



Victorのウッドコーンスピーカーには前々から興味があったが、手を出せずにいた。このたび、スピーカー一体型のシステムが発売されたことを知り、購入を決意した。これは居間のテーブルの上に鎮座し、主に後期高齢者の母が使用することとなる。
2013年に買ったSONYラジカセCFD-RS500Cの買い替えとなる。その音の差は歴然だ。

ウッドコーンスピーカーの音色は本当に素晴らしく、ヴァイオリンの旋律、ピアノのアタック、ボーカルの瑞々しさも迫力もダイレクトに伝わってくる。タブレットのBluetoothも簡単につながり、Youtubeを高音質で楽しめている。
正面にレイアウトされた電源、CDトレー開閉、再生スイッチなどは使い勝手も良く、本体の操作性は満点だ。
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そんな本機にも欠点が二つ存在する。まず、動作が遅い。電源を入れて3秒、CDトレー開閉スイッチを入れて2秒後にトレーが開く。CD再生スイッチを押して3秒たってから再生が始まり、曲送り釦を押して次の曲が始まるのは2秒後ときた。ICチップ云々ではなく、あきらかにアプリケーション・ソフトウェア側、ユーザー・インタフェース設計に問題あり、だ。母も「遅いなぁ」と嘆いていた。まぁ、これは慣れるしかないか。

我慢できないのは、うじゃうじゃと小さなボタンが配置されたリモコンだ。はっきり言って使えない。
主役の「CD再生釦」、パッと見てわかりますか?
このリモコン、ビクター社が本気で開発したのですか? 一度、CFD-RS500Cのリモコンを見てみませんか?
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本製品のターゲット層はミドル層のみならず、シニア層も含まれるはず。後継品はユーザー・インタフェースを見直すべきだ。その際、EX-D6/D7にも使える新しいリモコンを別売りしてくれると嬉しいな。

文句を連ねてしまったが、本体の質感と音質はとても満足度が高く、買ってよかったと思う。

オーディオ・システム入れ替え計画も、はや中盤に。少し寄り道してヘッドホンアンプの購入となった。

SONY Signature Seriesと銘打ち、金ぴかハイレゾWALKMAN NW-WM1Z、ハイエンドヘッドホンMDR-Z1R、めちゃ高ヘッドホンアンプTA-ZH1ESの3点が発売されたのは2016年10月のこと。当時は「クレイジー!」と思ったものだが、まさかそのすべてを自分が買い揃えることになるとは思ってもいなかった。
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ずしりと重い4.4kg。
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重いのもそのはずで、「極めて高い剛性を誇る、新開発のFBW(Frame,Beam and Wall)シャーシ」が奢られている。アルミブロックからの押し出し加工とな? 納得だ。
背面。この豊富な入出力端子につられて購入したのだ。ハイレゾWALKMANの出力をDSD変換し、プリアウト端子からメインアンプへ接続し、スピーカーで聴くのだ。
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それでは、金ぴかハイレゾWALKMAN NW-WM1Zの楽曲をアンプ代わりのONKYO CR-N755(笑)の大音量で再生してみよう。スピーカーはONKYO D-TK10だ。
AKB48『365日の紙飛行機』……伸びやかなボーカルに艶が加わり、気持ち良い響き。ハーモニーも素晴らしい。
TRUE『DREAM SOLISTER』……金管のきらびやかな響きが2割増しになって魂に届く。そんな感じ。
桜坂しずく(前田佳織里)『Solitude Rain』……ミュージカルソングの躍動感に引っ張られる気持ちになる。
麻枝准×やなぎなぎ『君という神話』……ヴァイオリン、ピアノ、ギターのアンサンブルの「聞こえなかった音」が前に出てきた!

言葉もない! これまでに体験したことのない音! DSD再生って素晴らしい!

お次はアンプを買うぞ!


スピーカーをONKYO D-TK10に買い替えたのを機に、部屋のオーディオ・システムを入れ替えることにした。
音質を確保するためか、高級オーディオ機器の標準は横幅430mmだ。これでは僕のカオスな部屋に置くことは難しい。かといってもうCDレシーバは嫌だし……。
ちょうど良いのがあった。
LUXMAN D-N150、ジャストA4サイズのCD専用機。これにした。
(お値段178,600円。楽天の逸品館で購入。)
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RCAケーブルも奮発してaudioquest MACKENZIE(0.5m)を購入した。
(Amazonで15,058円。ちと高いな。)
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カオス部屋の一角に場所を確保し、アンプ代わりのONKYO CR-N755(笑)に接続。いざ、聴かん。

「四月は君の嘘 僕と君の音楽帳」よりサン=サーンス『序奏とロンド』……力強く、ときに繊細に鳴る篠原悠那のヴァイオリンと阪田知樹のピアノが、まるで目の前で演奏されているように拡がってゆく。
「Time has come」より葉加瀬太郎&古澤巌『SWINGIN' BACH_Improvisation sur Le le mouv. du Concerto en Re min.』……ジャズのバッハ。渡辺香津美の切れ味鋭いギターに、二人のヴァイオリンがからんでくる。良いなぁ。
「異国迷路のクロワーゼ The Animation オリジナルサウンドトラック」より羊毛とおはな『世界は踊るよ、君と。』……19世紀パリに迷い込んだかのような心地良いサウンドがそこにある。

求めていた瑞々しさと艶やかさがそこにある。音の入口と出口を変えるだけでこんなにもかわるんだな。買ってよかった!
次はアンプだ!




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